JP3081735U - ヘルメット内蔵式ハンドレス電話 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘルメットをかぶった状態で、便利で快適に
ハンドレス携帯電話を使用することができるヘルメット
内蔵式ハンドレス電話を提供する。 【解決手段】 このヘルメット内蔵式ハンドレス電話
は、ヘルメット１０に音声発信受信回路１１を取付け、
音声を発信受信する受話器１２およびスピーカー１３を
取付ける。そして、その受話器１２から受信される音声
と、スピーカー１３から送信される音声を拡大処理する
拡大回路、通話機能の実行に必要な電源供給装置、音声
を調節し、ならびにスイッチの役目もする音量調節装置
１６によって、通話を行なうのである。このヘルメット
１０をかぶることにより、直接、無線送信方式で、ある
いはコードによって携帯電話に接続することで通話が可
能になる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はヘルメット内蔵式ハンドレス電話に関する。

【０００２】

【従来の技術】

携帯電話とは、文字通り携帯式の電話であり、使用上便利なため、現在広く使 用されている。 しかし一方で、最近携帯電話の使用による問題が多く提起されている。携帯電 話を使用する際に発信される電磁波が人体に有害であるという問題もさることな がら、運転中の使用が危険であるという問題が注目されている。携帯電話の使用 が原因で起こる事故は後を絶たず、政府は運転中の携帯電話の使用を禁止してい る。

【０００３】 現在一般に使用されているハンドレス携帯電話は、基本的に、マイク、イヤホ ーン、そして、携帯電話に接続されるコードからなっている。使用する際は、ま ず、コードを携帯電話に接続し、耳につけたイヤホーンと口の所に伸びたマイク とによって通話するようになっている。したがって、電話を手で持つ必要がなく 、使用上安全である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述のようなハンドレス携帯電話には欠点がある。例えば、こ のハンドレス携帯電話では、ヘルメットをかぶる前にイヤホーンをつける必要が あり、時に面倒さを感じてつけないことがあり得る。また、ヘルメット内の空間 という見地上にも問題が生ずる。一般にヘルメットを選ぶ場合、頭部にきっちり と合うサイズを選ぶのが普通である。よって、ヘルメットをかぶった時、マイク とイヤホーンをつける充分な空間がないと考えられる。したがって、このような 形式のハンドレス携帯電話は、使用の際、ヘルメットに押付けられることになり 、多くの使用者が不快と感じている。 したがって、本考案の目的は、ヘルメットをかぶった状態で、便利で快適にハ ンドレス携帯電話を使用することができるヘルメット内蔵式ハンドレス電話を提 供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の課題を解決するための本考案のヘルメット内蔵式ハンドレス電話は、ヘ ルメットに発信と受信ができる回路を取付け、音声を発信受信する受話器および スピーカーを取付ける。そして、その受話器から受信される音声と、スピーカー から送信される音声とを拡大処理する装置、通話機能の実行に必要な電源供給装 置、ならびに音声を調節し、スイッチの役目もする音量調節装置によって、通話 を行なうのである。このヘルメットをかぶることにより、直接、無線送信方式で 、あるいはコードによって携帯電話に接続することで通話が可能になる。 本考案のヘルメット内蔵式ハンドレス電話は、ヘルメットと携帯電話を結合さ せ、一体化した製品である。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案はヘルメット、あるいは他の帽子にも応用でき、それをかぶることによ り、ハンドレスで通話ができる。以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す る。 図１から図３に示したのは、本考案の第一実施例によるヘルメット内蔵式ハン ドレス電話である。このハンドレス電話は、ヘルメット１０内に内蔵されている 。ヘルメット１０内には、無線式の音声発信受信回路１１が取付けられており、 一定の距離内で携帯電話２０の音声信号を発信受信可能である。受話器１２は、 マイクの類の、外部で発せられた音声を受ける装置で、音声発信受信回路１１を 通して音声を携帯電話に送信する。スピーカー１３は、音声発信受信回路を通し て、携帯電話が受けた音声を出す。拡大回路１４は、受話器１２が受信、ならび にスピーカー１３が送信した音声を拡大処理する。電源供給装置１５は、中に電 池１５１が入ったケース、あるいは、蓄電池のような装置で、通話を実行するた めの電源を提供する。音量調節装置１６は、つまみかボタンの類で、音量を調節 し、電源スイッチの役目も果たす。

【０００７】 上述の構造により、ヘルメット１０をかぶることで、使用者は受話器を通して 通話をすることができる。そして、スピーカー１３により、通話の相手が発した 音声を聞き取ることができる。音量調節装置１６を使うことで、通話の音量を調 節することが可能である。そして、通話が終了すれば、電源を切ることができ、 電源の節約をすることが可能である。さらに、受話器１２は、枢軸部１２１でヘ ルメット１０に取付けられており、その上、受話器１２は湾曲延長管１２２でヘ ルメット１０に接続されている。受話器１２は旋回、あるいは湾曲により、受話 器の位置を調整することができる（図４を参照）。

【０００８】 本実施例は、無線送信の方式で携帯電話２０を使用する場合である。つまり、 携帯電話２０が発した信号周波数と音声発射受信回路１１が受けた周波数とが一 致すれば、携帯電話２０はコードなしにハンドレスで使用可能なのである。 本考案のハンドレス電話は、有線送信方式を取ることも可能である。図５から 図８に示す本考案の第二実施例によるヘルメット１０には、音声周波数挿し込み 口１７があり、この音声周波数挿し込み口１７は送信コード１８の接続ヘッド１ ８１に挿し込むようになっている。携帯電話２０は、送信コード１８を使ってハ ンドレス電話に接続され、通話を行なう。しかし、音声周波数挿し込み口１７に 水や異物が入ると、送信状況に影響したり、故障したりする可能性がある。そこ で、ヘルメット１０には音声周波数挿し込み口１７を保護するための防水カバー １９を取付けられている。

【０００９】

【考案の効果】

本考案のヘルメット内蔵式ハンドレス電話は、ヘルメットをかぶることで直接 、ヘルメットに内蔵のハンドレス電話によって通話ができるので、使用上便利で 、使い心地に優れ、安全面からも優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第一実施例によるヘルメット内蔵式ハ
ンドレス電話を示す斜視図である。

【図２】本考案の第一実施例によるヘルメット内蔵式ハ
ンドレス電話の右側断面図である。

【図３】本考案の第一実施例によるヘルメット内蔵式ハ
ンドレス電話の左側断面図である。

【図４】本考案の第一実施例によるヘルメット内蔵式ハ
ンドレス電話の使用時の状態を示す斜視図である。

【図５】本考案の第二実施例によるヘルメット内蔵式ハ
ンドレス電話を示す斜視図である。

【図６】本考案の第二実施例によるヘルメット内蔵式ハ
ンドレス電話の右側断面図である。

【図７】本考案の第二実施例によるヘルメット内蔵式ハ
ンドレス電話の左側断面図である。

【図８】本考案の第二実施例によるヘルメット内蔵式ハ
ンドレス電話の使用時の状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ ヘルメット １１ 音声発信受信回路 １２ 受話器 １３ スピーカー １４ 拡大回路 １５ 電源供給装置 １６ 音量調節装置 １７ 音声周波数挿し込み口 １８ 送信コード １９ 防水カバー ２０ 携帯電話 １２１ 枢軸部 １２２ 湾曲延長管 １５１ 電池 １８１ 接続ヘッド

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ヘルメットの内側に取付けられ、無線で
   通信するか、またはコードにより携帯電話に接続して有
   線で通信することが可能で、前記ヘルメットをかぶるこ
   とでハンドレスで通話可能なヘルメット内蔵式ハンドレ
   ス電話であって、 所定の距離内で携帯電話の音声信号を無線で発信および
   受信可能であるか、または送信コードにより携帯電話の
   音声信号を発信および受信可能である音声発信受信回路
   と、 前記送信コードが挿入され、前記送信コードを通して携
   帯電話が音声信号を送信し、防水カバーがかけられてい
   る音声周波数挿し込み口と、 外部から発信された音声を受け前記音声発信受信回路を
   通して音声が送信され、前記ヘルメットに接続された湾
   曲延長管を有し、その湾曲延長管により位置を調整可能
   である受話器と、 前記音声発信受信回路により、携帯電話が受信した音声
   を出すスピーカーと、 前記受話器が受信し前記スピーカーが送信した音声を拡
   大処理する拡大回路と、 通話を実行するための電源を供給し、内部に電池が収容
   されている電源供給装置と、 音量を調節する機能、ならびに電源スイッチとしての機
   能を有する音量調節装置と、 を備えることを特徴とするヘルメット内蔵式ハンドレス
   電話。