JP3081606U - 絵画用支持体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、絵を描く支持体に額縁と一体化
させることで手軽に絵画に取り組むことができるように
する。 【解決手段】 スチレンボード１を本体として、底面
にシナ合板２を付着し、側面に桧材３を付着させ、上面
に桧材４を付着し、木材部分を額縁の形態にすること
で、絵を描く支持体と額縁が一体化した絵画用支持体が
できあがる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、額縁付きの絵画用支持体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の絵画用支持体は、絵画を作り終わった後に額縁を購入し付けていた。絵 の出来上がりに合わせ、額縁を選ぶのが一般的で額縁も絵の一部と考えられてい る。また、作品保護も額縁には大切な役割を担っている。しかし、絵が出来た後 に額縁を購入するのは手間がかかり、出来た絵に対したいへん高価なものになる 。趣味として描いた絵よりも額縁の値段の方が、高くなるといったことが起こる のである。 油絵を描くキャンパスは、麻布を木枠に張ったもので、木材を使って囲む額縁 を着けることは困難であり、木製パネルや紙を支持体とする絵画も木材を使って 囲む額縁を着けた状態にするのは困難である。また、額縁は木製のほかアルミニ ウムや鉄とあるが、上記のキャンパスや木製パネル、紙に着けるのは困難である 。 スチレンボードは主に工作用材料に使われており、看板の文字等にも使われて いる。スチレンボードは、絵画の支持体として使用できるが、単純に絵を描くの ならばキャンパスや木製パネルや紙など従来の支持体の方が便利である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

額縁の値段は安いものから高いものと幅があり、出来た絵画に合うものを選ぶ にはそれなりの経済的負担がかかる。また、出来上がってから購入しに行かなく てはいけないので時間的負担がかかる。従って、はじめから額縁が絵画用支持体 についていることにより前述の欠点を解決しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、スチレンペーパー材に紙が着いてできているスチレンボードを本体 とし、底面と側面、上面を木材で囲み着けることで額縁となる。絵を描く部分と 額縁がいっしょになることで問題点を解決することとなる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本体であるスチレンボードの底面全体に薄い木材を貼り、次に側面全体に薄い 木材を貼る。最後に上面に薄い木材を貼るのだが全面に貼るのではなく枠の形を とることで額縁の形態になる。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って説明する。本体部であるスチレンボード１は、スチレ ンペーパー材１ａに紙１ｂが上部と下部に付着して構成されている。そのスチレ ンボードの底面に木材のシナ合板２を接着剤で接着させる。シナ合板を使用する のは、強度であり加工が簡単にできるからである。

【０００７】 スチレンボードの側面には紙は着いていないので揮発性以外の接着剤を使用し なくてはならない。スチレンペーパーはシンナー等の揮発する溶剤に溶けてしま うからである。底面の後、スチレンボード１の側面に桧の木材３を接着剤で接着 させる。桧を使用するのは、自然な仕上がりになるからである。

【０００８】 スチレンボード１の上面に桧の木材４を接着剤で接着させる。桧の木材４は、 図３の桧の木材４ａように形状を変えることで絵画と一体化した額縁を自由自在 に作ることができる。

【０００９】 シナ合板２と桧の木材３と桧の木材４の隙間を補修剤で埋めることで強度が増 し、水分の浸透を防ぐことになる。

【考案の効果】

絵画を描く部分の本体と額縁が一体化した本考案は、額縁部分が木材でできて いるので絵画にあった形状にできると同時に絵画にあった着色もできる。それに より低予算で思い通りの絵画を制作することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の図１のＡ−Ａ断面図である。

【図３】本考案の図２の他の実施の形態を示す断面図で
ある。

【符号の説明】

１ 本体部 ２ 底面部のシナ合板 ３ 側面部の桧 ４ 上面部の桧

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】スチレンペーパー材に紙が着いてできてい
   るスチレンボードの底面と側面、上面に木材を着けて囲
   むことで額縁ができ、絵を描く部分と額縁が一体化する
   ことを特徴とする絵画用支持体