JP3080225U - 多機能ホルダー - Google Patents

多機能ホルダー

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JP3080225U
JP3080225U JP2001001308U JP2001001308U JP3080225U JP 3080225 U JP3080225 U JP 3080225U JP 2001001308 U JP2001001308 U JP 2001001308U JP 2001001308 U JP2001001308 U JP 2001001308U JP 3080225 U JP3080225 U JP 3080225U
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實 須藤
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サンエース株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品保持部を構成する屈曲自在の線状体の基
台内への収納性を向上させた多機能ホルダーを提供す
る。 【構成】 基台1と、基台1内に収容される屈曲自在の
線状体50と、線状体50の先端部に取付けられた挟持
部7とを備えた多機能ホルダーであって、基台1を下部
基台30と上部基台10とから構成し、線状体50の基
端部を下部基台30に固定して、下部基台30と上部基
台10とを相対的に回動させることにより、線状体50
を基台1内に収納した状態と、線状体50を基台1から
繰出して延出させた状態に変位可能とした。線状体50
を所定の形状に屈曲させるだけで、線状体50を物品保
持部5として使用することが可能となり、また、線状体
50を基台1内に巻き込んでコンパクトに収納すること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、メモ、カード、写真、原稿用紙などを挟持して保持できる機能を備 えると共に、携帯電話、マウス、筆記具などを収容して保持できる機能を備えた 多機能ホルダーに関する。 特に、本考案は、挟持部及び物品保持部を適宜の姿勢で支持できる基台を備え た多機能ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のクリップの例として、実開平6−53157号公報に開示されたような 携帯用メモ・クリップがある。この携帯用メモ・クリップは、台となる容器と、容 器に立設され、折畳まれて容器に収納される支持棒と、支持棒の先端部に取付け られる紙挟みとを具備しており、メモ・クリップとして使用する場合には、台と なる容器に形成したねじ穴に、屈曲自在の支持棒の基端部に形成したねじ部を螺 合して、支持棒を立設した状態で使用する。また、使用しない場合には、台とな る容器から支持棒を取外して、支持棒を容器内に収納している。
【0003】 また、従来のクリップ装置の例として、実開平5−95776号公報に開示さ れたようなクリップ装置がある。このクリップ装置は、手指が与え得る程度の大 きさの外力で可塑性現象を起す長い線状体の先端に人形を取付け、この人形の開 閉動作をなし得る部分にクリップを内蔵しており、使用する場合には、線状体を 所定の形状に変形させて台座やフック部を形成して、クリップにメモ用紙やカー ドを挟持してカード立てや吊下用具として使用している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、実開平6−53157号公報に開示されたような携帯用メモ・ クリップは、クリップとして使用する場合には、屈曲自在の支持棒の基端部に形 成したねじ部を、台となる容器に形成したねじ孔に螺合する必要があり、また、 クリップとして使用しない場合には、支持棒を、台となる容器から取外して容器 内に収納しなければならないため、その取扱が煩雑となる。 特に、支持棒を台となる容器内に収納する場合には、台となる容器から支持棒 を取外して、支持棒を所定の形態に屈曲して容器内に収納しなければならないた め、支持棒の収納作業が煩雑となる。
【0005】 また、実開平5−95776号公報に開示されたようなクリップ装置は、クリ ップを支持する線状体を適宜の形態に屈曲させることはできるが、線状体は外部 に露出したままであるため、クリップ装置として使用する場合には、線状体は所 定の機能を発揮するが、クリップ装置として使用しない場合には、線状体が邪魔 となりコンパクトに保管できなくなる虞がある。
【0006】 このように、従来のクリップ或はクリップ装置は、使用形態によっては所定の 機能を発揮することができるが、クリップ部分を支持する支持棒或は線状体を、 コンパクトにかつ簡単に収納することは考慮されていなかった。
【0007】 本考案は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、物品保持部を構成する屈 曲自在の線状体を、基台内に簡単に収納できると共に基台内から簡単に繰出して 所定の形態で使用できるように構成した多機能ホルダーを提供することを目的と する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、基台と、基台内に収容 される屈曲自在の線状体と、線状体の先端部に取付けられた挟持部とを備えた多 機能ホルダーであって、基台は、相対的に回動可能な下部基台と上部基台とから なり、線状体の基端部を下部基台に固定して、下部基台と上部基台とを相対的に 回動させることにより、線状体を基台内に巻回して収納した状態と、線状体を基 台から繰出して延出させた状態に変位可能であることを特徴とする。 このように構成することにより、多機能ホルダーとして使用する場合には、先 端部に挟持部を備えた線状体を基台から繰出して延出して、線状体を所定の形状 に屈曲させるだけで、所望の使用形態で使用することが可能となる。また、上部 基台に対して下部基台を相対的に回動させることにより、線状体を基台内に巻き 込んでコンパクトに収納することが可能となる。
【0009】 また、上記目的を達成するために、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載 の考案において、線状体は、基台から繰出して延出させた状態で物品保持部とし て機能することを特徴とする。 このように構成することにより、多機能ホルダーとして使用する場合には、挟 持部にメモやカードなどを挟持して保持できると共に、基台から繰出して延出し た線状体を所定の形状に屈曲させて、携帯電話や筆記具などの物品の保持部とし て使用することが可能となる。
【0010】 さらに、上記目的を達成するために、請求項3に記載の考案は、請求項1また は2に記載の考案において、基台に小物収納部を形成したことを特徴とする。 このように構成することにより、使用形態にかかわらず、小物収納部にクリッ プなどの小物を収納することができる。また、線状体を基台から繰出して延出さ せて、線状体を所定の形状に屈曲させた状態で、携帯電話や筆記具等の物品を線 状体に保持させる場合に、これらの物品の下端部を小物収納部に挿入することに より、安定した状態で保持することが可能となる。
【0011】 さらに、上記目的を達成するために、請求項4に記載の考案は、請求項1〜3 のいずれかに記載の考案において、基台、線状体及び挟持部のうちの少なくとも 一つは、携帯電話の着信信号を感知して報知する着信信号報知部として機能する ことを特徴とする。 このように構成することにより、物品保持部に携帯電話を保持して収容してお いた場合に、携帯電話が着信信号を受信すると、基台、線状体及び挟持部のうち 少なくとも一つに設けた着信信号報知部は、着信信号を感知して報知することが 可能となる。
【0012】 本考案は基本的には以上のように構成されるが、下部基台の裏面に、粘着性シ ートやマグネットを付設して、基台を傾斜面、垂直面或は天井面に貼設した状態 で使用することもできる。また、挟持部の化粧カバーを、蛍光塗料を含有させた 合成樹脂材料で形成することにより、照度の低い場所でも、多機能ホルダーの存 在を容易に確認することもできる。さらに、挟持部に照明機能を付設して、多機 能ホルダーを簡易照明スタンドとして利用することもできる。さらにまた、挟持 部に時計機能を付設して、時計或はタイマーとして利用することもできる。タイ マーとして利用する場合は、多機能ホルダーをパソコンなど事務用品のサイドに 設置して、作業者の作業時間を管理する機器として利用することもできる。 さらに、基台内に重量物であるウエイトを設けることにより、基台を安定した 状態で配置することができる。また、線状体を基台内に収納した状態では、多機 能ホルダーは卓上アクセサリーとして使用することもできる。 また、物品保持部として機能する線状体は、軟質金属製の芯材を柔軟性を備え た素材、例えば、布製材料や皮革製材料で被覆した線状体を使用することもでき る。この場合、基台への線状体の収納、繰出し操作時に、摺動抵抗の小さい材料 を使用することが望ましい。また、挟持部を上部基台の略中央部に配置して、挟 持部の直下に小物収納部を形成して、挟持部が小物収納部を閉鎖する蓋として機 能するように構成することもできる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、添付した図面に基づいて、本考案の実施の形態に係る多機能ホルダーを 説明する。まず、図1〜図7に基づいて、本考案の実施の形態に係る多機能ホル ダーを説明する。 この実施の形態に係る多機能ホルダーは、基台1と、この基台1内に収納され 、物品保持部5として機能する屈曲自在の線状体50と、この線状体50の先端 部に取付けられた挟持部7とから概略構成されており、挟持部7だけを使用する クリップスタンドとして使用する形態、物品保持部5だけを使用するホルダーと して使用する形態、及び物品保持部5と挟持部7を併用する多機能ホルダーとし て使用する形態などの種々の形態で使用することができる。
【0014】 図1及び図2に示すように、基台1は、上部基台10と下部基台30とから構 成されており、上部基台10と下部基台30は相対的に回動可能に構成されてい る。図2において、上部基台10に対して下部基台30を回転方向Dの方向に回 転させると、線状体50が基台1内に収納されて、図3〜図6に示す形態となり 、また、上部基台10に対して下部基台30を回転方向Cの方向に回転させると 、線状体50が基台1内から繰出されて、図1に示す形態となる。なお、この第 1実施の形態では、上部基台10及び下部基台30は硬質合成樹脂製材料から一 体成形されているが、金属製材料などの他の適宜の材料から成形することもでき る。 上部基台10は、略半球形状に形成されており、凸面となる表面の左右に、挟 持部7の第二挟持部材75の外形形状と略相似形の挟持部嵌合部11と、この挟 持部嵌合部11に隣接して小物収納部12が凹設されている。また、挟持部嵌合 部11には、線状体50を挿通して案内すると共に挟持部7の第1挟持部71と 第2挟持部76の外形形状と略相似形の線状体案内部13が凹設されている。 なお、線状体案内部13は、上部基台10と別体に形成して、後述する案内板 17の線状体案内孔20と上部基台10の線状体案内部13の開口とを連結する ように構成してもよい。この場合、別部材として形成する線状体案内部(図示し ない)は、後述する第1挟持部71及び第2挟持部76と線状体50の先端部5 1との結合部の外形形状と略相似形に形成するか、或は、後述する略截頭円錐台 形状のカバー(第1挟持部71及び第2挟持部76と線状体50の先端部51と の結合部を被覆するカバー)の外形形状と略相似形に形成する。 また、上部基台10の裏面の略中央に、上部基台10に対して下部基台30を 相対的に回動させるための軸支部14が、さらに、上部基台10裏面の軸支部1 4を中心とした略対称位置に突出ピン15が、それぞれ下方に突出するように形 成されている。
【0015】 さらに、上部基台10の下端外周縁部には、下部基台30の環状外周壁部34 の上端縁部35の内周面側と掛合する環状掛合段部16が形成されており、上部 基台10を下部基台30に組付けて基台1を構成した場合に、上部基台10と下 部基台30が相対的に回動できるようにしている。 また、上部基台10の裏面には、上部基台10の略裏面全体を被覆するように 、線状体50を下部基台30の線状体収納部31内に案内する線状体案内孔20 を備えた円板形状の案内板17が、上部基台10の裏面に突設した突出ピン15 を案内板17に穿設したピン係止孔18に係止させて固着されている。ここで、 案内板17の略中央部には軸支部嵌合孔19が穿設されており、この軸支部嵌合 孔19に、上部基台10の裏面に突設した軸支部14を嵌合させて固定する。ま た、案内板17は、その外周端縁部が上部基台10の下端外周縁部及び下部基台 30の環状外周壁部34の上端縁部35と所定の間隔を有するように形成され、 上部基台10と下部基台30との相対回動を妨げないようにしている。
【0016】 下部基台30は、円形板状体の外周端部を上方に屈曲して、下部基台30の外 周に環状外周壁部34を有する略有底円筒形状に形成されており、下部基台30 の内面には、上部基台10を回動自在に支持する旋回軸39を保持する軸受部3 6と、線状体50を巻回状態で保持する線状体巻回部33が下部基台30の中心 を中心として略同心円状に突設して形成されている。また、環状外周壁部34の 表面には、所定間隔で突起38が形成されており、上部基台10を把持した状態 で、上部基台10に対して下部基台30を相対的に回動させた際に、環状外周壁 部34の突起38に手指を接触させて滑らないようにしている。 ここで、軸受部36の突設高さは、上部基台10を下部基台30に組付けた状 態で、案内板17の下面とわずかに接触する高さに設定されており、また、線状 体巻回部33の突設高さは、上部基台10を下部基台30に組付けた状態で、線 状体50の巻回及び繰出動作を妨げないように、案内板17の下面から所定の間 隔を有するような高さに設定されている。
【0017】 また、下部基台30の線状体巻回部33と環状外周壁部34との間には、線状 体50を収納する線状体収納部31が形成されると共に、線状体巻回部33と軸 受部36との間には、線条体50の基端部53を係止固定する線状体固定部32 が形成されている。ここで、線状体固定部32は、図7に示すように、線状体巻 回部33と一体に連続して形成されており、線状体巻回部33の周壁の一部を、 線状体50の径と略同じ幅に切欠いて切欠部42を形成し、この切欠部42から 線状体50の幅と同じ幅で、線状体50の基端部53をクランク状に係止するよ うに形成されている。
【0018】 物品保持部5は、軟質金属製の芯材54に適宜の軟質合成樹脂製材料を被覆し た線状体50で形成されており、基台1から繰出して延出させた状態で適宜の形 状に変形させて、後述するような所望の使用形態で使用できるようにしている。 この線状体50の先端部51は、挟持部7を構成する第1挟持部材70と第2挟 持部材75との間に確実に固定されるように、軟質合成樹脂製材料の被覆を剥し た芯材54の部分に、適宜数の係止溝52を形成している。そして、これらの係 止溝52に、後述する第1挟持部71と第2挟持部76の内面に形成された複数 の係止片77を噛合わせることにより、線状体50の先端部51に挟持部7を確 実に取付けて固定している。なお、軟質金属製の芯材54を被覆する軟質合成樹 脂製材料は、基台1への線状体50の収納、繰出し操作時に、摺動抵抗の小さい 材料を使用することにより、線状体50の収納及び繰出し操作を容易としている 。
【0019】 線状体50の中間部分の長さは、図4、図6及び図7に示すように、下部基台 30の線状体収納部31の全体に線状体50を巻回して収納した場合に、挟持部 7が上部基台10の挟持部嵌合部11に載置された状態を確保できる長さに設定 されている。また、線状体50の基端部53は、上部基台10に対して下部基台 30を相対的に回動させて、線状体50を上部基台10から繰出した場合に、下 部基台30の線状体固定部32から外れないように、線状体固定部32に固定さ れる。この場合、図7に示すように、線状体50の基端部53を線状体固定部3 2に確実に固定するために、線状体30の基端部53は、クランク状に屈曲され ている。
【0020】 挟持部7は、図2及び図5に示すように、第1挟持部材70、第2挟持部材7 5と、化粧カバー80、挟持バネ81及び挟持板82から構成されている。また 、第1挟持部材70の中央部には、化粧カバー80の内面に突設して形成したネ ジ孔を備えたボス84を嵌合するボス嵌合穴72が凹設されており、このボス嵌 合穴72の端部はネジ83を挿通させる大きさに縮径されて、第2挟持部材75 の内面に突設して形成したボス78の端部と当接するように形成されている。ま た、第1挟持部材70の第1挟持部71及び第2挟持部材75の第2挟持部76 の内面には、線状体50の露出した芯材54の部分に形成した係止溝52に噛合 う係止片77がそれぞれ形成されている。 そして、後述するように、挟持部7を構成する各部材は、1本のネジ83を用 いて、線状体50の先端部51に一体に組付けられる。 なお、挟持部7と線状体50の先端部51との結合部、即ち、第1挟持部71 及び第2挟持部76と線状体50の先端部51との結合部を略截頭円錐台形状の カバー(図示しない)で被覆して、挟持部7を上部基台10の挟持部嵌合部11に 整合させた場合に、カバーの外面が線状体案内部13の内面と整合するようにし てもよい。
【0021】 本考案の実施の形態に係る多機能ホルダーを構成する各構成部材は、以上のよ うに形成されており、各構成部材は、以下のようにして組立てられる。 (1)図7に示すように、下部基台30の線状体固定部32に、線状体50の基 端部53を切欠部42でクランク状に折り曲げて装着する。この場合、線 状体固定部32に基端部53を確実に固定するために、基端部53の径を 拡径するか、或は基端部53にテープなどを巻きつけて太くしてもよい。 (2)その後、線状体固定部32に基端部53を固定した線状体50を、線状体 巻回部33に数回巻きつけるか、或は、巻きつけることなく、その先端部 51を案内板17の線状体案内孔20、上部基台10の線状体案内部13 に、それぞれ挿通する。 (3)次に、図4に示すように、上部基台10と案内板17とを、上部基台10 の軸支部14と突出ピン15を、案内板17の軸支部嵌合孔19とピン係 止孔18にそれぞれ挿入して、上部基台10と案内板17とを仮止めする 。この際に、上部基台10の内面と案内板17との間に、基台1を使用状 態で安定させるように、ウエイト43を配置しておくこともできる。 (4)次に、一体に組付けた上部基台10と案内板17のサブアセンブリを、下 部基台30の上面に載置する。この場合、下部基台30の環状外周壁部3 4の上端縁部35の内周面に、上部基台10の下端縁部に形成した環状掛 合段部16を掛合させる。
【0022】 (5)下部基台30に上部基台10を載置させた状態で、下部基台30の軸受部 36に、外方に突出する下部フランジ40を有する円筒状の旋回軸39を 挿入して、この旋回軸39の上端部を上部基台10の軸支部14の下端部 に当接させて、軸支部14の下端部と旋回軸39の上端部との間に案内板 17を挟持した状態で、この当接部分を高周波溶着して、上部基台10の 軸支部14と旋回軸39とを一体に溶着して結合する。この場合、旋回軸 39の下部フランジ40は、軸受部36の開口下端部に環状に形成した掛 合段部37に掛合するため、上部基台10に対して下部基台30が回動自 在に取付けられる。その後、さらに、旋回軸39にネジ41を挿入して、 上部基台10の軸支部14に螺合して、上部基台10と旋回軸39とを確 実に固定する。 (6)次に、上部基台10に対して下部基台30を回動して、線状体50を、線 状体収納部31全体に収納するように線状体巻回部33に巻き付けて、上 部基台10の線状体案内部13から突出する線状体50の長さを適宜の長 さに調整して切断する。この場合、線状体巻回部33に巻き付ける線状体 50の長さは、線状体50を完全に巻き取った際に、挟持部7が、上部基 台10の挟持部嵌合部11に整合するような長さに調整する。 (7)その後、線状体50を上部基台10から適宜の長さ引出して、線状体50 の先端部51を、芯材54を露出させるように軟質合成樹脂製材料の被覆 を引き剥す。また、露出した芯材54の表面に、第1挟持部71と第2挟 持部76の内面に形成した係止片77が係合する係止溝52を形成する。 (8)最後に、図2及び図5に示すように、第1挟持部71と第2挟持部76と の間に、線状体50の露出した芯材54の部分に形成した係止溝52に、 各挟持部71、76の内面に形成した係止片77が噛合うように係止する と共に、第1挟持部材70の上面に、挟持板82、挟持バネ81及び化粧 カバー80を順次重ねた状態で、第2挟持部材75のボス78、ボス嵌合 穴72及びボス84のネジ孔に、ネジ83を螺合することにより、線状体 50の先端部51に挟持部7を組付けて、多機能ホルダーの組立が完了す る。
【0023】 次に、以上のように組立てた本考案の実施の形態に係る多機能ホルダーの使用 例を説明する。 本考案の実施の形態に係る多機能ホルダーは、図1に示すように、基台1から 線状体50を繰出して延出した形態と、図3〜図6に示すように、上部基台10 の挟持部嵌合部11に、挟持部7が整合された形態で使用することができる。 まず、図1に示すように、基台1から線状体50を繰出して延出した形態では 、挟持部7にメモ、カード、写真、原稿用紙などを挟持して保持できるクリップ スタンドとして使用することができる。この使用形態では、線状体50をコイル 形状に屈曲させて使用してもよいし、真直ぐに直立させたり、横方向に突き出す ようにしたり、或は、基台1を机上面よりも高い位置に置いて、挟持部7を基台 1よりも下方に位置させることもできる。また、この使用形態では、上部基台1 0に形成した小物収納部12にクリップなどの小物物品を収納することができる 。
【0024】 また、基台1から線状体50を繰出して延出した状態で、線状体50をコイル 形状に屈曲して物品保持部5として機能させて、この物品保持部5に筆記具を収 容してホルダーとして使用することができる。さらに、線状体50を適宜形状に 屈曲して物品保持部5として機能させて、携帯電話、マウス、眼鏡などの物品を 収容してホルダーとして使用することもできる。この場合には、上部基台10に 形成した小物収納部12内に、携帯電話、マウス、眼鏡などの物品の下端部を位 置させて、安定した状態で物品を保持させる。
【0025】 ここで、図8に示すように、本考案の実施の形態に係る多機能ホルダーを携帯 電話を収容して保持するホルダーとして使用する場合には、基台1、線状体50 及び挟持部7のうちの少なくとも一つに、携帯電話100の着信信号を感知して 報知する着信信号報知部(図示しない着信信号感知センサーを内蔵している)を設 けると共に、基台1、線状体50及び挟持部7の内の少なくとも一つに、発光或 は点滅発光する光源(図示しない)を内蔵設置する。また、上部基台10の適所に 、携帯電話100の着信信号を感知したときに報知するスピーカ90と、着信信 号報知部を作動状態及び不作動状態に切換えるスイッチ91を設けている。 そして、携帯電話100を収容するホルダーとして使用する場合には、物品保 持部5に携帯電話100を収容して、上部基台10に設けたスイッチ91を切換 えて着信信号報知部を作動状態とする。この状態で携帯電話100が着信信号を 受信すると、この着信信号を、基台1、線状体50及び挟持部7のうち少なくと も一つに設けた着信信号報知部が感知して、基台1、線状体50及び挟持部7の うち少なくとも一つに内蔵した光源が点滅或は発光すると共に、スピーカ90か ら携帯電話100が着信信号を受信したことを報知する。
【0026】 また、図3〜図6に示すように、上部基台10の挟持部嵌合部11に、挟持部 7が整合した形態では卓上アクセサリーとして使用することができし、また、挟 持部7にカードやメモなどを挟んで、そのままクリップスタンドとして使用する こともできる。
【0027】
【考案の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の考案によれば、多機能ホルダーとして 使用する場合には、上部基台に対して下部基台を一方の方向(例えば、時計方向 C)に回転させることにより、先端部に挟持部を備えた線状体を基台から繰出し て延出させた状態で、線状体を所定の形状に屈曲させるだけで、所望の使用形態 で使用することが可能となる。また、線状体を基台内に収納して使用する場合に は、上部基台に対して下部基台を他方の方向(例えば、反時計方向D)に回転させ ることにより、線状体を基台内に巻き込んでコンパクトに収納した形態で使用す ることができる。
【0028】 請求項2に記載の考案によれば、請求項1に記載の考案が奏する効果に加えて 、多機能ホルダーとして使用する場合には、挟持部にメモやカードなどを挟持し て保持できると共に、基台から繰出して延出させた線状体を所定の形状に屈曲さ せて、携帯電話や筆記具などの物品の保持部として使用することが可能となる。
【0029】 請求項3に記載の考案によれば、請求項1または請求項2に記載の考案が奏す る効果に加えて、使用形態にかかわらず、小物収納部にクリップなどの小物を収 納することができる。また、線状体を基台から繰出して延出させて、線状体を所 定の形状に屈曲させた状態で、携帯電話や筆記具等の物品を線状体に保持させる 場合には、これらの物品の下端部を小物収納部に挿入してみだりに移動しないよ うに保持することにより、安定した状態で収納することが可能となる。
【0030】 請求項4に記載の考案によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の考案が奏す る効果に加えて、物品保持部に保持している携帯電話が着信信号を受信すると、 この着信信号を、基台、線状体及び挟持部のうち少なくとも一つに設けた着信信 号報知部が感知して報知できるので、携帯電話が着信信号を受信したことを携帯 電話の所有者に簡単に報知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の実施の形態に係る多機能ホル
ダーの斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す多機能ホルダーの分解斜視
図である。
【図3】図3は、本考案の実施の形態に係る多機能ホル
ダーの正面図であり、挟持部を基台に収容した状態を示
している。
【図4】図4は、図3のA−A線断面図である。
【図5】図5は、図4のB−B線断面図である。
【図6】図6は、本考案の実施の形態に係る多機能ホル
ダーを、一部切断して示す断面図である。
【図7】図7は、本考案の実施の形態に係る多機能ホル
ダーの線状体部分の収納状態を示す図である。
【図8】図8は、本考案の実施の形態に係る多機能ホル
ダーを携帯電話ホルダーとして使用する形態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 基台 10 上部基台 12 小物収納部 30 下部基台 5 物品保持部 50 線状体 51 先端部 53 基端部 7 挟持部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04M 1/21 H04M 1/21 M // B42F 1/02 B42F 1/02 A

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台と、該基台内に収容される屈曲自在の
    線状体と、該線状体の先端部に取付けられた挟持部とを
    備えた多機能ホルダーであって、前記基台は、相対的に
    回動可能な下部基台と上部基台とからなり、前記線状体
    の基端部を前記下部基台に固定して、前記下部基台と前
    記上部基台とを相対的に回動させることにより、前記線
    状体を前記基台内に巻回して収納した状態と、前記線状
    体を前記基台から繰出して延出させた状態に変位可能で
    あることを特徴とする多機能ホルダー。
  2. 【請求項2】前記線状体は、前記基台から繰出して延出
    させた状態で物品保持部として機能することを特徴とす
    る請求項1に記載の多機能ホルダー。
  3. 【請求項3】前記基台に、小物収納部を形成したことを
    特徴とする請求項1または2に記載の多機能ホルダー。
  4. 【請求項4】前記基台、前記線状体及び前記挟持部のう
    ち少なくとも一つは、携帯電話の着信信号を感知して報
    知する着信信号報知部として機能することを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の多機能ホルダー。
JP2001001308U 2001-03-13 2001-03-13 多機能ホルダー Expired - Lifetime JP3080225U (ja)

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