JP3080124U - 整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】バッグ内に収容すべき各種形態の小物入れ部材
をバッグ内に整然と整理した状態で収容できるようにし
たバッグ組合せ構造体を提供すること。 【解決手段】バッグ本体１と、前記バッグ本体内に収容
される各種形態の小物入れ部材２との組み合わせによっ
て構成されるものであり、前記バッグ本体の少なくとも
一方の内壁面４ａと、前記各種形態の小物入れ部材の一
部外壁面との間に、それぞれを個別に取付け取外し可能
とする接続手段６を設けてなり、接続手段が、ベルベッ
ト式ファスナーであり、ベルベット式ファスナーの一方
のファスナー素地７Ａをバッグ本体の少なくとも一方の
内壁面に縫着し、ベルベット式ファスナーの他方のファ
スナー素地７Ｂを各種形態の小物入れ部材の一部外壁面
に縫着したものからなる整理収容機能を具備するバッグ
組合せ構造体。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、新規な構造のバッグに関するものであり、特に、バッグ内に収容す べき各種形態の小物入れ部材をバッグ内に整然と整理した状態で収容できるよう にした整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

周知のように、比較的大きなバッグは、多くの携帯物等を収容して用いることが できる。しかしながら、その反面、バッグ内部に収容した多くの携帯物は、バッ グ内において、無造作に詰め込まれた状態になっており、所望する携帯物をバッ グ内から瞬時に取り出すことができないという問題点を有していた。この問題を 解決する一手段として、バッグ内に各種ポケットを設けたバッグが提供されてい る。しかしながら、この種の各種ポケット付きバッグは、予め設けられているポ ケットの形態に対応する携帯物を収容するためのものにすぎない。しかも、この ず、各種ポケット付きのバッグにあっては、バッグ自体の構造が複雑なものとな ってしまい、その結果、コスト高になるという欠点を有していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、この考案は、上記する従来の比較的大きなバッグにみられる問題点並び に欠点を解消すべくなしたものであり、バッグ内に収容すべき各種形態の小物入 れ部材をバッグ内に整然と整理した状態で収容できるようにした整理収容機能を 具備するバッグ組合せ構造体を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、バッグ本体と、 前記バッグ本体内に収容される各種形態の小物入れ部材との組み合わせによって 構成されるものであり、前記バッグ本体の少なくとも一方の内壁面と、前記各種 形態の小物入れ部材の一部外壁面との間に、それぞれを個別に取付け取外し可能 とする接続手段を設けてなる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体を構成 するものである。

【０００５】 さらに、この考案は、前記接続手段が、ベルベット式ファスナーであり、前記ベ ルベット式ファスナーの一方のファスナー素地を前記バッグ本体の少なくとも一 方の内壁面に縫着し、前記ベルベット式ファスナーの他方のファスナー素地を前 記各種形態の小物入れ部材の一部外壁面に縫着したものからなる整理収容機能を 具備するバッグ組合せ構造体を構成するものでもある。

【０００６】 さらにまた、この考案は、前記各種形態の小物入れ部材が、セカンドバッグ、携 帯電話収納ケース、財布、小銭入れ、キーホルダーケース、定期入れ、名刺入れ 、キャッシュカード・テレホンカード入れ、切符・チケット入れ、ペン等収納ケ ース、手帳等収納ケース、パソコン等収納ケース、フロッピー等収納ケース、メ ガネ収納ケース、化粧用品収納ケース、化粧用具収納ケース、旅行用具収納ケー スあるいはこれらに類する携帯物収納ケース類であり、前記各小物入れ部材の一 部外壁面に、縁取り縫着処理によって統一化したベルベット式ファスナー素地を 縫着形成してなる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体を構成するもので もある。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、この考案になる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体について、図 面に示す具体的な実施例にもとづいて詳細に説明する。 図１は、この考案になる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体の具体的な 一実施例にあって、比較的大きなバッグ本体についての一例を示す概略的な斜視 図である。図２は、この考案になる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体 の具体的な一実施例にあって、その小物入れ部材の具体的な例を示すものであり 、図２Ａは、該小物入れ部材が、携帯電話収納ケースである例を示す概略的な斜 視図であり、図２Ｂは、該小物入れ部材が、各種カード、各種チケット、定期並 びに名刺等を収納する各種収納物収納ケースである例を示す概略的な斜視図であ り、図２Ｃは、該小物入れ部材が、財布・札入れ等である一例を示す概略的な斜 視図であり、図２Ｄは、該小物入れ部材が、キーホルダーケースである例を示す 概略的な斜視図であり、図２Ｅは、該小物入れ部材が、セカンドバッグである例 を示す概略的な斜視図である。

【０００８】 一方、図３は、この考案になる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体につ いて、その使用状態を示すものであって、バッグ本体の一部を破断して示す概略 的な斜視図である。

【０００９】 まず、この考案になる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体の基本構成に ついて、図１〜図３にもとづいて詳細に説明する。この考案になる整理収容機能 を具備するバッグ組合せ構造体は、比較的大きなバッグ本体１と、このバッグ本 体１内に収容される各種形態の小物入れ部材２との組み合わせによって構成され ている。

【００１０】 この考案において、前記バッグ本体１は、比較的大きな開口３を有する袋状部４ と、袋状部４に取り付けてある手提げベルト（あるいはショルダーベルト）５と を含むものからなっている。前記バッグ本体１は、布製、合成樹脂製あるいは革 製などのいずれのものであってもよい。

【００１１】 一方、この考案において、各種形態の小物入れ部材２とは、セカンドバッグ、携 帯電話収納ケース、財布、小銭入れ、キーホルダーケース、定期入れ、名刺入れ 、キャッシュカード・テレホンカード入れ、切符・チケット入れ、ペン等収納ケ ース、手帳等収納ケース、パソコン等収納ケース、フロッピー等収納ケース、メ ガネ収納ケース、化粧用品収納ケース、化粧用具収納ケース、旅行用具収納ケー スあるいはこれらに類する携帯物収納ケース類などを含むものとして構成される ものである。この考案にあって、前記各種形態の小物入れ部材２は、幾つかの具 体的な例を例示するものであって、上記する記載の範囲に限定されるものではな い。

【００１２】 図２各図にあって、前記各種形態の小物入れ部材２は、携帯電話収納ケース２Ａ であり（図２Ａ参照）、各種カード、各種チケット、定期並びに名刺等を収納す る各種収納物収納ケース２Ｂであり（図２Ｂ参照）、財布・札入れ等２Ｃであり （図２Ｃ参照）、キーホルダーケース２Ｄであり（図２Ｄ参照）、セカンドバッ グ２Ｅである。

【００１３】 さらに、この考案にあって、前記バッグ本体１と前記各種形態の小物入れ部材２ との間には、それぞれを個別に取付け取外し可能とする接続手段６が設けてある 。前記接続手段６は、一対のベルベット式ファスナー素地７Ａ、７Ｂの組み合わ せでなるベルベット式ファスナー７によって構成されるものである。

【００１４】 この考案になる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体にあって、前記バッ グ本体１の少なくとも一方の内壁面４ａ側に対して、前記ベルベット式ファスナ ー７の一方のファスナー素地７Ａが縫着により取り付けられており、前記各種形 態の小物入れ部材２の一部外壁面８側に対して、前記ベルベット式ファスナー７ の一方のファスナー素地７Ｂが縫着により取り付けられている。

【００１５】 この考案になる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体にあって、さらに重 要な点は、前記各種形態の小物入れ部材２に対する前記ベルベット式ファスナー ７の取付け形態にある。即ち、この考案において、前記各種形態の小物入れ部材 ２に対し、その一部外壁面８側に前記ベルベット式ファスナー７の一方のファス ナー素地７Ｂを取付けるにあたって、その少なくとも２つの縁に沿って、縁取り 縫着処理９によって、外観デザインの統一化を図っている。

【００１６】 この考案になる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体にあって、前記バッ グ本体１並びに各種形態の小物入れ部材２の各構成部材は、好ましくは、黒色を 基調にデザイン上の統一化を図っており、これに対して前記縁取り縫着処理９を 白色を基調とする素材によって構成し、尚且つ前記縁取り縫着処理９として、暗 がりにおいて光が当たると反射する再帰反射機能（リフレクト機能）を有する素 材によって構成する。この構成によって、より印象的なデザイン上の統一化が図 れる。

【００１７】 さらにまた、この考案になる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体にあっ て、上記するように黒色を基調とするバッグ本体１並びに各種形態の小物入れ部 材２の各構成部材に対し、好ましくは、黒色を基調とする織ネーム１０を取り付 けておくことができる。この黒色を基調とする織ネーム１０は、日中においては 、バッグ本体１並びに各種形態の小物入れ部材２の各構成部材に融合し、強いて 視認されることなく、暗がりにおいては、光源が照射された際、文字、記号、図 形等が視認されるようなリフレクタとして機能するように構成しておくことにお いて、より印象的なデザイン上の統一化が図れる。

【００１８】 この考案になる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体は、図３に示すよう な状態のもとに用いられる。すなわち、前記バッグ本体１に設けてあるベルベッ ト式ファスナー７の一方のファスナー素地７Ａに対して、その所望の部位に各種 形態の小物入れ部材２に設けてあるベルベット式ファスナー７の他方のファスナ ー素地７Ｂを重ね合わせることにより、前記バッグ本体１内の所望の位置に前記 各種形態の小物入れ部材２を取外し自在に取り付けておくことができる。

【００１９】

【考案の効果】

以上の構成になるこの考案の整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体によれ ば、まず、全ての構成部分が、簡単に入手可能な素材によって構成されている点 、少ない構成部材によって構成される点などにおいて、製造者サイドでは、製造 が容易であり、利用者側にあっては、経済的に有利である点において極めて有効 に作用するものといえる。

【００２０】 さらにまた、この考案になる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体によれ ば、バッグ本体の少なくとも一方の内壁面と、前記各種形態の小物入れ部材の一 部外壁面との間に、それぞれを個別に取付け取外し可能とする接続手段を設けた ことにより、バッグ本体内の所望の部位に各種形態の小物入れ部材を配列して支 持しておくことができ、バッグ本体内に収容した収容物を迅速に取り出すことが できる点において極めて有効に作用するものといえる。

【００２１】 さらにまた、この考案になる整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体によれ ば、前記各種形態の小物入れ部材として、セカンドバッグ、携帯電話収納ケース 、財布、小銭入れ、キーホルダーケース、定期入れ、名刺入れ、キャッシュカー ド・テレホンカード入れ、切符・チケット入れ、ペン等収納ケース、手帳等収納 ケース、パソコン等収納ケース、フロッピー等収納ケース、メガネ収納ケース、 化粧用品収納ケース、化粧用具収納ケース、旅行用具収納ケースあるいはこれら に類する携帯物収納ケース類を準備しておき、これらに対して、接続手段として のベルベット式ファスナー素地を縫着形成する際に、縁取り縫着処理を施すこと により、外観デザインの統一化を図った各種形態の小物入れ部材を提供すること ができるので、その点においても商品イメージの高揚に関連して極めて有効に作 用するものといえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、この考案になる整理収容機能を具備す
るバッグ組合せ構造体の具体的な一実施例にあって、比
較的大きなバッグ本体についての一例を示す概略的な斜
視図である。

【図２】図２は、この考案になる整理収容機能を具備す
るバッグ組合せ構造体の具体的な一実施例にあって、そ
の小物入れ部材の具体的な例を示すものであり、図２Ａ
は、該小物入れ部材が、携帯電話収納ケースである例を
示す概略的な斜視図であり、図２Ｂは、該小物入れ部材
が、各種カード、各種チケット、定期並びに名刺等を収
納する各種収納物収納ケースである例を示す概略的な斜
視図であり、図２Ｃは、該小物入れ部材が、財布・札入
れ等である一例を示す概略的な斜視図であり、図２Ｄ
は、該小物入れ部材が、キーホルダーケースである例を
示す概略的な斜視図であり、図２Ｅは、該小物入れ部材
が、セカンドバッグである例を示す概略的な斜視図であ
る。

【図３】図３は、この考案になる整理収容機能を具備す
るバッグ組合せ構造体について、その使用状態を示すも
のであって、バッグ本体の一部を破断して示す概略的な
斜視図である。

【符号の説明】

１ バッグ本体 ２ 各種形態の小物入れ部材 ２Ａ 携帯電話収納ケース ２Ｂ 各種収納物収納ケース ２Ｃ 財布・札入れ等 ２Ｄ キーホルダーケース ２Ｅ セカンドバッグ ３ バッグ本体の比較的大きな開口 ４ バッグ本体の袋状部 ４ａ バッグ本体の一方の内壁面 ４ｂ バッグ本体の他方の内壁面 ５ 手提げベルト（あるいはショルダーベルト） ６ 接続手段 ７ ベルベット式ファスナー ７Ａ ベルベット式ファスナーの一方のファスナー素地 ７Ｂ ベルベット式ファスナーの他方のファスナー素地 ８ 各種形態の小物入れ部材の一部外壁面 ９ 縁取り縫着処理 １０ 織ネーム

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バッグ本体と、前記バッグ本体内に収容
   される各種形態の小物入れ部材との組み合わせによって
   構成されるものであり、前記バッグ本体の少なくとも一
   方の内壁面と、前記各種形態の小物入れ部材の一部外壁
   面との間に、それぞれを個別に取付け取外し可能とする
   接続手段を設けたことを特徴とする整理収容機能を具備
   するバッグ組合せ構造体。
2. 【請求項２】 前記接続手段が、ベルベット式ファスナ
   ーであり、前記ベルベット式ファスナーの一方のファス
   ナー素地を前記バッグ本体の少なくとも一方の内壁面に
   縫着し、前記ベルベット式ファスナーの他方のファスナ
   ー素地を前記各種形態の小物入れ部材の一部外壁面に縫
   着したものからなることを特徴とする請求項１に記載の
   整理収容機能を具備するバッグ組合せ構造体。
3. 【請求項３】 前記各種形態の小物入れ部材が、セカン
   ドバッグ、携帯電話収納ケース、財布、小銭入れ、キー
   ホルダーケース、定期入れ、名刺入れ、キャッシュカー
   ド・テレホンカード入れ、切符・チケット入れ、ペン等
   収納ケース、手帳等収納ケース、パソコン等収納ケー
   ス、フロッピー等収納ケース、メガネ収納ケース、化粧
   用品収納ケース、化粧用具収納ケース、旅行用具収納ケ
   ースあるいはこれらに類する携帯物収納ケース類であ
   り、前記各小物入れ部材の一部外壁面に、縁取り縫着処
   理によって統一化したベルベット式ファスナー素地を縫
   着形成してなることを特徴とする請求項１に記載の整理
   収容機能を具備するバッグ組合せ構造体。