JP3079738B2 - 基板用シールドマルチコネクタ - Google Patents

基板用シールドマルチコネクタ

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JP3079738B2
JP3079738B2 JP04019594A JP1959492A JP3079738B2 JP 3079738 B2 JP3079738 B2 JP 3079738B2 JP 04019594 A JP04019594 A JP 04019594A JP 1959492 A JP1959492 A JP 1959492A JP 3079738 B2 JP3079738 B2 JP 3079738B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は前面パネルで接地電位に
短絡させる基板用シールドマルチコネクタの構成に係
り、特に該コネクタとしての低価格化を実現すると共に
基板に対する専有面積の狭小化を実現し、更に接地電位
への短絡を容易且つ確実化してコネクタとしての生産性
と特性の向上を図った基板用シールドマルチコネクタに
関する。
【0002】最近の電子機器におけるコネクタ分野で
は、装置としての小型化要求に対応しての小型化や電磁
界によるノイズ,静電気対策等が強く求められるように
なってきており、基板上の狭い領域に如何に多くのコネ
クタを確実なシールドを保って実装するかが大きな課題
となっている。
【0003】
【従来の技術】図4は従来の基板用シールドマルチコネ
クタを示す概略構成図、図5は複数の該コネクタを基板
に実装する場合を説明する図である。
【0004】なお図ではいずれもジャック側が基板に実
装される場合について説明する。図4で、回路基板1に
実装され前面パネル2で接地電位に短絡される基板用シ
ールドマルチコネクタ(以下単にマルチコネクタとす
る)11は、ジャックコネクタ(以下ジャックとする)12
とプラグコネクタ(以下プラグとする)13とで構成され
ている。
【0005】この内ジャック12は、一端が図示されない
ジャックコンタクトに形成され直角に曲げられた後の他
端が外部接続端子 12a′に形成されている複数のジャッ
ク端子12a と、該ジャック端子12a をジャックコンタク
トはその先端のみが窓から露出するようにまた外部接続
端子 12a′は所定長さが露出するように複数列(図では
2列)のマトリックス状に配置固定する絶縁体12b とか
らなっているが、特に該絶縁体12b の上記ジャックコン
タクト配置領域は誤挿入防止のため非対称形に突出して
形成されていると共に該ジャックコンタクト配置側の面
は該突出部の周壁外面に沿う筒状部 12c′を持つシール
ド金属板12c で覆われている。
【0006】また、該ジャックコンタクト配置領域の長
手方向両外側にはプラグ13に対するロック用フック12d
が突出して配設されていると共に、同方向の両端部近傍
には接地電位に繋がる前面パネル2への取付け孔12e が
設けられている。
【0007】一方プラグ13は、ジャック12の上記筒状部
12c′の外面をガイドとするシールド壁 13a′で囲まれ
た領域に上記ジャックコンタクトと接続する図示されな
いプラグコンタクトが植設されているプラグ本体13a と
該プラグ本体13a をプラグコンタクト側を除く周囲全面
でカバーするカバー13b とからなっている。
【0008】そして該カバー13b の内部で上記ロック用
フック12d と対応する位置には、該プラグ本体13a を上
記ジャック12と嵌合させたときの所定の停止位置で該ロ
ック用フック12d と噛み合ってプラグ13をロッキングし
得るロック爪13c が破線Aで示すように配設されてい
る。
【0009】そこで、上述したジャック12をその外部接
続端子 12a′が回路基板1の対応する位置に形成されて
いる端子孔1aと合致するように搭載した後半田付け等の
手段で該ジャック12を基板1に実装し、更にジャック12
前面の上記ロック用フック12d までを含む領域が角孔2a
として形成されている前面パネル2に取付け孔2b部分で
螺子止めすることで該ジャック12を回路基板1と前面パ
ネル2に保持固定することができる。
【0010】次いでコード3の複数の芯線をプラグ本体
13a の図示されない各プラグ端子に接続した後、該コー
ド3を含むプラグ13の上記シールド壁 13a′をジャック
12の筒状部 12c′をガイドとして該ジャック12に嵌合さ
せることで、回路基板1とコード3とを接続するマルチ
コネクタ1を構成することができる。
【0011】かかるマルチコネクタ1では、前面パネル
2とジャック12のシールド金属板12c ひいては筒状部 1
2c′とが螺子4を介して接続されるので、該筒状部 12
c′をガイドとするプラグ本体13a までも上記前面パネ
ル2に短絡させることができてシールド効果を確保する
ことができる。
【0012】複数のマルチコネクタを実装する場合を例
示する図5で、図4同様の回路基板1の端辺近傍には複
数個の図4で説明したジャック12が整列した状態で実装
されており、また該各ジャック12を接地電位に短絡する
前面パネル5には該複数個のジャック12を図4で説明し
た方法で固定し得る角孔5aと取付け孔5bが設けられてい
る。
【0013】そこで複数のジャック12の前面に図4同様
に前面パネル6を螺子止め固定することで各ジャック12
のシールド金属板12c を一括して接地電位に短絡させる
ことができる。
【0014】従って、各ジャック12と対応させて図4で
説明したプラグ13を個々に嵌合させることで1個の回路
基板5に複数のマルチコネクタ1を装着することができ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の構成にな
るマルチコネクタ1では、コネクタとしてのシールドを
確保する筒状部 12c′とシールド壁 13a′がジャック12
とプラグ13の嵌合時のガイドを兼ねているため両者を寸
法精度的に厳しく抑えなければならずそれぞれを形成す
るときに特別な技術を必要とすると共にジャック12とプ
ラグ13間のロックにロック用フック12d やロック爪13c
の如き部材が必要となるため生産性の向上を期待するこ
とができないと言う問題があった。
【0016】また、接地電位に繋がる前面パネルへの短
絡が螺子で該前面パネルに取り付けられるジャックのシ
ールド金属板を介するように構成されているため、前面
パネルすなわち接地電位への短絡が不安定になることが
あると言う問題があった。
【0017】更に1個の回路基板に複数のマルチコネク
タを装着する場合には、コネクタとしての完成品を単に
併設しているため価格的なメリットを生み出すことがで
きないと共に隣接するコネクタ間のピッチが該マルチコ
ネクタによって規制されることから回路基板に対する専
有面積の狭小化要求に対応することができないと言う問
題があった。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題は、前面パネル
で接地電位に短絡させる基板用シールドマルチコネクタ
が、基板実装用のジャックコネクタとプラグコネクタと
該各コネクタの接続領域に配される角筒形のハウジング
とからなり、 前記ジャックコネクタは、隣接する絶縁体
間を密着させる側面を有し且つ該各側面側には前記プラ
グコネクタに対するロック用の凹み孔がまた片側には前
記プラグコネクタに対する誤挿入防止用のガイド突起が
上記側面から突出しないようにそれぞれ設けられた絶縁
体に、ジャック端子が植設されて構成され、 前記プラグ
コネクタは、前記各ジャック端子に対応するプラグ端子
を配したプラグ完成体が、有底箱形で前記側面と対応す
る二面に前記凹み孔に対応するノッチと前記ガイド突起
に対応するスリットとが設けられた金属板からなるカバ
ーに位置決め固定されて構成され、 前記ハウジングは、
前記各コネクタそれぞれの接続側の案内された接近で該
各コネクタ相互が接続し得る貫通した内形を有すると共
に、該内形のプラグコネクタ側開口周辺に該開口周辺に
設けた壁を挟む固定片を備えて該開口周辺に装着される
角形金属片からなる短絡片を備えて構成され、 前記短絡
片が、前記ハウジングの前記前面パネルへの取付時に該
前面パネルに短絡する舌片を有すると共に、前記プラグ
コネクタを挿入したときに前記固定片が前記プラグコネ
クタの前記カバーと短絡するように形成されていること
を特徴とする基板用シールドマルチコネクタによって達
成される。
【0019】
【作用】一般に樹脂成形品の寸法精度は金属板成形品に
おける寸法精度よりもそのバラツキを小さくすることが
できる。
【0020】また1個の回路基板に複数のマルチコネク
タを整列して装着するときにその絶縁体を密着させて配
置装着すると、該回路基板に対する専有面積を小さくす
ることができる。
【0021】そこで本発明では、側面にプラグに対する
誤挿入防止用ガイド手段とロック手段とが形成された絶
縁体を使用した該側面方向で密着可能なジャックと、該
各手段に対応する手段がそれぞれの対応する位置に形成
されているカバーで覆われたプラグとを、前面パネルに
対して複数の舌片で接触する成形容易な短絡部材を具え
たハウジングを介して嵌合させて所要のマルチコネクタ
を構成するようにしている。
【0022】このことは、従来のマルチコネクタがそれ
ぞれ金属板からなるジャックの筒状部とプラグのシール
ド壁との嵌合をジャックとプラグ間のガイドとしている
ため両者を共に寸法精度的に厳しく抑えなければならな
いのに対して、本発明になるマルチコネクタではプラグ
のカバーのみを寸法精度的に厳しく抑えることで確実に
ガイドし且つ嵌合し得るマルチコネクタが構成できるこ
とを意味すると同時に、1個の回路基板に複数のマルチ
コネクタを整列して装着する場合には隣接するジャック
が密着し得ることを意味する。
【0023】また、従来のマルチコネクタが接地電位に
繋がる前面パネルとの短絡が該前面パネルと面接触する
シールド金属板でなされているのに対して、本発明にな
るマルチコネクタでは複数の舌片で該前面パネルと接触
する短絡部材を介しているため確実な短絡が実現し得る
ことを意味している。
【0024】従って、マルチコネクタとしての低価格化
と回路基板に対する専有面積の狭小化を実現すると共に
接地電位への短絡を容易且つ確実化ならしめることがで
きて生産性と特性の向上を期待することができる。
【0025】
【実施例】図1は本発明になるマルチコネクタの一例を
示す構成図、図2はプラグの構成方法を説明する図、図
3は複数のマルチコネクタを回路基板に実装する場合を
説明する図である。
【0026】なお図では図4同様にジャック側が回路基
板に装着される場合を例としているため、図4,図5と
同じ対称部材には同一の記号を付して表わしている。図
1で、回路基板1に実装され図4同様の前面パネル6で
接地電位に短絡されるマルチコネクタ61は、ジャック62
と該ジャック62を収容し得る角筒形で片側開口面に上記
前面パネル6に対する2箇所の取付けフランジ63a を持
つハウジング63および該ハウジング63内で上記ジャック
62に嵌合させられるプラグ64とで構成されている。
【0027】この内ジャック62は、一端が図示されない
ジャックコンタクトに形成され直角に曲げられた後の他
端が外部接続端子 12a′に形成されている図4で説明し
た複数のジャック端子12a と、該ジャック端子12a をジ
ャックコンタクトはその先端のみが窓から露出するよう
にまた外部接続端子 12a′は所定長さが露出するように
複数列(図では2列)のマトリックス状に配置固定する
絶縁体62a とからなっている。
【0028】そして特にこの場合の該絶縁体62a は、端
子列に沿う側面の片側にジャックコンタクト側端面から
奥行き方向に向かう線状のガイド突起62b とそれに繋が
る幅広部 62b′とが同じ高さ(厚さ)で形成されている
と共に、該ガイド突起62b の幅方向両側所定位置2箇所
には角形の凹み孔62c が形成されている。
【0029】また該絶縁体62a の上面には上記ハウジン
グ63に対する位置決め用の線状突起62d が上述した奥行
き方向に形成されている。そこで、該ジャック62を図4
で説明したように回路基板1に搭載した後半田付け等の
手段をとることで該ジャック62を回路基板1に実装する
ことができる。
【0030】また角筒形をなす上記ハウジング63は、内
形が上記ジャック62をその上面の線状突起62d を除く大
きさで円滑に貫通し得るように形成されていると共に、
その内形孔のフランジ形成面側開口のフランジ側近傍に
形成されている2箇所の矩形状凹み孔63b およびそれと
直交する周壁2箇所の計4箇所には抽出図(a) に示す如
く金属角片の一辺をほぼ3等分した後中央に位置する
片 63c′とその両端に位置する2個の舌片 63c″とを
それぞれ逆方向に折り曲げ成形した短絡片63cがその固
片 63c′が内側になるように装着されて構成されてい
るものである。
【0031】なお、該短絡片63c の固定片 63c′は金属
角片本体部分から上記ハウジング63の周壁厚さとほぼ等
しい間隔を保って 180°に折り返し成形されていると共
に舌片 63c″は鈍角に折り曲げ形成されているので、
短絡片63c を固定片 63c′が内側になるようにハウジン
グ63の周壁に嵌め込むことで図の如く該短絡片63c をハ
ウジング63に装着することができる。
【0032】なお該ハウジング63が取付けられる上記前
面パネル6には、該ハウジング63の上記フランジ63a の
取付け孔 63a′と対応する位置に取付け孔6aが形成され
ていると共に、該取付け孔6aでハウジング63を固定した
ときの該ハウジング63の上述した内形孔と対応する位置
には該内形孔とほぼ等しい大きさの角孔6bが形成されて
いる。
【0033】従ってハウジング63を図4で説明したよう
に該前面パネル6に螺子止め固定すると、該ハウジング
63に装着されている上記短絡片63c の舌片 63c″が所定
の接触圧力で該前面パネル6と接触するので確実に短絡
させることができる。
【0034】なお該ハウジング63の内形孔には、上述し
た絶縁体62a の線状突起62d と対応する位置(図では図
示されない領域)に該線状突起62d と嵌合する溝が形成
されているので、該溝と該線状突起62d を合わせること
で絶縁体62a ひいてはジャック62と該ハウジング63とを
位置決めした状態で嵌合させることができる。
【0035】一方、プラグ64は図2に示す如くプラグ完
成体64a とカバー64b および固定リング64c とで構成さ
れている。この内プラグ完成体64a は、ジャック62の絶
縁体62a のジャックコンタクト側端面と同じ大きさを持
つ板状の絶縁体 64a-2に図4のプラグコネクタ本体13a
に植設されているプラグ端子と同様のプラグ端子 64a-1
が上記ジャック62のジャックコンタクトと対応して植設
されているものであるが、該絶縁体 64a-2の側面複数箇
所(図では2個のみ記載)には角形の凹み孔 64a-2′が
形成されている。
【0036】また平坦な金属板を通常の深絞りプレス技
術等で有底箱状に形成されているカバー64b は、その周
壁を持つ箱部領域Bが上記絶縁体 64a-2をその周囲でほ
ぼ固定し得る大きさに形成されていると共に端子列方向
と平行する二辺には該箱部領域Bからそのまま延びるス
カート状突起 64b-1,64b-2が形成されている。
【0037】そして、該箱部領域Bには絶縁体 64a-2
所定位置まで挿入されたときの上記凹み孔 64a-2′と対
応する位置に内側に突出するノッチ 64b-3が形成されて
いると共に、上記スカート状突起 64b-1,64b-2にはその
片側(図では 64b-1)にジャック62の絶縁体62a をその
ガイド突起62b でガイドするためのスリット 64b-4が設
けられ、更に該絶縁体62a ひいてはジャック62が所定位
置で嵌合したときの該絶縁体62a の凹み孔62c と対応す
る位置には内側に突出するノッチ 64b-5が形成されてい
【0038】なお各スカート状突起 64b-1,64b-2は、上
記絶縁体 64a-2およびジャック62が挿入し易いように外
側に向けて僅かに彎曲して形成されていると共に、箱部
領域Bの底面部にはコード固定孔 64b-6が設けられてい
【0039】また鍔 64c-1を持つ固定リング64c はコー
ド3を上記カバー64b に固定するためのものである。そ
こで、複数の芯線を持つコード3を上記カバー64b と固
定リング64c に通してから各芯線をプラグ完成体64a の
対応する各プラグ端子に半田付け接続した後固定リング
64c のスリーブ部を例えばその周囲から押圧して該コー
ド3を固定して図の状態とした後、プラグ完成体64a を
スカート状突起 64b-1,64b-2の間に挿入すると同時に矢
印Cのようにコード3を引張って固定リング64c をコー
ド固定孔 64b-6に通して固定し、更にプラグ完成体64a
ひいては絶縁体 64a-2の凹み孔64a-2′とカバー64b の
ノッチ 64b-3とを嵌合させるとプラグ完成体64a とカバ
ー64b とが固定されて図1で説明したプラグ64を構成す
ることができる。
【0040】ここで、図1で説明した如く前面パネル6
に固定されたハウジング63を介在させた状態で回路基板
1に実装されているジャック62と図2で得られたプラグ
64とを上記ガイド突起62b とスリット 64b-4とを合わせ
て嵌合させると、ジャック62の絶縁体62a に形成されて
いる凹み孔62c とプラグ64のカバー64b に形成されてい
るノッチ 64b-5との嵌合によって該ジャック62とプラグ
64とをロッキングすることができる。
【0041】また、カバー64b はハウジング63に装着さ
れている短絡片63c の固定片 63c′と舌片 63c″を介し
て前面パネル6に短絡させられるので、コネクタとして
の確実なシールド効果を容易に得ることができる。
【0042】かかるコネクタ61では、形成容易な短絡片
63c が装着されているハウジングを設けることで確実に
シールドし得るコネクタを容易に実現することができ
る。複数のマルチコネクタを実装する場合を例示する図
3で、図5同様の回路基板1の端辺近傍には複数個の図
1で説明したジャック62が整列した状態で密着して実装
されており、また該各ジャック62を一括して収容するハ
ウジング8は図1で説明したハウジング63を上記ジャッ
ク62の数に合わせて長くしたものである。
【0043】なお特にこの場合の該ハウジング8に装着
する短絡片8a,8b は、例えば長い短絡片8aを形成した後
所要長さに合わせて該短絡片8aを切断することで短絡片
8b等如何なる長さの短絡片でも容易に得ることができ
る。
【0044】また接地電位に短絡する前面パネル7には
上記複数個のジャック62のジャックコンタクト配置領域
をカバーするに足る大きさの角孔7aと図1で説明した方
法で固定し得る取付け孔7bが設けられている。
【0045】そこで、該ハウジング8を前面パネル7に
螺子止め固定することで短絡片8a,8b を一括して接地電
位に短絡させることができる。また上記各ジャック62に
対応するプラグ64は図2で説明したものである。
【0046】従って、ハウジング8の内部にジャックコ
ンタクト側の一部が入り込んでいる状態にある各ジャッ
ク62に対応してプラグ64を嵌合させると、該プラグ64の
カバーが該ハウジング8に装着されている短絡片8a,8b
の内側に曲げられている舌片と接触するので確実な接地
電位への短絡を実現することができる。
【0047】更に、上記プラグ64の各カバー64b のスカ
ート状突起 64b-1,64b-2はいずれも外側に彎曲して形成
されているが、このことは該カバー64b ひいてはプラグ
64とジャック62との嵌合が該スカート状突起部分でもガ
イドされるので嵌合作業の容易化が図れると同時に隣接
するスカート状突起部分が接触してカバー64b 間ひいて
はプラグ64間の電位差がなくせるので、より確実な接地
電位への短絡を図ることができる。
【0048】
【発明の効果】上述の如く本発明により、コネクタとし
ての低価格化を実現すると共に基板に対する専有面積の
狭小化を実現し、更に接地電位への短絡を容易且つ確実
化してコネクタとしての生産性と特性の向上を図った基
板用シールドマルチコネクタを提供することができる。
【0049】なお本発明の説明では回路基板に実装する
コネクタがジャックコネクタである場合を例としている
が、これをプラグコネクタに代えても同等の効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるマルチコネクタの一例を示す構
成図、
【図2】 プラグの構成方法を説明する図。
【図3】 複数のマルチコネクタを回路基板に実装する
場合を説明する図。
【図4】 従来の基板用シールドマルチコネクタを示す
概略構成図。
【図5】 複数の該コネクタを基板に実装する場合を説
明する図。
【符号の説明】
1 回路基板 1a
端子孔 6,7 前面パネル 6a,7b 取付け孔 6b,7a 角
孔 12 ジャック端子 12a′ 外
部接続端子 61 基板用シールドマルチコネクタ 62 ジャックコネクタ(ジャック) 62a 絶縁体 62b ガ
イド突起 62b′ 幅広部(側面) 62c 凹み孔 62d 線
状突起 63,8 ハウジング 63a 取付けフランジ 63b 矩
形状凹み孔 63c,8a,8b 短絡片 63c′ 固
定片 63c" 舌片 64 プラグコネクタ(プラグ) 64a プラグ完成体 64a-1
ラグ端子 64a-2 絶縁体 64a-2
凹み孔 64b カバー 64b-1 ,64b
-2 スカート状突起 64b-3 ノッチ 64b-4
スリット 64b-5 ノッチ 64b-6
コード固定孔 64c 固定リング 64c-1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−292765(JP,A) 実開 昭62−152378(JP,U) 特表 平3−503102(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/56 - 13/72

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面パネルで接地電位に短絡させる基板
    用シールドマルチコネクタが、基板実装用のジャックコ
    ネクタとプラグコネクタと該各コネクタの接続領域に配
    される角筒形のハウジングとからなり、 前記ジャックコネクタは、隣接する絶縁体間を密着させ
    る側面を有し且つ該各側面側には前記プラグコネクタに
    対するロック用の凹み孔がまた片側には前記プラグコネ
    クタに対する誤挿入防止用のガイド突起が上記側面から
    突出しないようにそれぞれ設けられた絶縁体に、ジャッ
    ク端子が植設されて構成され、 前記プラグコネクタは、前記各ジャック端子に対応する
    プラグ端子を配したプラグ完成体が、有底箱形で前記側
    面と対応する二面に前記凹み孔に対応するノッチと前記
    ガイド突起に対応するスリットとが設けられた金属板か
    らなるカバーに位置決め固定されて構成され、 前記ハウジングは、前記各コネクタそれぞれの接続側の
    案内された接近で該各コネクタ相互が接続し得る貫通し
    た内形を有すると共に、該内形のプラグコネクタ側開口
    周辺に該開口周辺に設けた壁を挟む固定片を備えて該開
    口周辺に装着される角形金属片からなる短絡片を備えて
    構成され、 前記短絡片が、前記ハウジングの前記前面パネルへの取
    付時に該前面パネルに短絡する舌片を有すると共に、前
    記プラグコネクタを挿入したときに前記固定片が前記プ
    ラグコネクタの前記カバーと短絡するように形成 されて
    いることを特徴とする基板用シールドマルチコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の二面が、それぞれ外側に
    彎曲したスカート状突起に形成され且つ該スカート状突
    起の領域に、前記スリットと前記ノッチとが設けられて
    いることを特徴とする基板用シールドマルチコネクタ。
JP04019594A 1992-02-05 1992-02-05 基板用シールドマルチコネクタ Expired - Fee Related JP3079738B2 (ja)

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