JP3078525U - 掲示器伸張装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】弛むことなく掲示物を掲示する掲示器に関する
ものである。 【解決手段】掲示物１４，１５の下端部保持部１９−
１，１９−２および上端部保持部１７を掲示器の台座に
設けられた下端部係合部１１−１，１１−２および伸縮
機能を具備した縦竿に圧縮バネを設けてなる、前記縦竿
の上端部係合部７に装着して、前記圧縮バネの反発力に
より、前記掲示物の下端部および上端部の略中央保持部
を押圧し伸張させ、弛みを生じさせないことを特徴とす
る掲示器伸張装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、布、織布または紙等からなる掲示物の掲示器に係るものであり、詳 しくは、掲示物を弛むことなく掲示する掲示器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の掲示物は、旗、幟の形態で広く宣伝用として利用されているが 、旗、幟に使用されている布又は紙は素材のまま利用されていることは公知であ る。 布の上端部及び下端部を袋状に形成したものに、パイプ又は芯棒を挿入し、前 記パイプ又は芯棒の両端部に紐をつけ、もしくはパイプ内に紐を通し、上端部を 壁などの構造物のフックに係止し、下端部には錘をつけ、掲示物を垂下させるな どタペストリーとして公用されている。前述した下端部の錘に代えて調整装置を 用いて掲示物の張り具合を設定する方法が提案されているが、（特公平６−２７ ９９８参照）調整装置などの機構を必要とする問題点がある。

【０００３】 また、掲示物を掲揚するためには縦竿あるいは横竿の手段を利用する場合が多 い。掲示物を掲示するに際しては、縦竿を地面に据え置かれた台座に固定したり 、縦竿に並立する構築物に締結していた。幟などの掲揚物は、横竿で保持される としても、表面は弛み、しわなどが存在して優美性に欠け、掲示物としての使命 に重大な影響をかもし出し、さらには掲揚するために、構造物を利用するなど補 助手段を必要とするという問題点があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、従来の技術の有するこれらの問題点に鑑み創案されたもので、その 課題とするところは、多面方向から見る広告宣伝を可能とし、掲示物用掲示器に 圧縮バネを設け、前記圧縮バネの反発力により掲示物の上端部および下端部を押 圧し伸張させ、前記掲示物に弛みを生じさせない掲示器を提供することであり、 また、構造物を利用することなく掲示することが出来る。

【０００５】

【考案が解決するための手段】

布、織布または紙等からなる掲示物の下端部および上端部の略中央に保持部を 設け横竿が取り付けられた前記掲示物を、掲示物用掲示器の台座に設けられた下 端部係合部および伸縮機能を具備した縦竿に設けられた上端部係合部に装着して なる前記掲示器において、 前記縦竿に圧縮バネを挟着し前記圧縮バネの反発力により前記掲示物の下端部 および上端部の略中央保持部を押圧し伸張させ、前記掲示物に弛みを生じさせな いことを特徴とする、前記掲示物用掲示器における掲示器伸張装置。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、図面を用いて本考案の実施の形態を詳細に説明する。

【０００７】 図１は、掲示物用掲示器Ａの使用状態を示す斜視図であり、図２の、、掲示物 １４，１５の下端部に下端部横竿挿通口１８−１，１８−２を形成し下端部保持 部１９−１，１９−２を設け、前記下端部横竿挿通口１８−１，１８−２に下端 部横竿１２−１，１２−２を挿入し、また、掲示物１４，１５の上端部に上端部 横竿挿通口１６を形成し上端部保持部１７を設け、前記上端部横竿挿通口１６に 上端部横竿８を挿入し、下端部保持部１９−１，１９−２に下端部係合部１１− １，１１−２を装着し、また、上端部保持部１７に上端部係合部７を装着する。

【０００８】 図３は、掲示器Ａの台座９に下端部係合部１１−１，１１−２と縦竿受け１０ が縦竿受け止めネジ２０で固着されている。台座９にはスベリ止め１３が複数箇 所設けられている。縦竿受け１０に縦竿１が挿入され、上端部横竿８と下端部横 竿１２−１，１２−２が具備されている。

【０００９】 図４は、縦竿１の詳細を説明する。下部縦竿２の上部に上部挿入口３を設け下 部に下部縦竿下端部栓２−１を設ける。下部縦竿２の内部に圧縮バネ受け４にバ ネ受け上端部栓４−１とバネ受け下端部栓４−２が設けられ挿入されている。前 記圧縮バネ受け４の上部に圧縮バネ５を載置する。上端部係合部７が設けられた 上部縦竿６に下端部栓６−１が設けられ、下部縦竿２の上部挿入口３より上部縦 竿６を挿入し圧縮バネ５に接触するまで挿入する。

【００１０】 図５は、図４の補足図である。

【００１１】 図６は、他の実施例について説明する。図６（ａ）は、掲示物１４―１，１５ ―１の上端部に上端部横竿挿通口１６−１，１６−２を形成し上端部横竿８−１ ，８−２を挿入し、スリットが設けられた補助パイプ２１−１，２１−２に係着 して、２連上端部係合部７−１に装着する。図６（ｂ）は、掲示物１４−２，１ ５−２の上端部横竿挿通口１６−３，１６−４に上端部横竿８−３，８−４を挿 入し、スリットが設けられた補助パイプ２１−３に係着して、上端部係合部７− ２に装着する。

【００１２】 掲示物１４，１５の下端部保持部１９−１，１９−２および上端部保持部１７ を掲示器Ａの台座９に設けられた下端部係合部１１−１，１１−２および伸縮機 能を具備する縦竿１に設けられた上端部係合部７に装着して、縦竿１内の圧縮バ ネ受け４と上部縦竿６に挟着されるように圧縮バネ５を取り付け、圧縮バネ５の 反発力により掲示物１４，１５の下端部保持部１９−１，１９−２および上端部 保持部１７を押圧し伸張させ、掲示物１４，１５に弛みを生じさせない掲示器伸 張装置。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、上記に詳述したように、布、織布および紙等からなる掲示物の掲示 に関するもので、多方面から見る広告宣伝を可能とし、多方面同一掲示物又は別 々の掲示物を掲示し宣伝効果を上げることが出来る。掲示物の上端部および下端 部を、掲示器に設けた圧縮バネの反発力により、弛みが生じない掲示器を提供す ることにあり、また、移動も可能であり、組立も台座に縦竿を挿着し掲示物を係 止し簡単に組み上げることが出来る。収納にも全ての部品が解体可能なので場所 をとらずに収納することが出来る。価格面でも既成のパイプが使用でき部品点数 が少なく安価に出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 掲示物用掲示器の使用状態を示す斜視図

【図２】 掲示物用掲示器の一部枠組を示す斜視図

【図３】 掲示物用掲示器の枠組分解斜視図

【図４】 掲示物用掲示器の一部断面を示す主支柱の斜
視図

【図５】 掲示物用掲示器の主支柱の分解斜視図

【図６】 掲示物用掲示器の他の実施例

【符号の説明】

Ａ 掲示物用掲示器 １ 縦竿 ２ 下部縦竿 ２−１ 下部縦竿下端部栓 ３ 上部挿入口 ４ 圧縮バネ受け ４−１ 圧縮バネ受け上端部栓 ４−２ 圧縮バネ受け下端部栓 ５ 圧縮バネ ６ 上部縦竿 ６−１ 上部縦竿下端部栓 ７ 上端部係合部 ７−１ ２連上端部係合部 ７−２ 上端部係合部 ８ 上端部横竿 ８−１〜４ 上端部横竿 ９ 台座 １０ 主支柱受け １１−１ 下端部係合部 １１−２ 下端部係合部 １２−１ 下端部横竿 １２−２ 下端部横竿 １３ スベリ止め １４ 掲示物 １５ 掲示物 １６ 上端部横竿挿通口 １７ 上端部保持部 １８−１ 下端部横竿挿通口 １８−２ 下端部横竿挿通口 １９−１ 下端部保持部 １９−２ 下端部保持部 ２０ 主支柱受け止めネジ ２１―１〜３ 補助パイプ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】布、織布または紙等からなる掲示物の下端
   部および上端部に横竿挿通口を設け横竿を取り付け、略
   中央に保持部を設けてなる前記掲示物を、掲示物用掲示
   器の台座に設けられた下端部係合部および伸縮機能を具
   備した縦竿に設けられた上端部係合部に装着してなる前
   記掲示器において、 前記縦竿に圧縮バネを挟着し前記圧縮バネの反発力によ
   り前記掲示物の下端部および上端部の略中央保持部を押
   圧し伸張させ、前記掲示物に弛みを生じさせないことを
   特徴とする、前記掲示物用掲示器における掲示器伸張装
   置。