JP3077942U - 交換可能なローラースケート運動靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単独で一般のレジャー、スポーツシューズと
して、或いは異なる機能を有する靴台底部を組合せ、ロ
ーラースケート（或いはローラーブレーダー）シューズ
を形成し使用に供する交換可能なローラースケート運動
靴を提供する。 【解決手段】 主に靴１底部において凹槽１００を設置
し、該凹槽内には挿入ほぞ１０１を形成し、該挿入ほぞ
側面には嵌合孔１０２を設置する。靴中底受け１１は靴
底部に組合せ、該凹槽に対応する接合台２０を設置し、
該接合台上には穿孔２０１を形成した挿入槽２００を設
置し、該靴中底の挿入ほぞ及び嵌合孔と対応する。該接
合台側面には収容部２０２、及びストッパー板２０３を
設置し、安全ピン２２とバネ２１を組み合わせる。該安
全ピンは該バネ、該貫通孔、該穿孔を貫通し、該安全ピ
ン端は該挿入槽ほぞの嵌合孔に対応し挿入され、また該
安全ピン反対端には湾曲棒２３を固設し、以って該安全
ピンの伸縮作動に供する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の交換可能なローラースケート運動靴に関する。特に一種の単独 で一般のレジャー、スポーツシューズとしても使用可能で、また異なる機能を有 する靴台底部を組合せ、ローラースケート（或いはローラーブレーダー）シュー ズとしての使用も可能で、該靴台底部の組み立て、分解が迅速で、便利である交 換可能なローラースケート運動靴に係る。

【０００２】

【従来の技術】

一般に運動靴は、その使用機能に応じて異なる設計が為されている。例えば、 バスケットボールシューズ、ジョギングシューズ、登山靴、特殊運動専用靴（例 えばアイススケート靴、スケート靴、ローラーブレーダー等）等色の形も様々で ある。各種の特別装置を加えた靴は、使用者の様々な機能の必要に応じた選択の 幅を提供する。 しかし、これらのいわゆる運動専用靴（例えばアイススケート靴、スケート靴 ）は、専門の運動での使用を指定したもので、時間、場所等の素因の制限を受け 、普遍的実用性を具えていない。しかも、該靴の体積は大きく、空間を占拠し、 また普通の靴としての使用は不可である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記公知構造の欠点を解決するため、本考案は交換可能なローラースケート運 動靴の提供を課題とする。 それは、組み立て、分解が迅速で、便利なローラースケート用、或いはローラ ーブレーダー用靴台底部を提供し、交換可能な運動靴の構造を形成する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案は下記の交換可能なローラースケート運動靴 を提供する。 それは主に、靴底部において靴中底と靴中底受けを接着した構造を設置する。 該靴底部において凹槽を設置し、該靴中底受けに形成する貫通孔と該凹槽は対応 し、該凹槽内には下方に突出した挿入ほぞを形成し、該挿入ほぞ側面には嵌合孔 を設置する。該靴中底受けは靴底部に組合せ、該凹槽に対応する接合台を設置し 、該接合台上には挿入槽を設置し、該靴中底の挿入ほぞと対応し挿入、設置され る。かつ該挿入槽内壁には穿孔を形成し、該挿入ほぞの嵌合孔と対応し、該接合 台内側にはストッパー板、及び収容部を形成し、安全ピン、及びバネを収容する 。該安全ピンは該バネ、該貫通孔、該穿孔を貫通し、かつ該安全ピン前端は、該 挿入槽ほぞの嵌合孔に対応し挿入され、また該安全ピン外側端には湾曲棒を固設 し、以って該安全ピンの伸縮作動に供する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１、２が示すように、本考案は主に靴１底部において靴中底１０、靴中底受 け１１の構造を含む。 該靴中底１０底面には凹槽１００を設置し、該凹槽１００内には片側に寄り下 方に突出した挿入ほぞ１０１を形成する。該挿入ほぞ１０１に相対する内側壁面 には嵌合孔１０２を形成し、別に該凹槽１００外周にはわずかに突出した薄縁１ ０３を形成する。 該靴中底受け１１は該靴中底１０底部を密着状に包覆し、該靴中底１０の凹槽 １００、及び薄縁１０３に対応する位置には貫通孔１１０を形成する。該靴中底 １０の薄縁１０３は該靴中底受け１１の貫通孔１１０内壁にちょうどぴったりと 接触する（図１、２参照）。こうして、一般のレジャー用、スポーツ用シューズ の形態を形成する。

【０００６】 該靴１にセットする靴台底部２は、アイススケート用、ローラースケート用、 ローラーブレーダー用等の底部構造で、該靴台底部２上方には接合台２０を設置 し、該靴１底面の凹槽１００内に対応し収容される。また、該接合台２０上には 挿入槽２００を設置し、該靴中底１０の挿入ほぞ１０１と対応し挿入、設置され る。該挿入槽２００内壁には穿孔２０１を形成し、該接合台２０内側にはストッ パー板２０３を設置する。該ストッパー板２０３板面上には、該挿入槽２００壁 面の穿孔２０１と相互に対応する貫通孔２０４を形成する。該ストッパー板２０ ３と該挿入槽２００内壁間には収容部２０２を形成し、バネ２１を収容する。 安全ピン２２は、該ストッパー板２０３の貫通孔２０４、該バネ２１、及び該 挿入槽２００の穿孔２０１を貫通する。さらに、該安全ピン２２前端は、該挿入 槽２００内に装置される靴中底１０の挿入ほぞ１０１上に形成する嵌合孔１０２ に対応し挿入される。別に、該安全ピン２２本体部中段の適当な部位には、スト ッパーリング２２０を設置し、該接合台２０挿入槽２００に形成する穿孔２０１ 外側壁においてストッパーの役割を果たす。 湾曲棒２３は、該安全ピン２２の反対端と固定、設置する。該湾曲棒２３は予 め下向きの湾曲状を呈し、後段にはサポート点を有し、該接合台２０内側端辺上 において接触、サポートする（図２参照）。末端の棒端２３０はわずかに外向き に翻った形状を呈する。こうして、該湾曲棒２３の棒端２３０を利用し、サポー ト点は支点となり、固設する該安全ピン２２を引き動かし、該バネ２１の弾力作 用を利用し該安全ピン２２は往復伸縮状の動作を行う（図２、３参照）。

【０００７】 次に図１、２、３、４が示すように、組み立て使用時には、先ず該靴中底受け １１により該靴中底１０底面を包覆し、密着、固定し、かつ該貫通孔１１０、該 凹槽１００、該薄縁１０３を対応させる。こうして、一般レジャー、スポーツシ ューズとして使用可能な靴１の構造を形成する。 続いて、該形成された靴１を該靴台底部２と組合せローラーブレーダーとして 使用しようとする場合には、該靴台底部２において、該接合台２０の挿入槽２０ ０と該靴１底部凹槽１００内の挿入ほぞ１０１を対応させ、挿入し組み合わせる 。この時、該湾曲棒２３の棒端２３０により、該安全ピン２２のストッパーリン グ２２０はバネ２１を圧縮し、該安全ピン２２の前端を該挿入槽２００の穿孔２ ０１位置へ退出させる（図３参照）。該靴中底１０の挿入ほぞ１０１が該接合台 ２０の挿入槽２００内に挿入後、該湾曲棒２３の棒端２３０に対するサポートを 緩め、該安全ピン２２は該バネ２１の圧力により押され、該安全ピン２２の前端 は該挿入ほぞ１０１内の嵌合孔１０２内に係合、定位される（図２参照）。 こうして、該靴１と該靴台底部２を安定的に結合し、ローラーブレーダーとし ての使用を提供する（図４参照）。或いは、アイススケート用底部を組合せ、ア イススケート靴として使用することもできる。

【０００８】

【考案の効果】

上記のように、本考案は構造部品が少ないため、組み立て、分解が迅速で、便 利である。また、該靴は単独で、一般のレジャー、スポーツシューズとしても使 用可能であるため、経済的であり、さらに収納スペースを節減することもできる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の立体分解図である。

【図２】本考案靴と靴台底部の組合せ部分断面図であ
る。

【図３】本考案安全ピンの作動状態参考図である。

【図４】靴台底部を組合せた外観図である。

【符号の説明】

１ 靴 １０ 靴中底 １００ 凹槽 １０１ 挿入ほぞ １０２ 嵌合孔 １０３ 薄縁 １１ 靴中底受け １１０ 貫通孔 ２ 靴台底部 ２０ 接合台 ２００ 挿入槽 ２０１ 穿孔 ２０２ 収容部 ２０３ ストッパー板 ２０４ 貫通孔 ２１ バネ ２２ 安全ピン ２２０ ストッパーリング ２３ 湾曲棒 ２３０ 棒端

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主に靴底部において靴中底と靴中底受けを
   接着した構造を設置し、 該靴中底には凹槽を設置し、該靴中底受けに形成する貫
   通孔と該凹槽は対応し、該凹槽内には突出した挿入ほぞ
   を形成し、該挿入ほぞ側面には嵌合孔を設置し、 該靴中底受けは靴底部に組合せ、該凹槽に対応する接合
   台を設置し、該接合台上には挿入槽を設置し、該靴中底
   の挿入ほぞと対応し挿入、設置され、かつ該挿入槽内壁
   には穿孔を形成し、該挿入ほぞの嵌合孔と対応し、該接
   合台内側にはストッパー板、及び収容部を形成し、安全
   ピン、及びバネを収容し、 該安全ピンは該バネ、該貫通孔、該穿孔を貫通し、かつ
   該安全ピン前端は、該挿入槽ほぞの嵌合孔に対応し挿入
   され、また該安全ピン外側端には湾曲棒を固設し、以っ
   て該安全ピンの伸縮作動に供し、 こうして、単独で一般のレジャー、スポーツシューズと
   して、或いは異なる機能を有する靴台底部を組合せ、ロ
   ーラースケート又はローラーブレーダーシューズ等とし
   ての使用も可能であることを特徴とする交換可能なロー
   ラースケート運動靴。
2. 【請求項２】前記靴中底は前記凹槽外周においてわずか
   に突出した薄縁を形成し、前記靴中底受けには前記凹槽
   に対称する貫通孔を形成し、前記凹槽の薄縁は該貫通孔
   に収容され、その周囲縁は該貫通孔内壁にぴったりと接
   触することを特徴とする請求項１の交換可能なローラー
   スケート運動靴。
3. 【請求項３】前記靴中底受け上のストッパー板に形成す
   る貫通孔と前記挿入槽の穿孔は相互に対応することを特
   徴とする請求項１記載の交換可能なローラースケート運
   動靴。
4. 【請求項４】前記靴中底の安全ピンは、前記ストッパー
   板の貫通孔、前記バネ、及び前記挿入槽の穿孔を貫通
   し、前記安全ピン前端は、前記挿入槽内に装置される前
   記靴中底の挿入ほぞ上に形成する嵌合孔に対応し挿入さ
   れ、前記安全ピン中段の適当な部位には、ストッパーリ
   ングを設置し、前記挿入槽の穿孔外側壁においてストッ
   パーの役割を果たすことを特徴とする請求項１記載の交
   換可能なローラースケート運動靴。
5. 【請求項５】前記靴中底の安全ピン末端には、予め成型
   された湾曲棒を固設し、該湾曲棒の端は下向きの湾曲状
   を呈し、前記靴中底外に露出し、該湾曲棒の末端をサポ
   ート点とすることにより、前記安全ピンは往復伸縮状の
   動作を行い、こうして前記靴と前記靴中底の組み立て、
   分解が迅速、便利となることを特徴とする請求項４記載
   の交換可能なローラースケート運動靴。