JP3075175U - 車載用簡易取付型衝撃吸収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】助手席、後部座席の乗者を保護するための衝撃
吸収袋を提供する。 【解決手段】着脱自在の取付具を有し、各種形状の衝撃
吸収材よりなる車載用簡易取付型衝撃吸収装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は着脱自在の車載用簡易取付型衝撃吸収装置、特に助手席や後部座席に 用いられる車載用簡易取付型衝撃吸収装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

車の運転席用衝撃吸収装置については各種機能及び形状を有するものがあり、 安全対策に用いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来より車の運転者のための運転席用衝撃吸収装置、例えば衝撃吸収袋はある が、他の同伴者のための、例えば助手席や後部座席用の衝撃吸収袋のような装置 による安全対策はなされていないのが現状であり、そのための安全対策が望まれ 、具体的な手段の提供が望まれるところである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案者は前記の課題を解決するため、鋭意検討を重ねた結果、着脱自在の取 付具を有し、各種形状の衝撃吸収材例えば、空気注入手段を備えた任意形状のポ リマーフィルムよりなる袋や発泡ウレタン等のポリマーの発泡体を用いて、上記 の課題が解決できることを見出し、本考案に到達したものである。 即ち、本考案は、（１）着脱自在の取付具を有し、各種形状の衝撃吸収材より なる車載用簡易取付型衝撃吸収装置、（２）衝撃吸収材が空気注入手段を備えた 任意の形状のポリマーフィルムよりなる衝撃吸収袋である（１）の車載用簡易取 付型衝撃吸収装置、（３）衝撃吸収材がポリマーの発泡体よりなるものである（ １）の車載用簡易取付型衝撃吸収装置、（４）各種形状が円筒形状、長円形状、 動物の形状又はキャラクターの形状のものである（１）の車載用簡易取付型衝撃 吸収装置、（５）取付具がマジックテープである（１）の車載用簡易取付型衝撃 吸収装置、（６）取付具が前座席の金具に嵌合するための手段からなるものであ る（１）の車載用簡易取付型衝撃吸収装置、（７）取付具がフック付のベルトで ある（１）の車載用簡易取付型衝撃吸収装置、に関する。

【０００５】 本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収装置は、車の助手席や、後部座席の乗者を 保護するものであり、助手席に載置し、或いは後部座席の全部に載置、例えば前 部座席の後背部に吊り下げて載置し、助手席や後部座席にいる乗者の急ブレーキ や、衝突時の衝撃を吸収するものである。 本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収装置は図に示す通りである。

【０００６】 図１〜４は本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収装置の斜視模式図であり、図５ は車内の本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収装置の使用態様の模式図である。図 において、１は車載用簡易取付型衝撃吸収装置、２及び２′は取付具、３は穴、 ４は空気注入口（発泡ウレタンよりなる物はなし）、５は前部座席、６はヘッド ・レスト、７は前部座席の後背部、８は後部座席、９は自動車である。

【０００７】

【実施の態様】

以下に本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収装置を図面により説明する。 図１〜４に示すように、本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収装置１は各種形状 、例えば横長円筒型、断面長方型及び円形型（丸、角、動物の形、キャラクター の形状の物）のポリマーフィルムからなる袋又はポリマーの発泡体（例えば発泡 ウレタン）よりなるものである。 該衝撃吸収袋のポリマーフィルムは、ポリ塩化ビニル等のビニル樹脂、ポリエ チレン等のポリオレフィン、ポリエステルや各種ポリマーフィルムが使用し得る 。該衝撃吸収袋１の大きさは円筒型袋では横約４０ｃｍ、縦３０〜４０ｃｍ程度 であり、円形型の袋では直径約４０ｃｍであることができる。該衝撃吸収袋１に は上部に該袋１を吊り下げるため及び取付けるための取付具２及び２′が備えら れている。取付具２は図１及び図２に示すような長方形のシート状のもの又は図 ３に示すような紐又は帯状のものであることができ、長方形のものでは穴３が設 けられている。この取付具を例えば前部座席５の東部のヘッド・レスト６の金具 に取付けて後部座席８の前に吊り下げるか、或いは図３に示すように該衝撃吸収 袋１背部中央に設けられたマジックテープ２′を前部座席５の後背部７に取り付 け固定してもよい。更に図４に示すように取付具はフック付ベルト状のものであ ることができ、取付具としてフック状のものを用いることが出来る。又、この取 付具は円筒型のものの側部にも配備することが出来、それにより更に強固に該衝 撃吸収装置を固定することが出来る。 ポリマーの発泡体例えば発泡ポリウレタンの場合も衝撃吸収袋と同一の形状の 各種のものが用いられる。 本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収袋１においては、車の運転時に空気を空気 注入口より注入して膨らませて使用する。したがって、車の運転時以外は平に萎 んでおり、邪魔にならず、スペースも取らない。

【０００８】

【考案の効果】

本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収装置は衝撃吸収材、例えばポリマーフィル ムより作成された各種形状の袋体又は発泡ウレタンよりなるものであり、構造が 極めて簡単で、且つ、取付けが容易であり、袋体においては助手席前部及び後部 座席に取付け車運転時にのみ、空気を注入して用いるものであり、空気を注入さ れていない時は平らで萎んでおり、スペースを取らず、邪魔にならない極めて便 利なものである。そして助手席及び後部座席の乗者の急ブレーキ或いは衝突時の 衝撃による損傷を防ぐことができる極めて実用性の高いものと云うことが出来る 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収装置であっ
て空気注入時の横長円筒型袋の斜視模式図である。

【図２】本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収装置であっ
て空気注入時の横長円形型袋の斜視模式図である。

【図３】本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収装置であっ
て空気注入時の円形型袋の斜視模式図である。

【図４】本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収装置であっ
て取付具がフック付ベルト状のものからなる空気注入時
の横長円筒型袋の斜視模式図である。

【図５】車内の本考案の車載用簡易取付型衝撃吸収装置
の使用態様の模式図である。

【符号の説明】

１ 車載用簡易取付型衝撃吸収装置 ２ 取付具 ３ 穴 ４ 空気注入口 ５ 前部座席 ６ ヘッド・レスト ７ 前部座席の後背部 ８ 後部座席 ９ 自動車

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１２年９月１２日（２０００．９．１
２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】着脱自在の取付具を有し、各種形状の衝撃
   吸収材よりなる車載用簡易取付型衝撃吸収装置。
2. 【請求項２】衝撃吸収材が空気注入手段を備えた任意の
   形状のポリマーフィルムよりなる衝撃吸収袋である請求
   項１の車載用簡易取付型衝撃吸収装置。
3. 【請求項３】衝撃吸収材がポリマーの発泡体よりなるも
   のである請求項１の車載用簡易取付型衝撃吸収装置。
4. 【請求項４】各種形状が円筒形状、長円形状、動物の形
   状又はキャラクターの形状のものである請求項１の車載
   用簡易取付型衝撃吸収装置。
5. 【請求項５】取付具がマジックテープである請求項１の
   車載用簡易取付型衝撃吸収装置。
6. 【請求項６】取付具が前座席の金具に嵌合するための手
   段からなるものである請求項１の車載用簡易取付型衝撃
   吸収装置。
7. 【請求項７】取付具がフック付のベルトである請求項１
   の車載用簡易取付型衝撃吸収装置。