JP3074455U - 洗濯物干し用小物等収納ボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［課題］ 本考案は洗濯物干し用小物入れ等収納ボック
ス本体に丸状・角状・折りたたみ等の物干しハンガー、
布団叩き、各種の洗濯バサミ・ピンチ・竿ピンチ、布団
バサミ、ハンガー等をコンパクトに収容できる一体化し
た収納室を設け、日常作業を軽減化させる。 ［解決手段］ 本考案は洗濯物干し用小物入れ等収納ボ
ックス本体１に洗濯物干し用小物（物干し器具）等を収
納する各種収納室を設け、その上面の一方を物干しハン
ガーや長尺物の布団叩き等を収容する二つの収納室と
し、他の一方を底の浅い三つの小物収納庫とし、本体の
下部分に収納庫を設け約９０度以上の角度で移動できる
横倒れ防止板をその中間に設置し洗濯用ハンガーの横倒
れを防ぎ利便性を高め、本体の上部分と下部分それぞれ
に設けた収納庫以外の空間のある部分にあたる一側面の
中間部分に二つの引き出しとして布団バサミ等が収納で
きるようにし、日常的な問題点として発生している雑然
とした保管方法を改善し得るものとする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［考案の属する技術分野〕 本考案は、直方体の箱に機能的に各別の収納庫を設けた、洗濯物干し用小物入 れに関するものである。 また、前面下部の物干しハンガー収納庫中央部分にハンガーの横倒れ防止板を 設置し、収納量の確保と使い勝手を良くしたものである。

【０００２】 ［従来の技術〕 室内、ベランダ等において洗濯物干し用小物（物干し器具）を保管していない 場合、布団叩き・ハタキは室内のどこかに置き、物干しハンガーや角型・丸形ハ ンガーそして布団バサミや洗濯バサミは、プラスチック製の籠等に入れ物干し竿 等に掛けるか室内に別々に保管していた。 また、一般家庭における保管状況は室内室外とも剥きだしのままか適当な入れ 物に保管しており、外観上好ましくないのが一般的である。

【０００３】 ［考案が解決しようとする課題］ 保管状況は洗濯機の周辺や押し入れ等か剥きだし状態での室外保管が一般的で あり、一定しない保管場所への移動は煩わしく時間的、労働的負担である。特に 室外での剥きだし保管は風雨に晒され常に埃が付き鉄製の物は錆が付き、綺麗に 洗濯されたものを干すことには好ましくない。従って、保管場所が複数であるた めの物干し作業時における効率の悪さや、不揃いの洗濯物干し用小物の保管スペ ースの問題をも踏まえ、保管機能を一体化することにより前述の欠点を解決しよ うとするものである。

【０００４】 ［課題を解決するための手段］ 本考案は、洗濯物干し用小物入れ等収納ボックス本体に洗濯物干し用小物（物 干し器具）等を収納する各種収納室を設け、その上面の一方にある底の深い小さ な直方体状の収納庫と底の深さが本体の中位置にある直方体の収納庫にはステー を装着した観音開きの蓋をし、他の一方の底の浅い三つの小物収容庫には観音開 きの蓋をし、本体の上部分と下部分のそれぞれに設けた収納室以外の空間のある 部分にあたる本体の一側面の中間部分に二つの引き出しを設け収納庫とし、本体 の表面下部分に収納庫を設け下部を蝶番いとする上部開閉式の蓋の上部にステー とマグネットキャッチを装着し開閉自在とし収納庫の底の中心を手前（前面側） 部分が回転可能とする軸で仕切り板を支え奥方向が約９０度以上の角度で移動で きることにより２方向からの出し入れが可能となり収納すべき目的物（ハンガー ）が横倒れするのを防止することで、一体的に収容できより一層の利便性を高め 問題点を解決している。

【０００５】 ［考案の実施の形態］ 洗濯物干し用小物入れ等収納ボックス本体の上面蓋板は三つの小収納庫の蓋板 と二つの直方体の収納庫の蓋板に分かれそれぞれが蝶番いで開放自在となり大き な一面の蓋板が全開時にステーで支えられており、各種ピンチ、丸・角等ハンガ ー、布団叩き・ハタキが収納される。側面の二つの引き出しは、布団バサミをメ インにピンチ等も収納できる。又、前面の収納庫は底板の手前中心部分を回転可 能とする軸で仕切り板を支え、奥方向が約９０度以上の範囲で移動できるように するために板の移動範囲が越えないようビスで固定し、約２０個の物干しハンガ ーが整然と収納できる。

【０００６】 ［実施例］ 以下、添付図面に従って一実施例を説明する。１は木製等の適宜素材にて一体 化形成された洗濯物干し用小物入れ等収納ボックス本体、２は折りたたみ等のハ ンガー（丸・角・干しわけ等も可）（図示せず）の収納室、３は布団叩き等の収 納室で２と３は本体と蝶番い（図示せず）にて枢着した蓋板２ａがステー２ｂに より開閉自在となる。４は各種の洗濯バサミ・ピンチ・竿ピンチ等収納する三つ の収納室で本体と蝶番にて枢着した蓋板４ａにより開閉自在となる。５は布団バ サミ等、６は予備用の洗濯物干し用小物入れの収納室としての引き出しでいずれ も本体に収まる。８は本体の支柱（４本）にキャスターを装着可能とした。

【０００７】 ７は洗濯物干し用小物入れ等収納ボックス本体１の下部に設けた物干しハンガ ー（７ｆ）収納室で、本体と蝶番い（図示せず）にて枢着した蓋板７ｃがステー ７ｄ・マグネットキャッチ７ｅにより開閉自在となる。この物干しハンガーを収 納する際、収納量によっては横倒れになり使い勝手が悪くなることを防ぐために 、収納庫中央に横倒れ防止板７ａ（点線部分）の表面側手前部分にビス７ｂを軸 に横倒れ防止板が扇状に動くようにした。これによって、収納室は左右に分けら れ物干しハンガーの横倒れが大幅に解消され、かつ収納時に於ける収納物の先端 部分が自在に動く横倒れ防止板７ａによってより一層収納が容易になる。

【０００８】 本考案の一実施例は上述の如き構成からなるものであるから、洗濯物干し用小 物入れ等収納ボックス本体１を洗濯物の物干し用具の収容として用いることは勿 論であるが、物干しハンガーの横倒れを防止することによりその効果を高めたも のである。

【０００９】 ［考案の効果］ 上述の様に、本考案の洗濯物干し用小物入れ等収納ボックスは洗濯物干し用小 物入れとして用いることは勿論、一般家庭で使用している洗濯物の物干し用具の 殆どについてコンパクトに一括収納されるがために家庭の主婦層にとってはより 一層の利便性が向上し、併せて物干し用具でない布団叩きやタタキも同時に収容 される。更に移動が容易であり外観も家具調に仕上げられる。 又、本考案は組み立てによる製品化が容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の洗濯物干し用小物入れ等収納ボックス
の一実施例を示す立体図である。

【図２】洗濯物干し用小物入れ等収納ボックス本体の側
面図である。

【図３】物干しハンガー収納室の正面図である。

【符号の説明】

１ 洗濯物干し用小物入れ等収納ボックス本体 ２ 折りたたみ等のハンガー（丸・角・干しわけ等も
可）の収納室 ３ 布団叩き等の収納室 ４ 各種の洗濯バサミ・ピンチ・竿ピンチ等の収納室 ５ 布団バサミ等の収納室 ６ 予備用の洗濯物干し用小物入れの収納室 ７ 物干しハンガー収納室 ８ キャスター

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 直方体の本体に各種の分類した洗濯物干
   し用小物（物干し器具）を機能的に収納したもので、立
   法体形の本体の上部を観音開きとし大小五つの収納庫を
   設け、一側面には２段の引き出しを設け、前面下部は物
   干しハンガー収納庫を設け、雑然となりがちな洗濯用小
   物を一挙に収納したところを特徴とする移動式家具調洗
   濯物干し用小物収納ボックス