JP3070728U - 按摩機能を有するマウス用スライド式ア―ムレスト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 按摩機能を有するマウス用スライド式アーム
レストの提供。 【解決手段】 マウス操作者の手部を受ける一つの多円
弧面の支持スライドシートを具え、マウス操作と同時に
スライドして手部の疲労感を軽減するほか、外観上、二
つの曲面按摩部を具え、さらに内部に置かれたモータに
よる前端の偏心ブロック駆動が組み合わされて、手動或
いは電動方式で他人或いは自分の按摩或いはツボ刺激が
行え、また二つの曲面按摩部の別側に一つの円弧形斜板
が設けられてマッサージ治療を行える多機能のマウス用
スライド式アームレストである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の按摩機能を有するマウス用アームレスト装置に係り、特に一般 のマウス用アームレストの機能を有するほかに、手動或いは電動方式で人体に対 する按摩を進行することができる、按摩機能を有するマウス用スライド式アーム レスト装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

コンピュータの作業システムインタフェースが指令式（例えばＤＯＳ）から今 日のウインドウ式（例えばＷＩＮＤＯＷＳ及びＯＳ２）に変化するのに伴い、マ ウスがキーボードに次ぐ重要な入力装置となった。しかし、マウスを長時間使用 すると、手部に痛みやこりなど不快な状態が発生する。このためすでに手首或い は腕を支持して手部を快適な状態に保持するアームレストが提供されている。図 ６、７に示されるのは台湾パテント公告第３６４６４４号の実用新案であり、そ のうち、座盤Ａの上方に回転スライド構造Ｂ１及びスライド盤Ｂが設けられ、さ らに座盤Ａの底側に挟持構造Ｃが設けられてスライド板Ｂと回転スライド構造Ｂ １がその上に位置決めされ、且つ座盤Ａの一側にＣ形開口が設けられ、Ｃ形開口 の下端板面に一つの固定構造Ｄが設けられ、この装置がテーブルの辺縁に固定さ れ、使用者がその手機微及び腕をそのスライド盤Ｂの上方に置く時、前後左右の 移動を行ってマウスを操作することができる。しかしこの装置は僅かに一つの用 途しかなく、テーブルの上の場所を取り経済的に符合せず、且つその生産コスト は比較的高く、一般の消費者を吸引して購入させることができなかった。

【０００３】 一方、コンピュータ操作者は長時間座って操作することにより腰痛や肩こりを 起こしやすいが、もし別に円錐突出物を形成して人体の痛む部分或いはツボを按 摩し、一つのマッサージ片を付加して簡単なマッサージ治療を行えるようにすれ ば、マウス用アームレストの使用時の付加価値を増進できると思われる。

【０００４】 ゆえに、マウス用アームレストの高価で機能が有限である欠点を解決し、簡単 な構造で廉価であり、多機能性を具えたマウス用アームレストの提供が望まれて いた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は按摩機能を有するマウス用スライド式アームレストを提 供することにあり、それはマウス操作者の手部を受ける一つの多円弧面の支持ス ライドシートを具え、マウス操作と同時にスライドして手部の疲労感を軽減する ほか、外観上、二つの曲面按摩部を具え、さらに内部に置かれたモータによる前 端の偏心ブロック駆動が組み合わされて、手動或いは電動方式で他人或いは自分 の按摩或いはツボ刺激が行え、また二つの曲面按摩部の別側に一つの円弧形斜板 が設けられてマッサージ治療を行える、多機能のマウス用スライド式アームレス トであるものとする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、底板と蓋板の形成する座体の上表面が一層の軟性パッドで 被覆され、底部に適宜数量の回転ボールを具え、並びに回転ボールが座体をテー ブル面上で支持してスライド自由な状態とする按摩機能を有するマウス用スライ ド式アームレストにおいて、 該底板と蓋板の形成する座体の周縁に所定の形状を具えてツボを按摩する按摩 部或いは身体をこするための斜片が設けられ、マウス用アームレストが直接人体 のツボ按摩或いは身体をこするのに使用可能とされたことを特徴とする、按摩機 能を有するマウス用スライド式アームレストとしている。 請求項２の考案は、前記底板と蓋板内の対応位置に相互に係合する複数の逆フ ック板が設けられ、並びに底板内側底部に複数の回転ボールを収容する複数の円 孔が設けられ、蓋板の限位棒が回転ボールの上方に抵触していることを特徴とす る、請求項１に記載の按摩機能を有するマウス用スライド式アームレストとして いる。 請求項３の考案は、前記底板と蓋板の形成する座体内にモータ、スイッチ及び 電池ケースが収容され、該モータの前端軸心部分に一つの偏心ブロックが固着さ れ、さらに電池ケース内に複数の電池が収容され、モータ、スイッチ及び電池ケ ース間が複数の電線で直列に連接されて一つの導電回路を形成していることを特 徴とする、請求項１に記載の按摩機能を有するマウス用スライド式アームレスト としている。 請求項４の考案は、前記底板より延伸された曲面按摩部或いは斜片が一つ或い は複数設置されるか、或いは曲面按摩部或いは斜片の代わりに他の形状の錐体或 いは突出する円弧面体が設けられたことを特徴とする、請求項１に記載の按摩機 能を有するマウス用スライド式アームレストとしている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１は本考案の分解斜視図であり、該図に示されるように、本考案は底板１、 蓋板２、軟性パッド３で組成されている。その主要な構造と特徴について以下に 述べる。

【０００８】 該底板１の外周縁の二つの角部に曲面按摩部１１が形成され、さらに曲面按摩 部１１の別側が延伸されて尖錐状の斜片１２が形成され、底板１の内側面に複数 の逆フック板１３が設けられ、並びに底板１の内側底部に複数の円孔１４が設け られて、該円孔１４に複数の回転ボール１４１が対応設置され、また底板１の内 側に一つのモータ１５が設置され、且つモータ１５の前端に一つの偏心ブロック １５１が凸設され、該モータ１５が底板１の内側に凸置された位置決め板１５２ に位置決めされ、さらにモータ１５の近隣部分にそれぞれ一つのスイッチ１６と 電池ケース１７が設けられている。該電池ケース１７内に複数の電池１７１が設 置され、モータ１５、スイッチ１６及び電池ケース１７の間が複数の電線で直列 に連接されて導電回路が形成され、モータ１５がスイッチ１６操作を受けて回転 及び停止する。

【０００９】 該蓋板２は底板１の外周縁の上端よりやや小さく、並びにその表面に複数の貫 通孔２１が穿たれ、さらに蓋板２の底側にそれぞれ複数の逆フック板２２と限位 棒２３が凸置されている。

【００１０】 該軟性パッド３は蓋板２の大きさと略等しく、その材質は手部を置いて柔軟で 快適感を与えられる軟性パッド体とされる。

【００１１】 図１、２、３、４に示されるように、本考案を組み立てる時には、まず底板１ の内部にモータ１５、スイッチ１６、電池ケース１７を取り付け、本考案が振動 を発生できるようにし、さらに底板１の複数の円孔１４中に対応する回転ボール １４１を置き入れ、続いて蓋板２の限位棒２３を回転ボール１４１の上端に整合 させて圧合し、さらに底板１の逆フック板１３と蓋板２の逆フック板２２を係合 させ、さらに蓋板２の上表面に一つの軟性パッド３を貼り合わせ、こうして本考 案が完成する。

【００１２】 さらに図１、５に示されるように、本考案を使用して按摩を行う時、本考案は マウス使用者の腕の下方に置かれて腕に対する支持作用を提供し、マウス操作と 同期にスライドして手部の疲労感を解消するほか、底板１の二つの曲面按摩部１ １が操作者が身体疲労や痛みを感じる時にツボを按摩或いは刺激するのに用いら れ、またスイッチ１６をオンとして電池ケース１７により電源を提供し、且つ内 部のモータ１５を導通させることによりその前方の軸心部分に固着された偏心ブ ロック１５１を回転させ、並びに偏心ブロック１５１の偏心回転により電動按摩 の効果を提供する。電池ケース１７は変圧器を一つの電源コードに連接した形態 に代えることができ、その場合は一般の家庭用電源コンセントに挿入して使用さ れる。また二つの曲面按摩部１１の別側に凸置された円弧形の斜片１２により身 体を引っかき、伝統的な引っかき治療を行うことができ、暑いときや身体の不適 症状がある時に人に活力を回復させる助けとなる。本考案のこのように上述の多 くの機能を一体に具えている。

【００１３】

【考案の効果】

総合すると、本考案の按摩機能を有するマウス用スライド式アームレストは、 マウス使用者の腕を支持して疲労を軽減する効果のほか、按摩効果も有しており 、実用性、新規性を有している。 （注）考案の詳細な説明中ＷＩＮＤＯＷＳは登録商標である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解斜視図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】本考案の側面断面図である。

【図４】本考案の底面から見た斜視図である。

【図５】本考案を按摩に運用する時の望ましい実施例図
である。

【図６】周知のマウス用アームレストの分解斜視図であ
る。

【図７】周知のマウス用アームレストの斜視図である。

【符号の説明】

１ 底板 １１ 曲面按摩部 １５１ 偏心ブロック １２ 斜片 １５２ 位置決め板 １３ 逆フック板 １６ スイッチ １４ 円孔 １７ 電池ケース １４１ 回転ボール １７１ 電池 １５ モータ ２ 蓋板 ２１ 貫通孔 ２３ 限位棒 ２２ 逆フック板 ３ 軟性パッド Ａ 座盤 Ｂ スライド盤 Ｂ１ 回転ス
ライド盤 Ｃ 挟持構造 Ｄ 固定構造

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底板と蓋板の形成する座体の上表面が一
   層の軟性パッドで被覆され、底部に適宜数量の回転ボー
   ルを具え、並びに回転ボールが座体をテーブル面上で支
   持してスライド自由な状態とする按摩機能を有するマウ
   ス用スライド式アームレストにおいて、 該底板と蓋板の形成する座体の周縁に所定の形状を具え
   てツボを按摩する按摩部或いは身体をこするための斜片
   が設けられ、マウス用アームレストが直接人体のツボ按
   摩或いは身体をこするのに使用可能とされたことを特徴
   とする、按摩機能を有するマウス用スライド式アームレ
   スト。
2. 【請求項２】 前記底板と蓋板内の対応位置に相互に係
   合する複数の逆フック板が設けられ、並びに底板内側底
   部に複数の回転ボールを収容する複数の円孔が設けら
   れ、蓋板の限位棒が回転ボールの上方に抵触しているこ
   とを特徴とする、請求項１に記載の按摩機能を有するマ
   ウス用スライド式アームレスト。
3. 【請求項３】 前記底板と蓋板の形成する座体内にモー
   タ、スイッチ及び電池ケースが収容され、該モータの前
   端軸心部分に一つの偏心ブロックが固着され、さらに電
   池ケース内に複数の電池が収容され、モータ、スイッチ
   及び電池ケース間が複数の電線で直列に連接されて一つ
   の導電回路を形成していることを特徴とする、請求項１
   に記載の按摩機能を有するマウス用スライド式アームレ
   スト。
4. 【請求項４】 前記底板より延伸された曲面按摩部或い
   は斜片が一つ或いは複数設置されるか、或いは曲面按摩
   部或いは斜片の代わりに他の形状の錐体或いは突出する
   円弧面体が設けられたことを特徴とする、請求項１に記
   載の按摩機能を有するマウス用スライド式アームレス
   ト。