JP3069737U - 魚の水槽 - Google Patents

魚の水槽

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JP3069737U
JP3069737U JP1999009559U JP955999U JP3069737U JP 3069737 U JP3069737 U JP 3069737U JP 1999009559 U JP1999009559 U JP 1999009559U JP 955999 U JP955999 U JP 955999U JP 3069737 U JP3069737 U JP 3069737U
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昭雄 酒井
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昭雄 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水槽内の沈殿物が目立たず、かつ沈殿物を容
易に除去できる魚の水槽を提供することである。 【解決手段】 多数の小孔12を有し、小石に模した多
数の突子13を形成した底板2を、容器1の底面との間
に隙間をあけて底に敷きつめるとともに、汲み上げポン
プにホース7を介して接続された塵収集カバー8を、合
成樹脂製本体8aの下端開口にゴム製スカート8bを取
り付けたものとし、沈殿物15を小孔12から底板2の
下の隙間に落下させて、汚い沈殿物15を目立たなく
し、かつ、塵収集カバー8のゴム製スカート8bを突子
13が形成された底板2の凹凸になじませて底板2の上
面に密着し、底板2の下の沈殿物15を容易に、効率よ
く回収できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、水槽内の清掃が容易な魚の水槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
養魚や鑑賞用に魚を飼うための魚の水槽では、水槽の底に小石等を敷きつめる ことが多い。また、水槽の底には魚の糞や餌の残り滓等が沈殿するので、これら の沈殿物を除去するために、水槽内は時々清掃されている。この清掃の際には、 水槽内の魚や小石等を取り出す必要があり、非常に手間がかかっている。
【0003】 この問題に対して、実開平7−5352号公報に開示された水槽は、小石等を 敷きつめる替わりに、小石等を接着したマット、または樹脂等で小石等に模した 突子を形成したマットを底に敷き、清掃時にこれらのマットを容易に取り出せる ようにしている。しかしながら、この水槽では、沈殿物がマットの上面に沈殿す るため、水槽内の汚れが目立つ問題がある。
【0004】 また、実開平7−30951号公報には、水槽等の沈殿物を回収する水中掃除 機が開示されている。この水中掃除機は、一側面が開放された筺体で形成される 収集カバーと、収集カバー内の水を吸引するポンプと、収集カバーとポンプとを 接続する管状体とから成り、収集カバーの開放部にキャスタが取り付けられたも のであり、このキャスタで収集カバーを水槽等の底に沿って移動させ、沈殿物を 回収するものである。
【0005】 上記水中掃除機は、収集カバーが筺体で形成されているので、水槽の底に本物 の小石や模擬的な小石が敷きつめられて凹凸がある場合は、これらの凹凸と収集 カバーの開口縁との間に隙間ができ、収集カバー内の水の吸引効率が低下して、 沈殿物を効率よく回収できなくなる問題がある。
【0006】 そこで、この考案の課題は、水槽内の沈殿物が目立たず、かつ沈殿物を容易に 除去できる魚の水槽を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は、底面が平坦な水容器と、吸引ポン プに接続したホースの先端に下方に開口する塵収集カバーを取り付けた前記水容 器の掃除機とを備えた魚の水槽において、上下面に貫通する多数の小孔を設けら れ、上面に小石に模した多数の突子が形成された底板を、前記水容器の底面との 間に隙間をあけて水容器の底に敷きつめ、前記塵収集カバーの少なくとも開口周 縁部を可撓性を有する部材で形成した構成を採用した。
【0008】 すなわち、小石の替わりに、多数の小孔を有し、小石に模した多数の突子を形 成した底板を、水容器の底面との間に隙間をあけて底に敷きつめることにより、 小孔から魚の糞や餌の残り滓等の沈殿物を底板の下に落下させて、汚い沈殿物を 目立たなくするとともに、水容器の掃除機の塵収集カバーの少なくとも開口周縁 部を可撓性を有する部材で形成することにより、塵収集カバーの周縁が底板の突 子の凹凸になじむようにし、小孔を通して底板の下の沈殿物を効率よく回収でき るようにした。
【0009】 前記底板の下面にリブを格子状に設けて、このリブ高さ分だけ前記底面との間 の隙間をあけ、前記塵収集カバーの開口形状を前記リブの格子の形状に合致させ ることにより、このリブの格子の区画毎に塵収集カバーの開口を底板に押し当て 、各格子の区画内の隙間に沈殿する沈殿物を効率よく回収することができる。
【0010】 前記水容器に、水容器中の汚水を汚水吸入管から汲み上げる汲み上げポンプと 、この汲み上げられた汚水を濾過して、浄水として水容器中に戻す濾過槽とを設 け、前記汚水吸入管に前記掃除機のホースの接続口を設け、前記汲み上げポンプ を前記掃除機の吸引ポンプとして使用可能とすることにより、別体の吸引ポンプ を不要とすることができる。
【0011】 前記濾過槽を前記水容器の上側に設置し、この濾過槽の浄水吐出口を前記水容 器の上部で、概ね水平方向を向けて回動可能に設置することにより、この浄水吐 出口から吐出される浄水で、水容器内に側壁に沿う周回流を引き起し、側壁に付 着する水垢や藻等を洗い流すことができる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、図1乃至図5に基づき、この考案の実施形態を説明する。この魚の水槽 は、図1および図2に示すように、ガラス製の容器1と、容器1の底に敷きつめ られた底板2と、容器1の上に載置された濾過槽3と、容器1内の汚水を濾過槽 3に汲み上げる汲み上げポンプ4と、汲み上げポンプ4の汚水吸入管5に設けら れた接続口6に、ホース7を介して接続された塵収集カバー8とで基本的に構成 されている。
【0013】 図1および図2は、容器1内を清掃中の状態を示すものであり、清掃終了後に は、ホース7が接続口6から取り外されて、塵収集カバー8とともに容器1から 取り出され、接続口6にはめくら栓が詰められる。
【0014】 前記濾過槽3は、フィルタ9により汚水側と浄水側に区分され、浄水側の底面 には3つの浄水吐出管10が取り付けられている。各吐出管10は管継手11を 介して水平面内で回動自在に取り付けられ、その吐出口10aは水平方向に向け られている。図2に示す状態では、3つの吐出口10aが反時計回りの方向に見 た側に配置された吐出管10の方向に向けられており、各吐出口10aから吐出 される浄水により、容器1内には側壁に沿って反時計回りの周回流が引き起こさ れる。
【0015】 前記底板2は合成樹脂製であり、図3および図4に示すように、上下面に貫通 する多数の小孔12が設けられ、上面には小石に模した多数の突子13が形成さ れている。また、下面にはリブ14が格子状に設けられており、このリブ14の 高さ分だけ底板2と容器1の底面との間には隙間が形成されている。したがって 、魚の糞や餌の残り滓等の沈殿物15は、小孔12から底板2の下の隙間に落下 する。
【0016】 前記塵収集カバー8は、図2および図5に示すように、下方に開口する合成樹 脂製本体8aの開口縁にゴム製スカート8bを取り付けたものである。本体8a 下端の開口形状はリブ14の格子の形状と合致しており、容器1の清掃の際には 、一つずつのリブ14の格子に合わせて、塵収集カバー8が底板2の上面に押し 当てられ、底板2の下の沈殿物15が小孔12から吸い上げられる。このとき、 可撓性を有するゴム製スカート8bは、突子13を形成された底板2の凹凸にな じんで、底板2の上面に密着し、かつ、底板2の下の隙間はリブ14の格子で仕 切られているので、この仕切り内に沈殿する沈殿物15は、効率よく塵収集カバ ー8からホース7に吸い上げられ、容器1内の沈殿物15が完全に除去される。
【0017】 上述した実施形態では、底板を一枚ものとしたが、複数枚に分割して容器の底 に敷きつめることもできる。また、塵収集カバーは開口縁部のみをゴム製とした が、全体をゴム等の可撓性部材で形成してもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、この考案の魚の水槽は、小石の替わりに、多数の小孔を有し、 小石に模した多数の突子を形成した底板を、水容器の底面との間に隙間をあけて 底に敷きつめるとともに、掃除機の塵収集カバーの少なくとも開口周縁部を可撓 性を有する部材で形成したので、小孔から魚の糞や餌の残り滓等の沈殿物を底板 の下に落下させて、汚い沈殿物を目立たなくでき、かつ、塵収集カバーの開口周 縁を底板の凹凸になじませて、底板の下の沈殿物を容易に、効率よく回収するこ とができる。
【0019】 また、底板の下面にリブを格子状に設けて、このリブ高さ分だけ底面との間の 隙間をあけ、塵収集カバーの開口形状をリブの格子の形状に合致させることによ り、この格子の区画毎に塵収集カバーの開口を底板に押し当て、各格子の区画内 に沈殿する沈殿物を効率よく回収することができる。
【0020】 さらに、水容器に、水容器中の汚水を汚水吸入管から汲み上げる汲み上げポン プと、この汲み上げられた汚水を濾過して、浄水として水容器中に戻す濾過槽と を設け、汚水吸入管に掃除機のホースの接続口を設け、汲み上げポンプを掃除機 の吸引ポンプとして使用可能とすることにより、別体の吸引ポンプを不要とする ことができ、濾過槽を水容器の上側に設置し、この濾過槽の浄水吐出口を水容器 の上部で、概ね水平方向を向けて回動可能に設置することにより、この浄水吐出 口から吐出される浄水で、水容器内に側壁に沿う周回流を引き起し、側壁に付着 する水垢や藻等を洗い流すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】魚の水槽の実施形態を示す縦断面図
【図2】図1の平面図
【図3】図1の底板を示す平面図
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】図1の要部拡大断面図
【符号の説明】
1 容器 2 底板 3 濾過槽 4 ポンプ 5 汚水吸入管 6 接続口 7 ホース 8 塵収集カバー 8a 本体 8b スカート 9 フィルタ 10 吐出管 10a 吐出口 11 管継手 12 小孔 13 突子 14 リブ 15 沈殿物

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面が平坦な水容器と、吸引ポンプに接
    続したホースの先端に下方に開口する塵収集カバーを取
    り付けた前記水容器の掃除機とを備えた魚の水槽におい
    て、上下面に貫通する多数の小孔を設けられ、上面に小
    石に模した多数の突子が形成された底板を、前記水容器
    の底面との間に隙間をあけて水容器の底に敷きつめ、前
    記塵収集カバーの少なくとも開口周縁部を可撓性を有す
    る部材で形成したことを特徴とする魚の水槽。
  2. 【請求項2】 前記底板の下面にリブを格子状に設け
    て、このリブ高さ分だけ前記底面との間の隙間をあけ、
    前記塵収集カバーの開口形状を前記リブの格子の形状に
    合致させた請求項1に記載の魚の水槽。
  3. 【請求項3】 前記水容器に、水容器中の汚水を汚水吸
    入管から汲み上げる汲み上げポンプと、この汲み上げら
    れた汚水を濾過して、浄水として水容器中に戻す濾過槽
    とを設け、前記汚水吸入管に前記掃除機のホースの接続
    口を設け、前記汲み上げポンプを前記掃除機の吸引ポン
    プとして使用可能とした請求項1または請求項2に記載
    の魚の水槽。
  4. 【請求項4】 前記濾過槽を前記水容器の上側に設置
    し、この濾過槽の浄水吐出口を前記水容器の上部で、概
    ね水平方向を向けて回動可能に設置した請求項1乃至3
    のいずれかに記載の魚の水槽。
JP1999009559U 1999-12-17 1999-12-17 魚の水槽 Expired - Lifetime JP3069737U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210145398A (ko) * 2020-05-25 2021-12-02 오성철 건타입 어항청소장치

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