JP3069483U - 携帯電話の呼出し表示器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーと携帯電話の正面の不整合を調整でき
る携帯電話の呼出し表示器の提供。 【解決手段】 本考案は、一端にネジ山を設けた底座
（ボルトと連接ブロック）を利用し、それに底端に連接
孔を具えた上座を組合せ、該上座内に発光ダイオードと
基板を設置し、並びに上座をデザイン性を有するカバー
の底端に収容し、且つ上座とカバーとを回転可能に組み
合せ、底座を取り付ける携帯電話のアンテナ位置に、底
座と上座及びカバーの組合せ体を取り付けるようにして
構成され、この構成により携帯電話の正面とカバーの正
面の不整合を調整できるようにしたことを特徴としてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の携帯電話の呼出し表示器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

通信科学技術の発達により、いたる所で携帯電話を使用中の人を見るようにな った。携帯電話は情報の通信目的だけでなく、使用者の好みに適合するように、 各種の外観形状のもの、例えば可愛らしいタイプ、流線型のもの、前衛型のもの 、などが販売されている。これには当然携帯電話の付属設備も含まれている。 そのうちアンテナに関しては、通信目的と呼出し表示、及び外観をよくする目的 のために、もともと配備されているアンテナを取外して取り付けるアンテナも市 販されている。図１に示されるアンテナヘッドＡは、座体Ａ１内に発光ダイオー ドＡ４及び基板Ａ５が設けられ、さらに単純な造形のカバーＡ３で被覆され、最 後に座体Ａの底端のネジＡ２で直接携帯電話Ｂにねじ込んで固定できる。これに より携帯電話Ｂに外部から呼出しがあると、アンテナヘッドＡが発光して呼出し 表示、及び外観をよくする効果を提供する。このような製品は市販されると、消 費者に広く受け入れられ、消費者の需要に符合すべく単純な造形のカバーＡ３か ら多種多様の各種造形の設計が出現している。

【０００３】 しかし、各種造形のカバーが出現して後、先の構造の底座Ａ１等は生産時に結 合されて固定状を呈し、さらに各人の好みにより選択された造形のものが直接携 帯電話Ｂに螺接される時、使用者の加える力の違いによりネジＡ２の螺合力が異 なり、このため、螺接後のカバーＡ３と携帯電話Ｂの正面が整合せず、位置がず れることがあり、全体的にカバーＡ３の美観が損なわれる結果をもたらした。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、一端にネジ山を設けた底座（ボルトと連接ブロック）を利用し、そ れに底端に連接孔を具えた上座を組合せ、該上座内に発光ダイオードと基板を設 置し、並びに上座をデザイン性を有するカバーの底端に収容し、且つ上座とカバ ーとを回転可能に組み合せ、底座を取り付ける携帯電話のアンテナ位置に、底座 と上座及びカバーの組合せ体を取り付けるようにして構成され、この構成により 携帯電話の正面とカバーの正面の不整合を調整できるようにしたことを特徴とし ている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、底座、上座、及び造形を有するカバー、発光ダイオード、 及び基板で組成された携帯電話の呼出し表示器において、 該底座の底端が携帯電話に螺接されるネジとされ、底座の上端に外周にネジを 切った連接ブロックが形成され、 該上座内にネジ山を具えた連接孔が設けられ、該連接孔に該底座の連接ブロッ クが螺接され、 該カバーが、予め設計された造形体とされ、底端に収容孔を具備し、該収容孔 に該上座が収容され且つ一部がカバー外に露出し、並びに上座がカバーと回転可 能に組み合わされたことを特徴とする、携帯電話の呼出し表示器としている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案は一種の携帯電話の呼出し表示器に係り、底座１、カバー３、発光ダイ オード４、及び基板５で組成されている。

【０００７】 そのうち図２に示されるように、底座１は、携帯電話Ｂに取り付けられ、ネジ 山を具えた連接ブロック１１と、底端のネジ１２とが連接されてなる。 上座２内にはネジを切った連接孔２１が設けられ、並びに上座２に発光ダイオ ード４と基板５が収容されている。

【０００８】 カバー３は各種の造形とされ、底端に収容孔３１が設けられ、この収容孔３１ に上座２が回転可能に組み合わせられる。

【０００９】 発光ダイオード４と基板５が先に上座２に設置され、並びに上座２がカバー３ の収容孔３１内に収容され、さらに底座１が連接ブロック１１により上座２の連 接孔２１内に螺接される。使用時には、カバー３を、底座１のネジ１２を利用し て直接携帯電話Ｂのアンテナ部分に取り付ける（図３参照）。取付け後に、カバ ー３の正面を携帯電話３の正面に整合させることができ、全体的な外観を良くす ることができる。

【００１０】 本考案と周知の構造の異なるところは、本考案によると、使用者の回転操作力 が異なる時に、カバー３の正面と携帯電話の正面が不整合となった時に、上座２ を底座１から離脱させて工具を利用して上座２のカバー３から出ている部分を回 転させてから再度携帯電話に取り付けて、正面を合わせることができることであ り、消費者にとって、購入後の寸法の違いや回転力の違いにより全体の外観が損 なわれるのを防止できるため、非常に便利であることである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案に記載の構造は、確実に周知の構造の欠点を解決し、もともとの外観を 維持でき、消費者が取り付ける際の回転操作力の違いや長期の使用によりアンテ ナネジ部分を破壊することがなく、進歩性、実用性を兼ね備えている。

【図面の簡単な説明】

【図１】周知の構造の断面図である。

【図２】本考案の分解断面図である。

【図３】本考案の実施例図である。

【符号の説明】

Ａ アンテナヘッド Ａ１ 座体 Ａ２ ネジ Ａ３ カバー Ａ４ 発光ダイオード Ａ５ 基板 Ｂ 携帯電話 １ 底座 １１ 連接ブロック １２ ネジ ２ 上座 ２１ 連接孔 ３ カバー ３１ 収容孔 ４ 発光ダイオード ５ 基板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底座、上座、及び造形を有するカバー、
   発光ダイオード、及び基板で組成された携帯電話の呼出
   し表示器において、 該底座の底端が携帯電話に螺接されるネジとされ、底座
   の上端に外周にネジを切った連接ブロックが形成され、 該上座内にネジ山を具えた連接孔が設けられ、該連接孔
   に該底座の連接ブロックが螺接され、 該カバーが、予め設計された造形体とされ、底端に収容
   孔を具備し、該収容孔に該上座が収容され且つ一部がカ
   バー外に露出し、並びに上座がカバーと回転可能に組み
   合わされたことを特徴とする、携帯電話の呼出し表示
   器。