JP3068912U - 乾燥殺虫菌型有機フィルムシ―ト製保存用袋 - Google Patents

乾燥殺虫菌型有機フィルムシ―ト製保存用袋

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JP3068912U JP1999008644U JP864499U JP3068912U JP 3068912 U JP3068912 U JP 3068912U JP 1999008644 U JP1999008644 U JP 1999008644U JP 864499 U JP864499 U JP 864499U JP 3068912 U JP3068912 U JP 3068912U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押入れ等への格納保存に先立ち、簡単に布団
や衣類に付着している害虫やダニを駆除し、カビ等の発
生を防止し、殺菌をも行う手段を提供する。 【解決手段】 黒色のビニール袋等の表裏に直径10m
m程度の孔を複数個設け、その内部へ布団、衣類等を入
れ、ファスナーで取入口を閉め、しかる後天気の良い日
に太陽に当てる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、有機フィルムシート製保存用袋に関し、特に布団等の乾燥及びダニ やカビ等の駆除そして殺虫菌、しかる後に保存に使用する有機フィルムシート製 の保存用袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、嵩張る布団を小さくして狭い押入れ等に仕舞うために、布団を密閉 したビニール袋の中に入れ、その袋の密閉口の一カ所に電気掃除機の吸込口のホ ースを挿入接続して、電気掃除機によりビニール袋内の、ひいては布団の綿や羽 毛間の空気を排出し、これにより中の空気が排出されて、全体の容積が小さくな った段階でホースをはずし、袋を密閉することがなされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法であると、家庭用電気掃除機の能力もあり、ビニール 袋内部は例え一時的であっても真空になっているわけではない。というよりも、 袋壁が柔軟なビニールシート等であれば、大気圧のままである。従って、害虫や ダニ等が死滅するわけではない。
【0004】 また、布団の綿等は人体から放出された水分を結構多量に含んでいるため、長 期にわたる保存期間中にはその水分を放出する。このため、水分を通し難いビニ ールシートからなる袋内の湿度が高くなる。従って、特に夏季に、内部の布団等 にカビが発生しやすくなる。このため、布団等を保存する際、害虫やダニ等を確 実に殺し、カビ等が発生し難い、保存用袋の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、かかる課題に鑑みなされたものであり、保存用袋内に布団等を格納 した後一旦日に干し、この際太陽光を充分に吸収して布団等に付着する害虫やダ ニ等を駆除し、乾燥を行い、また乾燥によりカビの発生を防止し、病原菌の殺菌 を行い、併せて布団等の保存の際の利便を図る様にしたものである。具体的には 、以下の構成としている。
【0006】 請求項1記載の発明においては、乾燥殺虫菌型有機フィルムシート製保存用袋 は、袋本体部の形状が表裏両面をつなぐ側壁部を有する厚手の封筒状若しくは該 側壁部を有さない薄手の封筒状の有機フィルムシート製袋であって、色彩は、黒 や多少透明の黒や濃い褐色等太陽光吸収色であり、その両面には直径8〜12m m程度の通、排気用細(小口径)孔を幾つか有し、かつその内部へ布団等の物品 を出し入れする開放端部には圧着、折り曲げ後の洗濯バサミやセロテープ等の固 定具による固定等により閉じることが可能な簡易密閉可能型出入口部を有してい ることを特徴としている。
【0007】 上記構成により、以下の作用がなされる。
【0008】 黒、濃い褐色等のビニールやポリエチレン等からなる乾燥殺虫型有機フィルム シート製保存用袋は、布団や衣類の保存時に使用されるため、小さい物では30 cm角(含む、隅や一端に多少の丸味がある場合)程度、大きな物は1m×1. 5m若しくはそれ以上の平面寸法がある。
【0009】 なお、有機フィルムシートの膜厚さは、用途、保存期間、材料の規格、価格等 に応じて、例えば0.1〜1mm等のシートやフィルムとしての適切な値が適宜 採用される。
【0010】 色彩は、太陽に干した際にその光を吸収し易い様に黒や内部の物品が多少わか るように少し透明な黒等にしてある。
【0011】 表裏両面には、太陽に干した際に内部の昇温を阻害せず、しかも内部の水分が 抜け出るよう、また長期の保存期間を通じて風通しを良くする、特に発生した水 分を逃がすべく、直径10mm程度の細孔が幾つか設けてある。
【0012】 袋の一端は、押着性ファスナーであったり、折り曲げた後洗濯バサミやテープ で閉めることが可能であったりして、ともかく容易に閉じることが可能、そして 勿論簡単に開放することも可能とされている。
【0013】 請求項2記載の考案においては、布団、衣類等用の乾燥殺虫菌型有機フィルム シート製保存用袋は、袋本体部の形状が表裏両面をつなぐ側壁部を有する厚手の 封筒状(注:必ずしも平面形は長方形とは限らない)若しくは該側壁部を有さな い薄手の封筒状の有機フィルムシート製保存用袋であって、少くも太陽の方に向 く表面は太陽光吸収色であり、万一の雨でも大丈夫なよう裏面のみに、あるいは 雨が大丈夫な場合の使用に際しては表面にも、通、排気用細孔を有し、かつ内部 へ物品を出し入れする開放端部には圧着、折り曲げ後の洗濯バサミやセロテープ 等の固定具による固定等により閉じることが可能な簡易密閉可能型の出入口部を 有していることを特徴としている。
【0014】 上記構成により、以下の作用がなされる。
【0015】 太陽の方を向く表面、そして側壁部があればこの部分も真黒や濃い黒等600 0℃の太陽からの光、すなわち可視光吸収色であり、このためこの保存用袋を太 陽に晒した時にはその光の吸収により内部が昇温し易い。この一方で、太陽にあ たらない裏面は薄い黒色や透明である。さて薄い黒色の場合は勿論たとえ透明で あっても、60℃程度の温度では赤外線領域であるため袋内部から外部への熱輻 射は完全な黒色の場合と同じ(黒でも白でも透明でも赤外線領域での電磁波に対 する輻射率は同じ)である。ひいては、少しも内部の昇温やその保持の妨げにな らない。しかも、内部に何が入っているかを容易に認識しえる。
【0016】 細孔は、表面にはないか、あっても極く少なく、裏面やせいぜい側壁部のみに ある程度であるならば、万が一急に雨が降ったりして、かつ別の作業をしていた ためこれに人が気付かなかった場合でも内部の衣類等は濡れない。勿論、雨の心 配のない条件での使用に際しては、表面に細孔があってもよい。
【0017】 請求項3記載の考案においては、請求項1若しくは請求項2記載の有機フィル ムシート製保存用袋は、表面には蓋がある、筒状等防雨型の通、排気用細孔を有 し、表面及び裏面の細孔、そして側壁部がありここにも細孔が存在するならばそ の細孔は、その部分やそのまわりが白色、黄色、赤色等色彩を付してあったり、 直径1cm、長さ2cm程度の筒状等形が特殊なため、その存在位置が容易にわ かり、しかも筒状なら折り曲げて粘着テープを貼る、細孔なら当て紙をして粘着 テープを貼る等により密閉可能、更にまた表裏面のそれらの細孔のうちの少くも 1つは、多少直径や長さ等が大きくこのため電気掃除機の吸い込み口に容易に接 続可能な形状となっていることを特徴としている。
【0018】 上記構成により、以下の作用がなされる。
【0019】 本太陽光吸収型の乾燥殺虫菌型有機フィルムシート製保存用袋においては、布 団や衣類をこの内部に入れ、半分密閉、ただしある程度の排気は可能の状態で太 陽光に晒して内部の布団等を乾燥し、併せて害虫の駆除や殺菌をした後、今度は 出入口部や排気部を1ヵ所を除き完全に閉じ、この後残した1つの穴等から内部 の気体を電気掃除機で排出し、全体の体積を縮め、この状態で保存(保管)する ことが可能となる。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、本考案をその実施の形態に基づいて図を参照しつつ説明する。
【0021】 (第1の実施の形態) 図1は、本考案の薄手の封筒状のビニールシート製保存用袋の平面図とその中 央部の縦断面図である。
【0022】 本図において、1は、表裏面ともども黒のビニールシートよりなる薄手の袋本 体である。11は、その袋の布団等の出入口である。2は、出入口部としてのフ ァスナーである。
【0023】 なお、このファスナーはマジックバンド等の止め具でも良く、必ずしも完全に 密閉する必要はない。3は、ビニールシート製保存用袋の両面(表面及び裏面) にあけられている約10mm位の直径の穴である。
【0024】 次に、この黒いビニールシート製保存用袋による布団等の乾燥、殺菌等である が、ファスナーを開けてこの袋内に布団や衣類を入れ、しかる後ファスナーを閉 め、日中太陽にもっとも良くあたる場所に2〜3時間程度置いておくことにより なされる。
【0025】 実際にこの黒いビニールシート製保存用袋を使用して、10時から15時30 分までの間の温度を15分毎に測定した実験によると、外気、ビニールシート表 面及びビニール袋内の温度は、それぞれ33.78℃、34.87℃、65.1 9℃であった。
【0026】 一方、比較のため透明なビニールシート製袋で黒のビニールシート製保存用袋 と同様の実験を行った。その結果、11時45分から15時15分までの間、1 5分毎に外気温、透明なビニールシート表面温度及びビニールシート製袋内の温 度は、それぞれ29.9℃、30.57℃、そして54.65℃であった。
【0027】 以上により、本考案では、ビニールシートの黒色がビニールシート製保存用袋 の内部を高い温度にする効果を有しているのが判る。
【0028】 さて、先ず第1に害虫の駆除であるが、衣服を食い荒らす害虫やダニ等の寄生 虫類やその卵は50℃、30分以上でほぼ完全に死滅すると言われている。この ため、ビニールシートが黒色でなく白色でもこれはなしうる。しかし、黒色の方 が確実である。
【0029】 第2に、カビの発生防止であるが、カビは一般に15℃〜20℃位が適温であ るが、これはあくまでも水分の存在が前提である。さて、太陽光に晒した際のビ ニールシート製保存用袋内の昇温に伴い、布団等の綿等に含まれている水分は表 裏に複数設けられている孔から水蒸気となって外部に排出される。また、乾燥に も係わらず保存期間中に内部に湿気が発生したとしてもビニール袋の表裏面に孔 を開けているため、ここから水分は外部に排出される。このため、カビの発生が 完全に防止される。
【0030】 第3に、カビを含めての殺菌であるが、特別な細菌や特別な状態のカビ等を除 き、その死滅温度は、90℃、100℃ともなれば別であるが、ただ単に高い方 が良いというわけではなく、水分子が生きたDNAや生体の蛋白質付近で固定さ れ易い温度たる45℃や60℃近辺である。{なお、参考のため記載するならば 、水中での2枚のガラスを引き離すのに必要とする圧力は14℃、32℃、45 ℃、60℃あたりで急に大きくなり、この温度やその近辺の温度は生物に大きな 悪影響を有しているのは広く知られた事実である(上平 恒 著 「水とはなに か」 講談社刊等)。ちなみに、公衆浴場の湯の殺菌は46℃でなされ、血液製 剤のエイズウイルス等に対する死滅処理温度は45℃であり、牛乳の低温殺菌の 処理温度は60℃〜65℃である。} さて、本考案の保存用袋中に入れられた布団や衣類は、太陽に向く表面のシー トがが黒色であるため、25〜30℃程度の室温から最高温度の60〜65℃に 達し、更に室温に戻るまでにこの45℃と60℃近辺の温度を2度通過する。し かも衣服や布団というその性質上ゆっくりと(少くも何分間も)かかって通過す る。このため、単なる透明のシートの場合と異なり、通常の伝染病の原因となる 細菌等に対し、効果的な殺菌等もなされこととなる。
【0031】 (第2の実施の形態) 図2に、本考案の第2の実施の形態の乾燥殺虫菌型有機フィルムシート製保存 用袋の斜視図と中央縦断面図を示す。本図において、12は、この保存用袋本体 の裏面をなす透明なビニールシートである。13は、表面の黒色のビニールシー トである。14は、同じく側壁部をなす黒色のビニールシートである。21は、 出入口部の蓋型ファスナーであり、21aは凹部、21bは凸部、21cは蓋部 である。31は、裏面のビニールシートのみに設けられた細孔である。
【0032】 本実施の形態においては、表面と裏面に両面をつなぐ側壁部があり、蓋部もあ るため、袋自体が厚手となる。このため、大型の敷き布団も無理なく収納しうる 。
【0033】 しかも、表面には細孔がないため、万一、急に夕立が降ってきたりした場合や 、更には使用者が別の家事をしていたため雨が降ってきたのに気付かなかったり した場合でも、内部の厚手の布団類が濡れるという危険性がない。なおこの際、 太陽に干していて内部の温度が上昇すると、干した状態で下部にくる裏面の細孔 と蓋部とから先の第1の実施の形態の場合と同様に内部の湿気が抜け出すため、 乾燥と殺虫菌も充分になされるのは勿論である。
【0034】 更に、本実施の形態においては、保存用袋の裏面が透明であるため、収納時や 一定期間保管した後の再使用のための取り出しの際に内部に何が入っているかを 容易に確認できる。なお、念のため再度記載するならば、(保存時でなく太陽光 に晒す際の)裏面は太陽光に晒している時にはその方向を向いていないため、太 陽光の吸収に無関係であり、この一方で透明でも黒色でも60度程度の温度では 熱の輻射は差がない(注:黒、白はあくまでの6000℃の太陽の光に対する吸 収、反射の性質である。)というよりも全く同じであるため、内部温度の昇温等 には何の不都合もない。
【0035】 また、細孔は側壁面と裏面のみにあり表面にはないが、衣類の保存時には黒色 で内部の見え難い表面は下部にするのが常識であるため、保存中の通、排気に悪 影響がないのは勿論である。
【0036】 更に、本実施の形態の応用として、表面の細孔は後の実施の形態に示す如く蓋 付等であっても良い。これにより、内部からの排気はなされるが、外部からの雨 水等の侵入はなされ難くなる。
【0037】 (第3の実施の形態) 図3に、本考案の第3の実施の形態の乾燥殺虫菌型有機フィルムシート製保存 用袋の斜視図と中央部の断面図を示す。
【0038】 本有機フィルムシート製保存用袋は、細長い薄手の封筒状である。本図におい て、13は、黒いビニールシート製保存用袋の表面である。15は、同じく黒い ビニールシート製の保存用袋の裏面である。32は、表面の隅角部近くに設けら れた内径35mmの円筒状の孔である。33は、裏面に設けられた直径8mmの 細孔である。34は、その細孔の回りの補強を兼ねた赤色のドーナツ状のビニー ルシートである。
【0039】 本実施の形態においては、出入口部の密閉は、折り畳んだ後、好ましくは粘着 テープ、やむを得なければ、洗濯バサミで行う。
【0040】 以下、本実施の形態の有機フィルムシート製保存用袋の使用方法について図4 を参照しつつ説明する。
【0041】 a)本保存用袋内に衣類等を入れ、太陽に干し、衣類等の乾燥と殺虫菌を行う 。
【0042】 この際、太陽に向く表面は円筒状の通、排気孔のみであるため、万一かなりの 降雨に晒されても内部の衣類が濡れることはない。次に、下側の裏面も細孔の補 強用ビニールがあるため、たとえ下部に新聞紙やゴザなどを敷かずに直接コンク リート床等に置いて太陽に干していたとしても、内部の衣類が直接コンクリート 面に接触する恐れもなく、万一降雨があっても雨水に接する機会もそれだけ少な くなる。なおこの段階では、シートの重さに比較しての軟弱性のため、出入口部 11は独りでに軽く閉じるため、必ずしも密閉しておく必要はない。
【0043】 b)次いで裏面の細孔を粘着テープ4を使用する等して塞ぐ。
【0044】 なおこの際、補強部が存在するため、粘着テープを取りはすずときに薄手のビ ニールシートの細孔の周囲が破れたりして、翌年度の再使用に際して不都合が生 じる様なことがないのは勿論である。また、細孔のまわりの補強部は目立つよう に着色しているため、作業者が密閉するに際して見落とすこともない。
【0045】 c)次いで、出入口部を折り畳んで洗濯バサミ5や粘着テープを使用して密閉 する。
【0046】 d)次に表面の円筒状の孔を電気掃除機の吸入口等に接続し内部の空気を排出 し、併せて全体の容積を小さくする。
【0047】 この後、円筒状の排気部も密閉する。
【0048】 e)この状態で、押入れ、倉庫等に保存する。
【0049】 このため、本実施の形態では、乾燥、殺虫菌に併せて小容量化もなしうること となる。
【0050】 (第4の実施の形態) 本実施の形態は、女性用和服や洋服等高価な衣料品の虫干しに使用するもので ある。
【0051】 このため、封筒状ではあるが、図5の(a)に示すよう、底部やその両端はハ ンガーに合わせて多少丸味を帯びており、その中心部に通、排気用細孔を兼ねた ハンガーの芯を通す孔が設けられている。
【0052】 従って、衣料を虫干しする際には、出入口部は図5の(a)に示すように、下 方へくることとなる。
【0053】 また、表裏両面の細孔3は、同じく図5の(b)に示すように、ハンガーに吊 るした状態での上部のみを接着した蓋35付である。そして、これにより特にハ ンガーに干している場合そうであるが、万が一夕立等相当の降雨があっても内部 の衣料は雨に浸されず、この一方で内部の湿気、水分は完全に排気されるように なっている。なお、ハンガーを通す穴は塞ぐのは勿論である。
【0054】 なおこの際、この蓋があるため、たとえ虫干し時という短い時間であっても、 繊維やドレスに有害な作用をしかねない紫外線も完全にカットされるのは勿論で ある。
【0055】 そしてこれにより、図に示す用にたとえ下部を開放した状態であっても、太陽 に向けた表面は太陽光吸収色でありまた熱せられた空気は上部に行くため、内部 の温度が充分に上昇する。一方、裏面は内部視認可能色であるため、保存時の内 部の衣類の確認に便利である。
【0056】 以上、本考案を幾つかの実施の形態に基づいて説明してきたが、本考案は何も 以上の実施の形態に限定されないのは勿論である。すなわち、例えば以下のよう にしてもよい。 1)第1の実施の形態において、ファスナー若しくはマジックバンドの代わりに 袋の長さを長くし、折り曲げるようにし、その部分を洗濯バサミで閉じるように している。 2)ビニールシートに換えて、ポリエチレンシート製の保存用袋としている。 3)袋の端部は、表裏のビニールの電着でなく、表裏境界部での折り曲げや両端 部の接着を併用している。 4)衣類の保存に際して、別途薬品等をも併用するようにしている。 5)細孔の形状は、四角等としている。 6)表面や裏面に、シールを貼ったり、模様を入れたりしている。
【0057】
【考案の効果】
以上の説明でわかるように、本考案によれば、少くも表面が黒の有機フィルム シート製保存用袋等の表裏等に複数個の孔を開口したことで、天気の良い日に日 光に当てるだけでその内部に入れている布団等に付着している害虫やダニを完全 に死滅させる、また殺菌も行うだけでなく、その際の乾燥と保存時の通気により カビの発生を防止することが可能となる。
【0058】 また、旅館やホテル、大企業の研修所や病院等季節に応じて多種そして多数の 布団や衣類を使用したり、保管したりする必要があるだけでなく、それらに対し て高度の衛生管理が必要とされるところにおいても、極めて簡単に充分な品質の 乾燥や殺菌等を行い、そして保存を容易になしうる。
【0059】 また、高価な衣類の虫干し等にも使用しうる。
【0060】 また、この一方で、保存の際の管理にも便利である。
【0061】 また、狭いスペースでの保存にも便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の実施の形態のビニールシート
製保存用袋の平面図と断面図である。
【図2】 本考案の第2の実施の形態のビニールシート
製保存用袋の斜視図と断面図である。
【図3】 本考案の第3の実施の形態のビニールシート
製保存用袋の斜視図と断面図である。
【図4】 上記実施の形態のビニールシート製保存用袋
の使用方法を説明する図である。
【図5】 本考案の有機フィルムシート製保存用袋を虫
干しに使用している様子を示す図である。
【符号の説明】
1 ビニール製シート製の薄手の保存用袋の本体 11 上記袋の出入口 12 透明なビニール製シート(裏面) 13 黒色のビニール製シート(表面) 14 黒色のビニール製シート(側壁部) 15 黒色のビニール製シートの裏面 2 出入口部のファスナー 21 蓋型ファスナー 21a 凹部 21b 凸部 21c 蓋部 3 細孔 31 細孔 32 円筒状の細孔 33 細孔 34 細孔の補強 35 細孔の蓋 4 粘着テープ 5 洗濯バサミ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋本体部の形状が表裏両面をつなぐ側壁
    部を有する厚手の封筒状若しくは該側壁部を有さない薄
    手の封筒状の有機フィルムシート製保存用袋であって、 色彩は太陽光吸収色であり、 表裏両面には通、排気用細孔を有し、 かつ内部へ物品を出し入れする開放端部には圧着、折り
    曲げ後の洗濯バサミやセロテープ等の固定具による固定
    等により閉じることが可能な簡易密閉可能型出入口部を
    有していることを特徴とする布団、衣類等用の乾燥殺虫
    菌型有機フィルムシート製保存用袋。
  2. 【請求項2】 袋本体部の形状が表裏両面をつなぐ側壁
    部を有する厚手の封筒状若しくは該側壁部を有さない薄
    手の封筒状の有機フィルムシート製保存用袋であって、 少くも表面は太陽光吸収色であり、 少くも裏面は内部視認可能色かつ通、排気用細孔を有
    し、 かつ内部へ物品を出し入れする開放端部には圧着、折り
    曲げ後の洗濯バサミやセロテープ等の固定具による固定
    等により閉じることが可能な簡易密閉可能型出入口部を
    有していることを特徴とする布団、衣類等用の乾燥殺虫
    菌型有機フィルムシート製保存用袋。
  3. 【請求項3】 少くも表面には、防雨型の通、排気用細
    孔を有し、 表面及び裏面の、そして側壁部にも存在するならばその
    細孔は防雨型か否かを問わず、色彩を利用した目印や特
    殊な形状等によりその位置が容易にわかり、かつ折り曲
    げや粘着テープにより密閉可能であり、しかもそれらの
    細孔のうちの少くも1つは電気掃除機の吸い込み口に接
    続可能な袋密閉対応型細孔であることを特徴とする請求
    項1若しくは請求項2記載の乾燥殺虫菌型有機フィルム
    シート製保存用袋。
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