JP3068811U - 組み立て式ラック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が家庭で組み立て可能であり、組み立
てる前の各部材がかさばらず、各部材の輸送および倉庫
内での保管に十分に好都合であり、全体の構造を極めて
簡素化し、低コストで製造可能な組み立て式ラックを提
供する。 【解決手段】 上方および下方に突出する複数の突出足
１０１１が設けられている枠１０、ならびに突出足１０
１１が挿入可能な丸棒穴１１０が端部に形成されている
複数の支持管１１を有する骨組み１と、枠１０よりも大
きな面板２２が上端部に配置されている置物袋部２と、
置物袋部２の下端部に設けられている結合部材３とを備
えている。置物袋部２は骨組み１の上端部に面板２２が
跨るように配置され、置物袋部２は結合部材３により支
持管１１の下端部の枠１０に固定されているので、全体
の構造が極めて簡単となる。したがって、各部材はかさ
ばらず、低コストで製造可能となり、さらに使用者が家
庭で簡単に組み立てられることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、組み立て式ラックに関する。

【従来の技術】

一般の家庭で用いられているラックは通常硬質の木材とプラスチックあるいは 金属材料などとを用いて製造されているか、または軟質のプラスチックシートな どによって簡易に製造されている。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のラックは以下の欠点を有している。（１）製造時に大き さ、形状などが既に決まっているため、使用者の必要に応じて収納量を増大した り、縮小したりすることができない。（２）完成した製品はたいてい大きいため 、製品の輸送と倉庫内での保管が不便である。（３）従来のラックは構造が複雑 なものが多いため、工場で技術者が組み立てなければならず、家庭で使用者が簡 単に組み立てることができない。（４）市場では家庭で組み立てるタイプの製品 も販売されているが、たいていそれら製品の構造は複雑であり、一般に使用者が 思いのままに組み立てることができない。（５）使用者が組み立てる際に部材を 損壊することがある。

【０００３】 そこで本考案の目的は、使用者が家庭で組み立て可能な組み立て式ラックを提 供することにある。

【０００４】 本考案の目的は、組み立てる前の各部材がかさばらず、各部材の輸送および倉 庫内での保管に十分に好都合な組み立て式ラックを提供することにある。

【０００５】 本考案の目的は、全体の構造を極めて簡素化し、低コストで製造可能な組み立 て式ラックを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するための本考案の請求項１記載の組み立て式ラックによる と、上方および下方に突出する複数の突出足が設けられている枠、ならびに突出 足が挿入可能な丸棒穴が端部に形成されている複数の支持管を有する骨組みと、 枠よりも大きな面板が上端部に配置されている置物袋部と、置物袋部の下端部に 設けられている結合部材とを備え、置物袋部は骨組みの上端部に面板が跨るよう に配置され、置物袋部は結合部材により支持管の下端部の枠に固定されているの で、全体の構造が極めて簡単となる。したがって、低コストで製造可能となり、 さらに使用者が家庭で簡単に組み立てられることができる。

【０００７】 本考案の請求項２記載の組み立て式ラックによると、枠は４本の細い棒を方形 枠とすることにより形成され、細い棒の両端部は上方および下方に突出する突出 足を有し、突出足が支持管に挿入可能であるので、組み立てる前の各部材がかさ ばらず、各部材の輸送および倉庫内での保管に十分に好都合となる。

【０００８】 本考案の請求項３記載の組み立て式ラックによると、結合部材は置物袋部の袋 外表面に設けられている粘着ケットと、袋部に設けられ、粘着ケットと結合可能 な粘着ホックとを有するので、組み立てる前の各部材がかさばらず、各部材の輸 送および倉庫内での保管に十分に好都合となる。

【０００９】 本考案の請求項４記載の組み立て式ラックによると、結合部材は袋部の下端部 両側部に設けられているので、使用者が簡単に組み立てることができる。 また、本考案の組み立て式ラックによれば、組み立てた後のラックを上下に組 合わせることにより、物品の収容量を増加することができる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を示す一実施例を図面に基づいて説明する。 図１に示すように、本考案の組み立て式ラックは、骨組み１および置物袋部２ から構成されている。 図２に示すように、骨組み１は２つの枠１０および４本の支持管１１を組み立 てることにより製造される。枠１０は、両端部が反対方向に屈折している４本の 細い棒１０１から構成され、方形枠を形成するように金属材料を用いて細い棒１ ０１の端部が溶接されている。細い棒の両端部に上方および下方に突出する突出 足１０１１が設けられている。支持管１１の両端部には、それぞれ突出足１０１ １が挿入される丸棒穴１１０が設けられている。下方の枠１０の上方に突出する 突出足１０１１は、それぞれ４本の支持管１１下端部の丸棒穴１１０に挿入され 、上方の枠１０の下方に突出する突出足１０１１は、それぞれ４本の支持管１１ 上端部の丸棒穴１１０に挿入され、骨組み１が製造される。 図１に示すように、置物袋部２は複数の置物空間２１０を有する袋部２１から 形成され、袋部２１の一方の端部に面板２２が配置されている。面板２２は枠１ ０よりも大きく、面板２２は枠１０上に接して設けられている。本実施例におい ては、結合部材３は置物袋部２の袋外表面に設けられている粘着ケット３２と、 粘着ケット３２に結合可能な粘着ホック３１とを設けている。置物袋部２は骨組 み１の上方より枠１０内に収納され、面板２２は上方の枠１０に配置されている 。粘着ホック３１は下方の枠１０の細い棒１０１に巻き付けられ、粘着ケット３ ２に装着される。これにより袋部２１の下端部は骨組み１に固定されてラックが 完成する。ラックを解体する場合、上記の組立順序を逆にすれば、即時に解体で きる。

【００１１】 さらに、図４に示すように、本実施例の袋部２１を様々な空間を有する形態に なるように製造し、組み立てた後、２つのラックを上下に重ねて組み合わせれば 、置物空間２１０の数量と容量が拡大する。袋部２１を組み合わせる場合、一方 のラックの突出足１０１１を他方のラックの支持管１１の丸棒穴１１０に挿入す ればよい。解体する場合、反対の手順で容易に解体できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による組み立て式ラックの骨
組みおよび置物袋部を示す斜視図である。

【図２】本考案の一実施例による組み立て式ラックの骨
組みを示す分解斜視図である。

【図３】本考案の一実施例による組み立て式ラックを示
す斜視図である。

【図４】本考案の一実施例による組み立て式ラックを示
す斜視図である。

【符号の説明】

１ 骨組み ２ 置物袋部 ３ 結合部材 １０ 枠 １１ 支持管 ２１ 袋部 ２２ 面板 ３１ 粘着ホック ３２ 粘着ケット １０１ 細い棒 １１０ 丸棒穴 １０１１ 突出足

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上方および下方に突出する複数の突出足
   が設けられている枠、ならびに前記突出足を挿入可能な
   丸棒穴が端部に形成されている複数の支持管を有する骨
   組みと、 前記枠よりも大きな面板が上端部に配置されている置物
   袋部と、 前記置物袋部の下端部に設けられている結合部材とを備
   え、 前記置物袋部は前記骨組みの上端部に前記面板が跨るよ
   うに配置され、前記置物袋部は前記結合部材により前記
   支持管の下端部の枠に固定されていることを特徴とする
   組み立て式ラック。
2. 【請求項２】 前記枠は、４本の細い棒を方形枠とする
   ことにより形成され、前記細い棒の両端部は上方および
   下方に突出する前記突出足を有し、前記突出足は前記支
   持管に挿入可能であることを特徴とする請求項１記載の
   組み立て式ラック。
3. 【請求項３】 前記結合部材は、前記置物袋部の袋外表
   面に設けられている粘着ケットと、前記袋部に設けられ
   前記粘着ケットと結合可能な粘着ホックとを有すること
   を特徴とする請求項１記載の組み立て式ラック。
4. 【請求項４】 前記結合部材は前記袋部の下端部の両側
   部に設けられていることを特徴とする請求項１記載の組
   み立て式ラック。