JP3068367U - つり下げ式空気清浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内上部の汚れた空気を清浄にするつり下げ
式空気清浄機を提供する。 【解決手段】 送風機４を起動すると、室内の汚れた空
気が風入口に吸引される。吸引された汚れた空気は外殻
６の通気孔６１から濾過装置７に達し、濾過装置７の最
下層の濾過網７１および非布層７３で濾過され空気中の
比較的大粒のほこりが除去される。次に活性炭素層７４
および最上層の濾過網７２で濾過され空気中の浮遊微粒
子が除去されて清浄な空気となり、パイプを通過して風
出口を覆っている蓋板から排出される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、つり下げ式空気清浄機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、オフィスなど室内の空気調節にはクーラーが用いられている。クーラ ーは空気を清浄する効能がないため、換気をしないと室内の二酸化炭素の含有量 が高くなる。室内の二酸化炭素の含有量が高くなると、その室内で働いている人 は疲労を感じる。タバコを吸う人がいると室内の空気はさらに汚れ、長時間その 室内にいると呼吸器に傷害を生じる恐れがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

一般に汚れた空気は室内上部にあるが、市販されている空気清浄機は床上用の ものが多く、空気清浄効果はあまり高くない。 したがって、本考案は上記の問題を解決するためになされたものであり、室内 上部の汚れた空気を清浄にするつり下げ式空気清浄機を提供することを目的とす る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案によると、空気清浄機を室内上部からつり下げるために室内に予め設け られている軽鋼製台と、軽鋼製台に設けられている風入口および風出口と、複数 の通気孔を有し、風入口および風出口をそれぞれ覆っている２つの蓋板と、中心 孔が形成され、風入口を覆っている蓋板の上面に設けられている框板と、框板の 上面に垂直に組付けられている定位板と、空気入口、空気出口、ならびに定位板 の一端が接続されている上板とを有し、空気入口が中心孔にはめ込まれるように 框板の上面に組付けられている送風機と、一方の端部に空気出口、他方の端部に 風出口を覆っている蓋板が接続されているパイプと、複数の通気孔を有し、風入 口を覆っている蓋板の下端に接続されている外殻と、２つの濾過網ならびに２つ の濾過網の間に設けられている非布層および活性炭素を有し、外殻に収容されて いる濾過装置とを備える。室内の空気は風入口から吸入され、吸入された空気は 濾過装置で清浄にされ、清浄にされた空気は風出口から室内に排出される。濾過 装置が汚れた場合、新しいものと交換する。

【０００５】 本考案の空気清浄機は室内上部からつり下げて設置されるので、室内上部の汚 れた空気を清浄にできる。その効果は床上式のものより良好である。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の複数の実施例を図面に基づいて説明する。

【０００７】 図１から図３に示すように、本考案の第１実施例によるつり下げ式空気清浄機 は、予め風入口および風出口が設けられている軽鋼製台１が室内に配置されてい る。風入口および風出口はそれぞれ複数の通気孔を有する蓋板２で覆われている 。風入口を覆っている蓋板２の上には框板２１が組付けられ、框板２１は一方の 面から他方の面に貫通する中心孔２１１が形成されている。框板２１は一方の面 に垂直に定位板３が組付けられている。定位板３は底端に固定端３１を有してい る。ビス３２で框板２に固定端３１および框板２１を接続する。框板２１の上面 には送風機４が設けられ、送風機４の底面に設けられている風入口４１は中心孔 ２１１にはめ込まれている。送風機４の上板４２は定位板３の上端に組付けられ 、送風機４の風出口４３はパイプ５の一方の端部が接続されている。パイプ５の 他方の端部は風入口４１を覆っている蓋板２に接続され、蓋板２の下端に複数の 通気孔６１を有する外殻６がビス３２で組付けられている。外殻６は濾過装置７ を収容している。濾過装置７は最上層および最下層に濾過網７２および濾過層７ １、濾過網７２と７１との間に活性炭素層７４および非布層７３が設けられ、こ の濾過装置７に室内から空気を取り入れ、空気を清浄にして室内に戻す。

【０００８】 送風機４を起動すると、室内の汚れた空気が風入口に吸引される。吸引された 汚れた空気は外殻６の通気孔６１から濾過装置７に達し、濾過装置７の最下層の 濾過網７１および非布層７３で濾過され空気中の比較的大粒のほこりが除去され る。次に活性炭素層７４および最上層の濾過網７２で濾過され空気中の浮遊微粒 子が除去されて清浄な空気となり、パイプ５を通過して風出口を覆っている蓋板 ２から排出される。

【０００９】 図４に本考案のつり下げ式空気清浄機の第２実施例を示す。 図４に示すように、本考案のつり下げ式空気清浄機は、従来のクーラー８に応 用できる。すなわち、送風機４の風出口４３にパイプ５の一方の端部を接続し、 クーラー８にパイプ５の他方の端部を接続して、クーラー８が吸入する空気を濾 過する。濾過された空気は、クーラー８の排気口から排気され、一方の端部がク ーラー８の排気口に接続されているパイプ９を通過し、パイプ９の他方の端部が 接続されている風出口から室内に排気される。濾過装置が長期使用により汚れた ら、新しいものと交換する。

【００１０】

【考案の効果】

本考案のつり下げ式空気清浄機は室内上部に設置されるので、上部に集まりや すい汚れた空気を清浄する効果が床上式のものより良好である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例によるつり下げ式空気清浄
機を示す分解斜視図である。

【図２】本考案の第１実施例によるつり下げ式空気清浄
機を示す断面図である。

【図３】本考案の第１実施例によるつり下げ式空気清浄
機を示す部分断面図である。

【図４】本考案の第２実施例によるつり下げ式空気清浄
機を示す断面図である。

【符号の説明】

１ 軽鋼製台 ２ 蓋板 ３ 定位板 ４ 送風機 ５ パイプ ６ 外殻 ７ 濾過装置 ８ クーラー ９ パイプ ２１ 框板 ２２ ビス ３１ 固定端 ３２ ビス ４１ 空気入口 ４２ 上板 ４３ 空気出口 ６１ 通気孔 ７１ 濾過網層 ７２ 濾過網層 ７３ 非布層 ７４ 活性炭素層 ２１１ 中心孔

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 室内に予め設けられている軽鋼製台と、 前記軽鋼製台に設けられる風入口および風出口と、 複数の通気孔を有し、前記風入口および前記風出口をそ
   れぞれ覆っている２つの蓋板と、 中心孔が形成され、前記風入口を覆っている蓋板の上面
   に設けられている框板と、 前記框板の上面に垂直に組付けられている定位板と、 空気入口と空気出口と前記定位板の一端が接続されてい
   る上板とを有し、前記空気入口が前記中心孔にはめ込ま
   れるように前記框板の上面に組付けられている送風機
   と、 一方の端部が前記空気出口に、他方の端部が前記風出口
   を覆っている蓋板に接続されているパイプと、 複数の通気孔を有し、前記風入口を覆っている蓋板の下
   端が接続されている外殻と、 ２つの濾過網ならびに前記２つの濾過網の間に設けられ
   ている非布層および活性炭素を有し、前記外殻に収容さ
   れている濾過装置と、 を備えることを特徴とするつり下げ式の空気清浄器。
2. 【請求項２】 一方の端部が前記空気出口に接続されて
   いる前記パイプの他方の端部はクーラーの風入口に接続
   され、 他方の端部が前記風出口を覆っている前記蓋板に接続さ
   れている前記パイプの一方の端部は前記クーラーの排気
   口に接続されていることを特徴とする請求項１記載のつ
   り下げ式空気清浄機。
3. 【請求項３】 前記定位板は一端に固定端を有し、前記
   固定端はビスで前記框板に組付けられていることを特徴
   とする請求項１記載のつり下げ式空気清浄機。