JP3067428U

JP3067428U - 電子オルゴール付き布製製品

Info

Publication number: JP3067428U
Application number: JP1998007431U
Authority: JP
Inventors: 好明福田
Original assignee: 丸纎株式会社
Priority date: 1998-09-25
Filing date: 1998-09-25
Publication date: 2000-04-07
Anticipated expiration: 2004-09-25

Abstract

(57)【要約】【目的】多用途の布製製品に対しその付着位置に適した
スイッチング手段を選択して丸洗い可能な電子オルゴー
ルを取り付ける。【構成】電子オルゴール２を、耐水性素材で構成し、布
製製品（布製被着体）３に付着して丸洗い可能な電子オ
ルゴール付き布製製品１とする。ここで、耐水性素材に
よる構成が防水性又は溌水性を主とするものであり、該
素材による電源部等の被覆ないしは密封を含む。そし
て、布製製品（布製被着体）３は、衣類及びその附属品
を含み身体に着用するもの、頭部に着用するもの、履
物、小間物、装飾具、手持品、旅行用品、財布又はこれ
らの類似物から選択されたものである。また、上記布製
製品１には、防水性又は溌水性を満たす必要がない附属
的な構成要素について、その付着手段を着脱自在なもの
とする考案構成が含まれる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電子オルゴール付き布製製品に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より電子オルゴール付き個人用品又は家庭用品には種々のものがあった。この種の電子オルゴールは、メロディ等の音色、形状、スイッチング手段を含む構造について比較的自在に設計可能なので、用途も多岐にわたっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、電子オルゴール付き布製製品が洗濯を許容して繰り返し着用する実用衣類として供される場合、防水性を考慮していないものは丸洗いができないという問題があった。

【０００４】この場合、電子オルゴールの取り付け（手段）を着脱自在なものとし、洗濯するときは取り外せばよいという解決策もあるが、製品化段階で電子オルゴールの取り付けを完了して出荷可能とするためには、電源部の被覆やケーシングに防水縫い目を作る等の取り付け手段を含む素材構成に利点を求めて、布製製品への付着を一工程で完了するものとしたほうが生産性や経済性が高いといえる。

【０００５】本考案は、このような事情に鑑みなされたものであって、上記課題を解消し、丸洗い可能な電子オルゴール付き布製製品を提供することを目的とするものである。また、上記目的製品には、防水性又は溌水性を満たす必要がない附属的な構成要素について、その付着手段を着脱自在なものとする考案構成が含まれる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案の電子オルゴール付き布製製品は、耐水性素材で構成された電子オルゴールを布製製品に付着したものである。

【０００７】ここで、耐水性素材による構成が防水性又は溌水性を主とするものとされる。好適には、この種の素材による電子オルゴールの各部材の製作又は電源等要部の被覆ないしは密封である。したがって、この耐水性素材による構成は、表面処理等加工処理により耐水性（主に防水性又は溌水性）を獲得した実用材料による構成を含むものである。

【０００８】また、布製製品が、衣類及びその附属品を含み身体に着用するもの、頭部に着用するもの、履物、小間物、装飾具、手持品、旅行用品、財布又はこれらの類似物から選択される個人用品又は家庭用品とされる。

【０００９】

【作用】

電子オルゴールの電源（電池）及びケーシングを耐水性（特に防水性又は溌水性）素材で製作又は被覆ないしは密封して布製製品に取り付けることにより、丸洗い可能とされる。

【００１０】

【実施例】

本考案の一実施例について添付図面を参照して以下説明する。図１は本考案の実用的な衣類を例示するものであり、子供用オーバーオール（ジーンズ素材）の胸部ポケットのフラップで覆われる部分に電子オルゴールを取り付けたものである。このスイッチング手段には光センサ方式を採用してもよい。

【００１１】また、図２は同じく実用的な衣類を例示するものであるが、子供用ワンピース（綿素材）のワッペンの裏側に電子オルゴールを取り付けたものである。このスイッチング手段にはプッシュ方式を採用してもよい。

【００１２】各図に共通して、１が電子オルゴール付き布製製品（衣類）、２が電子オルゴール及び３が布製被着体である。

【００１３】また、図３は実用的な布製リュックサックに電子オルゴールを取り付けたものである。このスイッチング手段にはプッシュ方式を採用してもよい。図中、11が電子オルゴール付き布製製品（布製リュックサック）、21が電子オルゴールである。

【００１４】上述したように、本考案は、耐水性素材で構成された電子オルゴール（２，21 ）を布製製品（３）に付着した電子オルゴール付き布製製品（１，11）であり、考慮される布製製品（３）は、衣類及びその附属品を含み身体に着用するもの、頭部に着用するもの、履物、小間物、装飾具、手持品、旅行用品、財布又はこれらの類似物から選択されたものである。

【００１５】さらに、これらの細目を挙げるとすれば、例えば、ベビー服、子供服、一般の洋服、エンブレム、スラックス、エプロン、帽子、ポシェット、バッグ、財布、リュックサック、靴、サンダル等々である。

【００１６】電子オルゴール（２，21）の取り付けは、付着箇所（仕掛け所）にあわせてスイッチング手段を機能選択し、縫着、貼付、ピン又はホック留め、着脱自在な面テープ等適宜なものとされてよい。また、電子オルゴール本体の周りを別途布やゴム、ナイロン、樹脂等柔軟素材でシールド又はカバーを施し、人体への損傷防止対策としてもよい。

【００１７】スイッチング手段は、例えば、プッシュスイッチをはじめ光、音（音声）、熱、振動その他のセンサスイッチ等公知手段から選択されればよい。

【００１８】そして、発する音色は、メロディの他に人の声、動物の鳴き声、およそデジタル記録可能な合成音に関わる全てであってよい。

【００１９】また、防水性を満たす必要のない附属的なパーツについて、その付着手段を着脱自在なものとして使用時に適宜に後付け可能とする等、周辺的又は付加的な適宜手段の構成の変更は許容されてよい。

【００２０】このように、種々の布製製品の各品目に適した個々の態様で提供される場合にも本考案の要旨がそのまま適用されるものであり、これらにおける構成の変更等は当然に本考案の保護範囲に含まれる。

【００２１】

【考案の効果】

本考案は以上の構成よりなるものであり、丸洗いして繰り返し使用可能な電子オルゴール付き布製製品ゆえの防水性又は溌水性を有したものとしているので、製品化段階での工数低減及び使用時の利便性が高く、実用的な個人用品又は家庭用品としての布製製品一般について、本考案構成の電子オルゴールを付着することができる。しかも、品目や利用形態に応じた種々の態様で提供できるので、極めて広範囲な利用先を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例である実用的な衣類（子供用
オーバーオール）を示す説明図である。

【図２】他の実施例である実用的な衣類（子供用ワンピ
ース）を示す説明図である。

【図３】他の実施例である布製リュックサックを示す説
明図である。

【符号の説明】

１電子オルゴール付き布製製品（衣類）２電子オルゴール３布製被着体 11 電子オルゴール付き布製製品（布製リュックサッ
ク） 21 電子オルゴール

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩＣ０９Ｋ 3/18 Ｃ０９Ｋ 3/18 Ｄ０５Ｂ 1/26 Ｄ０５Ｂ 1/26 Ｇ１０Ｋ 15/04 ３０２Ｇ１０Ｋ 15/04 ３０２Ｆ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】電子オルゴールを耐水性素材で構成し、
該電子オルゴールを布製製品に付着したことを特徴とす
る電子オルゴール付き布製製品。
【請求項２】耐水性素材による構成が、防水性又は溌
水性を主とするものである請求項１記載の電子オルゴー
ル付き布製製品。
【請求項３】布製製品が、衣類及びその附属品を含み
身体に着用するもの、頭部に着用するもの、履物、小間
物、装飾具、手持品、旅行用品、財布又はこれらの類似
物から選択されたものである請求項１又は２記載の電子
オルゴール付き布製製品。