JP3066913U - 管の開口塞ぎ部材 - Google Patents

管の開口塞ぎ部材

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JP3066913U
JP3066913U JP1999006482U JP648299U JP3066913U JP 3066913 U JP3066913 U JP 3066913U JP 1999006482 U JP1999006482 U JP 1999006482U JP 648299 U JP648299 U JP 648299U JP 3066913 U JP3066913 U JP 3066913U
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幸二 控井
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株式会社ウツヰ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 野積みされた水道管への塵芥、ネズミ、鳥等
の侵入を防止する塞ぎ部材の、管内での滑りを防止す
る。 【解決する手段】 厚紙に該厚紙よりも摩擦係数の大な
る滑止めシートを貼着した基板を打ち抜いて形成され、
管1の開口径に略対応する大きさの塞ぎ板21の外周に折
り曲げ可能に複数の脚片22を突設しており、前記摩擦係
数の大なる滑止めシートは、生分解性滑止めシートであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する分野】
本考案は、地中に埋設して使用する水道管やガス管等の比較的大径の管の開口 を塞ぐ部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地中に埋設して使用する水道管やガス管は、生産工場で在庫として野積みされ ている間或いは埋設現場で長期に備蓄されている間に、管内に塵芥が溜まること 、ネズミや鳥が巣作りをすること等を防止するために、管の開口端に図7に示す 塞ぎ部材(3)が着脱可能に嵌め込まれている。
【0003】 上記塞ぎ部材(3)は、合成樹脂の射出成形によって形成され、円形塞ぎ板(31) の外周に緩やかなテーパ状の周壁(32)を一体に突設しており、樹脂の弾性変形に より管の開口端に無理に押し込んで装着する。
【0004】 配管工事の際には、勿論塞ぎ部材(3)を外すのであるが、この塞ぎ部材(3)は 管を埋戻す際に、一緒に埋めて処理されることが多く、合成樹脂製の塞ぎ部材( 3)は、腐らずいつまでも地中に残存することになる。 塞ぎ部材(3)を焼却処理すれば、焼却のためのコストが掛かり、又、ダイオキ シンの発生等の環境問題が生じる。
【0005】 そこで出願人は、図6に示す如く、管の開口径に略対応する大きさの段ボール 紙製塞ぎ板(21)の外周に折り曲げ可能に複数の紙製脚片(22)を一体に突設した管 の塞ぎ部材を提案した(実願平11−2626号)。
【0006】 該塞ぎ部材(2)は、塞ぎ板(21)の中心と管(1)の軸心をほぼ一致させて該塞ぎ 板(21)を管(1)の端面に当ててそのまま押し込むと、塞ぎ部材(2)の各脚片(22) が管壁に押されて一斉に外向きに折れ曲がると共に、該塞ぎ板(21)は突っ張り状 態で管(1)内に保持され、管(1)を塞ぐことができる。 管(1)の開口端を塞ぎ部材(2)にて塞ぐことにより、管内への塵芥、ネズミ、 鳥等の侵入を防止でき、地上での長期間の保管にも問題は生じない。
【0007】
【本考案が解決しようとする課題】
上記図6に示す塞ぎ部材の両面は、段ボール紙のライナー部分であって平滑で あるため、脚片(22)が折れ曲がって管内面に接して保持された状態において、脚 片(22)と管内面との摩擦力は強くない。従って管を備蓄している間に、風の影響 で塞ぎ部材(2)が管から外れ落ちる、管奥にずれる或いは、管内で倒れたりする 問題のあることが判った。 本考案は上記問題を解決できる管の塞ぎ部材を明らかにするものである。
【0008】
【課題を解決する手段】
本考案の塞ぎ部材は、厚紙に該厚紙よりも摩擦係数の大なる滑止めシート(26) を貼着した基板を打ち抜いて形成され、管(1)の開口径に略対応する大きさの塞 ぎ板(21)の外周に折り曲げ可能に複数の脚片(22)を塞ぎ板と一体に突設しており 、前記滑止めシート(26)は生分解性であることを特徴とする。
【0009】 滑止めシートは、合成樹脂を含む材料にて形成された発泡柔軟シートであるこ とが望ましい。
【0010】
【作用及び効果】
塞ぎ部材(2)を滑止めシート(26)側の面を管(1)の開口に対向させ、塞ぎ板(2 1)の中心を管の軸心にほぼ一致させて該塞ぎ部材(2)を管(1)の端面に当ててそ のまま押し込む。塞ぎ部材(2)の各脚片(22)が管壁に押されて一斉に外向きに折 れ曲がる。各脚片(22)は弾性復帰力によって常時管壁を押すため、塞ぎ板(21)は 突っ張り状態で管(1)内に保持され、管(1)を塞ぐことができる。 管(1)の開口端を塞ぎ部材(2)にて塞ぐことにより、管内への塵芥、ネズミ、 鳥等の侵入を防止でき、地上での長期間の保管にも問題は生じない。
【0011】 脚片(22)の管内面との接触面には摩擦係数の大なる滑止めシート(26)が貼着さ れているため、塞ぎ部材(2)が管(1)の軸方向にずれることに大きな抵抗が生じ 、従って管の保管場所で風が吹いても、塞ぎ部材(2)が管(1)から外れ落ちたり 、管の軸方向にずれたり、管内で倒れることは防止される。
【0012】 滑止めシート(26)が発泡柔軟シートであれば、シート自体の弾力性による管内 面との引っ掛かり抵抗が一層大きくなり、塞ぎ部材(2)の管内でのずれ防止効果 が一層高まる。
【0013】 塞ぎ部材(2)は、滑止めシート(26)を貼着した厚紙を打ち抜いて形成するため 安価に生産でき、又、平面状を呈しているため、積み重ねてストックでき保管に 便利である。
【0014】 管(1)から塞ぎ部材(2)を外す際、外向きに屈曲している脚片(22)を摘んで外 側に引っ張れば塞ぎ部材(2)を取り出すことができる。
【0015】 厚紙に貼着した滑止めシート(26)は生分解性であるため、塞ぎ部材(2)を管と 一緒に埋設して地中で腐食分解させることができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
図1は、管(1)の開口端に本考案に係る塞ぎ部材(2)を装着した状態を示して いる。 実施例の管(1)は、水道管用の鋳鉄管であり、一端にフランジ(11)を具えてお り、フランジ(11)側の開口は、管の他端の外径に対応する大径部(12)が形成され 更に該大径部(12)から外拡がりのテーパ部(13)が形成されている。複数の管(1) を接続する方法については公知であり、本願考案とは無関係であるため説明は省 略する。
【0017】 塞ぎ部材(2)は、上記管(1)の大径部(12)に嵌め込まれる。 塞ぎ部材(2)は、厚紙に該厚紙よりも摩擦係数の大なる滑止めシート(26)を貼 着した基板を打ち抜いて形成され、図2に示す如く、管(1)の大径部(12)の内径 よりも少し小径の塞ぎ板(21)の外周に等間隔に脚片(22)を突設している。
【0018】 実施例では、塞ぎ部材(2)の材料となる厚紙は耐水性を有する段ボール滑止め シートであって、これは濡れ物を容れる段ボール筺の材料として公知であり、一 般には段ボール滑止めシートのライナー及び中芯の素材の段階で耐水性剤が練り 込まれている。
【0019】 又、実施例の摩擦係数の大きな滑止めシート(26)は、生分解性のポリエチレン 発泡シートであって柔軟性と弾力性を有している。 生分解性のポリエチレン発泡シートは、ポリエチレン100%もの、或いはト ウモロコシの粉末とポリエチレンを混合した材料で形成したもの等が実施できる 。
【0020】 塞ぎ部材(2)の脚片(22)は、実施例では12枚であり、隣り合う脚片(22)(22) 間は外拡がりのV字状にカットされ、V字状カット部(25)の基端から塞ぎ板(21) の外周に沿う様に短く切込み(23)が施されている。
【0021】 塞ぎ板(21)と脚片(22)の境界には切込み線(23)(23)間に跨って折曲げ用溝(24) が設けられている。 上記折曲げ用溝(24)は、切断刃によるV字状カット部(25)及び切込み線(23)(2 3)の打抜き加工と同時にプレス加工により成形される。
【0022】 然して、塞ぎ部材(2)を滑止めシート(26)側の面を管(1)の開口に対向させ、 塞ぎ板(21)の中心を管の軸心にほぼ一致させて該塞ぎ部材(2)を管(1)の端面に 当ててそのまま押し込む。塞ぎ部材(2)の各脚片(22)が管壁に押されて折曲げ用 溝(24)から一斉に外向きに折れ曲がる。各脚片(22)は弾性復帰力によって常時管 壁を押すため、塞ぎ板(21)は突っ張り状態で管(1)内に保持され、管(1)を塞ぐ ことができる。
【0023】 管(1)の他端も、上記塞ぎ部材(2)よりも少し小径の塞ぎ部材で塞ぐことがで きるが、実施例では、図7に示す形状であるがパルプモールルドで形成した紙製 の塞ぎ部材で塞いだ。 これにより、管内への塵芥、ネズミ、鳥等の侵入を防止でき、地上での長期間 の保管にも問題は生じない。
【0024】 脚片(22)の管内面との接触面には摩擦係数の大なる滑止めシート(26)が貼着さ れているため、塞ぎ部材(2)が管(1)の軸方向にずれることに大きな抵抗が生じ 、従って管の保管場所に風が吹いても、塞ぎ部材(2)が管(1)から外れ落ちたり 、管の軸方向にずれたり、管内で倒れることが防止される。
【0025】 滑止めシート(26)が発泡柔軟シートであれば、シート自体の弾力性による管内 面との引っ掛かり抵抗が一層大きくなり、塞ぎ部材(2)の管内でのずれ防止効果 が一層高まる。
【0026】 塞ぎ部材(2)は、滑止めシート(26)を貼着した厚紙を打ち抜いて形成するため 安価に生産でき、又、平面状を呈しているため、積み重ねてストックでき保管に 便利である。
【0027】 管(1)から塞ぎ部材(2)を外す際、外向きに屈曲している脚片(22)を摘んで外 側に引っ張れば塞ぎ部材(2)を取り出すことができる。 厚紙に貼着した滑止めシート(26)は生分解性であるため、塞ぎ部材(2)は、管 と一緒に埋設して地中で腐食分解させることができる。
【0028】 厚紙に耐水処理を施しておくことにより、雨に対しても耐久性を付与できる。
【0029】 隣合う脚片(22)(22)間を外拡がりのV字状にカットし、V字状カット部(25)の 基端から塞ぎ板(21)の外周に沿う様に短く切込み(23)を施しておけば、脚片(22) が一層曲がり易く、管(1)への塞ぎ部材(2)の装着が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】塞ぎ部材を装着した管の一部断面図である。
【図2】塞ぎ部材の正面図である。
【図3】脚片を折り曲げた状態の塞ぎ部材の斜面図であ
る。
【図4】塞ぎ板と脚片の境界部の部分拡大図である。
【図5】図4A−A線に沿う断面図である。
【図6】出願人が以前提案した塞ぎ板の斜面図である。
【図7】塞ぎ板に周壁を一体成形した従来形状の塞ぎ部
材の斜面図である。
【符号の説明】
(2) 塞ぎ部材 (21) 塞ぎ板 (22) 脚片

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚紙に該厚紙よりも摩擦係数の大なる滑
    止めシート(26)を貼着した基板を打ち抜いて形成され、
    管(1)の開口径に略対応する大きさの塞ぎ板(21)の外周
    に折り曲げ可能に複数の脚片(22)を塞ぎ板と一体に突設
    しており、前記滑止めシート(26)は生分解性であること
    を特徴とする管の開口塞ぎ部材。
  2. 【請求項2】 滑止めシート(26)は、合成樹脂を含む材
    料にて形成された発泡柔軟シートである請求項1に記載
    の管の開口塞ぎ部材。
  3. 【請求項3】 隣合う脚片(22)(22)間は、外拡がりのV
    字状にカットされ、V字状カット部(25)の基端から塞ぎ
    板(21)の外周に沿う様に短く切込み(23)が施されている
    請求項1又は2に記載の管の開口塞ぎ部材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012717A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Kitz Corp ユニオンナット等の位置保持具とその保持具を用いた継手構造
JP2011122604A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Aron Kasei Co Ltd 地中埋設用管体、及び該管体における管端部開口の被覆方法
US10750768B2 (en) 2009-01-15 2020-08-25 Iaf Science Holdings Ltd. Process for making a honey product having a low water content

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