JP3066904U - 携帯電話機用充電器 - Google Patents

携帯電話機用充電器

Info

Publication number
JP3066904U
JP3066904U JP1999006464U JP646499U JP3066904U JP 3066904 U JP3066904 U JP 3066904U JP 1999006464 U JP1999006464 U JP 1999006464U JP 646499 U JP646499 U JP 646499U JP 3066904 U JP3066904 U JP 3066904U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
mobile phone
charger
battery
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1999006464U
Other languages
English (en)
Inventor
四郎 桝田
芳雄 依田
Original Assignee
有限会社スリーディーエー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社スリーディーエー filed Critical 有限会社スリーディーエー
Priority to JP1999006464U priority Critical patent/JP3066904U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3066904U publication Critical patent/JP3066904U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量化を維持しながら充分な充電電圧を
確保でき、不使用時には電池の消耗を防止でき、しかも
接続可能な携帯電話機の機種の制約を少なくすることが
できる携帯電話機用充電器を提供すること。 【解決手段】 充電器20は、電池30と、電池30か
ら給電される電圧を昇圧して、コネクタ26の第1端子
26−1に出力する昇圧回路32と、コネクタ26の第
3の端子26−3に印加される電圧を検出する電圧検出
回路34と、コネクタ26の第2の端子26−2への印
加電圧を検出して充電器20が携帯電話機10に接続さ
れているか否かを検出する接続検出回路36とを有す
る。電圧検出回路34は、第3の端子26−3の印加電
圧に基づき、昇圧回路32にて昇圧されて出力される電
圧値を制御する。接続検出回路36は、充電器20が携
帯電話機10に接続されることで第2の端子26−2が
接地された時に接続状態と判断し、この場合に昇圧回路
32での昇圧動作をイネーブルとし、それ以外ではディ
スイネーブルとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、充電用電池から携帯電話機に充電させる充電器に関する。
【0002】
【背景技術及び考案が解決しようとする課題】
携帯電話機の充電器として、AC電源、DC電源を用いるものの他、乾電池等 の充電用電池を使用した小型充電器が知られている。この種の小型充電器として 、直接供給方式と降圧供給方式とが知られている。
【0003】 前者の充電器は、乾電池を携帯用電話機の二次電池に直接接続するものである 。携帯電話機にて一般に使用される二次電池は、例えばリチウムイオン3.6V 、1セル充電終了電圧4.2Vである。この二次電池に直接接続される電源とし て、電圧1.5Vの単4の乾電池を3本直列接続し、二次電池の1セル充電終了 電圧4.2Vより高い電圧として、1.5×3=4.5Vを確保していた。
【0004】 しかし、一般的な乾電池は内部抵抗が高いため、1.5Vの単4乾電池を3本 直列接続しても、1セル充電終了電圧4.2Vを常時確保できないため、充分な 充電ができなかった。従って、携帯電話機の使用中に回線が切断されてしまうこ とがあった。
【0005】 また、直接供給方式では乾電池を携帯電話機に接続するだけで電流が流れるた め、携帯電話機の二次電池が満充電された後に充電を止めないと、リチウムイオ ンの場合は保護回路が作動して通話不能となるという問題が生じる。
【0006】 このため、充電時にのみ充電器を携帯電話機に装着して充電を行い、充電終了 後に充電器を離脱して携帯電話機を使用とすると、1回の充電では12分間程度 の通話時間しか確保できなかった。
【0007】 そこで、後者の充電器として、二次電池の1セル充電終了電圧4.2Vより充 分に高い電圧6V(1.5Vの単4乾電池×4本)または9.0V(積層マンガ ン電池006P)を使用するものが知られている。この充電器は、シリーズレギ ュレータまたは降圧スイッチングレギュレータ等を用いて、二次電池の1セル充 電終了電圧4.2V付近の電圧まで降圧して充電していた。
【0008】 しかし、従来の降圧供給方式の充電器は、単4乾電池を4本以上用いるか、あ るいは比較的大型の積層マンガン乾電池を用いる必要があり、前者の充電器より も大型化、重量化するという問題があった。
【0009】 この種の電池式充電器は携帯できる利点があるが、充電器の大型化、重量の増 大は携帯の妨げとなる。
【0010】 さらに、従来の降圧供給方式の充電器は、電池が充電器に収納されている限り 降圧回路に電流が流れてしまい、使用しない時には充電器から電池を取り外さな い限り電池の消耗が著しい。
【0011】 また、他の問題として、従来の充電器は接続可能な携帯電話機の機種の制約が 多いという問題もあった。
【0012】 そこで、本考案の目的は、従来の直接供給方式と同等以下の小型軽量化を維持 しながら、充分な充電電圧を確保できる携帯電話機用充電器を提供することにあ る。
【0013】 本考案の他の目的は、充電器に電池を装着したままであっても、消費電力を大 幅に低減することができる携帯電話機用充電器を提供することにある。
【0014】 本考案のさらに他の目的は、接続可能な携帯電話機の機種の制約を少なくする ことができる携帯電話機用充電器を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案に係る携帯電話機用充電器は、 充電用電池と、 携帯電話機に接続される複数の端子を有するコネクタと、 前記充電用電池から供給される電圧を、前記携帯電話機の充電電圧に適合する 電圧に昇圧し、前記コネクタ中の第1の端子に供給する昇圧回路と、 を有することを特徴とする。
【0016】 請求項1の考案によれば、充電用電池からの電圧を昇圧回路にて昇圧して、携 帯電話機の充電電圧を生成しているので、充電用電池の電圧は充電電圧より低い ものでよい。このため、充電用電池として例えば単4乾電池などを用いる場合に 、直列接続される電池の本数を少なくでき、もって充電器の小型、軽量化を図る ことができる。
【0017】 請求項2の考案は、請求項1において、 前記コネクタ中の第2の端子を介して前記携帯電話機から供給される電圧に基 づいて、前記携帯電話機に接続されているか否かを検出する接続検出回路を有し 、前記接続検出回路にて接続状態が検出されたときに前記昇圧回路は通常動作モ ードに設定され、前記携帯電話機が非接続状態のときに前記昇圧回路は昇圧動作 を実施しないパワーセーブモードに設定されることを特徴とする。
【0018】 こうすると、充電器を携帯電話機に装着しない不使用時には、昇圧回路にて昇 圧動作が実施されないパワーセーブモードとなるので、電池の消耗を低減できる 。
【0019】 請求項3の考案は、請求項1または2において、 前記コネクタに接続される携帯電話機の種別に応じて、前記昇圧回路の出力電 圧を可変としたことを特徴とする。
【0020】 昇圧回路の出力電圧を可変とすることで、複数種の携帯電話機に適合する充電 電圧をそれぞれ生成でき、この充電器が使用される携帯電話機の種別の制約を少 なくできる。
【0021】 請求項4の考案は、請求項3において、 前記コネクタ中の第3の端子を介して前記携帯電話機から供給される電圧を検 出する電圧検出回路を有し、前記電圧検出回路での検出結果に基づいて、前記昇 圧回路の出力電圧を可変としたことを特徴とする。
【0022】 こうすると、充電器に接続された携帯電話機に適合する充電電圧に関する情報 を、充電器を携帯電話機に接続することで得られるため、携帯電話機に適合する 充電電圧をより確実に生成できる。
【0023】 なお、充電電圧が異なる携帯電話機間ではコネクタの端子位置、端子数が異な る場合がある。このため、コネクタの異なる複数種の充電器を製造する場合であ っても、その複数種の充電器に搭載される回路は共用できる。あるいは、複数種 のコネクタを充電器本体に択一的に装着できるようにしておいてもよい。
【0024】 請求項5の考案は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記充電用電池の電圧が3V以下であることを特徴とする。
【0025】 本考案の充電器は昇圧回路を有するため、充電用電池の電圧は、携帯電話機内 の二次電池の充電電圧より低くてよいため、従来の携帯電話機用充電器では不可 能であった3V以下の電圧の充電用電池の使用が可能となる。なお、充電用電池 の最小電圧は、充電器内の回路が正常に動作でき、必要とする充電電圧を生成で きるものであればよい。
【0026】 請求項6の考案は、請求項1乃至5のいずれかにおいて、 前記充電用電池は、1セルの電圧が1.5Vの電池の個数を2本以下としたこ とを特徴とする。
【0027】 請求項5と同様の理由により、従来の携帯電話機用充電器では1セルの電圧が 1.5Vの電池を3個以上必要としたが、本考案ではその個数を2本以下とする ことができる。
【0028】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る携帯電話機用充電器の実施の形態について図面を参照して 説明する。
【0029】 (充電器の全体構成) 図1は、携帯電話機10に接続される充電器20を示している。携帯電話機1 0の底面にはコネクタ用開口12が形成されている。充電器20は、大別して、 電池収容部22と、回路収容部24と、回路収容部24より突出したコネクタ2 6とを有する。
【0030】 電池収容部22には、例えば1セル1.5Vの単5乾電池が3本直列で収容さ れる。このように、本実施の形態では単4乾電池より小さい単5乾電池を用い、 しかもその個数を3個としているので、従来の直接供給方式の充電器よりも電池 収容部22は小型、軽量化できる。
【0031】 そして、コネクタ26が携帯電話機10のコネクタ用開口12に装着されるこ とで、充電器20が携帯電話機10の内部回路と接続され、充電が開始される。 携帯電話機10より充電器20を離脱させるには、ロックリリースボタン28に より携帯電話機10に対して突起26Aの係合を解除させればよい。
【0032】 ここで、コネクタ26は、回路収容部24内に収容されている回路が搭載され る回路基板29の露出端まで、導電パターン29Aを延在形成することで構成さ れる。なお、回路基板29は、その表裏面に導電パターン29Aを有する(裏面 については図示せず)。
【0033】 (充電器の回路ブロック構成) 図2、図3は、それぞれ異なる機種の携帯電話機10A,10Bに充電器20 を接続した場合の回路ブロックを示している。
【0034】 図2及び図3において、充電器20は、電池収容部24に格納された電池30 と、電池30から給電される電圧を昇圧して、コネクタ26の第1端子26−1 に出力する昇圧回路32と、コネクタ26の第3の端子26−3に印加される電 圧を検出する電圧検出回路34と、コネクタ26の第2の端子26−2への印加 電圧を検出して充電器20が携帯電話機10に接続されているか否かを検出する 接続検出回路36とを有する。
【0035】 電圧検出回路34は、第3の端子26−3の印加電圧に基づき、昇圧回路32 にて昇圧されて出力される電圧値を制御する。接続検出回路36は、充電器20 が携帯電話機10に接続されることで第2の端子26−2が接地された時に接続 状態と判断し、この場合に昇圧回路32での昇圧動作をイネーブルとし、それ以 外ではディスイネーブルとする。
【0036】 (充電器の動作説明) 図2及び図3のいずれの携帯電話機10A,10Bが充電器20に接続された 場合でも、第2の端子26−2は接地され、それにより初めて昇圧回路32での 昇圧動作が可能となる。それ以外の場合には昇圧回路32での昇圧動作が実施さ れないので、充電器20はパワーセーブモードとなり、電池30がほとんど消耗 されない。
【0037】 また、図2に示す携帯電話機10Aでは昇圧回路32からの昇圧電圧が二次電 池14に直接供給されるのに対して、図3に示す携帯電話機10Bでは充電回路 16を介して二次電池14に供給される。従って、図2に示す第1端子26−1 への供給電圧は例えば4.6Vで充分であるのに対し、図3に示す第1端子26 −1への供給電圧は例えば5.3Vであり、携帯電話機10A,10Bの機種に よって、昇圧電圧を異ならせる必要がある。
【0038】 図2に示す場合にあっては、二次電池14に供給される電圧(例えば4.6V 程度)が第3の端子26−3を介して電圧検出回路34にて検出されるのに対し て、図3に示す場合では第3の端子26−3はオープン状態となる。このように 、充電器20に接続される携帯電話機10A,10B毎に電圧検出回路34で検 出される電圧が異なるため、それにより昇圧回路32にて生成される昇圧電圧を 異ならせることができる。
【0039】 (充電器の回路構成の詳細) 図4は、図1に示す回路収容部24内に設けられた具体的な回路を示している 。図4に示すように、コネクタ26は、回路収容部24内の回路に、2種類のコ ネクタ26A,26Bのいずれか一方が接続される。このコネクタ26A,26 Bは、端子数が相違する他、同一機能の端子の位置も相違している。
【0040】 充電器20は、PDC PHONE用のコネクタ26Aが用いられる場合には 、図4に示すようにその第1,第8,第9及び第16ピンと結線される。一方、 CDMA用のコネクタ26Bが用いられる場合には、その第1,第3,第16ピ ンと結線される。
【0041】 充電器20としては、コネクタ26A又は26Bが予め装着された2種類の別 商品として販売してもよいし、あるいは電池収容部22及び回路収容部24から 充電器本体と、これに択一的に装着可能なコネクタ26A及び26Bとのセット で販売し、ユーザがコネクタ26A又は26Bの一方を選択して使用するように してもよい。いずれにしても、電池収容部22及び回路収容部24からなる充電 器本体は共通である。
【0042】 図4において、IC40は、昇圧型DC−DCコンバータであり、図2及び図 3に示す昇圧回路32及び接続検出回路36を内蔵している。このIC40は、 0.8V以上の電圧が供給されれば動作可能であり、必要な昇圧電圧を生成でき る。IC40のLX端子に電池30からの電源電圧がコイルLを介して入力され 、電池3Oからの電源電圧をスイッチングレギュレータで昇圧した電圧を、コネ クタ26Aの第8ピン(PDCの場合)またはコネクタ26Bの第16ピン(C DMAの場合)を介して、携帯電話機10に供給する。すなわち、コネクタ26 Aの第8ピン及びコネクタ26Bの第16ピンは、図2,図3に示す第1端子2 6−1に相当する。
【0043】 このIC40は、ターンオン入力端子ONAと、シャットダウン入力端子/O NBとを有する。タンーオン入力端子ONAは接地されている。一方、シャット ダウン入力端子/ONBは、この充電器20が携帯電話機10に装着されていな い状態では、抵抗Rを介してHIGHの電位が入力される。
【0044】 このシャットダウン端子/ONBは、抵抗R1を介してコネクタ26Aの第9 ピン(PDCの場合)及びコネクタ26Bの第3ピン(CDMAの場合)に接続 されている。この充電器20が携帯電話機10に装着されると、コネクタ26A の第9ピン(PDCの場合)及びコネクタ26Bの第3ピン(CDMAの場合) はグランド電位となり、シャットダウン入力端子/ONBの入力電位はHIGH よりLOWに変化する。なお、コネクタ26Aの第9ピン及びコネクタ26Bの 第3ピンは、図2及び図3に示す第2の端子26−2に相当する。
【0045】 このターンオン入力端子ONAとシャットダウン入力端子/ONBとの各電位 とIC40の状態とは、IC40内の接続検出回路(図2,図3の接続検出回路 36に相当)によって、下記の表1の関係に設定される。
【0046】
【表1】
【0047】 IC40は、フィードバック(FB)端子への入力電圧が一定(例えば1.2 V)となるように、OUT端子からの出力電圧を変化させることができる。FB 端子への入力電圧は、ノードAが抵抗R2のみを介して接地されるか、あるいは 並列抵抗R2,R3を介して接地されるかによって変化する。抵抗R3と直列接 続されるトランジスタTR1のベースに、抵抗R4を介してしきい値以上の電圧 が印加される時には、トランジスタTR1はオンする。この場合、抵抗R4と直 列接続されるトランジスタTR2はオフしていることが条件となる。トランジス タTR2のベースは、抵抗R5を介して、PDC PHONE用のコネクタ26 Aの第16ピンに接続されている。コネクタ26Bが使用される場合には、抵抗 5の一端はオープン状態となる。この抵抗R2〜R4、トランジスタTR1,T R2は、図2及び図3の電圧検出回路34に相当し、コネクタ26Aの第16ピ ンは、図2及び図3の第3の端子26−3に相当する。
【0048】 (充電器が非接続の場合の動作説明) 充電器20が携帯電話機20に接続されていない場合には、IC40のシャッ トダウン入力端子/ONBには、抵抗Rを介して電位HIGHが入力される。従 って、上述した表1に基づき、IC40は昇圧動作が実施されないパワーセーブ モードとなる。このとき、充電器20内の回路に流れる電流は20μA程度であ り、電池30はほとんど消耗されない。
【0049】 このように、充電器20が非接続の場合には充電器20内のIC40をパワー セーブモードに設定できるので、従来の降圧供給式の充電器のように電池が消耗 することを防止できる。
【0050】 (充電器を接続した場合の動作説明) 充電器20が携帯電話機20に接続されると、IC40のシャットダウン入力 端子/ONBは、抵抗R1、コネクタ26Aの第9ピン(PDCの場合)または コネクタ26Bの第3ピン(CDMAの場合)を介して、携帯電話機10内の回 路と接続される。携帯電話機10では、コネクタ26Aの第9ピン(PDCの場 合)またはコネクタ26Bの第3ピン(CDMAの場合)を、グランド電位に設 定する。
【0051】 従って、IC40のシャットダウン入力端子/ONBにはLOWが入力され、 上述した表1に基づきIC40は通常動作モードとなる。
【0052】 IC40の通常動作モードでは、IC40内部の発振器の出力に従いPWM( パルス幅変調)またはPFM(パルス周波数変調)によってスイッチングレギュ レートして、電池30からの電源電圧を昇圧する。この昇圧動作は、ノードAの 電圧すなわちIC40のフィードバック(FB)端子への電圧を一定にするよう に行われ、本実施の形態ではノードAの電位は、携帯電話機10の機種によって 2種類に設定される。
【0053】 その一つは、図2に示すように、昇圧電圧(4.6V)が携帯電話機10Aの 二次電池14に直接供給される場合である。他の一つは、昇圧電圧(5.3V) が携帯電話機10B内の充電回路16を介して二次電池14に供給される場合で ある。
【0054】 図2に示す携帯電話機10Aが接続された場合にあっては、図4に示すコネク タ26Aの第16ピンに例えば3.6Vが印加される。このとき、トランジスタ TR2のベース電位がHIGHとなり、トランジスタTR2がオンする。この結 果、トランジスタTR1のベースは接地されてその電位がLOWとなるため、ト ランジスタTR1はオフする。そうすると、ノードAの電圧は抵抗R3には依存 しなくなる。
【0055】 一方、図3に示す携帯電話機10Bが接続された場合にあっては、図4に示す コネクタ26Aの第16ピンはオープン状態となる。また、トランジスタTR2 はコネクタ26Bに接続される配線を有していない。このため、トランジスタT R2のベース電位がLOWとなり、トランジスタTR2がオフする。この結果、 トランジスタTR1のベースには、抵抗R4を介して電圧が印加されることでそ の電位がHIGHとなるため、トランジスタTR1はオンする。そうすると、ノ ードAの電圧は抵抗R3に依存することになる。
【0056】 このように、充電器20が、図2に示す携帯電話機10Aに接続された場合と 、図3に示す携帯電話機10Bに接続された場合とで、図4に示すノードAに接 続される抵抗値が異なることになり、IC40の出力である昇圧電圧が一定であ る限り、ノードAの電圧は変化する。
【0057】 一方、IC30にはノードAの電圧がフィードバック(FB)端子に入力され 、この入力電圧が一定となるように昇圧動作が行われる。こうして、図2に示す 携帯電話機10Aに接続された場合には、その二次電池14に4.6Vを供給し 、図3に示す携帯電話機10Bに接続された場合にはその充電回路16に5.3 Vを供給するように、昇圧電圧を変化させることができる。
【0058】 本実施の携帯に係る充電器20に単5のアルカリ乾電池(1.5V)を3本収 容して充電すると、携帯電話機10の二次電池(リチウムイオン)を40〜60 %の充電度で充電でき、それによる連続通話時間は弱電界タイプで約40〜60 分、強電界タイプで約80〜120分確保することができる。また、充電時間は 、携帯電話機10に充電表示(赤の点灯)のある場合では約60分程度である。 アルカリ電池を交換して引き続き充電するとさらに深く充電し、満充電すると自 動的に充電を休止する。すなわち、図3に示す充電回路16を内蔵する携帯電話 機10Bにあっては、その充電回路16が二次電池14の満充電を検出した後、 充電器20側からの電流が流れないようにするからである。また、図2に示す充 電回路を内蔵しない携帯電話機10Aにあっては、充電器20側からの電圧と満 充電された二次電池14の電圧が等しくなるため、満充電以降は電流が流れなく なり充電が終了するからである。
【0059】 なお、本考案は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨の 範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施の形態では単5の アルカリ乾電池(1.5V)を3本収容したが、充電器20にて昇圧するので供 給電源電圧は1.5V×3=4.5Vよりも低くてもよく、充電適合電圧より低 ければよい。このため、充電用電池の電圧を従来不可能であった3V以下とする ことが可能となる。また、1セル1.5Vの電池を2本以下用いることが可能と なる。
【0060】 また、上記の実施の形態では2種類の充電電圧を得るようにしたが、それ以上 の種類の電圧を得るようにしても良い。あるいは、任意の充電電圧を得るために 、例えば携帯電話機10からの電圧をオペアンプに入力させ、そのオペアンブ出 力に基づき昇圧回路の出力を電子ボリュームにて可変制御して、接続された機種 に適合する充電電圧を生成すればよい。
【0061】 また、複数種の携帯電話機に適合するように昇圧回路の出力電圧を可変にする ためには、上述したように充電器が携帯電話機に接続されることで供給される携 帯電話機側からの情報(電圧)を利用するものに限らず、マニュアル操作で情報 を入力して昇圧回路の出力を可変としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る充電器とそれに接続される携帯電
話機とを示す斜視図である。
【図2】図1に示す充電器と携帯電話機内の回路とを示
すブロック図である。
【図3】図1に示す充電器と、図2に示すものとは異な
る機種の携帯電話機の内部回路とを示すブロック図であ
る。
【図4】図2及び図3に示す回路ブロックの具体的回路
構成を示す回路図である。
【符号の説明】
10 携帯電話機 12 開口 14 二次電池 16 充電回路 20 充電器 22 電池収容部 24 回路収容部 26,26A,26B コネクタ 30 電池 32 昇圧回路 34 電圧検出回路 36 接続検出回路 40 IC

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電用電池と、 携帯電話機に接続される複数の端子を有するコネクタ
    と、 前記充電用電池から供給される電圧を、前記携帯電話機
    の充電電圧に適合する電圧に昇圧し、前記コネクタ中の
    第1の端子に供給する昇圧回路と、 を有することを特徴とする携帯電話機用充電器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記コネクタ中の第2の端子を介して前記携帯電話機か
    ら供給される電圧に基づいて、前記携帯電話機に接続さ
    れているか否かを検出する接続検出回路を有し、前記接
    続検出回路にて接続状態が検出されたときに前記昇圧回
    路は通常動作モードに設定され、前記携帯電話機が非接
    続状態のときに前記昇圧回路は昇圧動作を実施しないパ
    ワーセーブモードに設定されることを特徴とする携帯電
    話機用充電器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記コネクタに接続される携帯電話機の種別に応じて、
    前記昇圧回路の出力電圧を可変としたことを特徴とする
    携帯電話機用充電器。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記コネクタ中の第3の端子を介して前記携帯電話機か
    ら供給される電圧を検出する電圧検出回路を有し、前記
    電圧検出回路での検出結果に基づいて、前記昇圧回路の
    出力電圧を可変としたことを特徴とする携帯電話機用充
    電器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記充電用電池の電圧が3V以下であることを特徴とす
    る携帯電話機用充電器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかにおいて、 前記充電用電池は、1セルの電圧が1.5Vの電池の個
    数を2本以下としたことを特徴とする携帯電話機用充電
    器。
JP1999006464U 1999-08-25 1999-08-25 携帯電話機用充電器 Expired - Fee Related JP3066904U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999006464U JP3066904U (ja) 1999-08-25 1999-08-25 携帯電話機用充電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999006464U JP3066904U (ja) 1999-08-25 1999-08-25 携帯電話機用充電器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3066904U true JP3066904U (ja) 2000-03-07

Family

ID=43200452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999006464U Expired - Fee Related JP3066904U (ja) 1999-08-25 1999-08-25 携帯電話機用充電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3066904U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001309562A (ja) * 2000-02-18 2001-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 携帯通信機器用充電器
JP2002027680A (ja) * 2001-05-18 2002-01-25 Century Corp 携帯電話の臨時電源
WO2005122360A1 (ja) * 2004-06-07 2005-12-22 Ms Tech Co., Ltd 携帯電源装置
JP2012139095A (ja) * 2012-02-03 2012-07-19 Kato Works Co Ltd 携帯電話機用充電電池

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001309562A (ja) * 2000-02-18 2001-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 携帯通信機器用充電器
JP2002027680A (ja) * 2001-05-18 2002-01-25 Century Corp 携帯電話の臨時電源
WO2005122360A1 (ja) * 2004-06-07 2005-12-22 Ms Tech Co., Ltd 携帯電源装置
JP2012139095A (ja) * 2012-02-03 2012-07-19 Kato Works Co Ltd 携帯電話機用充電電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8643325B2 (en) Integrated battery charger
CN105024544A (zh) 双向电源转换器
EP1867215A1 (en) A power supply
CN101120618A (zh) 电源
JP3066904U (ja) 携帯電話機用充電器
JP3780502B2 (ja) 太陽電池式モバイル機器用充電器
US7876068B2 (en) Battery charge indicator
US20080012427A1 (en) Power converter with integral battery
KR102127705B1 (ko) 휴대형 다목적 배터리충전 플랫폼 장치
KR100788595B1 (ko) 휴대용 보조 전원 장치
CN215580414U (zh) 直流电源
CA2657770A1 (en) Power converter with integral battery
KR20100078267A (ko) 표준 충전기/어댑터 컨버터
JP2009131143A (ja) 携帯電子機器の充電装置
JPH10275635A (ja) 電池を内蔵する充電器
JP2004015932A (ja) 携帯電話機用携帯型充電器
WO2009094906A1 (en) Multifunctional lithium battery solar energy charger
KR101869758B1 (ko) 입출력 통합 배터리팩
JP3999719B2 (ja) 乾電池式携帯型電話機用充電回路
CN219960187U (zh) 多功能充电器
CN218850430U (zh) 一种电子设备供电电路
JP3040642U (ja) 2電源式電池充電器
KR200210704Y1 (ko) 휴대폰용 비상 충전기
US20110187195A1 (en) Intelligent Low-Consumption Adaptor
KR200253479Y1 (ko) 건전지를 이용한 휴대폰 배터리 대용 및 충전장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20060511