JP3066404U - 携帯電話等携帯型通信端末器用保護カバ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨の日や雪の日またはプールサイドや海辺
（魚釣などの場合）等において所持・使用する、水にも
強く落下衝撃にも強い、携帯電話器、ＰＨＳ、ポケベル
等携帯型通信端末器用保護カバーを新規に提供するもの
である。 【解決手段】 軟質合成樹脂フイルムを以て携帯電話器
等携帯型通信端末器の全面を覆う大きさで同器の出入口
をもつ袋状の防水カバー本体を構成し、この防水カバー
本体の壁面において当該本体に携帯電話器等携帯型通信
端末器を収納した場合に同器の操作ボタン等操作部と対
応する個所に透視窓を設けまた対応しない個所に膨縮自
在の密閉中空壁を設けて成るものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、雨の日や雪の日またはプールサイドや海辺（魚釣などの場合）等に おいて所持・使用する、水にも強く、落下衝撃にも強い、携帯電話器、ＰＨＳ、 ポケベル等携帯型通信端末器用の保護カバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、携帯電話器、ＰＨＳ、ポケベル等の携帯型通信端末器は、雨の日や雪 の日またはプールサイドや海辺（魚釣などの場合）等において使用・所持してい るときには、水滴や霧により濡れて故障を起したり大切なデータを損傷したりし やすく、また他の物にぶつけたり手から取り落としたりしたときにはそのショッ クで破損し易いという弱点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記弱点を一挙に解消するのに極めて有効で、しかも優れた他の効 果たとえば、中に携帯電話器を入れてあるままの状態でボタンを押したり通話を したりする等の利便な効果を発揮する新規の携帯電話等携帯型通信端末器用保護 カバーを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係る携帯電話等携帯型通信端末器用の保護 カバーは、軟質合成樹脂フイルムを以て携帯電話器等携帯型通信端末器の全面を 覆う大きさで同器の出入口をもつ袋状の防水カバー本体を構成し、この防水カバ ー本体の壁面において当該本体に携帯電話器等携帯型通信端末器を収納した場合 に同器の操作ボタン等操作部と対応する個所に透視窓を設けまた対応しない個所 に膨縮自在の密閉中空壁を設けて成るものであり、

【０００５】 また、軟質合成樹脂製の表側内外シート１，２および裏側内外シート３，４を 構成し、表側内外シート１，２を重ねてその中央部を囲む線上個所を相互に溶着 することによって携帯電話器５の操作ボタン等の透視窓６を形成すると共に表側 内シート１と裏側内シート３を重ねてその適宜個所に通気用連通孔８を設け、表 側内外シート１，２と裏側内外シート３，４を重ねてこれ等シート１〜４の上辺 縁を除いた全周縁を相互に溶着し、また表側内外シート１，２の上辺縁同士を相 互に溶着し且つ裏側内外シート３，４の上辺縁同士を相互に溶着することによっ て携帯電話器５の出入口９をもつ袋状の防水カバー本体１２を形成すると共に裏 側外シート４における上辺個所の外側に小さな覆い片１０を重ねて当該覆い片１ ０の左右縁および上辺縁を同裏側外シート４の左右縁および表側内外シート１， ２の上辺縁同士の溶着縁に溶着することによって膨張状態時には自然に閉じる形 式の蓋部１１を設けて成るものである。

【０００６】

【実施例】

図に示す実施例は、長円形状を呈する透明の熱可塑性軟質合成樹脂製の表側内 外シート１，２および裏側内外シート３，４を構成し、表側内外シート１，２を 重ねてその中央部を囲む角丸の長方形線上個所を相互に溶着することによって携 帯電話器５の操作ボタン等の透視窓６を形成し、また裏側内外シート３，４を重 ねてその中央部を囲む楕円形線上個所を相互に溶着することによって携帯電話器 ５の背面ラベル等の透視窓７を形成すると共に表側内シート１と裏側内シート３ を重ねてその下辺個所に通気用連通孔８を設け、更に表側内外シート１，２と裏 側内外シート３，４を重ねてこれ等シート１〜４の上辺縁を除いた全周縁を相互 に溶着し、また表側内外シート１，２の上辺縁同士を相互に溶着し且つ裏側内外 シート３，４の上辺縁同士を相互に溶着することによって携帯電話器５の出入口 ９をもつ袋状の防水カバー本体１２を形成すると共に裏側外シート４における上 辺個所の外側に小さな覆い片１０を重ねて当該覆い片１０の左右縁および上辺縁 を同裏側外シート４の左右縁および表側内外シート１，２の上辺縁同士の溶着縁 に溶着することによって膨張状態時には自然に閉じる形式の蓋部１１を構成した ものである。図中符号１３は裏側外シート４に取付けた送排気栓、１４は吊下げ 紐の結付け用片を示す。

【０００７】

【考案の効果】

本考案に係る携帯電話等携帯型通信端末器用保護カバーは、上記のように軟質 合成樹脂フイルムを以て携帯電話器等携帯型通信端末器の全面を覆う大きさで同 器の出入口をもつ防水カバー本体を構成し、この防水カバー本体の壁面において 当該本体に携帯電話器等携帯型通信端末器を収納した場合に同器の操作ボタン等 操作部と対応する個所に透視窓を設けまた対応しない個所に膨縮自在の密閉中空 壁を設けて成るので、防水カバー本体の中に出入口を介して携帯電話等を収納し てから密閉中空壁を膨張させて使用するものであって、この膨張状態での携帯の 際には当該膨張部分がクッションの役目を果たして落下衝撃等による破損から保 護すると共に雨の日や雪の日またはプールサイドや海辺(魚釣などの場合)等の苛 酷な条件においての使用のときには携帯電話器等が霧や水滴で濡れてしまうこと を完全に回避するものであり、更に本考案において防水カバー本体は、携帯電話 器等携帯型通信端末器の操作ボタン等操作部と対応する個所に透視窓を設けたの で、中に携帯電話等を入れてあるままの状態でもボタンを押したり通話をしたり することができる利便さがあるのみならず当該ボタン操作および通話時において も中の携帯電話器等が濡れてしまうようなことがないものであり、また通話の際 には膨張状態の密閉中空部分が共鳴箱の役目を果たして具合がよいものであり、 また請求項２に係る携帯電話等携帯型通信端末器用保護カバーは、裏側外シート ４における上辺個所の外側に小さな覆い片１０を重ねて当該覆い片１０の左右縁 および上辺縁を同裏側外シート４の左右縁および表側内外シート１，２の上辺縁 同士の溶着縁に溶着することによって蓋部１１を得るようにしたので、この蓋部 １１を介して行う携帯電話器等の出入が比較的容易であるのみならずその構成が 極めて簡略で面状ファスナーやボタン、ホック等係止具がいらない利点がある等 の優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す正面図である。

【図２】本考案の実施例を示す背面図である。

【図３】縦線に沿う断面略図である。

【図４】横線に沿う断面略図である。

【符号の説明】

１ 表側内シート ２ 表側外シート ３ 裏側内シート ４ 裏側外シート ５ 携帯電話器 ６ 透視窓 ７ 透視窓 ８ 通気用連通孔 ９ 出入口 １０ 覆い片 １１ 蓋部 １２ 防水カバー本体 １３ 送排気栓 １４ 吊下げ紐の結付け用片

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軟質合成樹脂フイルムを以て携帯電話器
   等携帯型通信端末器の全面を覆う大きさで同器の出入口
   をもつ袋状の防水カバー本体を構成し、この防水カバー
   本体の壁面において当該本体に携帯電話器等携帯型通信
   端末器を収納した場合に同器の操作ボタン等操作部と対
   応する個所に透視窓を設けまた対応しない個所に膨縮自
   在の密閉中空壁を設けて成る携帯電話等携帯型通信端末
   器用保護カバー。
2. 【請求項２】軟質合成樹脂製の表側内外シート１，２お
   よび裏側内外シート３，４を構成し、表側内外シート
   １，２を重ねてその中央部を囲む線上個所を相互に溶着
   することによって携帯電話器５の操作ボタン等の透視窓
   ６を形成すると共に表側内シート１と裏側内シート３を
   重ねてその適宜個所に通気用連通孔８を設け、表側内外
   シート１，２と裏側内外シート３，４を重ねてこれ等シ
   ート１〜４の上辺縁を除いた全周縁を相互に溶着し、ま
   た表側内外シート１，２の上辺縁同士を相互に溶着し且
   つ裏側内外シート３，４の上辺縁同士を相互に溶着する
   ことによって携帯電話器５の出入口９をもつ袋状の防水
   カバー本体１２を形成すると共に裏側外シート４におけ
   る上辺個所の外側に小さな覆い片１０を重ねて当該覆い
   片１０の左右縁および上辺縁を同裏側外シート４の左右
   縁および表側内外シート１，２の上辺縁同士の溶着縁に
   溶着することによって膨張状態時には自然に閉じる形式
   の蓋部１１を設けて成る携帯電話等携帯型通信端末器用
   保護カバー。