JP3065546U - 提灯の柄 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 提灯の柄は竹製で、手作り加工の部分が多く
製作に手数がかかり、塗装色も黒一色である。 【解決手段】合成樹脂材で一体形成し、着色は材料の配
合の時に自由に選べる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は屋外で行う色々な行事又は催し物で使用する携帯用の提灯の柄に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、提灯の柄の部分は、遠い昔から竹で作られて居り竹を削って形を整え、火 で炙って曲げたり、張り合わせて釘で固定するような方法で製作して来たことが 知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたように、提灯の柄を、竹を使用して製作すると、加工する時 に非常に手数がかかり、特に大量に生産する場合、手作りの部分があるために一 定の寸法に揃えることは困難である。又塗装色が、どこの提灯も黒一色であり、 ファッション性を追求する現代の若い人達の感覚に合わないのではないかという ような問題点を有していた。 このような課題に対して全く新しい提灯の柄を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、竹材は使わずに合成樹脂材で一体形成して、手作り の部分を取り除き、そして着色は材料の配合の時に自由に選ぶことが出来るよう にする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

先ず、図１〜図３に示す形態の柄Ｈは、火袋Ａを懸架して提灯として使用に供さ れる合成樹脂製の一体成型品としている。

【０００６】 この柄Ｈの基本構成は、把手部１から取付孔９までの部分から成っている。把手 部１は四角形の断面を有し、提灯を持つ時の握りの部分である。

【０００７】 板バネ部２は比較的薄く帯状に形成した。それ故に勾配部３を押し下げれば、板 バネのように多少揺動することが出来る。そこで火袋Ａが底板部６に止メネジＥ で固定してある場合、火袋Ａに取りつけてある吊り板Ｂを突起部４の方向から、 勾配部３に懸ける時、先ず火袋Ａの底部に固着してあるチェーンＣをフックＤに かけてから、板バネ部２を火袋Ａの方向に、多少、押し下げて、吊り板Ｂを勾配 部３の上に乗せて懸架する。と同時に板バネ部２の弾性復元力により火袋Ａをま っすぐ縦に引き張ることが出来る。

【０００８】 勾配部３は吊り板Ｂがズレないように勾配にしてある。 突起部４は吊り板Ｂがハズレないように突設してある。

【０００９】 かけ鉤部５は柄Ｈを壁又は使用場所に懸ける時の留めかぎである。

【００１０】 底板部６は火袋Ａを固定するための帯状の板であり、脚部７は提灯を台の上に置 く時の脚である。但し、台の上に置く時は、火袋Ａに固定してある板金Ｆと共に 接地することになり倒れない。

【００１１】 収納孔部８は乾電池、照明ランプなどを収納する孔であり、又柄Ｈの重量を軽量 化するためのヌスミ孔も兼ねている。

【００１２】 取付孔９はフックＤの孔と止メネジＥの孔である。

【００１３】

【考案の効果】

本考案品は前記のように、合成樹脂材で一体形成した柄Ｈであるので、軽くて手 触りの良い物が簡単に安価に大量生産が出来る。

【００１４】 着色は自由であり各種、イベントのためのオリジナルカラーにすることが可能で あり、又若い人達に人気がある、明るい蛍光色にすることも出来る。

【００１５】 提灯の火袋Ａの中にあるローソクが消えた場合、柄Ｈを蛍光色で製作すれば遠方 より光って見えるので交通事故が避けられる。

【００１６】 収納孔部８に照明ランプを入れることが出来るので、各種の行事の時に利便性の 高い使い方が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】提灯の全体を示す側面図である。

【図２】提灯の全体を示す背面図である。

【図３】提灯の柄Ｈを示す斜視図である。

【符号の説明】

Ｈ 柄 Ａ 火袋 Ｂ 吊り板 Ｃ チェーン Ｄ フック Ｅ 止メネジ Ｆ 板金 １ 把手部 ２ 板バネ部 ３ 勾配部 ４ 突起部 ５ かけ鉤部 ６ 底板部 ７ 脚部 ８ 収納孔部 ９ 取付孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】合成樹脂材で一体形成した提灯の柄（Ｈ）
   であって把手部（１）板バネ部（２）勾配部（３）突起
   部（４）かけ鉤部（５）底板部（６）脚部（７）収納孔
   部（８）取付孔（９）等から成る提灯の柄。