JP3064888U - 畜舎の敷料 - Google Patents

畜舎の敷料

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JP3064888U JP1999004285U JP428599U JP3064888U JP 3064888 U JP3064888 U JP 3064888U JP 1999004285 U JP1999004285 U JP 1999004285U JP 428599 U JP428599 U JP 428599U JP 3064888 U JP3064888 U JP 3064888U
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孝志 俵積田
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孝志 俵積田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃品として回収された青果物パックや卵パッ
ク等のパルプモールドを畜舎の敷料として再利用し、使
用後は更に堆肥にして土壌に返すようにする。 【解決手段】パルプモールドの廃品１を破砕機で畜舎床
面に散布し易いと共に床面の水分を吸収し易い大きさの
多数の細片３に破砕し、その中に含まれている紙粉を除
去した。上記細片は５〜３０mm程度の大きさに破砕処理
するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の技術分野】
本考案は牛、馬、豚その他小動物の畜舎の敷料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、牛舎や豚舎などの敷料としては、一般にもみがら、おがくず、或は藁を 短く切断したもの等を畜舎床面に散布し使用している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
現在、青果物や卵などの包装用箱の緩衝材として、パルプモールドが大量に使 用されているが、この青果物パックや卵パック等のパルプモールドは使用後廃品 として回収されると、紙製品としてリサイクルし難いため、全て焼却処分されて いる。これは、パルプモールドを古紙と一緒に処理しょうとすると、パルプモー ルドが先に溶けてスラッジ状になり、処理できないからである。しかし大量のパ ルプモールドを只焼却処分することは不経済であると共に、環境衛生上も好まし くなかった。 そこで、本考案では廃品として回収された青果物パックや卵パック等のパルプ モールドを畜舎の敷料として再利用し、使用後は更に堆肥にし、肥料として有効 に利用することにより、土壌に返すようにしたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る畜舎の敷料は次のように構成した。 パルプモールドの廃品を破砕機で畜舎床面に散布し易いと共に床面の水分を吸 収し易い大きさの多数の細片に破砕し、紙粉を除去した。上記細片は５〜３０mm 程度の大きさに破砕処理するようにした。
【０００５】
【考案の実施の形態】
【実施例】 図面に従って本考案の実施例を詳説する。 図２に示すものは、パルプモールドの廃品１であって、青果物や卵などの包装 用緩衝材として一度使用された後、資源回収などにより収集されたものである。 上記のようななパルプモールドの廃品１を、図３に示すような破砕処理装置２に 掛けて５〜２０mm程度の大きさの多数の細片３に破砕し、その中に含まれている 紙粉４を除去する。而して、処理された細片３は、畜舎の敷料として搬送用の袋 内に収納する。
【０００６】 上記破砕処理装置２において、５は破砕機を示し、６はその上側に設けたホッ パー、７は破砕機の下側に設けたコンベア、８は紙粉選別用のブロアーを示す。 上記破砕処理装置２を使用する場合は、パルプモールドの廃品１をホッパー６内 に投入すると、破砕機５内に食い込まれ、細片３となって破砕機５下側からコン ベア７上に落下し移送される。その際紙粉４はブロアー８の風力により選別され 紙粉袋９に入る。
【０００７】 上記細片３からなる敷料は、畜舎の床面に所要量を散布することにより使用さ れる。 敷料として使用後は、動物の尿等の水分を吸収しているので堆肥にし、植物の 肥料とする。
【０００８】 細片の大きさ５〜３０mm程度が畜舎内に散布し易いと共に、床面の動物の尿な どの水分を最も吸収し易い。５mm以下の紙粉は風で床面から舞い上り、作業衛生 上好ましくないと共に、敷料の交換作業にも手間取り不便である。また、３０mm 以上の大きさのものは、畜舎床面に散布し難いと共に、水分の吸収率が著しく低 下する。
【０００９】
【考案の効果】
本考案によると、従来焼却処分されていた青果物パックや卵パック等のパルプ モールドの廃品を、畜舎の敷料として有効に利用でき、更に堆肥にして、植物の 肥料にすることにより土壌に返すことができる。従って焼却することなくして、 有効にリサイクル処理することができるので、大変経済的であると共に環境生上 も好適である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に係る細片の斜視図である。
【図２】パルプモールド廃品の参考図である。
【図３】破砕処理装置の参考図である。
【符号の説明】
１ パルプモールドの廃品 ２ 破砕処理装置 ３ 敷料としての細片

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 パルプモールドの廃品を、破砕機で畜舎
    床面に散布し易いと共に床面の水分を吸収し易い大きさ
    の多数の細片に破砕してなる畜舎の敷料。
  2. 【請求項２】 パルプモールドの廃品を、破砕機で畜舎
    床面に散布し易いと共に床面の水分を吸収し易い大きさ
    の多数の細片に破砕し、その中に含まれる紙粉を除去し
    てなる畜舎の敷料。
  3. 【請求項３】 細片は夫々５〜３０mm程度の大きさに破
    砕処理してなる請求項１または２記載の畜舎の敷料。
JP1999004285U 1999-06-15 1999-06-15 畜舎の敷料 Expired - Lifetime JP3064888U (ja)

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