JP3064628U - 肩ひも固定バンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌着あるいはブラジャの肩ひもの露出を防止
する肩ひも固定バンドを提供する。 【解決手段】 上方の細長い布１の両端末に予め縫合部
１０を設け、該上方の細長い布１の一端には、布１と同
じ長さを有する下方の細長い布２を縫合する。細長い布
１、２の開口端には互いに留め合わせる雄ボタン３およ
び雌ボタンを別々に設置して、さらに上方の細長い布１
の外側表面１１に一層の粘着フィルムを塗りつけて被覆
する。縫合部１０あるいは粘着フィルムを利用して上方
の細長い布１を衣服の上方肩部の内面に固定し、雄ボタ
ン３および雌ボタンによって細長い布１、２を密着さ
せ、肌着あるいはブラジャーの肩ひもを覆い隠して露出
を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、肩ひも固定バンドに関し、特に肌着あるいはブラジャーを身に着け る場合にその肌着あるいはブラジャーの肩ひもの露出を防止する肩ひも固定バン ドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

時代の流行に従って、各様式の袖なしの衣服が絶えず新しくデザインされてお り、炎熱の夏期が到来すると、女性が袖なしの衣服を身につけるのがよく見られ る。その袖なしの衣服は軽便かつ清涼感があるとともに、体格に合わせて展開す る特性を有するので、女性達にかなり愛好されており、一般の平常生活あるいは 公共の場所においてこのような袖なしの着物はよく見られる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、袖なしの衣服を身につける場合に最も困ることがあり、それは 肌着あるいはブラジャーの肩ひもがよく露出してしまい、衣服を身につけたとき の美感全てを破壊してしまうことである。それゆえ、もし公共の場所において身 につけた衣服から肩ひもが露出すると、人に風雅でなく正常でない感じを深く与 える。この問題に対して、服飾品の製造者およびデザイナーは今日に至るまでど のような改善も解決もしていない。

【０００４】 したがって、本考案の目的は、肌着あるいはブラジャーを身につける場合にそ の肩ひもの露出を防止し、設置が容易であるとともに覆い隠すことができる肩ひ も固定バンドを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するための本考案の肩ひも固定バンドは、主として一定の長 さを有する上方の細長い布の両端末に予め縫合部を設けるとともに、その外側表 面は一層の粘着フィルムを塗りつけて覆い、上方の細長い布は縫合部を利用して 衣服の上方肩部の内面に縫合したり、あるいはアイロンをかけて直接密着するよ うにする。該上方の細長い布の一端に同じ長さを有する下方の細長い布を枢接す るように縫合してから、その二つの細長い布の開口端に互いに留め合わせる雄ボ タンおよび雌ボタンを別々に設置する。雌ボタンは、上方の細長い布に設けるの が比較的適当であって、その場合、ボタンの隆起を避けるためにアイロンをかけ て平らに密着することができるので、雄ボタンと雌ボタンとの留め合わせによっ て二つの細長い布を密着させると同時に肌着あるいはブラジャーの肩ひもを覆い 隠して固定させ、衣服を着る場合に肩ひもの露出を防止する。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１および図２に示すように、本考案の一実施例による肩ひも固定バンドの構 造は、主として一定の長さを有する上方の細長い布１の両端末に各々縫合部１０ を設けるとともに、その上方の細長い布１の外側表面１１は一層の粘着フィルム を塗りつけて被覆し、該上方の細長い布１は縫合部１０を利用して衣服の上方肩 部の内面Ａに縫合したり、あるいはアイロンをかけて直接密着させる。該上方の 細長い布１の一端には、布１と同じ長さを有する細長い布２を布１の下方に縫合 して布１と枢接するようにし、その二つの細長い布の開口端の内側面に雄ボタン ３および雌ボタン４をそれぞれ設ける。雄ボタン３を下方の細長い布２に設けた 場合、その雄ボタン３は上方の細長い布１にある雌ボタン４に留め合わされ、二 つの細長い布を密着させると同時に肌着あるいはブラジャーの肩ひも５を覆い隠 し、図３に示すように、衣服を着た場合に肩ひも５が移動して外部に露出するの を防止する。該雌ボタン４を上方の細長い布１の開口端の内側面に設けるとき、 その隆起する高さが適するようにアイロンをかけて密着させる。もし、縫合によ って衣服の上方肩部の内面に永久的に密着させるならば、雄ボタンおよび雌ボタ ンの設置位置は制限を受けない。また、該二つの細長い布の開口端の内側面に設 ける雄ボタン３および雌ボタン４は、マジックテープにして随意に裂いたり張り つけたりし、雄ボタン３および雌ボタン４の代わりにすることができ、この場合 でも、二つの細長い布の開口端を密着させる目的を達成する。なお、該二つの細 長い布においては、一定の長さの布を折曲げて縫合してから二つに切断すれば、 開口を有する布に形成することができる。

【０００７】 図４に示すように、該上方の細長い布１の一端に縫合されて枢接する下方の細 長い布２を蕾模様の飾りを有する布にしてから、固定バンド全体を外部衣服の上 方肩部の内面に隠して固定すれば、もとどおりにかなりの視覚的美感を具有する 。また図５に示すように、雌ボタン４を衣服の上方肩部に直接縫合して雄ボタン ３および雌ボタン４を留め合わせ、肌着あるいはブラジャーの肩ひも５を夾みつ けるようにすることもでき、この方法は大量製造する衣服仕立て工場に適してお り、一般の使用者もまたこの方式を採用すれば、同様に肌着あるいはブラジャー の肩ひもを露出する現象を防止することができる。

【０００８】 以上の実施例から分かるように、本考案の肩ひも固定バンドは、よく着られる 袖なしの衣服を身につけた場合に、肌着あるいはブラジャーの肩ひもが露出する 問題を確実に解決し、全体の構造は非常に簡易であって実用的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例による肩ひも固定バンドを示す
斜視図である。

【図２】本考案の実施例による肩ひも固定バンドの使用
状態を示す断面図である。

【図３】本考案の実施例による肩ひも固定バンドの使用
位置を示す図である。

【図４】本考案の別の実施例による肩ひも固定バンドを
示す斜視図である。

【図５】本考案の別の実施例による肩ひも固定バンドの
使用状態を示す断面図である。

【符号の説明】

１、２ 布 ３ 雄ボタン ４ 雌ボタン ５ 肩ひも １０ 縫合部 １１ 外側表面

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一定の長さを有しかつ細長く、両端末に
   それぞれ縫合部が設けられ、外側表面は粘着フィルムに
   よって覆われる上方の布と、 前記上方の布と同じ長さを有しかつ細長く、前記上方の
   布の一端に枢接するように縫合される下方の布と、 前記上方の布および前記下方の布の開口端に別々に設置
   され、互いに留め合わされ、その留め合わせによって前
   記上方の布と前記下方の布とが密着して肩ひもを覆い隠
   す雄ボタンおよび雌ボタンと、 を備えることを特徴とする肩ひも固定バンド。
2. 【請求項２】 前記雌ボタンは、前記上方の布の開口端
   の内側面に設けられるとき、隆起高さが適当になるよう
   にアイロンで前記上方の布に密着させられ、縫合によっ
   て永久に衣服の上方肩部の内面に密着させられるとき、
   前記雄ボタンおよび雌ボタンの設置位置は制限を受けな
   いことを特徴とする請求項１記載の肩ひも固定バンド。
3. 【請求項３】 前記雄ボタンおよび雌ボタンは、前記上
   方の布および前記下方の布の開口端の内側面に設けら
   れ、マジックテープに置き換え可能であって、そのマジ
   ックテープは裂かれたりはりつけられたりして前記上方
   の布および前記下方の布の開口端を密着することを特徴
   とする請求項１記載の肩ひも固定バンド。
4. 【請求項４】 前記上方の布および前記下方の布は、一
   定の長さを有する布を折り曲げて縫合してから、二つに
   切断して開口を有するように作られることを特徴とする
   請求項１記載の肩ひも固定バンド。
5. 【請求項５】 前記下方の布は、蕾模様の飾りを有する
   布であることを特徴とする請求項１記載の肩ひも固定バ
   ンド。
6. 【請求項６】 前記下方の布は、衣服の上方肩部に縫合
   され、 前記雌ボタンは、衣服の上方肩部の内面に直接縫合され
   ることを特徴とする請求項１記載の肩ひも固定バンド。