JP3064044U - 寒蘭花芽の垂直育生管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】寒蘭栽培に於いて、丈夫で垂直に自立する花芽
を育生するため考案したものである。 【構成】本考案は前項目的を達成通する為、プラスチッ
ク又は軽金属材で作られたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は寒蘭の栽培過程に於いて使用し、丈夫で垂直見栄え良い花芽を育生し 、品格従って商品価値有る生花にするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、寒欄栽培の過程で新芽として伸びつつある花芽は向日性強く又自立性が 弱く伸び方向が不安定に成り安いので絶えず手直し或るいはサポート取り等の手 間を必要としている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前項に記載する寒蘭栽培の育成法は，葉、茎、花の各部夫々の形容、色彩、光 沢、寄生状態及び寄生方向を調整しつつ最終的には、全体の協調味、香り等を最 高の域に造り上げるのであるが、殊に花芽に就いては将来花の茎部として丈夫に 垂直立見栄え良く全体のバランスの中心的存在にする事が基本である。 従って、花芽を如何に真っ直ぐ均等な丸みあるものに良く育生するかが重要な 課題てある。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

前項の課題を解決する本考案の垂直育生管（第１図）はプラスチック又は軽金 属製の網目管（１）で、その先端部の３ヶ所に夫々プラスチック又は繊維製の紐 （２）を締め付け出来る様に作られている。 各紐（２）の他端には寒蘭株周辺の土壌に差し込んで仮設できるアンカー具（ ３）を備える。 第２図は本考案を実実施している略図で育生中の寒蘭（４）に花芽（５）が萌 え出て適宜の長さに伸びた時、本考案垂直育生管（１）を上から差し込み、垂直 立するように３本の紐（２）に備えたアンカー具（３）を周辺の土壌（６）に仮 設し、紐（２）は適宜の張り方で垂直育生管（１）に締め付けられている。 尚、垂直育生管（１）は、花芽（５）が目的の長さに伸びた時引き抜いて開花 に備えられる。

【０００５】

【本考案の効果】

本考案は上述の通り構成使用されるので次に記載する効果がある。

【０００６】 寒蘭の栽培に於いて花芽（５）は、向日性強いが自立性弱いので絶えず伸びる 方向が不安定である。 請求項１の垂直育生管（１）を第２図の様に使用すると常に伸びる方向を固定 でき、管中は網目で空気、湿度等周辺の条件と変わりなく、丈夫で垂直立完璧な 花芽（５）に育生できる。

【０００７】 請求項２の育生管（１）は第２図実施略図の通り、先端部と土壌（６）に仮設 されたアンカー具（３）で締め付けられた紐（２）の張り調節で常時垂直に維持 されるのである。

【図面の簡単な説明】

【第１図】 本考案の育生管

【第２図】 本考案を実施している略図細部

【符号の説明】

（１）本考案の垂直育生管 （２）紐 （３）アンカー具 （４）栽培中の寒蘭 （５）寒蘭の花芽 （６）寒蘭栽培の土壌

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】寒蘭の発育時、花芽を中に通して垂直に育
   生する目的の網目を持った管
2. 【請求項２】土壌に差込み仮設できるアンカー具を端末
   に持つ紐を先端部で締め付ける事ができる請求項１の
   管。