JP3063207U - ガスライタ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動きのある浮遊物体により好奇心や面白味を
駆立て、アイキャッチング効果を実現させることのでき
る新規なガスライターを提供し、ガスライターの売り上
げを増加させる。 【解決手段】 透明なライター容器１内に充填した液化
ガス中Ｇに種々の装飾的形態を有する１つまたは複数の
浮遊物体２を浸漬する。浮遊物体２は、液化ガスＧに対
して比重の大きな沈む装飾体、液化ガスに対して比重の
小さな浮く装飾体、中間浮力を有して液化ガス中を上下
に揺動する装飾体のいずれかによる合成樹脂製、金属製
等の小片あるいは小球もしくは立体的形状等によるもの
とする。また、浮遊物体２は、それ自体が光反射部材で
あるか、あるいは蛍光部材であるか、もしくはその表面
に光沢を付与する。ライター容器１の表面には、浮遊物
体２との組み合わせに基づいた絵柄、文字、模様等のデ
ザインＤを施す。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、主として合成樹脂製の透明容器により形成された、例えば使い捨て 携帯タイプ、または卓上タイプ等によるガスライターに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、この種の使い捨て等のポケットタイプによるガスライターとしては 、透明な合成樹脂製のライター容器内に液化ガスが予め充填されており、外から 液化ガスの充填量が見えて、使用中のガス残量が分かるようになっている。そし て、ガスを使いきれば空のライター容器をリサイクル回収して、新たなガスライ ターを購入するのであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来例によれば、ただ単に外から液化ガスの充填量が見え るだけであって、その中で動きのある好奇心や面白味を駆立てるような発想が何 等工夫されておらず、アイキャッチング効果が期待できないものとなる問題点を 有していた。

【０００４】 そこで本考案は、叙上のような従来存した問題点に鑑み創案されたもので、使 用者または第三者に対して動きのある好奇心や面白味を駆立て、アイキャッチン グ効果を実現させることのできる新規なガスライターを提供し、ガスライターの 売り上げを増加することを目的としたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

このため、本考案にあっては、透明なライター容器１内に充填された液化ガス 中Ｇに種々の装飾的形態を有する１つまたは複数の浮遊物体２を浸漬させたこと で、上述した課題を解決した。

【０００６】 また、前記浮遊物体２は、液化ガスＧに対して比重の大きな沈む装飾体、液化 ガスに対して比重の小さな浮く装飾体、中間浮力を有して液化ガス中を上下に揺 動する装飾体のいずれかによるものとしたことで、同じく上述した課題を解決し た。

【０００７】 そして、前記浮遊物体２は、合成樹脂製、金属製等の小片あるいは小球もしく は立体的形状等によるものであることで、同じく上述した課題を解決した。

【０００８】 さらに、前記浮遊物体２は、それ自体が光反射部材であるか、あるいは蛍光部 材であるか、もしくはその表面に光沢を付与することで、同じく上述した課題を 解決した。

【０００９】 加えて、前記ライター容器１の表面には、浮遊物体２との組み合わせに基づい た絵柄、文字、模様等のデザインＤが施されていることで、同じく上述した課題 を解決した。

【００１０】 本考案に係るガスライターにおいて、液化ガスＧ中に浸漬させた浮遊物体２は 、使用者または第三者に対して動きのある好奇心や面白味を駆立てさせる。

【００１１】 また、液化ガスＧに対して比重の大きな沈む装飾体、液化ガスに対して比重の 小さな浮く装飾体、中間浮力を有して液化ガス中を上下に揺動する装飾体のいず れかによるものとした浮遊物体２は、使用中、ガスライター自体を逆さまにした り、振ったりすることで、液化ガスＧ中においてそれぞれの比重に応じた様々な 興味ある動きを表現させる。

【００１２】 そして、合成樹脂製、金属製等の小片あるいは小球もしくは立体的形状等によ る浮遊物体２は、その動きに乗じて使用者または第三者に対しアイキャッチング 効果を十分に発揮させる。

【００１３】 さらに、それ自体が光反射部材であるか、あるいは蛍光部材であるか、もしく はその表面に光沢を付与するかした浮遊物体２は、明暗いずれの場所を問わず液 化ガスＧ中にきらきらと煌めくような何かが入っているという好奇心や面白味を 抱かせ、また浮いている、動いているということ自体の目新しさによるアイキャ ッチング効果を十分に発揮させる。

【００１４】 加えて、浮遊物体２との組み合わせに基づいた絵柄、文字、模様等のデザイン Ｄが施されているライター容器１により、浮遊物体２の動きに乗じて使用者に対 し種々のニーズを捉えさせる。

【００１５】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。本実施の形態は、ガス ライターの製造時において、液化ガスＧとの比重の関係で浮き沈み可能な中間浮 力を有する、例えば合成樹脂製フィルム、金属製フィルム等の小片や、合成樹脂 製球、金属製球等の小球、さらにはその他の立体的形状等による種々の装飾的形 態を有する１つまたは複数の浮遊物体２を液化ガスＧの吸入に支障をきたさない 程度に予めライター容器１内に収容しておき、このライター容器１内部に液化ガ スＧを充填させた、例えば使い捨てのポケットタイプのガスライターを構成して いる。このとき浮遊物体２としては、液化ガスＧとの比重との関係で自体の重量 が設定されており、例えば液化ガスＧに対して比重の大きな沈下する装飾体、液 化ガスに対して比重の小さな浮上する装飾体、中間浮力を有し液化ガス中を上下 に揺動するかまたは対流に任せて上下に旋回浮遊する装飾体のいずれであっても 良い。しかも浮遊物体２の個数や形状等は、主としてデザインに左右されるが、 例えば顧客層、季節、趣味、テーマ等の視点から種々のバリエーションを付与さ せてある。またこのガスライターのライター容器１は、例えば市販の１００円ラ イターの如き、外部から中の液化ガスＧが透視できるように、例えば透明あるい は着色透明の合成樹脂製の容器としてあり、中の浮遊物体２が見える限り、容器 外部には絵柄、文字、模様等のデザインＤが施されていても良い。さらに、浮遊 物体２の表面には外部から入射する光を乱反射させるよう、例えば金属表面等の 如き光沢を付与したり、浮遊物体２自体を光反射部材により形成したり、あるい は浮遊物体２自体を自発光性の、例えば蛍光部材等により形成したりしても良く 、この容器のデザインＤと煌めく浮遊物体２との組み合わせで相対的に動きのあ る可愛いらしい装飾形態を形成している。また、液化ガスＧ自体は、無色であっ ても、あるいは技術的に可能であれば有色のものであっても良く、さらにガスラ イターの着火に関する技術的部分が如何なるものであるかは問わないものとして いる。

【００１６】 次に、本実施の形態に係るガスライターの使用の一例を説明するに、例えば図 １に示すように、使用中、ライター容器１自体を逆さまにしたり、振ったりする ことで、液化ガスＧ中の１つまたは複数の浮遊物体２が上下に揺動する。このと き、液化ガスＧに対して比重の大きな浮遊物体２では、次第にゆっくりと液化ガ スＧ中を沈下してゆき、また液化ガスＧに対して比重の小さな浮遊物体２では、 液化ガスＧ中から次第にゆっくりと浮上してゆき、さらに中間浮力を有する浮遊 物体２では、液化ガスＧ中を上下にゆらゆらと揺動するかまたは液化ガスＧの対 流に任せて上下に旋回浮遊するのである。しかも、ライター容器１自体に絵柄、 文字、模様等のデザインＤが施されている場合には、浮遊物体２の動きに乗じて 使用者に対し種々のニーズを捉えさせることができる。一方、浮遊物体２の表面 に付与した、例えば金属光沢は、外部から入射する光をきらきらと乱反射させる ことで、浮遊物体２自体と共にライター容器１の絵柄、文字、模様等のデザイン Ｄによるアイキャッチング効果を十分に発揮させるものとなる。また、液化ガス Ｇがある程度減ってくると、浮遊物体２の可動範囲も狭まり、面白味も半減する ため、液化ガスＧを全て使い切る以前に、再び新しいガスライターが欲しくなる という売り上げ増加を促す相乗効果もある。

【００１７】 尚、本考案は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の目的を 達成できる範囲での改良、変形等は本考案に全て包含されるものである。また、 本実施の形態において、ガスライターのライター容器１は、例えば市販の１００ 円ライターの如きものとしているが、本考案はこれに限定されず、外部から中の 液化ガスＧが透視できる透明あるいは着色透明の合成樹脂製の容器であれば、例 えば卓上ライター等であっても良いことは勿論である。

【００１８】

【考案の効果】

以上説明したように本考案においては、透明なライター容器１内に充填された 液化ガスＧ中に種々の装飾的形態を有する１つまたは複数の浮遊物体２を浸漬さ せたことで、使用者または第三者に対して動きのある好奇心や面白味を駆立て、 アイキャッチング効果を実現させることのできる新規なガスライターを提供でき 、ガスライターの売り上げ増加のメリットを有するものである。特に、若い女性 の喫煙率の高い日本において、可愛らしいデザインのガスライターが少ないとい う問題を一気に解決し、しかも流行に敏感な若い女性のニーズを捉えたデザイン が可能となる。また、液化ガスＧが充満した状態での浮遊物体２の動きが最も可 愛らしいため、マニアによるコレクションとして、コレクターのニーズをも期待 できるのである。さらに、特別なライター機構の着火技術や外形状の変更を行な うことなしに、いろいろなバリエーションを持ったガスライターを作成すること ができ、コストも低減させることができる。尚、流行に敏感な若い女性をターゲ ットとする以外に、浮遊物体２の装飾デザインを適宜変更することで、その他の 顧客層を取り込むことも可能である。

【００１９】 また、前記浮遊物体２は、液化ガスＧに対して比重の大きな沈む装飾体、液化 ガスに対して比重の小さな浮く装飾体、中間浮力を有して液化ガス中を上下に揺 動する装飾体のいずれかによるものとしたことで、液化ガスＧ中に何かが入って いるとう好奇心や面白味を抱かせ、また浮いている、動いているということ自体 の目新しさがあり、アイキャッチング効果を十分に発揮させることができる。さ らに、液化ガスＧがある程度減ってくると、浮遊物体２の可動範囲も狭まり、面 白味も半減するため、液化ガスＧを全て使い切る以前に、再び新しいガスライタ ーが欲しくなるという売り上げ増加を促す相乗効果もある。

【００２０】 そして、前記浮遊物体２は、合成樹脂製、金属製等の小片あるいは小球もしく は立体的形状等にしたことで、液化ガスＧ中に何かが入っているという好奇心や 面白味を抱かせ、また浮いている、動いているということ自体の目新しさがあり 、アイキャッチング効果を十分に発揮させることができる。

【００２１】 さらに、前記浮遊物体２は、それ自体が光反射部材であるか、あるいは蛍光部 材であるか、もしくはその表面に光沢を付与したので、明暗いずれの場所を問わ ず液化ガスＧ中にきらきらと煌めくような何かが入っているとう好奇心や面白味 を抱かせ、また浮いている、動いているということ自体の目新しさがあり、アイ キャッチング効果を十分に発揮させることができる。

【００２２】 加えて、前記ライター容器１の表面には、浮遊物体２との組み合わせに基づい た絵柄、文字、模様等のデザインＤが施されていることで、浮遊物体２の動きに 乗じて使用者に対し種々のニーズを捉えさせることができ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施の形態を示した斜視図である。

【符号の説明】

１…ライター容器 ２…浮遊物体 Ｄ…デザイン Ｇ…液化ガス

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 透明なライター容器内に充填された液化
   ガス中に種々の装飾的形態を有する１つまたは複数の浮
   遊物体を浸漬させたことを特徴とするガスライター。
2. 【請求項２】 前記浮遊物体は、液化ガスに対して比重
   の大きな沈む装飾体、液化ガスに対して比重の小さな浮
   く装飾体、中間浮力を有して液化ガス中を上下に揺動す
   る装飾体のいずれかによるものとした請求項１記載のガ
   スライター。
3. 【請求項３】 前記浮遊物体は、合成樹脂製、金属製等
   の小片あるいは小球もしくは立体的形状等によるもので
   ある請求項１または２記載のガスライター。
4. 【請求項４】 前記浮遊物体は、それ自体が光反射部材
   であるか、あるいは蛍光部材であるか、もしくはその表
   面に光沢を付与したものである請求項１乃至３のいずれ
   か記載のガスライター。
5. 【請求項５】 前記ライター容器の表面には、浮遊物体
   との組み合わせに基づいた絵柄、文字、模様等のデザイ
   ンが施されている請求項１乃至４のいずれか記載のガス
   ライター。