JP3063144U - 光電式眼鏡の給電構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光電式眼鏡を軽薄短小化し、一般の眼鏡の正
常な着用機能も兼具するものとなす、光電式眼鏡の給電
構造の提供。 【解決手段】 本考案は、フレームとフレームに装着さ
れた二つのレンズと、フレームの二側の連結シートに枢
接された二つの対称なつるとを具え、レンズ表面が任意
の表示器或いは光電効果を有する光電レンズとされた光
電式眼鏡における給電構造において、つるの外側に内向
きに一つの凹部が設けられ、該凹部内に電池が設けら
れ、且つ電池に電線が連接され、該電線がつるの端面に
設けられた導電手段に延伸され、フレーム内側の端辺に
も対応する導電手段が設けられ、フレームの適当な位置
に基板が設けられ、該基板とフレーム内側の導電手段が
連通状態を形成し、つるが展開する時に、つるの導電手
段とフレームの導電手段が接触し、電流がフレームの基
板に流れて光電レンズの表示作用を提供するようにして
構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は光電効果を有するレンズを具えた眼鏡の給電構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在すでに、通常の眼鏡の機能、即ち近視或いは遠視の補助或いは矯正機能を 有すると共に、レンズの設計が携帯式コンピュータディスプレイとされるか、或 いは光電効果を有するものとされた光電式眼鏡が提供されている。

【０００３】 携帯式ディスプレイ、或いは光電効果を有するレンズのいずれも、電気エネル ギーの供給により駆動される。しかし、現在あるこのような光電式眼鏡の設計は 、ほとんどが特定の目的、例えば携帯式ディスプレイのために設計されており、 その内部構造は一般の眼鏡より複雑であり、ディスプレイとして使用する場合以 外には、一般の眼鏡としてこれを使用する人は少ない。光電式眼鏡を一般の眼鏡 としも使用しやすくするためには、光電効果を形成するための複雑な部品を簡素 化するほか、眼鏡全体を軽量化し構造を簡素化しなければならず、特に電池と給 電設備を簡素化する必要がある。

【０００４】 レンズは給電手段を収納しにくいので、フレームに給電手段と電池を詰め込む とすると、突出しすぎて外観が悪くなる。このため現在の技術では光電式眼鏡と しての特定の機能を維持しつつ一般の眼鏡のような外観を得ることは難しく、ま た無理に一般の眼鏡如き外観を得ようとすると、電池箱を外接しなければならず 、携帯に不便が生じた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、光電式眼鏡の給電構造を簡素化、軽量化し、光電式眼鏡を一般の眼 鏡と同様に着用しやすいものとなすことを課題としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、フレームと該フレームに装着された二つの光電レンズと、 該フレームの二側の連結シートに枢接された二つの対称なつるとを具え、該光電 レンズの本体が任意の光電レンズ或いはディスプレイとされた光電式眼鏡の給電 構造において、 該つるの外側に内向きに一つの凹部が設けられ、該凹部内に電池が装着され、 該電池に電線が連接され、該電線が該つるの端面に設けられた導電手段に延伸さ れ、 該フレームの内側の端辺にも対応する導電手段が設けられ、 該フレームの適当な位置に該光電レンズと組み合わされる基板が設けられ、該 基板と該フレームの内側の導電手段が連通状態を形成するようにして構成された 、光電式眼鏡の給電構造としている。 請求項２の考案は、前記電池に電線で連接する導電手段がスプリング形態とさ れて、スプリングの弾性によりフレームの導電手段との接触の密着度を増すよう にしてあることを特徴とする、請求項１に記載の光電式眼鏡の給電構造としてい る。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案は、フレームとフレームに装着された二つのレンズと、フレームの二側 の連結シートに枢接された二つの対称なつるとを具え、レンズ表面が任意の表示 器或いは光電効果を有する光電レンズとされた光電式眼鏡における給電構造にお いて、つるの外側に内向きに一つの凹部が設けられ、該凹部内に電池が設けられ 、且つ電池に電線が連接され、該電線がつるの端面に設けられた導電手段に延伸 され、フレーム内側の端辺にも対応する導電手段が設けられ、フレームの適当な 位置に基板が設けられ、該基板とフレーム内側の導電手段が連通状態を形成し、 つるが展開する時に、つるの導電手段とフレームの導電手段が接触し、電流がフ レームの基板に流れて光電レンズの表示作用を提供するようにして構成されてい る。本考案により光電式眼鏡が軽薄短小化され、一般の眼鏡の正常な着用機能も 兼具するものとなる。

【０００８】

【実施例】

図１、図２及び図３を参照されたい。本考案は光電式眼鏡の給電構造を提供す るものであり、該光電式眼鏡は、フレーム１とフレーム１に装着された二つの光 電レンズ２と、フレーム１の二側の連結シート３に枢接された二つの対称なつる ４とを具え、光電レンズ２の本体は任意の光電レンズ或いはディスプレイとされ るが、この光電レンズは本考案の標的ではないため、詳しい説明は省略する。

【０００９】 本考案の特徴は以下のとおりである； つる４の外側に内向きに一つの凹部４１が設けられ、該凹部４１内に電池４２ が装着され、且つ電池４２に電線４３が連接され、該電線４３がつる４の端面に 設けられた導電手段４４に延伸されている。 フレーム１内側の端辺にも対応する導電手段１１が設けられている。 フレーム１の適当な位置に光電レンズ２と組み合わされる基板１２が設けられ 、該基板１２とフレーム内側の導電手段１１が連通状態を形成する。

【００１０】 図４、５に示されるように、つる４が展開する時、つる４の導電手段４４とフ レーム１の導電手段１１が接触し、電流がフレーム１の基板１２に流れて光電レ ンズ２にその特定の光電効果を発揮させる。

【００１１】 例えば、光電レンズ２の設計が例えば花などの特定の図案を有するものとされ ると、着用者がこの眼鏡を着用する時、外界の光度或いは熱度条件が充分である 時、図案が突出して見え、眼鏡に注目を集める美観が添えられ、これを広告、宣 伝に利用することも可能となる。

【００１２】 本考案は自転車の速度メータに組合せ可能であり、基板の設計を組合せ、電線 でメータにレンズを連接し、速度を表示することができ、これは本考案の一つの 実施例とされる。

【００１３】 フレーム１とつる２の接触によってのみ通電が形成されるため、本考案では電 池４２に電線４３で連接する導電手段４４がスプリング形態とされて、スプリン グの弾性によりフレーム１の導電手段との接触の密着度を増すことができるよう にしてある。

【００１４】

【考案の効果】

本考案の優れた点は以下のとおりである。 １．本考案は、つる４の展開動作だけでつる４の導電手段４４とフレーム１の 導電手段１１が接触を形成し、即ち電流がフレーム１の基板１２を通過して光電 レンズ２にその効果を発揮させるようにしてある。 ２．本考案の電池４２に電線４３で連接する導電手段４４はスプリング形態と されて、スプリングの弾性によりフレーム１の導電手段との接触の密着度を増す ことができるようにしてある。

【００１５】 総合すると、本考案は実用機能を達成しているほか、過去の刊行物における記 載も公開使用もされておらず、ゆえに新規性を有し、また、産業上の利用価値を 有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の局部分解斜視図である。

【図３】図２の局部拡大図である。

【図４】本考案の通電状態表示図である。

【図５】本考案の電源切断状態表示図である。

【符号の説明】

１ フレーム １１ 導電手段 １２ 基板 ２ 光電レンズ ３ 連結シート ４ つる ４１ 凹部 ４２ 電池 ４３ 電線 ４４ 導電手段

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 フレームと該フレームに装着された二つ
   の光電レンズと、該フレームの二側の連結シートに枢接
   された二つの対称なつるとを具え、該光電レンズの本体
   が任意の光電レンズ或いはディスプレイとされた光電式
   眼鏡の給電構造において、 該つるの外側に内向きに一つの凹部が設けられ、該凹部
   内に電池が装着され、該電池に電線が連接され、該電線
   が該つるの端面に設けられた導電手段に延伸され、 該フレームの内側の端辺にも対応する導電手段が設けら
   れ、 該フレームの適当な位置に該光電レンズと組み合わされ
   る基板が設けられ、該基板と該フレームの内側の導電手
   段が連通状態を形成するようにして構成された、光電式
   眼鏡の給電構造。
2. 【請求項２】 前記電池に電線で連接する導電手段がス
   プリング形態とされて、スプリングの弾性によりフレー
   ムの導電手段との接触の密着度を増すようにしてあるこ
   とを特徴とする、請求項１に記載の光電式眼鏡の給電構
   造。