JP3062775U - 押し式タオル絞り器（自助具） - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】病気や事故により手に痛みやマヒがあり、ぬれ
たタオルや布巾などを自分で絞ることが出来ない人が、
少ない力で、片手でも絞ることが出来るようにした押し
式タオル絞り器を提供する。 【解決手段】ぬれたタオル等を挟む２枚の板を凹凸のあ
る山型スノコ上板２と下板３とし、片側を蝶番６等で留
め、押し棒４を下側の山型スノコ下板３に押し棒支え軸
５にて取り付けテコの力を利用して山型スノコ上板２を
押すことにより、手に力のない人が少ない力で絞ること
に役に立つ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は山型の凹凸のある２枚のスノコを噛み合わせ、一方を蝶番で留め、他 方に押し棒を設けた押し式タォル絞り器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種の物は、広く使われているが水を絞る為の物ではなく、和菓子など の食べ物や粘土などを平らに延ばす為の物で、上下２枚の板の合わさる面が平ら である為、水の逃げる部分が少なく、ぬれたタオルを絞る為には、大きな力が必 要である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

手や腕の痛みやマヒの為、ぬれたタオルを絞れない人が、２枚の板の間にぬれ たタオルを挟み押し棒を使うことによって少ない力で片手でもタオルを絞れるよ うにしようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、ぬれたタオルを挟んで押す上下の板２まいの合わさる面を山型の凹 凸のあるスノコ状にして噛み合わせた。上下のスノコの間にぬれたタオルを置き 、テコの力を利用して押し棒で上のスノコを押すことによりスノコの間から絞っ た水が落ちる物であり、問題点を解決している。

【０００５】

【考案の実施の形態】

流し台や洗面所で使用可能な大きさの２枚のスノコを作る。細長い三角柱を並 べて凹凸のあるスノコとし、上下の凹凸を噛み合わせる。三角柱を並べる間隔は 水が流れ落ちる最小の間隔とする。噛み合わせたスノコの一方の端を蝶番等で留 め、スノコが１８０度開閉するようにし、他方の端の下側のスノコ上に押し棒を 挟む為の間隔をとった２本の押し棒支え軸を固定し、内側中央上部に穴を開け、 強度のある金属の棒を渡し、押し棒を１８０度可動するように取り付ける。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。１は本材等適宜素材にて形成さ れた押し式タオル絞り器の本体で一端を６の蝶番等で留め間にタオルを挟み絞る 部分。２は三角柱を並べスノコ状とした山型スノコ上板で本体を形成する一部。 ３は２と同じく山型スノコ下板で本体を形成する一部。４は木又は竹等の素材に て山型スノコ上板を押す為の円柱の押し棒。５は山型スノコ下板に取り付け、内 側上部に穴を開け金属棒を通した４を取り付ける為の押し棒支え軸。

【０００７】 本考案の一実施例は上述の如き構成からなるものであるから、熱湯に入れたタ オル等を絞る際にも対応できる。

【０００８】

【考案の効果】

ぬれたタオルをはさんで絞る面を凹凸のあるスノコ状にした為、押す力がより 少なくてよい。押し棒を押す時、腕を使うことも出来、より力が入る。何回か折 り畳んで絞ると一層良く絞れる。小型で軽く手近に置ける。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の押し式タオル絞り器の一実施例を示す
斜視図である。

【図２】本絞り器の背面図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 山型スノコ上板 ３ 山型スノコ下板 ４ 押し棒 ５ 押し棒支え軸 ６ 蝶番

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 山型の凹凸のある２枚のスノコを上下に
   噛み合わせ、一方の端を蝶番等で留め、他方の端に押し
   棒を取り付け、上下のスノコの間にぬれたタオルを置
   き、テコの力を利用して押し棒で上のスノコを押し、ぬ
   れたタオルを絞るところを特徴とする押し式タオル絞り
   器。