JP3062639U - 地 図 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性、耐水性に富むと共に、使用する環境
に関わらず視認性に富み、折り目から破断しにくく、よ
り携帯性に富む地図を提供する。 【解決手段】 用紙に記載された地図であって、上記用
紙１５には両面にマットＰＰ加工が施されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本発明は地図に係り、特に、携帯性に優れ特定の目的地を検索しやすい地図に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、様々な用途に使用される地図が販売されている。従来、このような地 図には、所定地域の道路、行政区画、建築物等が記載され、使用する人間が所定 の目的地を探すことができるように形成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、多くの人間が海外へ渡航し、海外旅行を気軽に楽しむ時代となって 久しい。現在においては、いわゆる観光地を訪問するような一般的な観光旅行で はなく、各自固有の目的をもって海外旅行を楽しむ旅行者が増えてきている。例 えば、特定のショッピングを目的としてある海外の都市を所定期間に亘り訪問し たり、また、ある都市の美術館、著名レストラン等のみを訪問することを主目的 として海外に滞在する海外旅行者が増えてきている。

【０００４】 このような形態の、特定の目的を持った海外旅行であっても、多くの旅行者は 目的地である都市の地理を常に充分に認識している場合は非常に少なく、目的と する店、美術館、レストラン等を訪問する際には当該都市中において目的とする 店等が表示されている詳細な地図が必要となる。 しかしながら、このような詳細な現地の地図は日本国内では入手しにくく、旅 行者は現地において様々な手段により、自ら当該目的とする店の所在を確認する 必要があり、非常に煩雑であった。

【０００５】 即ち、従来、海外旅行の際に携帯する一般的な地図の多くは、例えば、ツアー 旅行であれば、旅行社から頒布されるパンフレットに掲載されている省略して記 載された地図か、もしくは、書店で販売されている国毎の旅行案内書の中に、参 考図として記載された略図である。 このような従来利用されていた外国の地図は、前者においては、非常に簡略化 されているため、上記のような特定目的を持った旅行者の需要には全く合致せず 、また、後者は旅行案内書そのものが一冊の本の形態となって編集されているた め非常に重く、常時携帯するには不便であると共に、当該一都市の中の、特定の 店等の、いわば特殊な目的地を探すためには極めて情報量が乏しい、という欠点 が存していた。

【０００６】 そこで請求項１記載の考案の課題は、特定の地域における、いわゆる観光名所 ではない特定の目的地を容易に探すことができる地図を提供することにある。 また請求項２記載の考案の課題は、請求項１記載の課題に加えて、視認性に富 み、地図中において特定目的地を探しやすい地図を提供することにある。 請求項３及び４記載の考案の課題は、請求項１記載の課題に加えて、地図内に 記載された目的地を検索し易い地図を提供することにある。

【０００７】 請求項５記載の考案の課題は、請求項１記載の課題に加えて、一枚の用紙に記 載され、携帯性に富んだ地図を提供することにある。 請求項６記載の考案の課題は、請求項５記載の考案の課題に加えて、耐久性、 耐水性に富むと共に、使用する環境に関わらず視認性に富み、折り目から破断し にくく、より携帯性に富む地図を提供することにある。

【０００８】 請求項７記載の考案の課題は、請求項５記載の考案の課題に加えて、特に海外 旅行の際、特定都市内の特定業種の店等を訪問する場合に有効な地図を提供する ことにある。 請求項８記載の考案の課題は、請求項５記載の考案の課題に加えて、更に特定 目的地訪問にあたりさらに便利な地図を提供することにある。

【０００９】 請求項９記載の考案の課題は、請求項２記載の考案の課題に加えて、更に目的 地を地図内において特定しやすい地図を提供することにある。 請求項１０記載の考案の課題は、請求項１記載の考案の課題に加えて、一覧性 に富む地図を提供することにある。 請求項１１記載の考案にあっては、請求項６記載の考案の課題に加えて、展開 または折り畳みが容易な地図を提供することにある。

【００１０】 請求項１２記載の考案の課題は、請求項１１記載の考案の課題に加えて、海外 旅行の際に、外出するにあたって常時確認しておく必要のある事項を書き込むこ とができる地図を提供することにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】

このような技術的課題解決のため、請求項１記載の発明にあっては、所定地域 を示す一般地図部１１と、上記一般地図部１１内における特定の目的地を表示し た特定地図部１２と、上記特定地図部１２に記載された目的地を所定の順序に列 記すると共に上記特定地図部１２と関連づけられた目的地一覧部１３とを有する ことを特徴とする。

【００１２】 ここで、「特定地図部と関連づけられた目的地一覧部」とは、例えば、特定地 図部１２内に記載されたに目的地と、目的地一覧部１３に記載された同一の目的 地とに、同一番号等が付記されているような場合を指す。また、このような関連 付けの手段として特定の色彩をもって、互いに対応付けをするように構成されて いてもよい。

【００１３】 従って、請求項１記載の地図にあっては、使用者は訪問先の地域、都市等に関 する一般的な情報は一般地図部１１を見ることにより得ることができ、また、特 定の目的地に関する、当該地域内の位置等の地理的情報は上記特定地図部１２に より得ることができ、更に、目的地一覧部１３内において特定した目的地を、関 連付けられた特定地図部１２内において所在地を確認することができる。

【００１４】 その結果、請求項１記載の考案にあっては、使用者は訪問先の地域、都市等の 一般的な情報のみならず、特定の目的地に関する特定の情報も迅速に得ることが できる。 請求項２記載の考案にあっては、上記特定地図部１２には、特定目的地を指し 示す引き出し線２２が略同一角度で記載されていることを特徴とする。

【００１５】 従って、請求項２記載の考案にあっては、上記引き出し線２２が略同一角度で 記載されているため、目的地を視認して把握し易い。 その結果、請求項２記載の考案にあっては、請求項１記載の考案の効果に加え て、視認性に富み、地図中において、他の多くの地理的名称に紛れることなく特 定目的地を探しやすいという効果を奏する。

【００１６】 請求項３記載の考案にあっては、上記目的地一覧部１３は、５０音順に目的地 の名称が列記されていることを特徴とする。 従って、請求項３記載の考案にあっては、目的地一覧部１３内に記載された目 的地は５０音順に記載されていることから、請求項１記載の効果に加えて、地図 内に記載された目的地を検索し易い、という効果を奏する。

【００１７】 請求項４記載の考案にあっては、上記特定地図部１２に記載された目的地は略 所定の通り沿いに所在し、当該通りに沿った目的地所在の順序に従って、対応す る番号が目的地の標記に付記されていると共に、上記番号は上記目的地一覧部１ ３に記載された対応する当該目的地名称に対応して記載されていることを特徴と する。

【００１８】 従って、請求項４記載の考案にあっては、本考案に係る地図の使用者が目的地 が所在する通りを認識して当該通りに沿って当該目的地を探した場合には、当該 目的地に対応した番号を以て目的地を特定することができるため、目的地を探し やすい。 請求項５記載の考案にあっては、上記一般地図部１１は用紙１５の一面側１４ に記載されていると共に上記特定地図部１２及び目的地一覧部１３とは上記用紙 １５の他面側１６に記載されていることを特徴とする。

【００１９】 従って、請求項５記載の考案にあっては、上記一般地図部１１、特定地図部１ ２及び目的地一覧部１３は一枚の用紙１５に記載されている。 その結果、請求項５記載の考案にあっては、請求項１記載の効果に加えて、一 枚の用紙１５からなる携帯性に富んだ地図が提供される。 請求項６記載の考案にあっては、上記用紙１５には両面にマットＰＰ加工が施 されていることを特徴とする。

【００２０】 従って、請求項６記載の考案にあっては、地図が記載された用紙にはマットＰ Ｐ加工が施され、艶消し処理がされているため外光を反射することがない。また 、用紙１５として紙が使用されていた場合であってもＰＰ加工が施され、用紙１ ５上に薄いプラスチックコーティングが施されているため、撥水性に富むと共に 折り畳んだ場合にも折り目から破断しにくい。

【００２１】 その結果、請求項６記載の考案にあっては、請求項５記載の考案の効果に加え て、耐久性、耐水性に富むと共に、使用する環境に関わらず視認性に富み、折り 目から破断しにくく、より携帯性に富む地図１０を提供することができる。 請求項７記載の考案にあっては、上記地図１０には外国の所定都市が記載され 、上記特定地図部１２には、上記所定都市内の特定の業種からなる複数の店が記 載され、これらの複数の店の名称が上記目的一覧部１３に列記されていることを 特徴とする。

【００２２】 従って、請求項７記載の考案にあっては、この地図の利用する旅行者等は外国 の所定都市内の特定業種からなる複数の店の所在地を、この地図に基づき探索す ることができる。 その結果、請求項７記載の考案にあっては、請求項５記載の考案の効果に加え て、特に海外旅行の際、特定都市内の特定業種の店等を訪問する場合に有効な地 図を提供することができる。

【００２３】 請求項８記載の考案にあっては、上記目的地一覧部１３には、当該目的地に関 する必要情報が記載されていることを特徴とする。 ここで、上記「目的地に関する必要情報」とは、例えば、目的地が店舗であれ ば、当該店舗の営業時間、休業日、休業時間、使用できるカードの種類等の情報 を指す。

【００２４】 従って、請求項８記載の考案にあっては、旅行者等は目的地に関する必要情報 を容易に把握することができる。 請求項９記載の考案にあっては、上記引き出し線２２上には当該目的地の名称 が記載されていることを特徴とする。 従って、請求項９記載の考案にあっては、請求項２記載の考案の効果に加えて 、特定地図部内において、目的地の名称が略同一角度で描かれた引き出し線２２ 上に記載されているため、利用者は目的地を地図内において把握し易い、という 効果を奏する。

【００２５】 請求項１０記載の考案にあっては、上記一般地図部１１、特定地図部１２及び 目的地一覧部１３はＡ３サイズに形成されていることを特徴とする。 従って、請求項１０記載の考案にあっては、一覧性に優れた地図を提供するこ とができる。 請求項１１記載の考案にあっては、上記用紙は、縦方向に３つの折り目により 折られると共に横方向には１つの折り目により折り畳まれることを特徴とする。

【００２６】 従って、請求項１１記載の考案にあっては、横方向には１つの折り目のみが形 成されているため、横方向には一挙動で本来の大きさに開くことがでる。また、 縦方向には３つの折り目のみが形成されているため、折り目により形成される山 の部分は一つのみである。従って、縦方向にも一挙動で開くことができる。 その結果、請求項１１記載の考案にあっては、本願考案に係る地図を開く際に は、２挙動のみで本来の大きさに開き、かつ、開いた状態から折り畳むことがで きるため、地図をみる際には開きやすく、かつ、折り畳みやすい地図を提供する ことができる。

【００２７】 請求項１１記載の考案にあっては、上記縦方向及び横方向に折り畳まれた際に 、外側となる面には適宜事項を記載することができるメモ欄が設けられているこ とを特徴とする。 従って、請求項１１記載の考案にあっては、例えば、外国の地において外出す る際には、上記メモ欄にパスポート番号等の、海外の生活において必要事項を記 載することができる。

【００２８】

【実施の形態】

以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本発明を詳細に説明する。 図１乃至図３に示すように、本実施の形態に係る地図１０にあっては、横幅が Ａ３サイズの大きさと略同一に形成された１枚の用紙１５により形成され、この 用紙１５には両面に亘り、艶消し処理を施したポリプロピレンのコーティング、 即ち、いわゆるマットＰＰ加工が施されている。

【００２９】 この用紙１５の表面部１４側に記載された、所定地域を示す一般地図部１１と 、図４に示すように、上記用紙１５の裏面部１６に記載され、上記一般地図部１ １内における特定の目的地を表示した特定地図部１２と、上記特定地図部１２に 記載された目的地を所定の順序に列記すると共に上記特定地図部と関連づけられ た目的地一覧部１３とを有している。

【００３０】 即ち、本実施の形態にあっては、この地図１０は、外国のある都市の地図であ り、表面部１４には当該都市の略中心部の概略図が記載され、都市の主要な地理 が示されている。この表面部１４には、河川、丘、大きな街路、鉄道路線、駅、 公園、広場、著名建築物等が概略的に記載されている。 従って、利用者はこの表面部１４の一般地図部１１を見ることにより、当該都 市の全体の地理を一般的に把握することができる。また、この一般地図部１１は 縦横方向においてそれぞれ、適宜等間隔に升目により分割され、複数のセグメン トに分かれており、縦横それぞれ、適宜の符合表示がなされている。即ち、一般 地図部１１の周縁部には縁取部２０が形成され、この縁取部２０には縦方向には １〜５の数字が標記され、横方向にはＡ〜Ｆの英符合が付されている。

【００３１】 従って、縦方向の数字及び横方向の英符合を用いることにより、ある地域を特 定することができるように構成されている。また、上記一般地図部１１には特別 な色彩の枠部３２が記載され、特定地図部１２により表示される地域を一般地図 内において示している。 また、この一般地図部１１の上方部には、折り畳んだ際には、表紙となる長方 形状の表紙部３３が形成されていると共に、この表紙部３３に隣接して裏表紙部 ３４が形成されている。この裏表紙部３４にはメモ欄２１が形成されており、複 数のアイテムを記載しうるように構成されている。本実施の形態にあっては、上 記「メモ欄」２１には複数の項目を記載しうる枠組みスペースが設けられ、上段 から「パスポート番号」、「クレジットカード会社名」、「クレジットカード番 号」、「クレジットカード会社の旅行先電話番号」、「海外旅行傷害保険番号」 、「ツアー会社電話番号」、「滞在先ホテル名」、「滞在先ホテルの住所」、「 滞在先ホテルの電話番号」、「旅行先緊急連絡番号」を書き込むことができるよ うな項目分けがされている また、図１に示すように、本実施の形態に係る地図１０にあっては、地図１０ の縦方向には３つの折り目３５ａ、３５ｂ，３５ｃが等間隔に形成されて、地図 １０の縦方向に沿って表紙面部１１ｄ、地図上段部１１a、地図中段部１１ｂ、 地図下段部１１ｃに等間隔にセグメントされている。また、横方向には中間部位 に折り目３６が形成されている。

【００３２】 そして、上記表紙面部１１ｄ及び地図上段部１１ａは、上記折り目３５aを介 して互いに裏面側が当接するように折り畳まれるように形成されており、上記地 図上段部１１ａと地図中段部１１ｂとは、折り目３５ｂを介して互いに表面部が 当接するように折り畳まれるように形成されており、さらに、地図中段部１１ｂ と 地図下段部１１ｃとは折り目３５ｃを介して裏面部が互いに当接するように折り 畳まれるように形成されている。 従って、本実施の形態にあっては、図２に示すように、地図１０を折り畳む際に は、上記折り目３５ａ、３５ｂ，３５ｃを介して折り畳んだ場合には、表紙面部 １１ｄと地図上段部１１ａが互いに裏面部側で当接して折り畳まれ、さらに、地 図上段部１１ａと地図中段部１１ｂとは表面部が当接するように折り畳まれ、さ らに、地図中段部１１ｂと地図下段部１１ｃとは裏面部側が当接するように折り 畳まれる。

【００３３】 その後、地図下段部１１ｃが折り目を介して互いに当接するように折り目３６ に沿って折り畳んだ場合には、図３に示すように、上記表紙部３３及び裏表紙部 ３４のみが外方に配置されるように折り畳むことができるように構成されている 。 一方、上記用紙１５の裏面部１６の右半部１７には、上記特定地図部１２が設 けられ、上記表面部１４側に記載された都市の中の枠３２により特定された地域 が表示されている。

【００３４】 この地域は、本実施の形態においては、例えば、いわゆる服飾等のブランド品 を販売する有名ショップが集中している地域であり、これらの有名ショップと、 これらの有名ショップの所在の街路、及び、これらのショップを訪問する際に目 標となりうるような、付近に所在する著名な建築物、鉄道路線、駅等が表示され ている。

【００３５】 また、この特定地図部１２には、縦横方向においてそれぞれ縁取部２３が形成 されると共に、等間隔に升目により分割され、複数のセグメントに分かれており 、縦横それぞれ、適宜の符合表示がなされている。即ち、上記一般地図部１１と 同様に、縦方向には１〜５の数字が標記され、横方向にはＡ〜Ｆの英符合が付さ れている。従って、縦方向の数字及び横方向の英符合を用いることにより、ある 地域を特定することができるように構成されている。また、図６に示すように、 この特定地図部１２内にはスケール１８が記載され、基準となる距離及び歩行時 間が示され、当該特定のショップへ至る際の参考となるようにされている。

【００３６】 また、上記各ショップの所在地に該当する地図中の部位には、下記の目的地一 覧部１３に列記された各ショップの地図内付記番号（，，等）が記載され ている。この地図内付記番号は、特定の街路に沿って所在するショップの所在の 順（本実施の形態にあっては、地図の南下方向）に従って付されている。そして 、これらの地図内付記番号からは引き出し線２２が略同一の角度（本実施の形態 にあっては、地図の南北方向）で引き出されており、これらの引き出し線２２は 互いに平行となるように折曲された名称表示部３０を有し、この名称表示部３０ にそれぞれ当該ショップの名称が記載されている。

【００３７】 また、上記用紙１５の裏面部１６の左半部１９には、上記目的地一覧部１３が 記載されている。この目的地一覧部１３は、縦横の升目により縦方向及び横方向 に複数の欄が形成されている。本実施の形態にあっては、横方向においては、「 ５０音順表示欄」２４「地図内付記番号欄」２５「特定表示欄」２６「ショップ 名欄」２７「営業時間欄」２８「休業日欄」２９が表示されている。また、縦方 向においては、上記ショップ名が５０音順に列記されており、それぞれのショッ プ名に対応する上記「地図内付記番号」（，，等）が記載されている。

【００３８】 また、上記特定地図部１２及び目的地一覧部１３の上方欄３７には訪問した海 外の国において使用する国語の日常会話に関する紹介が記載されている。 以下、本実施の形態に係る地図１０の作用について説明する。 本実施の形態に係る地図１０を使用する場合には、利用者としての海外旅行者 は、自分が訪問する予定のブティック等のショップを、先ず、図４乃至図６に示 すように、用紙１５の裏面部１６の左半部１９に記載された目的地一覧部１３に おいて探す。この場合、目的地一覧部１３は、５０音順にショップが列記されて いることから利用者は目的とするショップを探しやすい。また、この際、同時に 、当該ショップに関する、営業時間、休業日等の情報を得ることができる。

【００３９】 その後、「地図内付記番号欄」２５から目的とするショップに対応する「地図 内付記番号」を探し、この「地図内付記番号」により、又は「特定表示欄」２６ に記載された「特定表示」をも併用して、右半部１７に記載された特定地図部１ ２内において、当該目的とするショップを特定する。この場合、更に、当該ショ ップの所在地をより広い市街地範囲内で特定する必要がある場合には、図２に示 すように表面部１４の一般地図部１１を参照する。

【００４０】 この場合、上記地図内付記番号は、所在の街路に沿って南下順に記載されてい るため、地図内付記番号からおおむねの位置を推測しやすくショップの所在地を 探しやすい。 また、上記特定地図部１２には、目的とするショップを指し示す引き出し線２ ２が略同一角度で記載され、この引き出し線２２の先端部に、互いに平行になる ように設けられた名称表示部３０には当該ショップの名称が記載されているため 、使用者は引き出し線２２の角度に対して見やすい角度に地図１０を設定するこ とにより、容易に目的とするショップを特定地図部１２内において確認すること ができる。

【００４１】 また、本実施の形態に係る地図１０にあっては、上述のように、用紙１５には 地図が印刷された後にいわゆるマットＰＰ加工処理が施されている。即ち、用紙 １５の両面側にはポリプロピレンがコーティングされ、その後、更に艶消し加工 処理が施されて形成されている。 その結果、地図１０は、表面における外光の反射が少なく、戸外で直射日光下 において使用した場合であっても利用者はストレスなく容易かつ迅速に目的地を 視認することができる。さらに、地図１０にあっては、用紙１５上に薄いポリプ ロピレンの皮膜が形成されているため撥水性に富み、戸外で雨天時に使用するこ ともでき、また、レストランの食卓等において広げて使用された際に突発的な冠 水があった場合であっても、問題なく継続して使用することができる。

【００４２】 更に、本実施の形態にあっては、表裏を問わず地図が記載された部分はＡ３の 大きさに形成されているため、展開した状態においても一覧性に富んでいる。ま た、本実施の形態にあっては、表紙部３３及び裏表紙部３４及び上方欄３７が地 図が記載された部分に付加されているが、全体としてもＡ３サイズよりもやや大 きなサイズにとどまっており、広げて使用する場合にも適当な大きさであって保 持しやすい。

【００４３】 また、携帯する際には、図２及び図３に示すように、地図１０をまず、上記折 り目３５ａ、３５ｂ，３５ｃを介して縦方向に折り畳む。この場合、表紙面部１ １ｄと地図上段部１１ａが互いに裏面部側で当接して折り畳まれ、さらに、地図 上段部１１ａと地図中段部１１ｂとは表面部が当接するように折り畳まれ、さら に、地図中段部１１ｂと地図下段部１１ｃとは裏面部側が当接するように折り畳 まれる。

【００４４】 その後、地図下段部１１ｃが折り目３６を介して互いに当接するように折り目 ３６に沿って折り畳んだ場合には、図３に示すように、上記表紙部３３及び裏表 紙部３４のみが外方に配置されるように折り畳むことができる。 従って、折り畳む際及び展開する際には、縦方向の折り畳み動作または展開動 作と横方向の折り畳み動作または展開動作の２挙動により折り畳み、もしくは展 開することができる。その結果、本実施の形態に係る地図にあっては迅速に折り 畳みまたは展開することができる。

【００４５】 また、このようにして折り畳んだ場合には、いわゆるバイブルサイズの手帳よ りもやや小さい大きさに折り畳むことができる。従って、上着、パンツのポケッ ト等に容易に収納して移動することができる。 この場合、上述のよう用紙１５上に薄いポリプロピレンのコーティングが施さ れていることから用紙１５は一般の紙よりも剛性を有しており、折り畳んで長期 間ポケットに収納する場合や、やや乱暴に使用した場合であっても、皺になるこ とは少なく、また、折り目３５，３６から破断するおそれは非常に少ない。

【００４６】 従って、利用者が常に目的地を視認し易い状態を維持することができる。また 、耐久性にも優れ、一度の海外渡航のみならず数回に亘り使用することができる 。 また、折り畳んだ場合であっても、単なる紙製の場合と比較し、適度な剛性を もって折り畳むことができると共に高級感を醸し出すことが可能であり、製造コ ストを大幅に上昇させることなく地図としての質感を向上させ、良好な使用感覚 を醸し出すことが可能となる。

【００４７】 更に、上記メモ欄２１には、使用者が必要事項を記載しうるように構成されて いるため、「パスポート番号」等、最低限旅行者に必要な情報を最も使用する携 帯品である地図に書き留めておくことができるため、海外における外出時には別 途手帳等を準備する必要がなく、身軽に外出し散策することができる。 なお、上記実施の形態にあっては、目的地一覧部に記載された目的地が５０音 順に列記された場合を例に説明したが、上記実施の形態に限定されず、例えば、 アルファベット順に列記されていてもよい。また、上記実施の形態にあっては、 地図の用紙にマットＰＰ加工が施されている場合を例に説明したが、上記実施の 形態に限定されず、撥水すると共に用紙の強度を向上させるような処理であれば 他の処理であってもよく、また、そのような処理が施されていなくてもよい。更 に、本実施の形態にあっては、ある外国の都市における有名ブランドショップを 特定地図部１２に表示した場合を例に説明したが、上記実施の形態に限定されず 、例えば、著名レストラン、美術館等であってもよく、様々なテーマを設定する ことにより特定地図部１２内に様々な目的地を表示することができる。

【００４８】

【考案の効果】

請求項１記載の考案にあっては、使用者は訪問先の地域、都市等の一般的な情 報のみならず、特定の目的地に関する特定の情報も迅速に得ることができる。 請求項２記載の考案にあっては、請求項１記載の考案の効果に加えて、視認性 に富み、地図中において、他の多くの地理的名称に紛れることなく特定目的地を 探しやすいという効果を奏する。

【００４９】 請求項３記載の考案にあっては、目的地一覧部は５０音順に記載されているこ とから、請求項１記載の効果に加えて、地図内に記載された目的地を検索し易い 、という効果を奏する。 請求項４記載の考案にあっては、請求項１記載の効果に加えて、使用者が目的 地が所在する通りを認識して当該通りに沿って当該目的地を探した場合には、当 該目的地に対応した番号を以て目的地を特定することができるため、目的地を探 しやすい。

【００５０】 請求項５記載の考案にあっては、請求項１記載の効果に加えて、一枚の用紙か らなる携帯性に富んだ地図が提供される。 請求項６記載の考案にあっては、地図が記載された用紙にはマットＰＰ加工が 施され、艶消し処理がされているため非常に外光を反射しにくい。また、用紙と して紙が使用されていた場合であってもＰＰ加工が施され、用紙上にプラスチッ クコーティングが施されているため、撥水性に富むと共に折り畳んだ場合にも折 り目が付きにくい。

【００５１】 その結果、請求項６記載の考案にあっては、請求項５記載の考案の効果に加え て、耐久性、耐水性に富むと共に、使用する環境に関わらず視認性に富み、折り 目から破断しにくく、より携帯性に富む地図を提供することができる。 請求項７記載の考案にあっては、請求項５記載の考案の効果に加えて、特に海 外旅行の際、特定都市内の特定業種の店等を訪問する場合に有効な地図を提供す ることができる。

【００５２】 請求項８記載の考案にあっては、旅行者等は目的地に関する必要情報 を容易に把握することができる。 従って、請求項９記載の考案にあっては、請求項２記載の考案の効果に加えて 、特定地図部内において、目的地の名称が略同一角度で描かれた引き出し線２２ 上に記載されているため、利用者は目的地を地図内において把握し易い、という 効果を奏する。

【００５３】 請求項１０記載の考案にあっては、一覧性に優れた地図を提供することができ る。 請求項１１記載の考案にあっては、本願考案に係る地図を開く際には、２挙動 のみで本来の大きさに開き、かつ、開いた状態から折り畳むことができるため、 地図をみる際には開きやすく、かつ、折り畳みやすい地図を提供することができ る。

【００５４】 請求項１２記載の考案にあっては、例えば、外国の地において外出する際には 、上記メモ欄にパスポート番号等の、海外の生活において必要事項を記載するこ とができる。

【提出日】平成１０年９月７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本発明は地図に係り、特に、携帯性に優れ特定の目的地を検索しやすい地図に 関する。

【０００２】

【従来の技術】 一般に、様々な用途に使用される地図が販売されている。従来、このような地 図には、所定地域の道路、行政区画、建築物等が記載され、使用する人間が所定 の目的地を探すことができるように形成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、多くの人間が海外へ渡航し、海外旅行を気軽に楽しむ時代となって 久しい。現在においては、いわゆる観光地を訪問するような一般的な観光旅行で はなく、各自固有の目的をもって海外旅行を楽しむ旅行者が増えてきている。例 えば、特定のショッピングを目的としてある海外の都市を所定期間に亘り訪問し たり、また、ある都市の美術館、著名レストラン等のみを訪問することを主目的 として海外に滞在する海外旅行者が増えてきている。

【０００４】 このような形態の、特定の目的を持った海外旅行であっても、多くの旅行者は 目的地である都市の地理を常に充分に認識している場合は非常に少なく、目的と する店、美術館、レストラン等を訪問する際には当該都市中において目的とする 店等が表示されている詳細な地図が必要となる。 しかしながら、このような詳細な現地の地図は日本国内では入手しにくく、旅 行者は現地において様々な手段により、自ら当該目的とする店の所在を確認する 必要があり、非常に煩雑であった。

【０００５】 即ち、従来、海外旅行の際に携帯する一般的な地図の多くは、例えば、ツアー 旅行であれば、旅行社から頒布されるパンフレットに掲載されている省略して記 載された地図か、もしくは、書店で販売されている国毎の旅行案内書の中に、参 考図として記載された略図である。 このような従来利用されていた外国の地図は、前者においては、非常に簡略化 されているため、上記のような特定目的を持った旅行者の需要には全く合致せず 、また、後者は旅行案内書そのものが一冊の本の形態となって編集されているた め非常に重く、常時携帯するには不便であると共に、当該一都市の中の、特定の 店等の、いわば特殊な目的地を探すためには極めて情報量が乏しい、という欠点 が存していた。

【０００６】 そこで、請求項１記載の考案の課題は、耐久性、耐水性に富むと共に、使用す る環境に関わらず視認性に富み、折り目から破断しにくく、より携帯性に富む地 図を提供することにある。 そこで請求項２記載の考案の課題は、請求項１記載の考案の課題に加えて、特 定の地域における、いわゆる観光名所ではない特定の目的地を容易に探すことが できる地図を提供することにある。 また、請求項３記載の考案の課題は、請求項１記載の課題に加えて、視認性に 富み、地図中において特定目的地を探しやすい地図を提供することにある。 請求項４及び５記載の考案の課題は、請求項１記載の課題に加えて、地図内に 記載された目的地を検索し易い地図を提供することにある。

【０００７】 請求項６記載の考案の課題は、請求項１記載の課題に加えて、一枚の用紙に記 載され、携帯性に富んだ地図を提供することにある。

【０００８】 請求項７記載の考案の課題は、請求項６記載の考案の課題に加えて、特に海外 旅行の際、特定都市内の特定業種の店等を訪問する場合に有効な地図を提供する ことにある。 請求項８記載の考案の課題は、請求項６記載の考案の課題に加えて、更に特定 目的地訪問にあたりさらに便利な地図を提供することにある。

【０００９】 請求項９記載の考案の課題は、請求項３記載の考案の課題に加えて、更に目的 地を地図内において特定しやすい地図を提供することにある。 請求項１０記載の考案の課題は、請求項２記載の考案の課題に加えて、一覧性 に富む地図を提供することにある。 請求項１１記載の考案にあっては、請求項１記載の考案の課題に加えて、展開 または折り畳みが容易な地図を提供することにある。

【００１０】 請求項１２記載の考案の課題は、請求項１１記載の考案の課題に加えて、海外 旅行の際に、外出するにあたって常時確認しておく必要のある事項を書き込むこ とができる地図を提供することにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】

このような技術的課題解決のため、請求項１記載の発明にあっては、用紙に記 載された地図であって、上記用紙１５には両面にマットＰＰ加工が施されている ことを特徴とする。 従って、請求項１記載の考案にあっては、地図が記載された用紙にはマットＰ Ｐ加工が施され、艶消し処理がされているため外光を反射することがない。また 、用紙１５として紙が使用されていた場合であってもＰＰ加工が施され、用紙１ ５上に薄いプラスチックコーティングが施されているため、撥水性に富むと共に 折り畳んだ場合にも折り目から破断しにくい 。

【００１２】 その結果、請求項１記載の考案にあっては、耐久性、耐水性に富むと共に、使用する環境に関わらず視認性に富み、折り目から破断しにくく、より携帯性に富 む地図１０を提供することができる。 請求項２記載の考案にあっては、所定地域を示す一般地図部１１と、上記一般 地図部１１内における特定の目的地を表示した特定地図部１２と、上記特定地図 部１２に記載された目的地を所定の順序に列記すると共に上記特定地図部１２と 関連づけられた目的地一覧部１３とを有することを特徴とする。

【００１３】 ここで、「特定地図部と関連づけられた目的地一覧部」とは、例えば、特定地 図部１２内に記載されたに目的地と、目的地一覧部１３に記載された同一の目的 地とに、同一番号等が付記されているような場合を指す。また、このような関連 付けの手段として特定の色彩をもって、互いに対応付けをするように構成されて いてもよい。

【００１４】 従って、請求項２記載の地図にあっては、使用者は訪問先の地域、都市等に関 する一般的な情報は一般地図部１１を見ることにより得ることができ、また、特 定の目的地に関する、当該地域内の位置等の地理的情報は上記特定地図部１２に より得ることができ、更に、目的地一覧部１３内において特定した目的地を、関 連付けられた特定地図部１２内において所在地を確認することができる。 その結果、請求項２記載の考案にあっては、請求項１記載の効果に加えて、使 用者は訪問先の地域、都市等の一般的な情報のみならず、特定の目的地に関する 特定の情報も迅速に得ることができる。

【００１５】 請求項３記載の考案にあっては、上記特定地図部１２には、特定目的地を指し 示す引き出し線２２が略同一角度で記載されていることを特徴とする。 従って、請求項３記載の考案にあっては、上記引き出し線２２が略同一角度で 記載されているため、目的地を視認して把握し易い。 その結果、請求項３記載の考案にあっては、請求項１記載の考案の効果に加え て、視認性に富み、地図中において、他の多くの地理的名称に紛れることなく特 定目的地を探しやすいという効果を奏する。

【００１６】 請求項４記載の考案にあっては、上記目的地一覧部１３は、５０音順に目的地 の名称が列記されていることを特徴とする。 従って、請求項４記載の考案にあっては、請求項１記載の効果に加えて、目的 地一覧部１３内に記載された目的地は５０音順に記載されていることから、請求 項１記載の効果に加えて、地図内に記載された目的地を検索し易い、という効果 を奏する。 請求項５記載の考案にあっては、上記特定地図部１２に記載された目的地は略 所定の通り沿いに所在し、当該通りに沿った目的地所在の順序に従って、対応す る番地が目的地の標記に付記されていると共に、上記番号は上記目的地一覧部１ ３に記載された対応する当該目的地名称に対応して記載されていることを特徴と する 。

【００１７】 従って、請求項５記載の考案にあっては、請求項１記載の効果に加えて、本考 案に係る地図の使用者が目的地が所在する通りを認識して当該通りに沿って当該 目的地を探した場合には、当該目的地に対応した番号を以て目的地を特定するこ とができるため、目的地を探しやすい。 請求項６記載の考案にあっては、上記一般地図部１１は用紙１５の一面側１４ に記載されていると共に上記特定地図部１２及び目的地一覧部１３とは上記用紙 １５の他面側１６に記載されていることを特徴とする。 従って、請求項６記載の考案にあっては、上記一般地図部１１、特定地図部１ ２及び目的地一覧部１３は一枚の用紙１５に記載されている。 その結果、請求項６記載の考案にあっては、請求項１記載の効果に加えて、一 枚の用紙１５からなる携帯性に富んだ地図が提供される。

【００１８】 請求項７記載の考案にあっては、上記地図１０には外国の所定都市が記載され 、上記特定地図部１２には、上記所定都市内の特定の業種からなる複数の店が記 載され、これらの複数の店の名称が上記目的一覧部１３に列記されていることを 特徴とする。 従って、請求項７記載の考案にあっては、この地図の利用する旅行者等は外国 の所定都市内の特定業種からなる複数の店の所在地を、この地図に基づき探索す ることができる。

【００１９】 その結果、請求項７記載の考案にあっては、請求項６記載の考案の効果に加え て、特に海外旅行の際、特定都市内の特定業種の店等を訪問する場合に有効な地 図を提供することができる。 請求項８記載の考案にあっては、上記目的地一覧部１３には、当該目的地に関 する必要情報が記載されていることを特徴とする。 ここで、上記「目的地に関する必要情報」とは、例えば、目的地が店舗であれ ば、当該店舗の営業時間、休業日、休業時間、使用できるカードの種類等の情報 を指す。

【００２０】 従って、請求項８記載の考案にあっては、請求項６記載の効果に加えて、旅行 者等は目的地に関する必要情報を容易に把握することができる。 請求項９記載の考案にあっては、上記引き出し線２２上には当該目的地の名称 が記載されていることを特徴とする。 従って、請求項９記載の考案にあっては、請求項３記載の考案の効果に加えて 、特定地図部内において、目的地の名称が略同一角度で描かれた引き出し線２２ 上に記載されているため、利用者は目的地を地図内において把握し易い、という 効果を奏する。

【００２１】 請求項１０記載の考案にあっては、上記一般地図部１１、特定地図部１２及び 目的地一覧部１３はＡ３サイズに形成されていることを特徴とする。 従って、請求項１０記載の考案にあっては、請求項２記載の効果に加えて、一 覧性に優れた地図を提供することができる。 請求項１１記載の考案にあっては、上記用紙は、縦方向に３つの折り目により 折られると共に横方向には１つの折り目により折り畳まれることを特徴とする。 従って、請求項１１記載の考案にあっては、横方向には１つの折り目のみが形 成されているため、横方向には一挙動で本来の大きさに開くことがでる。また、 縦方向には３つの折り目のみが形成されているため、折り目により形成される山 の部分は一つのみである。従って、縦方向にも一挙動で開くことができる。

【００２２】 その結果、請求項１１記載の考案にあっては、請求項１記載の効果に加えて、 本願考案に係る地図を開く際には、２挙動のみで本来の大きさに開き、かつ、開 いた状態から折り畳むことができるため、地図をみる際には開きやすく、かつ、 折り畳みやすい地図を提供することができる。 請求項１２記載の考案にあっては、上記縦方向及び横方向に折り畳まれた際に 、外側となる面には適宜事項を記載することができるメモ欄が設けられているこ とを特徴とする。 従って、請求項１２記載の考案にあっては、請求項１１記載の効果に加えて、 例えば、外国の地において外出する際には、上記メモ欄にパスポート番号等の、 海外の生活において必要事項を記載することができる。

【００２３】

【実施の形態】

以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本発明を詳細に説明する。 図１乃至図３に示すように、本実施の形態に係る地図１０にあっては、横幅が Ａ３サイズの大きさと略同一に形成された１枚の用紙１５により形成され、この 用紙１５には両面に亘り、艶消し処理を施したポリプロピレンのコーティング、 即ち、いわゆるマットＰＰ加工が施されている。

【００２４】 この用紙１５の表面部１４側に記載された、所定地域を示す一般地図部１１と 、図４に示すように、上記用紙１５の裏面部１６に記載され、上記一般地図部１ １内における特定の目的地を表示した特定地図部１２と、上記特定地図部１２に 記載された目的地を所定の順序に列記すると共に上記特定地図部と関連づけられ た目的地一覧部１３とを有している。 即ち、本実施の形態にあっては、この地図１０は、外国のある都市の地図であ り、表面部１４には当該都市の略中心部の概略図が記載され、都市の主要な地理 が示されている。この表面部１４には、河川、丘、大きな街路、鉄道路線、駅、 公園、広場、著名建築物等が概略的に記載されている。

【００２５】 従って、利用者はこの表面部１４の一般地図部１１を見ることにより、当該都 市の全体の地理を一般的に把握することができる。また、この一般地図部１１は 縦横方向においてそれぞれ、適宜等間隔に升目により分割され、複数のセグメン トに分かれており、縦横それぞれ、適宜の符合表示がなされている。即ち、一般 地図部１１の周縁部には縁取部２０が形成され、この縁取部２０には縦方向には １〜５の数字が標記され、横方向にはＡ〜Ｆの英符合が付されている。 従って、縦方向の数字及び横方向の英符合を用いることにより、ある地域を特 定することができるように構成されている。また、上記一般地図部１１には特別 な色彩の枠部３２が記載され、特定地図部１２により表示される地域を一般地図 内において示している。

【００２６】 また、この一般地図部１１の上方部には、折り畳んだ際には、表紙となる長方 形状の表紙部３３が形成されていると共に、この表紙部３３に隣接して裏表紙部 ３４が形成されている。この裏表紙部３４にはメモ欄２１が形成されており、複 数のアイテムを記載しうるように構成されている。本実施の形態にあっては、上 記「メモ欄」２１には複数の項目を記載しうる枠組みスペースが設けられ、上段 から「パスポート番号」、「クレジットカード会社名」、「クレジットカード番 号」、「クレジットカード会社の旅行先電話番号」、「海外旅行傷害保険番号」 、「ツアー会社電話番号」、「滞在先ホテル名」、「滞在先ホテルの住所」、「 滞在先ホテルの電話番号」、「旅行先緊急連絡番号」を書き込むことができるよ うな項目分けがされている

【００２７】 また、図１に示すように、本実施の形態に係る地図１０にあっては、地図１０ の縦方向には３つの折り目３５ａ、３５ｂ，３５ｃが等間隔に形成されて、地図 １０の縦方向に沿って表紙面部１１ｄ、地図上段部１１ａ、地図中段部１１ｂ、 地図下段部１１ｃに等間隔にセグメントされている。また、横方向には中間部位 に折り目３６が形成されている。 そして、上記表紙面部１１ｄ及び地図上段部１１ａは、上記折り目３５ａを介 して互いに裏面側が当接するように折り畳まれるように形成されており、上記地 図上段部１１ａと地図中段部１１ｂとは、折り目３５ｂを介して互いに表面部が 当接するように折り畳まれるように形成されており、さらに、地図中段部１１ｂ と地図下段部１１ｃとは折り目３５ｃを介して裏面部が互いに当接するように折 り畳まれるように形成されている。

【００２８】 従って、本実施の形態にあっては、図２に示すように、地図１０を折り畳む際 には、上記折り目３５ａ、３５ｂ，３５ｃを介して折り畳んだ場合には、表紙面 部１１ｄと地図上段部１１ａが互いに裏面部側で当接して折り畳まれ、さらに、 地図上段部１１ａと地図中段部１１ｂとは表面部が当接するように折り畳まれ、 さらに、地図中段部１１ｂと地図下段部１１ｃとは裏面部側が当接するように折 り畳まれる。 その後、地図下段部１１ｃが折り目を介して互いに当接するように折り目３６ に沿って折り畳んだ場合には、図３に示すように、上記表紙部３３及び裏表紙部 ３４のみが外方に配置されるように折り畳むことができるように構成されている 。 一方、上記用紙１５の裏面部１６の右半部１７には、上記特定地図部１２が設 けられ、上記表面部１４側に記載された都市の中の枠３２により特定された地域 が表示されている。

【００２９】 この地域は、本実施の形態においては、例えば、いわゆる服飾等のブランド品 を販売する有名ショップが集中している地域であり、これらの有名ショップと、 これらの有名ショップの所在の街路、及び、これらのショップを訪問する際に目 標となりうるような、付近に所在する著名な建築物、鉄道路線、駅等が表示され ている。 また、この特定地図部１２には、縦横方向においてそれぞれ縁取部２３が形成 されると共に、等間隔に升目により分割され、複数のセグメントに分かれており 、縦横それぞれ、適宜の符合表示がなされている。即ち、上記一般地図部１１と 同様に、縦方向には１〜５の数字が標記され、横方向にはＡ〜Ｆの英符合が付さ れている。従って、縦方向の数字及び横方向の英符合を用いることにより、ある 地域を特定することができるように構成されている。また、図６に示すように、 この特定地図部１２内にはスケール１８が記載され、基準となる距離及び歩行時 間が示され、当該特定のショップへ至る際の参考となるようにされている。

【００３０】 また、上記各ショップの所在地に該当する地図中の部位には、下記の目的地一 覧部１３に列記された各ショップの地図内付記番号（，，等）が記載され ている。この地図内付記番号は、特定の街路に沿って所在するショップの所在の 順（本実施の形態にあっては、地図の南下方向）に従って付されている。そして 、これらの地図内付記番号からは引き出し線２２が略同一の角度（本実施の形態 にあっては、地図の南北方向）で引き出されており、これらの引き出し線２２は 互いに平行となるように折曲された名称表示部３０を有し、この名称表示部３０ にそれぞれ当該ショップの名称が記載されている。 また、上記用紙１５の裏面部１６の左半部１９には、上記目的地一覧部１３が 記載されている。この目的地一覧部１３は、縦横の升目により縦方向及び横方向 に複数の欄が形成されている。本実施の形態にあっては、横方向においては、「 ５０音順表示欄」２４「地図内付記番号欄」２５「特定表示欄」２６「ショップ 名欄」２７「営業時間欄」２８「休業日欄」２９が表示されている。また、縦方 向においては、上記ショップ名が５０音順に列記されており、それぞれのショッ プ名に対応する上記「地図内付記番号」（，，等）が記載されている。 また、上記特定地図部１２及び目的地一覧部１３の上方欄３７には訪問した海 外の国において使用する国語の日常会話に関する紹介が記載されている。

【００３１】 以下、本実施の形態に係る地図１０の作用について説明する。 本実施の形態に係る地図１０を使用する場合には、利用者としての海外旅行者 は、自分が訪問する予定のブティック等のショップを、先ず、図４乃至図６に示 すように、用紙１５の裏面部１６の左半部１９に記載された目的地一覧部１３に おいて探す。この場合、目的地一覧部１３は、５０音順にショップが列記されて いることから利用者は目的とするショップを探しやすい。また、この際、同時に 、当該ショップに関する、営業時間、休業日等の情報を得ることができる。

【００３２】 その後、「地図内付記番号欄」２５から目的とするショップに対応する「地図 内付記番号」を探し、この「地図内付記番号」により、又は「特定表示欄」２６ に記載された「特定表示」をも併用して、右半部１７に記載された特定地図部１ ２内において、当該目的とするショップを特定する。この場合、更に、当該ショ ップの所在地をより広い市街地範囲内で特定する必要がある場合には、図２に示 すように表面部１４の一般地図部１１を参照する。

【００３３】 この場合、上記地図内付記番号は、所在の街路に沿って南下順に記載されてい るため、地図内付記番号からおおむねの位置を推測しやすくショップの所在地を 探しやすい。 また、上記特定地図部１２には、目的とするショップを指し示す引き出し線２ ２が略同一角度で記載され、この引き出し線２２の先端部に、互いに平行になる ように設けられた名称表示部３０には当該ショップの名称が記載されているため 、使用者は引き出し線２２の角度に対して見やすい角度に地図１０を設定するこ とにより、容易に目的とするショップを特定地図部１２内において確認すること ができる。

【００３４】 また、本実施の形態に係る地図１０にあっては、上述のように、用紙１５には 地図が印刷された後にいわゆるマットＰＰ加工処理が施されている。即ち、用紙 １５の両面側にはポリプロピレンがコーティングされ、その後、更に艶消し加工 処理が施されて形成されている。 その結果、地図１０は、表面における外光の反射が少なく、戸外で直射日光下 において使用した場合であっても利用者はストレスなく容易かつ迅速に目的地を 視認することができる。さらに、地図１０にあっては、用紙１５上に薄いポリプ ロピレンの皮膜が形成されているため撥水性に富み、戸外で雨天時に使用するこ ともでき、また、レストランの食卓等において広げて使用された際に突発的な冠 水があった場合であっても、問題なく継続して使用することができる。 更に、本実施の形態にあっては、表裏を問わず地図が記載された部分はＡ３の 大きさに形成されているため、展開した状態においても一覧性に富んでいる。ま た、本実施の形態にあっては、表紙部３３及び裏表紙部３４及び上方欄３７が地 図が記載された部分に付加されているが、全体としてもＡ３サイズよりもやや大 きなサイズにとどまっており、広げて使用する場合にも適当な大きさであって保 持しやすい。

【００３５】 また、携帯する際には、図２及び図３に示すように、地図１０をまず、上記折 り目３５ａ、３５ｂ，３５ｃを介して縦方向に折り畳む。この場合、表紙面部１ １ｄと地図上段部１１ａが互いに裏面部側で当接して折り畳まれ、さらに、地図 上段部１１ａと地図中段部１１ｂとは表面部が当接するように折り畳まれ、さら に、地図中段部１１ｂと地図下段部１１ｃとは裏面部側が当接するように折り畳 まれる。 その後、地図下段部１１ｃが折り目３６を介して互いに当接するように折り目 ３６に沿って折り畳んだ場合には、図３に示すように、上記表紙部３３及び裏表 紙部３４のみが外方に配置されるように折り畳むことができる。

【００３６】 従って、折り畳む際及び展開する際には、縦方向の折り畳み動作または展開動 作と横方向の折り畳み動作または展開動作の２挙動により折り畳み、もしくは展 開することができる。その結果、本実施の形態に係る地図にあっては迅速に折り 畳みまたは展開することができる。 また、このようにして折り畳んだ場合には、いわゆるバイブルサイズの手帳よ りもやや小さい大きさに折り畳むことができる。従って、上着、パンツのポケッ ト等に容易に収納して移動することができる。 この場合、上述のよう用紙１５上に薄いポリプロピレンのコーティングが施さ れていることから用紙１５は一般の紙よりも剛性を有しており、折り畳んで長期 間ポケットに収納する場合や、やや乱暴に使用した場合であっても、皺になるこ とは少なく、また、折り目３５，３６から破断するおそれは非常に少ない。

【００３７】 従って、利用者が常に目的地を視認し易い状態を維持することができる。また 、耐久性にも優れ、一度の海外渡航のみならず数回に亘り使用することができる 。 また、折り畳んだ場合であっても、単なる紙製の場合と比較し、適度な剛性を もって折り畳むことができると共に高級感を醸し出すことが可能であり、製造コ ストを大幅に上昇させることなく地図としての質感を向上させ、良好な使用感覚 を醸し出すことが可能となる。

【００３８】 更に、上記メモ欄２１には、使用者が必要事項を記載しうるように構成されて いるため、「パスポート番号」等、最低限旅行者に必要な情報を最も使用する携 帯品である地図に書き留めておくことができるため、海外における外出時には別 途手帳等を準備する必要がなく、身軽に外出し散策することができる。 なお、上記実施の形態にあっては、目的地一覧部に記載された目的地が５０音 順に列記された場合を例に説明したが、上記実施の形態に限定されず、例えば、 アルファベット順に列記されていてもよい。また、上記実施の形態にあっては、 地図の用紙にマットＰＰ加工が施されている場合を例に説明したが、上記実施の 形態に限定されず、撥水すると共に用紙の強度を向上させるような処理であれば 他の処理であってもよく、また、そのような処理が施されていなくてもよい。更 に、本実施の形態にあっては、ある外国の都市における有名ブランドショップを 特定地図部１２に表示した場合を例に説明したが、上記実施の形態に限定されず 、例えば、著名レストラン、美術館等であってもよく、様々なテーマを設定する ことにより特定地図部１２内に様々な目的地を表示することができる。

【００３９】

【考案の効果】

請求項１記載の考案にあっては、地図が記載された用紙にはマットＰＰ加工が 施され、艶消し処理がされているため非常に外光を反射しにくい。また、用紙と して紙が使用されていた場合であってもＰＰ加工が施され、用紙上にプラスチックコーティングが施されているため、撥水性に富むと共に折り畳んだ場合にも折 り目が付きにくい。 その結果、請求項１記載の考案にあっては、耐久性、耐水性に富むと共に、使 用する環境に関わらず視認性に富み、折り目から破断しにくく、より携帯性に富 む地図を提供することができる。

【００４０】 請求項２記載の考案にあっては、請求項１記載の考案の効果に加えて、使用者 は訪問先の地域、都市等の一般的な情報のみならず、特定の目的地に関する特定 の情報も迅速に得ることができる。 請求項３記載の考案にあっては、請求項１記載の考案の効果に加えて、視認性 に富み、地図中において、他の多くの地理的名称に紛れることなく特定目的地を 探しやすいという効果を奏する。

【００４１】 請求項４記載の考案にあっては、請求項１記載の効果に加えて、目的地一覧部 は５０音順に記載されていることから、請求項１記載の効果に加えて、地図内に 記載された目的地を検索し易い、という効果を奏する。 請求項５記載の考案にあっては、請求項１記載の効果に加えて、使用者が目的 地が所在する通りを認識して当該通りに沿って当該目的地を探した場合には、当 該目的地に対応した番号を以て目的地を特定することができるため、目的地を探 しやすい。

【００４２】 請求項６記載の考案にあっては、請求項１記載の効果に加えて、一枚の用紙か らなる携帯性に富んだ地図が提供される。 請求項７記載の考案にあっては、請求項６記載の考案の効果に加えて、特に海 外旅行の際、特定都市内の特定業種の店等を訪問する場合に有効な地図を提供す ることができる。 請求項８記載の考案にあっては、請求項６記載の効果に加えて、旅行者等は目 的地に関する必要情報を容易に把握することができる。

【００４３】 請求項９記載の考案にあっては、請求項３記載の考案の効果に加えて、特定地 図部内において、目的地の名称が略同一角度で描かれた引き出し線上に記載され ているため、利用者は目的地を地図内において把握し易い、という効果を奏する 。 請求項１０記載の考案にあっては、請求項２記載の効果に加えて、一覧性に優 れた地図を提供することができる。 請求項１１記載の考案にあっては、請求項１記載の効果に加えて、本願考案に 係る地図を開く際には、二挙動のみで本来の大きさに開き、かつ、開いた状態か ら折り畳むことができるため、地図をみる際には開きやすく、かつ、折り畳みや すい地図を提供することができる。

【００４４】 請求項１２記載の考案にあっては、請求項１１記載の効果に加えて、例えば、 外国の地において外出する際には、上記メモ欄にパスポート番号等の、海外の生 活において必要事項を記載することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係る地図の一実施の形態を示し、地
図を展開した状態で表面部に記載された一般地図部を示
す平面図である。

【図２】 本考案に係る地図の一実施の形態を示し、地
図を３本の折り目を介して縦方向に折り畳んだ状態を示
す斜視図である。

【図３】 本考案に係る地図の一実施の形態を示し、地
図を３本の折り目を介して折り畳んだ後、さらに、横方
向に中央の折り目を介して折り畳んだ状態を示す斜視図
である。

【図４】 本考案に係る地図の一実施の形態を示し、地
図を展開した状態で裏面部に記載された特定地図部及び
目的地一覧部を示す平面図である。

【図５】 本考案に係る地図の一実施の形態を示し、目
的地一覧部を一部拡大して示す図である。

【図６】 本考案に係る地図の一実施の形態を示し、特
定地図部を一部拡大して示す図である。

【符号の説明】

１０ 地図 １１ 一般地図部 １２ 特定地図部 １３ 目的地一覧
部 １４ 表面部 １５ 用紙 １６ 裏面部 １７ 右半部 １８ スケール １９ 左半部 ２０ 縁取部 ２１ メモ欄 ２２ 引き出し線 ２３ 縁取部 ２４ ５０音順表示欄 ２５ 地図内付記
番号欄 ２６ 特定表示欄 ２７ ショップ名
欄 ２８ 営業時間欄 ２９ 休業日欄 ３０ 名称表示部 ３１ 中間部位 ３２ 枠部 ３３ 表紙部 ３４ 裏表紙部 ３５ 折り目 ３６ 折り目 ３７ 上方欄

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１０年９月７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 地図

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係る地図の一実施の形態を示し、地
図を展開した状態で表面部に記載された一般地図部を示
す平面図である。

【図２】 本考案に係る地図の一実施の形態を示し、地
図を３本の折り目を介して縦方向に折り畳んだ状態を示
す斜視図である。

【図３】 本考案に係る地図の一実施の形態を示し、地
図を３本の折り目を介して折り畳んだ後、さらに、横方
向に中央の折り目を介して折り畳んだ状態を示す斜視図
である。

【図４】 本考案に係る地図の一実施の形態を示し、地
図を展開した状態で裏面部に記載された特定地図部及び
目的地一覧部を示す平面図である。

【図５】 本考案に係る地図の一実施の形態を示し、目
的地一覧部を一部拡大して示す図である。

【図６】 本考案に係る地図の一実施の形態を示し、特
定地図部を一部拡大して示す図である。

【符号の説明】 １０ 地図 １１ 一般地図部 １２ 特定地図部 １３ 目的地一覧
部 １４ 表面部 １５ 用紙 １６ 裏面部 １７ 右半部 １８ スケール １９ 左半部 ２０ 縁取部 ２１ メモ欄 ２２ 引き出し線 ２３ 縁取部 ２４ ５０音順表示欄 ２５ 地図内付記
番号欄 ２６ 特定表示欄 ２７ ショップ名
欄 ２８ 営業時間欄 ２９ 休業日欄 ３０ 名称表示部 ３１ 中間部位 ３２ 枠部 ３３ 表紙部 ３４ 裏表紙部 ３５ 折り目 ３６ 折り目 ３７ 上方欄

Claims (12)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定地域を示す一般地図部と、上記一般
   地図部内における特定の目的地を表示した特定地図部
   と、上記特定地図部に記載された目的地を所定の順序で
   列記すると共に上記特定地図部と関連づけられた目的地
   一覧部とを有することを特徴とする地図。
2. 【請求項２】 上記特定地図部には、特定目的地を指し
   示す引き出し線が略同一角度で描かれていることを特徴
   とする請求項１記載の地図。
3. 【請求項３】 上記目的地一覧部は、５０音順に目的地
   の名称が列記されていることを特徴とする請求項１記載
   の地図。
4. 【請求項４】 上記特定地図部に記載された目的地は略
   所定の通り沿いに所在し、当該通りに沿った目的地所在
   の順序に従って、対応する番号が目的地の標記に付記さ
   れていると共に、上記番号は上記目的地一覧部に記載さ
   れた当該目的地名称に対応して記載されていることを特
   徴とする請求項１記載の地図。
5. 【請求項５】 上記一般地図部は用紙の一面側に記載さ
   れていると共に上記特定地図部及び目的地一覧部とは上
   記用紙の他面側に記載されていることを特徴とする請求
   項１記載の地図。
6. 【請求項６】 上記用紙には両面にマットＰＰ加工が施
   されていることを特徴とする請求項５記載の地図。
7. 【請求項７】 上記地図には外国の所定都市に関し、上
   記特定地図部には、上記所定都市内の特定の業種からな
   る複数の店が記載され、これらの複数の店の名称が上記
   目的地一覧部に列記されていることを特徴とする請求項
   ５記載の地図。
8. 【請求項８】 上記目的地一覧部には、当該目的地に関
   する情報が記載されていることを特徴とする請求項５記
   載の地図。
9. 【請求項９】 上記引き出し線上には当該目的地の名称
   が記載されていることを特徴とする請求項２記載の地
   図。
10. 【請求項１０】 上記一般地図部、特定地図部及び目的
    地一覧部はＡ３サイズに形成されていることを特徴とす
    る請求項１記載の地図。
11. 【請求項１１】 上記用紙は、縦方向に３つの折り目に
    より折られると共に横方向には１つの折り目により折り
    畳まれることを特徴とする請求項６記載の地図。
12. 【請求項１２】 上記縦方向及び横方向に折り畳まれた
    際に、外側となる面には適宜事項を記載することができ
    るメモ欄が設けられていることを特徴とする請求項１１
    記載の地図。