JP3062598U - ペ―ジ押えの付いた、本や書類等を任意の角度に設置して安定させる器具。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本や書類等を見たり読んだりする時に、それ
らを見やすく設置しベージが勝手にめくれてしまうこと
を制御する。 【解決手段】 本体１のささえ木支点９にささえ木８を
はめ、ヒモ１１が本体１の下部とささえ木８の下部の長
さをヒモの長さ調整固定用テーパー穴１２の所で決め、
本体１に乗せた本や書類等を見やすい角度に設置する。
本体１のミゾ３にページ押え２が入り本や書類等の大き
さに合わせてスライドしその紙面を押さえる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、本を見たり見ながら筆記したりする時、対象物を見やすい角度に立 て掛け、対象物を目で追う時に目からの焦点距離を一定に保ち、より疲れない姿 勢で作業するための器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、本等を立て掛けるに適した器具であっても本等のページが勝手にめく れるのをしっかり押さえる器具はなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の器具では本等のページが勝手にめくれるのをしっかり押さえることがで きず、手等で保持したりしながら作業をしなければならなかった。

【０００４】 本考案は、本等のページが勝手にめくれるのをしっかり押さえ見やすい角度に 設置して本等を安定させ、作業効率が向上することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の器具は設置角度を自由にできる本等を立 て掛ける器具に、摩擦力によって本等のページが勝手にめくれるのを押さえる部 品を作り、本体にその部品が入り本等の大きさに合わせて横方向にスライドでき るミゾを設けたものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

上記のように構成された器具は、先ず本等が見やすい角度になるように本体と ささえ木をつなぐヒモの長さを調整固定する。本体に設置した本等のページが本 等の閉じようとする力等によってページが勝手にめくれるのをページ押えが紙面 の一部を押さえる。

【０００７】 よって読書する時、教科書や参考書を見ながらノートに筆記する時、資料を見 ながらパソコンやワープロのキーボードを打つ時等に使用する。又、ささえ木は 本体の支点にささえ木自体のバネ反力によってはまっているいるので取り外しが 自由にできるから、例えば本に掲載された楽譜を見ながらピアノを弾く時でもビ アノの楽譜置き場に本体ごと置く事ができるし、風によってページがめくれるの を防ぐので屋外で作業をしたい時にも使用できる。

【０００８】

【実施例】

実施例について図面を参照にして説明すると、図１〜図４において、本体１の 裏面やや上方２ヶ所にささえ木８がはまるささえ木支点９の横穴を開ける。ここ にはまったささえ木８は、本体１やや下方のヒモ固定部１０につないだヒモ１１ とささえ木８の下端に設けたヒモの長さ調整固定用テーパー穴１２によって、ヒ モ１１の長さが決められ、本体の設置角度が決まる。ヒモ１１の長さ調整固定に は図４に示すように、ヒモ１１を外側が広くなったテーパー穴１２に、ヒモ１１ の余した部分に結んだ結びこぶ１３と一緒に通し、矢印の方向に引けばヒモ１１ は任意の所でささえ木８にロックされる。本体１にはページ押え２が入りスライ ドし手前に抜けないようなミゾ３を設ける。ページ押え２はアーチ状のアーム６ が付いていて、スプリング７の力によって本体１に乗せたものを押さえつける。 アーム６の先端の物を押さえつける所にはＲ状の接触面がゴムスポンジ４のもの と、図３に示す回転するローラー５の付いたものがあり、対象物の状態に合わせ て使い分ける。ページ押え２の本体１に入ってスライドする所は、僅かな湾曲Ｒ ８００ｍｍ位に反っていて本体１に入っていて横方向の動き安さを制限する。

【０００９】 本体１の大きさは、Ａ４判の月刊誌から文庫本まで使えるものとして横４７０ ｍｍ縦２９０ｍｍ位である。又、机等の作業スペースに合わせて対象物専用の大 きさのものとしても良い。アーム６の先端の対象物にかかる力は、対象物の厚さ １ｃｍ〜２ｃｍ位の時１００ｇ〜２００ｇ位である。ゴムスポンジ４の大きさは ８ｍｍ×１０ｍｍ位でＲ５ｍｍのカマボコ状であり、ローラー５の径は１０ｍｍ 位で回転するようになっている。ページ押え２は紛失しないように本体１とヒモ でつないでおく。ヒモ１１はより紐が良い。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は以上に説明したように構成されているので以下に記載されるような効 果を奏する。

【００１１】 第一に上げられるのは、目と対象物の焦点距離が一定に保てることで目の疲れ が非常に少ない、よって正しい姿勢も保てる。この器具がない内は、本等を読む 時読み初め机の上においては、先ず本等を手でもって見やすい角度に保持しなが ら読む。当然手がすぐ疲れるので手で保持するのを止め、机の上に水平において 読む。するとすぐ頭が前に傾いてくるので首や肩が疲れてくる。そこで頭を立て 直すと本等が真正面でなくなり多少見ずらくても、目は順応してしまうので目の 疲れは暫く気付かず疲れをため込み、暫くこの姿勢を続ける。しかし目の疲れに 気付くと本等を手で持って起こし見やすいようにしてくる。読書等の場合この位 ですむが、本等を閲覧しながら筆記するとなるとずっと疲れる。本等のページを 片手で押さえながらとか、物で保持しながらで、本等を見やすい位置に置いてペ ージが勝手にめくれないようにする簡単な器具はなかった。ワープロやパソコン に入力する時にも両手が塞がっているので本考案の器具を使えば非常に能率がよ い。ページが勝手にめくれてイライラすることもない。その他、本等を見ながら 両手を使ってする作業に最適である。図書館での閲覧に是非必要である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本体とページ押えの斜視図である。

【図２】本体とページ押えの裏側からみた斜視図であ
る。

【図３】ページ押えの斜視図である。

【図４】ささえ木下部の断面図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ ページ押え ３ ページ押えが入りスライドするミゾ ４ ゴムスポンジ ５ ローラー ６ アーム ７ スプリング ８ ささえ木 ９ ささえ木支点 １０ ヒモ固定部 １１ ヒモ １２ ヒモの長さ調整固定用テーパー穴 １３ ヒモ結びこぶ １４ 紛失防止ヒモ固定部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体（１）のささえ木支点（９）にささ
   え木（８）をはめ、ヒモ固定部（１０）に結んだヒモ
   （１１）はヒモの長さ調整固定用テーパー穴（１２）を
   通し再びヒモ結びこぶ（１３）と一緒に（１２）に通
   す。ページ押え（２）の支点に付いたアーム（６）には
   スプリング（７）が付き、先端にはゴムスポンジ（４）
   が付くものとローラー（５）が付くものがあり、ページ
   押え（２）のスライドミゾは僅かに湾曲に反っている。
   ページ押え（２）には紛失防止ヒモ固定部（１４）があ
   り本体（１）の紛失防止ヒモ固定部（１４）とヒモで結
   ぶ。本体（１）にはページ押え（２）が入りスライドす
   るミゾ（３）を設ける。以上のごとく構成された、本や
   書類等のページを押え安定させる器具。