JP3062363B2 - 空気とオイルの蒸気を連続したガラスフィラメントに施与する方法及び装置 - Google Patents

空気とオイルの蒸気を連続したガラスフィラメントに施与する方法及び装置

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JP3062363B2 JP4314541A JP31454192A JP3062363B2 JP 3062363 B2 JP3062363 B2 JP 3062363B2 JP 4314541 A JP4314541 A JP 4314541A JP 31454192 A JP31454192 A JP 31454192A JP 3062363 B2 JP3062363 B2 JP 3062363B2
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続したガラスフィラメ
ントがブッシュ板(a bushing plate)
(ここに「ブッシュ(bushing)」とはガラス繊
維又はフィラメントの成形において、断熱材に囲まれた
合金容器で、これを電気的に加熱してガラスを溶融し供
給するのに用いる成形炉と定義する)の複数のノズルか
ら引き出されている時にこの連続したガラスフィラメン
トに空気とオイルの蒸気又は霧を施与することによって
連続的にガラスフィラメントの生産を改良する方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多フィラメントのガラス・ストランドを
生産する典型的な商業的に連続したガラス・ファイバー
を製造する方法にあっては、連続したガラスフィラメン
トを電気的に加熱される貴金属ブッシュ(bushin
g)の多数のノズル先端から引き出す。このブッシュに
は直接溶解式のガラス溶融炉の前炉から溶融ガラスが供
給される。これらの個々の連続したガラスフィラメント
がブッシュノズルから引き出された後に、この連続した
ガラスフィラメントに噴霧水及びサイジング材(siz
ing)又はバインダーが施与され、その後に個々の連
続したガラスフィラメントが互いに組み合わされて多フ
ィラメントのストランド(strand)が作られる。
このストランドは後処理用のケーキを作る為にコレット
(collet)に巻き取られるか、又は強化プラスチ
ック等に使用する為に短い長さに切断される。
【0003】通常、ブッシュの底板は非常に小さい領域
内に多数のノズル、例えば500〜数千個のノズル又は
オリフィスを有する。小領域内に多数のノズルが存在す
るので、ノズル又はオリフィスから引き出されたフィラ
メントのうちちの幾つかが破損し、これによって運転効
率が低下することがある。数千本のフィラメントのうち
の数本が破損することはそれ自体ではあまり大きな問題
ではないが、ノズル先端のどこかで一本以上のフィラメ
ントが破損すると、これによって必ずその周囲のフィラ
メントが破損される。この連鎖反応によって、運転効率
が悪くなり、ついには製造工程の中断を招来することす
らあり得る。こうして、ストランドの品質を向上しかつ
ブッシュの運転効率を高める為には、ノズルでのフィラ
メント破損の数及び頻度を低減することが望まれる。
【0004】本発明は、ブッシュの効率を高める為にブ
ッシュからの連続したガラスフィラメントに蒸気を散布
する装置及び方法を開示する米国特許第4,235,6
14号の改良である。この米国特許第4,235,61
4号に開示された装置では、蒸気が管のノズル開口から
散布機(ディストリビュータ)表面に向けてスプレさ
れ、この蒸気は、ガラスフィラメントに向って散布機
(ディストリビュータ)表面の上を流れる空気によっ
て、連続したガラスフィラメントの方へ導かれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】出願人は、連続したガラ
スフィラメントがノズル先端から引き出されている時に
空気とオイルの霧、即ち蒸気を連続したガラスフィラメ
ントに直接にスプレすることによって上記蒸気を連続し
たガラスフィラメントに施与すると、破損するフィラメ
ントの数が減少し、これにより一つの工程の運転効率を
約4.5%向上できることを見い出だした。出願人の方
法及び装置は、米国特許第4,235,614号の方法
及び装置に使用された散布機表面13及び32を不要と
し、また、米国特許第4,235,614号の方法及び
装置に使用された蒸気をフィラメントに向けて搬送する
空気を不要とすると共に、連続したガラスフィラメント
への空気とオイルの蒸気の直接施与を更に制御すること
によって工程の効率を向上する。このように運転性能が
向上する正確な理由は完全には分かっていないが、空気
とオイルの蒸気を連続フィラメントに施与した結果、フ
ィラメントに対する或る種の追加冷却効果や、フィラメ
ントの表面張力変化や、フィラメントの強度を増大させ
るようなフィラメントの炭素被覆や、フィラメントの平
滑性の増大や、フィラメントからの静電気の除去などが
夫々生じて、フィラメントの破損数が低減するものと思
われる。
【0006】本発明は、フィラメントがブッシュ板のノ
ズル先端から引き出されている時に、ブッシュの近傍か
つ直下の位置で配列状態の連続したガラスフィラメント
に空気とオイルの混合蒸気、即ち霧を直接に施与する方
法及び装置を提供するものである。この空気とオイルの
蒸気は、連続したガラスフィラメントの長手方向軸に対
して約90°の角度で連続したガラスフィラメントに向
い、フィラメントに施与される。本発明による一つの実
施例では外部散布導管が配列状態の連続したガラスフィ
ラメントを取り囲み、空気とオイルの蒸気、即ち霧がす
べての側部からフィラメントに向けて内方にスプレされ
る。別の実施例では、空気とオイルの蒸気、即ち霧は、
連続したガラスフィラメントに向けて内部散布導管から
外方向と外部散布導管から内方向との両方向に、直接に
スプレされる。
【0007】外部散布導管の場合には、空気とオイルの
蒸気、即ち霧は、一方向でなく、四方向からガラスフィ
ラメントに施与され、これによりガラスフィラメントへ
の空気とオイルの蒸気、即ち霧の施与は一層均一かつ完
全となる。このような連続したガラスフィラメントへの
完全かつ均一な被覆は、オイルの使用量を減少するの
で、フィラメント破損の減少に起因する効率向上による
コスト低減及びオイル使用量の低減をもたらす。米国特
許第4,235,614号の散布導管の構成に対する本
発明の好適実施例の別の利点は、以下の通りである。即
ち、ブッシュの運転中、ブッシュが見易い点及びブッシ
ュにアクセスし易い点、ブッシュの下方の生成領域への
空気流が増大する点、製造コストの50%以上の削減、
連続フィラメントに対する散布導管の位置決めの高精度
化、散布導管の交換の容易さ、及び米国特許第4,23
5,614号の散布導管を使用した場合に必要とされる
面倒なメンテナンスをほとんど必要としない点である。
【0008】
【実施例】図1乃至図4は、連続したガラスフィラメン
トの製造運転時の本発明の第1実施例を示したものであ
る。図示の内部空気/オイル蒸気施与システム12はブ
ッシュ14に取付けられ、このブッシュ14には溶融ガ
ラスが不図示の前炉から供給される。配列状態の500
本〜数千本の連続したガラスフィラメント16がブッシ
ュ14からギャザリング・シュー18を介してチョッパ
/巻取機28によって引き出されている。この配列状態
の連続したガラスフィラメントは、ギャザリング・シュ
ー18を通過する前に、噴霧水施与機20によって水を
スプレされ、サイジング施与機22によってサイジング
材で被覆される。連続したガラスフィラメント16は、
ギャザリング・シュー18を通過した後に、ギャザリン
グ車26によって互いに集められてストランド24にな
る。この連続ガラスのストランド24は、ギャザリング
車26からチョッパ/巻取機28に達し、ここで短い長
さに切断されるか、又はその後の処理の為に巻き取られ
る。
【0009】内部空気/オイル蒸気施与システム12
は、空気供給ライン30と、オイル供給ライン32と、
空気/オイル混合ライン、即ち導管34と、空気/オイ
ル混合物加熱ヘッダー36と、空気とオイルの蒸気散布
導管38とを具備する。加圧空気は、プラント機器空気
(plant instrument air)用に使
用されるような供給源から空気/オイル蒸気施与システ
ム12に供給される。この空気は空気供給ライン30と
空気流量計40とを通って空気/オイル混合ライン34
に流入する。尚、空気流量計40は空気/オイル蒸気施
与システムに供給される空気の量を調整する。加圧オイ
ルは容積式ポンプ43から流量計42を介してオイル供
給ライン32に供給される。このオイルは、オイル供給
ライン32から空気/オイル混合ライン34に流れ、こ
の空気/オイル混合ライン34において、空気供給ライ
ン30からの加圧空気と混合される。
【0010】この空気とオイルの混合物は、空気/オイ
ル混合ライン34から空気/オイル混合物加熱ヘッダー
36に流れ、このヘッダー36において、内部空気/オ
イル蒸気散布導管38への流入前に予熱される。0.9
5cm(3/8インチ)の「インコネル(Incone
l)」製加熱ヘッダー36はブッシュ14のフレームに
対して取付けられ、このブッシュフレームによってほぼ
316℃(600°F)の温度まで加熱される。この加
熱ヘッダー36において空気とオイルの混合物に加えら
れる熱は、空気とオイルの混合物を気化するのに充分な
量である。空気とオイルの蒸気は、この加熱ヘッダー3
6から内部空気/オイル蒸気散布導管38に流入する。
【0011】図2乃至図4に明示したように、「インコ
ネル」製の内部空気/オイル蒸気散布導管38は、ブッ
シュをその中心において横断するように延在している。
この内部空気/オイル蒸気散布導管38は、ブッシュ1
4の「インコネル」製の支持棒44に溶接されている。
空気/オイル蒸気散布導管38と支持棒44は、案内棒
48の直下において、ブッシュフレームに取付けられ、
この案内棒48は、ブッシュ冷却管50を保持してい
る。内部空気/オイル蒸気散布導管38は各側部に沿っ
て複数の散布オリフィス52を有し、これらの散布オリ
フィスは、空気とオイルの蒸気を配列状態の連続したガ
ラスフィラメント16に向けて、ブッシュ板の中心およ
び配列状態の連続したガラスフィラメントの中心から外
方への二方向にスプレする。散布オリフィス52は、直
径が典型的には0.24cm(3/32インチ)であり、
連続したガラスフィラメント16の長手方向軸に対して
ほぼ90°の角度で空気とオイルの蒸気をスプレするよ
うに方向付けられている。図3に明示したように、散布
オリフィス52は、冷却管50と同列であるがブッシュ
ノズル54とは同列とならないように並べなければなら
ず、これによって、蒸気、即ち霧は、複数列の連続した
ガラスフィラメントの間で両方向にブッシュの全長にわ
たって流出し、ブッシュノズルの先端から引き出された
連続したガラスフィラメント16のすべてを良好に被覆
することができる。
【0012】上述の装置の場合には、空気、典型的には
プラント機器空気とオイル、典型的にはジエチレングリ
コールとの混合物は、空気/オイル混合ライン34内で
一緒に混合される。この空気は典型的には、ほぼ50
(標準立方フィート/時)の流量で空気流量計40を介
して混合ライン34に送出され、他方、ジエチレングリ
コールオイルは典型的にはほぼ40ミリリットル/時の
流量でオイル流量計42を介して混合ライン34に送出
される。空気とオイルの混合物は空気/オイル混合ライ
ン34から空気/オイル混合物加熱ヘッダー36に送出
され、このヘッダー36においてブッシュフレームから
の熱によって充分に加熱されて気化する。この気化され
た空気とオイルの混合物は、空気/オイル混合物加熱ヘ
ッダー36から空気/オイル蒸気散布導管38に送出さ
れ、その後に、散布オリフィス52から連続したガラス
フィラメント16に向けてこの連続したガラスフィラメ
ント16の長手方向軸にほぼ90°の角度でスプレされ
る。散布のためのオリフィスは、連続したガラスフィラ
メントが引き出されるブッシュノズルの複数の列の間に
位置しているので、空気とオイルの蒸気、即ち霧は、空
気/オイル散布導管から両方向に流出しブッシュの全長
にわたって流れ、配列状態の連続したガラスフィラメン
トをジエチレングリコール又は同様の媒体で被覆する。
【0013】図5及び図6は本発明の外部空気/オイル
蒸気施与システム62を示したもので、この外部空気/
オイル蒸気施与システム62は、ブッシュ64に取付け
られ、このブッシュ64には不図示の前炉から溶融ガラ
スが供給される。配列状態の、典型的には500〜数千
本の連続したガラスフィラメント66がブッシュ64か
らギャザリング・シュー68を介して巻取機/チョッパ
78によって引き出されている。この配列状態の連続し
たガラスフィラメント66は、ギャザリング・シュー6
8を通過する前に、噴霧水施与機70によってスプレさ
れ、サイジング施与機72によってサイジング材で被覆
される。連続したガラスフィラメント66は、ギャザリ
ング・シュー68を通過後に、ギャザリング車76によ
ってまとめられ、ストランド74が作られる。この連続
ガラスのストランド74は、ギャザリング車76から、
巻取機/チョッパ78に進み、ここで短い長さに切断さ
れるか、又はその後の処理用に巻き取られる。
【0014】外部空気/オイル蒸気施与システム62
は、空気供給ライン80と、オイル供給ライン82と、
空気/オイル混合ライン、即ち導管84と、空気/オイ
ル混合物加熱ヘッダー86と、外部空気/オイル蒸気散
布導管88とを具備する。加圧空気は、プラント機器空
気用に使用されるような供給源から空気/オイル蒸気施
与システム62に供給される。この空気は空気供給ライ
ン80と空気流量計90とを介して空気/オイル混合ラ
イン84に流入する。尚、空気流量計90は空気/オイ
ル蒸気施与システムに供給される空気の量を調整する。
加圧オイルは、容積式ポンプ93からオイル流量計92
を介してオイル供給ライン82に供給される。このオイ
ルはオイル供給ライン82から空気/オイル混合ライン
84に流入し、ここで空気供給ライン80からの加圧空
気と混合される。
【0015】空気とオイルの混合物は、空気/オイル混
合ライン84から空気/オイル混合物加熱及び気化ヘッ
ダー86に流入し、このヘッダー86において、外部空
気/オイル蒸気散布導管88への流入前に予熱される。
ステンレス鋼製の加熱および気化ヘッダー86は、ブラ
ケット87によってブッシュ64のフレームに取付けら
れ、ブッシュ先端板の放射熱とブッシュから引き出され
たガラスフィラメントの放射熱とによって加熱される。
加熱及び気化ヘッダー86は、散布リング88の上方又
は下方に配置することができるが、高温のブッシュ64
からかなり離間して配置しなければならない。この離間
配置によって、空気とオイルの混合物は、加熱及び気化
ヘッダー86内又は散布リング88内でオイルの凝結や
炭化を生ずることなく、気化される。空気とオイルの混
合物蒸気は、加熱及び気化ヘッダー86から外部空気/
オイル蒸気散布導管即ちリング88に流入して、フィラ
メントに施与される。
【0016】散布導管即ちリング88は、ブッシュフレ
ームの底部の下方、約8.26cm(3.25インチ)の
所に配置されることが好ましいが、しかし、この距離は
可変であり、この最適距離はブッシュの設計が異なると
それに伴い変化するものである。上述したように、本発
明では、加熱及び気化ヘッダー内でオイルの凝結や炭化
を生ずることなく空気とオイルの混合物を気化するこ
と、及び空気とオイルの蒸気を溶融ガラスフィラメント
にブッシュ先端の端の極く近傍で接触させることが重要
である。
【0017】図6に明示したように、外部空気/オイル
蒸気散布導管88は、矩形形状であり、ブッシュ64の
形状及び配列状態のフィラメント66の形状と同一であ
りそれを取囲んでいる。外部空気/オイル蒸気散布導管
88は、典型的にはステンレス鋼製であり、直径0.9
5cm(3/8インチ)の管であり、空気/オイル蒸気散
布オリフィス94を有する。これらのオリフィス94は
辺のすべてから空気とオイルの蒸気を配列状態の連続し
たガラスフィラメント66に向けてスプレする。空気/
オイル蒸気散布オリフィス94は典型的には直径が0.
16cm(1/16インチ)であり、典型的には外部空気
/オイル蒸気散布導管88の内側周囲全体にわたってほ
ぼ1.9cm(3/4インチ)離間されている。散布オリ
フィス94は、連続したガラスフィラメント66の軸に
対してほぼ90°の方向に向けられており、連続したガ
ラスフィラメントの引出方向にほぼ垂直な方向に空気と
オイルの混合蒸気をスプレする。外部空気/オイル蒸気
散布導管88は、典型的にはブッシュの後側のブッシュ
ノズル先端よりも10.2cm(4インチ)下方で、ブッ
シュの前側のブッシュノズル先端よりも7.6cm(3イ
ンチ)下方に位置するように、ブッシュフレームに取付
けられている。このように、空気/オイル蒸気散布導管
88は傾斜しているので、散布導管88への材料の付着
堆積をできるだけ少なくすることができ、かつ散布導管
への付着堆積材料を操作者の位置から離れた導管の後側
から落下させることができる。散布導管88の内側周囲
から配列状態の連続したガラスフィラメント66までの
距離は、典型的には前部及び後部で7.6cm(3イン
チ)であり、両側部で10.2cm(4インチ)である。
【0018】図5及び図6に示した上述の装置では、空
気、典型的にはプラント機器空気と、オイル、典型的に
はジエチレングリコールとの混合物は、空気/オイル混
合ライン84内で一緒に混合される。ブッシュがほぼ2
000個の先端を有する場合、空気は典型的には50
(標準立方フィート/時)の流量で空気流量計90を介
して混合ライン84に送出され、他方ジエチレングレコ
ールは典型的には35ミリリットル/時の流量でオイル
流量計92を介して混合ライン84に送出される。空気
とオイルの混合物は、空気/オイル混合ライン84から
空気/オイル混合物加熱及び気化ヘッダー86に送出さ
れ、ここで、ブッシュからの放射熱とガラスフィラメン
トからの放射熱とによって充分に加熱されて、ヘッダー
86内又は散布リング88内のオイルの凝結や炭化を生
ずることなく気化される。気化された空気とオイルの混
合物は、空気/オイル混合物加熱ヘッダー86から外部
空気/オイル蒸気散布導管88に送られ、散布オリフィ
ス94から配列状態の連続したガラスフィラメント66
に向けて連続したガラスフィラメント66の長手方向軸
に対してほぼ90°の角度でスプレされる。空気とオイ
ルの混合物蒸気は、四辺のすべてから連続したガラスフ
ィラメント66に向けてスプレされているので、連続し
たガラスフィラメントの被覆は図1乃至図4の実施例に
比べて一層完全なものとなる。最良の結果を得る為に
は、外部散布導管の各辺の散布オリフィス94を冷却管
に一列に整列させ、かつ連続したガラスフィラメント6
6を引き出すブッシュノズルの複数の列の間にくるよう
に整列させることが好ましい。
【0019】図7は、本発明の第3の実施例を示したも
ので、ステンレス鋼製の空気/オイル蒸気散布装置10
0は、2部分、即ち内部空気/オイル蒸気散布導管10
2と外部空気/オイル蒸気散布導管104とから構成さ
れる。この内部空気/オイル蒸気散布導管102と外部
空気/オイル蒸気散布導管104は、空気/オイル混合
物加熱及び気化ヘッダー106に取付けられている。装
置全体はブラケット108によってブッシュフレームに
取付けられている。空気/オイル混合物加熱及び気化ヘ
ッダー106は、図6の外部空気/オイル散布導管と同
じようにしてブッシュフレームに取付けられている。空
気とオイルの混合物は、図5及び図6の空気/オイル混
合物加熱及び気化ヘッダー86に供給される空気とオイ
ルの混合物と全く同様に、空気/オイル混合物加熱ヘッ
ダー106に供給される。ブッシュが約2000個の先
端を有する場合には、空気は50(標準立方フィート/
時)の流量で空気流量計を介して混合ラインに送出さ
れ、他方、ジエチレングリコールは35(ミリリットル
/時)の流量でオイル流量計を介して混合ラインに送出
される。
【0020】内部空気/オイル蒸気散布導管102は外
部の空気/オイル蒸気散布導管104の両側部の間で、
ブッシュの中央を横切るように延在する。また、導管1
02は散布オリフィス110を具備し、これらの散布オ
リフィス110の向きは、連続したガラスフィラメント
の長手方向軸に対してほぼ90°の角度で空気とオイル
の混合物蒸気をスプレするように定められている。図1
乃至図4の実施例のように、散布オリフィス110は、
冷却管と同列となるが、連続したガラスフィラメントが
引き出されるブッシュノズルとは同列とならないように
配列される必要があり、これによって、蒸気、即ち霧は
連続したガラスフィラメントの複数の列の間で両方向に
流出しブッシュの全長にわたって流れて、ブッシュノズ
ルの先端から引き出された連続したガラスフィラメント
を充分に被覆することができる。
【0021】外部の空気/オイル蒸気散布導管104
は、矩形形状で、ブッシュの形状に一致しそれを取囲ん
でいる。外部の空気/オイル蒸気散布導管104は空気
/オイル蒸気散布オリフィス111を具備し、これらの
オリフィス111は、図5及び図6に示した実施例と同
様に、四辺のすべてから内方向に空気とオイルの蒸気を
配列状態の連続したガラスフィラメントに向けてかつ連
続したガラスフィラメントの長手方向軸にほぼ90°の
角度でスプレする。こうして配列状態の連続したガラス
フィラメントには、空気とオイルの混合蒸気が配列状態
の連続したガラスフィラメント内の第1の位置及び配列
状態の連続したガラスフィラメントの外側であってそれ
を取囲む第2の位置からスプレされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内部空気/オイル蒸気施与システムを
有するブッシュを示した斜視図。
【図2】ブッシュに固設された内部空気/オイル蒸気散
布導管を示した、図1の線2−2に沿った断面図。
【図3】ブッシュノズルと散布導管の散布オリフィスと
の関係を示した図2の詳細拡大図。
【図4】図1に示した本発明のブッシュ及び内部空気/
オイル蒸気施与システムの底面図。
【図5】本発明の好適実施例の外部空気/オイル蒸気施
与システムを具備したブッシュを示した斜視図。
【図6】図5のヘッダー及び外部空気/オイル散布導管
を示した斜視図。
【図7】図6の外部空気/オイル散布導管の場合と同様
にブッシュに取付けられるヘッダー及び組合形の内部及
び外部空気/オイル散布導管を示した斜視図。
【符号の説明】
12 内部空気/オイル蒸気施与システム 14 ブッシュ 16 連続したガラスフィラメント 30 空気供給ライン 32 オイル供給ライン 34 空気/オイル混合ライン 38 散布導管 52 散布オリフィス 54 ノズル 62 外部空気/オイル蒸気施与システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C03C 25/02 Z (72)発明者 カート ジー.メリア アメリカ合衆国,43615 オハイオ,ト レド,ティバロン 5662 (56)参考文献 実開 平4−64534(JP,U) 清水紀夫著 ガラス繊維と光ファイバ ー 1983年12月15日 技報堂出版発行 55−58頁 成瀬省著 ガラス工学 昭和42年2月 10日 共立出版発行 194−195頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03C 25/14 C03C 25/24 C03B 37/12 D01D 5/096 D06B 1/02 D06B 3/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブッシュ板から延在したノズル配列から
    配列状態のガラスフィラメントを引き出し、かつノズル
    先端において該フィラメント上に熱せられた空気とオイ
    ルの混合物の蒸気をあてながら、複数の連続したガラス
    フィラメントを作る方法において、 空気オイルの混合物を加熱して空気とオイルの蒸気を
    発生する工程と;フィラメントがノズル先端から引き出される位置におい
    上記空気オイルの混合物の蒸気を上記連続したガラ
    スフィラメントに直接スプレする工程と; を具備し、上記蒸気は、上記連続したガラスフィラメン
    トが上記ノズル先端から引き出された時に、上記連続し
    たガラスフィラメントの長手方向軸に実質的に垂直な方
    向でもって、かつ上記配列状態のフィラメントの配列の
    全側面から、上記連続ガラスフィラメントにスプレされ
    ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 上記空気オイルの混合物の蒸気は、上
    記配列状態の連続したガラスフィラメント内であって上
    記ブッシュノズルに近傍な位置から、上記配列状態の連
    続したガラスフィラメントに向けて外方向にスプレさ
    れることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記空気オイルの混合物の蒸気は、
    気とジエチレングリコールの混合物であり、該蒸気は
    記配列状態の連続したガラスフィラメントの外部であっ
    て上記ブッシュノズルに近傍な位置から、上記配列状態
    の連続したガラスフィラメントに向けて内方向にスプレ
    されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記空気オイルとの混合物の蒸気は
    、上記配列状態の連続したガラスフィラメント内であ
    って上記ブッシュノズルに近傍な位置から、上記配列状
    態の連続したガラスフィラメントに向けて外方向にもス
    プレされることを特徴とする請求項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記空気オイルの混合物の蒸気は、上
    記ブッシュノズルの近傍かつ上記配列状態の連続したガ
    ラスフィラメントの外部の位置であってかつ上記配列状
    態の連続したガラスフィラメントを実質的に取り囲む位
    置から、上記配列状態の連続したガラスフィラメントに
    向けて内方向にスプレされることを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記オイルはジエチレングリコールであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記オイルはジエチレングリコールであ
    り、上記空気オイルの混合物は上記ブッシュからの熱
    によって予熱されることを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 空気とオイルの混合物を加熱することに
    よって気化し、その蒸気を配列状態の連続ガラスフィラ
    メントに、該フィラメントがブッシュ板上に配列された
    ノズルの先端から引き出されるときに施与する装置であ
    って、 空気とオイルとを互いに混合する混合導管と、 加圧された空気を上記混合導管に供給する手段と、 オイルを上記混合導管に供給する手段と、上記混合導管に接続され、該空気とオイルの混合物を加
    熱して空気とオイルの混合物蒸気を生成するためにブッ
    シュの近傍に配置された加熱ヘッダと、 上記加熱ヘッダに接続され、 上記ブッシュ板の上記ノズ
    ル配列の近傍に隣接して、該ノズル配列の周囲を取り囲
    んで位置する散布導管と、 上記散布導管に設けられ、上記空気とオイルの混合物を
    直接、上記配列状態の連続したガラスフィラメントに向
    けてスプレする散布オリフィスとを具備しており、 該散布オリフィスは上記連続したガラスフィラメントの
    長手方向軸に対して実質的に垂直な方向に向けられてい
    ことを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 上記オイルはジエチレングリコールであ
    り、上記散布オリフィスから上記空気とオイルの混合物
    蒸気がスプレされるのに先だって該混合物を気化するた
    めの加熱ヘッダが、ジエチレングリコールと空気の混合
    物を気化しうることを特徴とする請求項8に記載の装
    置。
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清水紀夫著 ガラス繊維と光ファイバー 1983年12月15日 技報堂出版発行 55−58頁

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