JP3058941B2 - 光学的走査装置 - Google Patents

光学的走査装置

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JP3058941B2
JP3058941B2 JP3153022A JP15302291A JP3058941B2 JP 3058941 B2 JP3058941 B2 JP 3058941B2 JP 3153022 A JP3153022 A JP 3153022A JP 15302291 A JP15302291 A JP 15302291A JP 3058941 B2 JP3058941 B2 JP 3058941B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコード記号のよう
に、異なる光の反射性を有する部分を備えた記号を光学
的に走査する光学的走査装置に関するものであり、さら
に詳細には、使用者が持つことができ、読み取るべき各
記号に狙い付けすることができる多態様、ポータブル光
学的走査装置であって、第1の作動態様が、狙い付けま
たは読み取りにに用いられ、第2の作動態様が、各記号
の読み取りに用いられる光学的走査装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】これまで、対象物上に、光学的に読み取
ることにより、それを特定するために設けられたバーコ
ード記号のような記号を光学的に読み取る光学読取り器
および光走査装置が、種々、開発されている。バーコー
ド記号は、それ自体、種々の幅の一連のバーからなり、
種々の幅の領域を画するために、互いに間隔を置いて、
形成されたコード化されたパターンであって、バーと領
域は、異なった光反射性を有するものである。この読取
り器および光走査装置は、コード化されたパターンを、
電気光学的に、対象物の英−数ディジット表示にデコー
ドしていた。この種の走査装置は、たとえば、本出願人
の出願にかかる米国特許第4,251,798号明細書、同第 4,
360,798号明細書、同第 4,369,361号明細書、同第 4,38
7,297号明細書、同第 4,409,470号明細書、同第 4,460,
120号明細書、同第 4,835,374号明細書などに開示され
ている。
【0003】これらに開示されているように、これらの
走査装置のとりわけ好適な実施態様においては、レーザ
光ビームを、使用者が持った手持ちのポータブルレーザ
走査ヘッドから射出させ、ヘッド、厳密には、レーザ光
ビームを、読み取るべき記号に狙い付けさせ、記号を横
切って、それぞれ、レーザ光ビームを走査して、記号か
ら反射したレーザ光の走査光を検出し、検出した反射光
をデコードしていた。つねにではないが、通常、レーザ
光ビームは、約6328オングストロームの波長の赤色レー
ザ光を発生するヘリウム−ネオンガスレーザにより生成
されるので、使用者は、赤色レーザ光を視覚的に認識す
ることができ、したがって、使用者は、困難なく、所望
のように、ヘッドを狙い付けすることができ、走査中、
射出された赤色レーザ光を、記号上に、これを横切るよ
うに、位置させ、保持することができる。
【0004】しかしながら、レーザ光ビームが、たとえ
ば、米国特許第 4,387,297号明細書、同第 4,409,470号
明細書、同第 4,460,120号明細書などに開示されている
ように、半導体レーザダイオードにより生成される場合
には、使用者が視覚的に認識することのできないレーザ
光が、レーザダイオードから射出されたときには、記号
に対するヘッドの狙い付けは、より困難であった。いく
つかのダイオードでは、赤外光にきわめて近く、視覚的
に認識し得るボーダーラインにある約7800オングストロ
ームの波長を有するレーザ光が射出される。可視光領域
にある光を発生するレーザダイオードを用いる場合で
も、周囲の光により、レーザダイオード光が、マスクさ
れる傾向があった。さらに、たとえば、記号を横切るよ
うに、走査されることにより、レーザダイオード光が動
いているとき、とくに、1秒に複数回のオーダーで、た
とえば、1秒に40回のの速度で走査する場合のよう
に、高速で、レーザダイオード光が走査されているとき
は、暗い部屋内においてさえ、使用者が、レーザダイオ
ード光を視覚的に認識することは容易ではなかった。し
たがって、レーザ光の波長、レーザ光の強度、レーザ光
が操作される環境における周囲の光の強度、走査速度、
その他のファクタの1または2以上のファクタにより、
レーザダイオード光は、視覚的に、容易に認識し得ない
ものになっていた。
【0005】このように、レーザダイオード光が、視覚
的に、容易に認識し得ないことにより、使用者は、簡単
には、レーザダイオード光を見ることができないため、
レーザダイオード光を、記号に狙い付けすることが容易
にはできず、かなりの困難と努力が必要であった。した
がって、使用者は、試行錯誤により、探しまわり、走査
しているレーザダイオード光が、最終的に、記号上に、
これを横切って、位置されることを望み、記号が、うま
く、デコードされ、読み取られた旨の走査装置からの情
報を、典型的には、表示ランプが点灯することにより、
あるいは、音声発生器から音が発せられることにより、
知らされるまで、待たなければならなかった。このよう
に、記号を読み取るために、探しまわる方法は、非効率
で、かつ、時間を要するものであり、とくに、毎日、毎
時間、多数の記号を読み取る必要のある場合には、そう
であった。
【0006】使用者が、レーザダイオード光を、記号
に、容易に狙い付けすることを可能にするために、米国
特許第 4,835,374号明細書は、視覚的に、容易に認識し
得ないレーザ光を用いる場合にも、使用者が、ヘッド
を、視覚的に、各記号に、位置させ、狙い付けすること
を可能にする光狙い付け装置を提案している。この光狙
い付け装置は、可視光源、たとえば、レーザ光源から分
離され、区別された1または2以上の光発生ダイオード
を利用している。記号の領域を可視的に照射するための
トリガーの第1の作動態様において、光狙い付け装置を
起動させるために、手動トリガーが用いられている。こ
の可視領域は、狙い付けのために、使用される。そして
直ちに、トリガーの第2の作動態様において、レーザ光
源が起動され、記号の読み取りが開始される。
【0007】独立した光狙い付け装置をを用いることに
より、使用者は、確実に、ヘッドを記号に、狙い付けす
ることが可能になるが、これには、主として、ヘッド
が、大きく、また、重くなり、エネルギー効率を低下さ
せるという欠点がある。独立した光発生ダイオードを用
いることは、ヘッドを重くし、ヘッド内で、スペースを
要するとともに、独立した電源と、制御回路を必要と
し、電力を消費するという問題がある。ヘッドを、出来
る限り、軽く、小さく、かつ、効率的にすることが望ま
しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一般的な目的
は、従来のレーザ走査装置の前述したような欠点を克服
することである。本発明の別の目的は、別々に狙い付け
しなければならないような光配置を除くことである。
【0009】本発明のさらに別の目的は、使用者が、半
導体レーザダイオードによって放射されたレーザビーム
を、ある記号に対し、またその記号を横切るように、そ
の記号の走査前および走査中に、容易に狙い付けするこ
とができるようにすることである。本発明のさらに別の
目的は、半導体レーザダイオードビームを、ある記号に
対して狙い付けするに際して、特に長い動作距離の場合
にも試行錯誤的な方法をとらなくとも良いようにするこ
とである。
【0010】本発明のさらに別の目的は、半導体レーザ
ダイオードビームで記号を光学的に読み取る効率を増大
しそれに要する時間を減少させることである。本発明の
さらに別の目的は、走査前に半導体レーザダイオード走
査器に対して記号を正確に位置させ、且つ走査中にその
半導体レーザダイオード走査器でその記号を正確に追跡
することである。
【0011】本発明のさらに別の目的は、狙い付けと読
み取りとの両方の目的に同じ光源を使用することであ
る。本発明のさらに別の目的は、狙い付けおよび読み取
りを制御するための多位置に手動で押し下げうるような
トリガを提供することである。本発明のさらに別の目的
は、ヘッドから異なる距離に位置した記号の読み取りを
制御するための多位置トリガを提供することである。
【0012】本発明のさらに別の目的は、非常に軽量
で、流線型で、コンパクトで、手に持てて、完全にポー
タブルで、操作容易で、腕も手首も疲れず、記号、特
に、産業応用において使用される黒白記号だけでなくユ
ニバーサルプロダクトコード(UPC)として知られた
型のバーコード記号の光学的読み取り中に使用者によっ
て完全に保持されるようなレーザダイオード操作ヘッド
および/または装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】これらの目的および以下
に明らかになるようなその他の目的を達成するために、
本発明の1つの特徴は、簡単に言えば、ヘッドが狙い付
けされている記号を読み取るためのレーザ装置において
手持ち走査ヘッドを狙い付けするのに使用する構成にあ
る。いくつかの構成部品が、ヘッドに通常のように取り
付けられる。例えば、入射光ビーム、好ましくは、レー
ザビームを発生するための手段、例えば半導体レーザダ
イオード、またはガスレーザまたは非レーザ源がヘッド
内に設けられる。入射レーザビームを光学的に変更す
る、すなわち、ヘッドの外に位置して且つ入射レーザビ
ームの伝播方向と大体直角な平面にある基準平面の方へ
且つその基準平面の付近において動作距離範囲に位置し
た記号の方へ第1の光学路にそって入射レーザビームを
形成し指向させるための光学的手段、例えば、正レン
ズ、負レンズ、反射ミラーまたはその他の光学的要素も
ヘッド内に設けられる。便宜的に、基準平面とヘッドと
の間に位置する記号は、以後、クローズイン記号と称
し、一方、基準平面のヘッドから離れた他の側に位置す
る記号は、ファーアウト記号と称する。
【0014】レーザ光は、記号にて反射され、その反射
レーザ光の少なくとも戻り部分は、記号からヘッドの方
へ離れていく第2の光学路にそって進む。走査手段、例
えば、走査ミラーの如き反射面が取り付けられる往復振
動しうる出力シャフトを有する走査モータが、記号をあ
る走査、好ましくは、記号を繰り返し横切るように毎秒
複数のスイープにて走査するために、ヘッドに取り付け
られる。反射されたレーザ光の戻り部分は、バーコード
記号の場合には、記号を構成するバーおよびスペースの
異なる光反射特性による走査中における記号を横切る方
向にて変化する光強度を有する。
【0015】ヘッドは、また、反射されたレーザ光の戻
り部分の変化する光強度を視野に亘って検出し且つその
検出された変化する光強度を示す電気的アナログ信号を
発生するためのセンサ手段、例えば、1つまたはそれ以
上のフォトダイオードを備える。そのアナログ電気信号
を処理し、通常、そのアナログ信号を、走査されている
記号を示すデータへとデコードされるデジタル電気信号
へと処理するための信号処理手段もヘッドに取り付けら
れる。走査手段は、入射レーザビーム自身を記号または
センサ手段の視野、またはその両者を横切るように走査
するように動作する。
【0016】常にではないが、ある場合には、デコード
/制御電子回路が、ヘッド内のある位置に設けられる
か、ヘッドから離れた位置に設けられる。デコード/制
御電子回路は、デジタル化された信号を前述したような
データへとデコードし、その記号のデコードがうまく行
われたことを判定し且つそのデコードがうまく行われた
と判定されたときに記号の読み取りを終了させるように
動作する。読み取りは、ヘッドに設けられ且つレーザビ
ーム発生手段、走査手段、センサ手段、信号処理手段お
よびデコード/制御手段に作動的に接続されそれら各手
段を作動させるように動作する手動操作可能なトリガ手
段の作動によって開始させられる。トリガ手段は、各記
号毎に一度作動させられる。好ましい実施例では、トリ
ガ手段を作動させることにより、デコード/制御手段が
作動させられ、このデコード/制御手段が作動させられ
ると、レーザビーム発生手段、走査手段、センサ手段お
よび信号処理手段が作動させられる。
【0017】従来の使用では、使用者の手に保持された
ヘッドが読み取られるべき各記号に狙い付けされ、記号
が配置されると、使用者はトリガ手段を付勢して読み取
りを開始する。デコード/制御手段は、記号が読み取ら
れると、使用者に警告を発して使用者が次の記号にその
注意を向けることができ、この手順が繰り返される。上
記したように、入射レーザビームまたは反射レーザ光
が、レーザ光の波長やレーザ光の輝度や周囲の光の輝度
や走査速度等の要因や更に他の要因によって生じ得る、
容易には視認できないとき問題があった。このような
「不視認性」によって、使用者はレーザビームを見れな
かったし、レーザビームが記号上に位置していることや
走査レーザビームが記号の全長さに渡って走査している
かどうかも容易には知ることができなかった。この問題
を解消するため、従来の技術は複数の個別になった狙い
付け光学装置の使用を提案していた。
【0018】しかしながら、本発明によれば、重量の増
加や寸法の増大やエネルギー消費の増大を伴う複数の狙
い付け用光学装置を使用するのではなく、光源そのもの
を使用することを提案し、その光源からの光で記号を読
み取る前に、使用者がヘッドを各記号に位置決めして狙
い付けするのを助ける。光源(好ましくはレーザダイオ
ード)が走査手段とトリガ手段に連動するように連結さ
れて、トリガ手段によって付勢されると動作でき、光源
からの光ビームを基準面に向け、更に各記号に当てて各
記号の少なくとも一部(すなわち第1領域)を視認可能
に照射し、使用者に対して記号を位置決めする。これに
より、使用者にはヘッドを各読み取られるべき記号に適
正に狙い付けするのが容易になる。
【0019】本発明による1つの実施態様において、装
置は各記号に光ビームを向けて視野内の記号上のほぼ円
形のスポット領域(好ましくは記号の中心付近)を照射
する。このスポット領域は静止(または記号の狙い付け
の間に停止)しているのが好ましく、スポットの中の記
号とスポット外の記号の両者が使用者によってその走査
の前に見ることができ位置決めできる。
【0020】他の実施態様において、装置は光ビームを
走査ミラーに向け、このミラーが往復動するように振動
して各記号の一部を横切って該光ビームをスイープさせ
る。この場合、前記した第1領域は記号の長さより短い
長さの線領域となる。この動的な狙い付けは、領域内記
号が、静的な狙い付けに比較すると、更に容易に視認で
き、位置決めでき、走行できる。
【0021】更に別の実施態様において、前記第1領域
は、記号長さに少なくとも等しい(好ましくはより長
い)長さの線領域になっている。この動的な狙い付けは
走行に最適である。また、走査が記号全体に行われるの
で、同一の光ビームを読み取りに使用できる。好ましく
は、装置は、静止状態と少なくとも1つの振動状態を有
する走査ミラーに光ビームを向ける。最初に、その光ビ
ームは、静止したあるいは移動中のミラーを反射して各
記号に向けられ、記号の走査の前に、その視野内のスポ
ットまたは線状の領域(好ましくは記号の中心付近)を
照射してその記号を位置決めする。このとき、走査ミラ
ーが、もう1つの往復動振動状態で振動させられ、光ビ
ームを記号に反射させて記号全体を横切ってスイープさ
せ、記号全体に沿って延びる線領域を照射して記号の読
み取りを行う。
【0022】かかる狙い付け及び読み取りを実施するた
め、前記トリガ手段は多位置形式であって振動走査ミラ
ーと同様にデコード/制御手段を介して光源に直接また
は間接に連結されているのが好ましい。トリガ手段の第
1位置すなわちオフ状態では、ヘッドの全構成部材が消
勢されているが好ましい。第2位置すなわち第1作動態
様では、光ビームが、所定の時間に所定の静止位置(例
えば中心位置)に配置された走査ミラーを照射し、これ
によって、光ビームがヘッドを出つつ読み取られるべき
記号の中心スポット領域を照射するように向けられる。
第3の位置すなわち第2作動態様では、走査ミラーを往
復的に振動させるのに応答する構成部材を含むヘッドの
他の全構成部材が付勢されて、記号の読み取りを開始し
記号に沿って線領域の照射を開始する。
【0023】別の実施態様では、走査ミラーが前記第1
作動態様で、限定した角度(1度〜5度)の孤を描いて
往復的に振動させられ、記号の限定した長さの線領域を
照射する。次に、第2作動態様では、その走査ミラーは
より大きな角度(例えば20度〜40度)の拡大した孤
の間を往復的に振動させられ、記号全体を横切るように
延びた長さの線領域を照射する。
【0024】更に別の実施態様において、走査ミラーが
前記両方の作動態様で前記拡大した孤の間を往復的に振
動させられ、どちらかの作動態様が狙い付けと読み取り
の両者を成すように同時に使用できる。これは、同じヘ
ッドで範囲内記号及び範囲外記号を読み取るのに特に適
しており、同じヘッドで高密度記号も低密度記号も読み
取るのに適している。
【0025】本発明の特徴として考えられる新規なもの
は特許請求の範囲に記載されている。しかしながら、発
明の構成及び作動の方法に関する本発明については、追
加の目的及び利点とともに、添付した図面に関連して記
載される以下の実施例の記述から更に理解されるであろ
う。
【0026】
【実施例】図1乃至図6にレーザ走査ヘッド10を示
す。このレーザ走査ヘッドは、軽量(1ポンド未満)
で、小体で、流線形で、前部が小さく、手持ち式で、完
全携帯式で、操作が簡単で、腕や手首が疲れないもので
あり、記号の読み取り、走査及び/又は解析を行うレー
ザ走査機構において用いるのに適しており、さらに、読
み取りの開始前及び読み取りの最中の双方において各記
号が順番に並んでいる複数の記号を狙い付けすることが
できる。本明細書において用いる「記号」の語は、使用
する光源、すなわちレーザの波長によって異なる光反射
特性を有する異なる部分からなる表示を全て含むものと
する。この表示は前述の黒及び白の工業記号(例えば、
Code 39, Codabar, Interleaved 2 of 5 等)や、よく
あるUPCバーコード記号などである。あるいは、この
表示はアルファベット及び/又は数字などであってもよ
い。また、「記号」の語は、ある背景領域にある表示、
すなわちその表示、あるいはその表示の少なくとも一部
がその背景領域に対する光反射特性とは異なる光反射特
性を有するような表示を含むものとする。この定義にお
いて、記号の「読み取り」はロボット工学や対象認識の
分野においては大きな利益をもたらすものである。
【0027】図1乃至図3を参照すると、ヘッド10は
ほぼ銃の形状をしたハウジングを備えており、このハウ
ジングは、断面がほぼ長方形でハンドル軸に沿ってほぼ
垂直方向に延びるハンドル部分12と、ほぼ水平方向に
延びる細身の本体14とを有している。ハンドル部分1
2の断面形状及び全体の大きさは使用者がヘッド10を
手の中に持ちやすく、保持しやすい程度にされている。
本体14及びハンドル部分12は軽量で、弾性の、耐衝
撃性を有する自立材料、例えば合成プラスティック材料
からつくられている。プラスティック製ハウジングは射
出成形されることが好ましいが、真空成形や吹込成形に
よりつくることもできる。このハウジングは内部空間を
有する薄壁の中空のシェルを構成している。この内部空
間の容積は50立方インチ以下であり、ある場合には2
5立方インチあるいはそれ以下である。これらの値はそ
れらに限定されるものとして用いているのではなく、ヘ
ッド10の最大の大きさ及び容積の一般的な値として用
いているものである。
【0028】図1乃至図3に示すように、本体14は前
方に突出した領域を有しており、この領域は上部前壁1
6と下部前壁18とを有する。上部前壁16と下部前壁
18は相互に前方に延びており、ヘッド10の最先端に
位置するノーズ部分20において結合している。さら
に、本体14は後部領域を有しており、この領域は前壁
16、18から後方に隔置されている後壁22を有す
る。また、本体14は頂壁24、頂壁24の下方にある
底壁26、及び、頂壁24と底壁26との間において相
互に平行に対向している一対の側壁28、30を有す
る。
【0029】ヘッド10の前方を向く領域には手動で付
勢可能な、好ましくは押し下げ可能なトリガー32が枢
動軸34の回りに枢動可能であるように取り付けられて
いる。このヘッド10の前方を向く領域はハンドル部分
12と本体14とが結合する箇所であり、また使用者が
使用時にハンドル部分を握る時に使用者の人指し指が通
常位置する箇所である。底壁26は管状のネック部分3
6を有しており、このネック部分36はハンドル軸に沿
って下方に延び、断面がほぼ長方形の半径方向内側に延
びるカラー部分38において終端している。ネック部分
36及びカラー部分38は前方を向くスロットを有して
おり、このスロットを通ってトリガー32が突出してお
り、かつ枢動する。
【0030】ハンドル部分12は、断面ほぼ長方形の半
径方向外側に延びる上部フランジ部分40を有してお
り、この上部フランジ部分40もまた前方を向くスロッ
トを有しており、このスロットを通ってトリガー32が
突出しており、かつ枢動する。上部フランジ部分40は
弾性であり、かつ半径方向内側に変形可能である。この
上部フランジ部分40がネック部分36に挿入される
と、上部フランジ部分40はカラー部分38と係合し
て、上部フランジ部分40は半径方向内側にたわむ。上
部フランジ部分40がカラー部分38を通り過ぎると、
その弾性によって、上部フランジ部分40は当初の変形
前の状態に戻り、スナップ式ロックとしてカラー部分3
8の後方と係合する。ハンドル部分12を本体14から
取り外すためには、ハンドル部分12の上部を内側に十
分にたわませ、上部フランジ部分40が再びカラー部分
38から離れるようにする。このようにすれば、ハンド
ル部分12はネック部分36から引き離すことができ
る。このようにして、ハンドル部分12は本体14に取
り外し可能にスナップ式に取り付けられており、また取
り外すことができる。もし必要であれば、各々がレーザ
走査機構の異なる部品を有している一組の交換可能なハ
ンドル部分からなる他のハンドル部分を本体に取り付
け、ヘッド10を使用者の種々の要求に答えるものにす
ることもできる。
【0031】複数の構成部品がヘッドに取り付けられ、
後述するように、その一部が制御マイクロプロセッサを
直接的に又は間接的に介してトリガ32により作動させ
られる。ヘッドの構成部品の一つは、作動可能な光源
(図4参照)、例えば、トリガ32により作動させられ
ると入射レーザビームを伝播させ且つ発生させるように
動作する半導体レーザダイオード42である。この入射
レーザビームの光は、後述するように、動作時において
ユーザには容易には見えないか、若しくは見えないよう
にされる。ダイオードは連続波又は連続パルス型であっ
てもよい。ダイオード42は低電圧(例えば、12V以
下の直流電圧)を必要とし、この低電圧は、例えばヘッ
ド内部に設けられたバッテリ(DC)電源により、或い
はヘッドに取り外し可能に取り付けられた再充電可能な
バッテリパックアクセサリにより、或いはヘッドと外部
電源(例えば、DC電源)を接続するケーブル46の電
源心線により供給される。
【0032】図4に最も詳しく示されているように、レ
ーザダイオード42はプリント回路板48に取り付けら
れている。光学組立体がヘッドに取り付けられ且つダイ
オード42に調節可能に位置決めされて入射レーザビー
ムを光学的に修正して第1光路を通って基準平面の方へ
向けるようになっている。この基準平面は、ヘッドの外
側のノイズ部分の前方に配置され、入射レーザビームの
伝播する長手軸方向に対してほぼ垂直になっている。読
み取るべき記号は基準平面に隣接した基準平面の両側、
片側又は反対側、すなわち、光学的に修正された入射レ
ーザビームの焦点深度すなわち視野内のあらゆる場所に
配置されている。この焦点深度又は視野はまた読み取る
ことのできる記号の動作距離として知られている。入射
レーザビームは多くの方向に記号を反射し、その反射さ
れたレーザ光のうち、第2光路に沿って記号から遠ざか
ってヘッドの後方へ伝播する部分は、ここでは、戻り部
分として知られており、その部分も勿論ユーザには容易
には見えない。
【0033】図4に最も良く示されているように、光学
組立体は細長い、円筒状光学筒50を有し、その円筒状
光学筒50は、一端の領域に円筒状ボア52を有し、そ
のボア52内には、ダイオード42の環状ケーシング部
分がそのダイオードを固定位置に保持するように嵌め込
まれて受け入れられている。また、光学筒50の反対端
の領域には、レンズ胴54が長手軸方向に移動するよう
に取り付けられている。レンズ胴54は、開口絞り5
6、この開口絞り56を囲んでその境界となる阻止壁部
分58及び内部空間の境界となる円筒状側壁部分60を
有する。
【0034】光学組立体はさらに、第1光路内に配置さ
れて入射レーザビームを基準平面に焦点合わせするよう
に動作する焦点合わせレンズ62、例えば、平−凸レン
ズを有している。開口絞り56はレンズ62の両側の、
好ましくは下流側に配置されてもよい。バイアス手段す
なわち引っ張りコイルスプリング64が光学筒内に配置
され、ダイオードのケーシング部分に対して1つのコイ
ル端軸受け、レンズ62の平坦な側に対して別のコイル
端軸受けを有している。スプリング64は、常にレンズ
62を阻止壁部分58に押し付けており、それによりレ
ンズ62を開口絞り56に対して固定するように配置し
ている。レンズ62及び開口絞り56は、レンズ胴54
が長手軸方向に移動するとき共に移動する。側壁部分6
0は、光学筒50の境界となる内周壁と最初螺子結合又
は滑り結合関係に受け入れられ、そして、レンズ62と
開口絞り56の間の所望の長手軸空間が一方に、ダイオ
ード42が他方に得られるとき、内周壁に、例えば接着
剤で接着することにより又は締め具で締めつけることに
よりそこに固定される。筒50の側壁部分60と内周壁
の間の長手軸方向運動は、レンズ62と開口絞り56に
対して調節可能な位置決め手段となっており、レンズ及
び開口絞りのダイオードに対する位置を固定することは
レンズ及び開口絞りをダイオードから所定の間隔に固定
配置する手段となっている。
【0035】開口絞り56は、開口絞り56における入
射レーザビームの横断面よりも小さな横断面を有し、そ
れにより、入射レーザビームの一部しか開口絞り56を
通して第1光路に沿って下流へ向かい記号に至らないよ
うにしている。阻止壁部分58は入射レーザビームの他
の部分を阻止して、その他の部分が開口絞り56を通過
しないようにしている。開口絞りの横断面は製造が容易
なように円形であることが好ましいが、長方形又は楕円
形であってもよい。その場合、長方形又は楕円形の横断
面の長手軸の寸法は、より多くのエネルギーを記号に伝
送するように入射レーザビームの大きな発散角と整列し
ている。
【0036】屈折光学系の法則によれば、基準平面にお
ける所望の入射ビームの横断面は、なかんずく、開口絞
りの寸法、入射ビームの波長、レーザ62と基準平面の
間の長手軸方向距離により定まる。そこで、前記波長及
び長手軸距離が同じであると仮定すると、基準平面にお
けるビームの横断面は、開口絞りの横断面の寸法を制御
することにより容易に制御できる。開口絞りをレーザ6
2の上流でなく下流に配置すれば、基準平面におけるビ
ームの横断面を決定するに際し、レンズの許容量を考慮
する必要が無くなる。
【0037】開口絞り56がレーザビームの中央に位置
しており、光の強度がp−n接合、即ち、ダイオード4
2のエミッタに直角及び平行な平面内で略均一である様
にされている。レーザダイオードビームは放射相性を有
さない(non-radial sysmmetry)ため、p−n接合に直角
な平面内ににおける光強度はビームの中央で最も明るく
て、半径方向外側方向で減少することが理解される。こ
のことは、p−n接合に平行な面でも当てはまるが、強
度は異なる割合で減少する。従って、好ましくは円状の
小さな開口を、楕円形状の大きな断面積を有するレーザ
ダイオードビームの中心に設置することにより、開口に
おける楕円形状のビーム断面が、略円状のものに変形さ
れ、p−n接合に直角及び平行な面の両方における光の
強度は略一定となる。開口絞りは、光学アッセンブリの
開口数を0.05以下に減少し、単一のレンズ62でレ
ーザビームを参照面に集光することを可能にする。
【0038】好ましい実施例において、レーザダイオー
ド42のエミッタと開口絞り56間の近似的距離は約
9.7から約9.9mmである。レンズ62の焦点距離
は9.5mmから9.7mmの範囲にある。開口絞り5
6が円形である場合、その直径は約1.2mmである。
開口絞り56が矩形状である場合、その大きさは約1m
m×約2mmである。ビーム断面積は、ビームが開口絞
り56を通過する直前で、3.0mm×9.3mmであ
る。これらの例示的距離及びサイズは、光学アッセンブ
リがレーザダイオードビームを変形して、このビームを
集光して、ノーズ部分20から約3インチから約4イン
チ離れた参照面に、約6ミル(mil)から12ミルの
ビーム断面を形成することを可能とする。作動距離は、
前で定義された様な近接記号が、ノーズ部分20から約
1インチ離れた部分と基準面に至る部分の間に位置で
き、又前に定義された様な疎遠記号が、参照面とこの参
照面から約20インチ離れた部分の間に位置できる如く
ものである。
【0039】開口絞り56を通過した入射レーザビーム
部分は、ヘッド内の光学軸102に沿って光学アッセン
ブリによって後方に向けられ、反射用の略平面の走査ミ
ラーに到らされる。この走査ミラー66は入射するレー
ザビームを前方向に反射し、別の光軸104に沿って、
上方の前壁16上に取り付けられた前方レーザ光透過窓
68を透過して、記号に到らせる。図7に最も良く、参
照面近傍の表示記号100が示されている。バーコード
記号の場合、長さ方向に沿って互いに間隔をする一連の
垂直のバーからなる。参照番号150は、記号上に延び
る略円形の可視スポットを示している。図7のレーザス
ポット150は、静的な位置又は瞬間的な動的な位置で
示される。走査ミラー66がトリガ32によって駆動さ
る時、以下に説明される様に、静止状態に位置される
か、又は横方向に往復して繰り返し振動されて、入射す
るレーザビームを長さ方向にスイープして記号のバーの
幾つか又は全てを横切らせる。
【0040】走査ミラー66は走査手段、好ましくは米
国特許4,387,397号に示される及び記述される
形態の高速走査モータ70に取り付けられている。この
特許の全内容が本願明細書で参照される。この出願の目
的から、走査モータ70が出力シャフト72を有してお
り、このシャフト上に支持ブラケット74が固定して取
り付けられていることを指摘することで十分であると確
信する。走査ミラー66はブラケット74上に取り付け
られている。モータ70は、所望の大きさの円弧に渡っ
て、典型的には360度以下で、毎秒複数回振動する程
度のスピードで、交互の円周方向でシャフト72を往復
且つ繰り返し振動する様駆動される。好適な実施例にお
いては、走査ミラー66及びシャフト72は結合されて
振動され、走査ミラー66が、入射する入射レーザダイ
オードビームを、基準面において、トリガの第1の作動
態様において約1度から5度、トリガの第2の作動態様
において20度から40度の角度範囲又は円弧長さに渡
って、毎秒約20回の走査即ち40回の振動速度でスイ
ープを繰り返して走査する。
【0041】図2を再び参照する。戻り位置の反射レー
ザ光は、異なる光強度を有しているが、これは、走査中
の記号の記号10を含む異なる部分が異なる光反射特性
を有するためである。反射されたレーザ光の反射部分
は、全体として凹面の球形集光ミラー76によって集光
され、図2に示される様に上部及び下部境界線108、
110及び、図3によって示される両側方境界線11
2、114によってによって区切られた円錐状集光部分
内の幅広い円錐状の光の流れとなる。集光ミラー76は
集光された円錐状光を、光学軸116に沿ってヘッド内
に反射し、第2の光軸に沿って、例えばフォトセンサー
80の如きセンサー手段へ導く。このフォトセンサー8
0に向けられた集光された円錐状のレーザ光は上部及び
下部の境界線118、120(図2を見よ)及び両側方
境界線122、124(図2を見よ)によって境界付け
られている。フォトセンサー80は、好ましくは、フォ
トダイオードであるが、これは、線形走査領域に沿って
延び、好ましくはこれを越える視野に渡って、集光され
るレーザ光の変動する強度を検出し、検出された変動す
る光強度を示す電気的なアナログ信号を発生する。
【0042】図7を再び参照する。参照番号126は、
瞬時的なレーザスポット150が反射される記号100
とこれに被さる瞬時的な集光領域を示している。別の見
方だと、フォトセンサー80が、レーザスポット106
が記号に入射する時の集光領域126を“見ている。”
ことになる。集光ミラー76は、支持ブラケット74に
取り付けられており、走査ミラー70がトリガ32によ
って駆動される時、集光ミラー76は横方向で往復して
繰り返して振動され、線形走査領域内の記号を横切る長
さ方向でフォトダイオードの視野が走査される。
【0043】ヘッドには一対のプリント回路基板84、85
も取りつけられており、この基板84, 85上に各種の小基
板が取りつけられている。例えば、基板84に素子81、8
2、83を有する信号処理手段が動作して、センサ80によ
って生じたアナログ電気信号を処理し、そしてデジット
化したビデオ信号を発生する。記号を示すデータがビデ
オ信号から得られる。この目的に相応しい信号処理手段
は米国特許第4,251,798号に記載されている。基板86上
の素子87、89が走査用モータ70の駆動回路を構成する。
この目的のために相応しいモータ駆動回路は米国特許第
4,387,297 号に記載されている。基板86上の素子91が制
御スイッチを構成する。この動作を以下に記載する。基
板48にダイオード42及びセンサ80が取りつけられてお
り、そして基板48上の素子93は、電圧変換器であって、
入力電圧をレーザダイオード42を付勢するのに相応しい
電圧に変換する。米国特許第4,251,798 号及び第4,387,
297 号の内容の全ては、参考として本明細書の含まれて
おり、そして本出願の一部を成すものである。
【0044】デジット化したビデオ信号は、本体部14に
設けられたソケット88と、ハンドル部12に設けられた対
となるプラグ90とから成る電気連動装置に与えられる。
プラグ90は、ハンドル部が本体部に取りつけられると、
ソケット88と自動的に電気ー機械的の対となる。ハンド
ル内に取りつけられているものに一対の回路基板92、94
がある( 図1参照) 。この基板の上には各種の素子が取
りつけられている。例えば、素子95、97とその他からな
るデコード/制御手段は、動作してデジット化したビデ
オ信号をデジット化したデコードされた信号にデコード
し、そしてこの信号から、ソフトウエア制御プログラム
に含まれたアルゴリズムによって、記号を示す望ましい
データが得られる。デコード/制御手段は、制御プログ
ラムを保持するPROMと、データを一時的に保持するRAM
と、PROM及びRAM を制御する制御用マイクロプロセッサ
とを含む。このデコード/制御手段は、いつシムボルの
デコード化が成功して行われたかを決定し、そして記号
の読み取りの成功を決定したとき、その記号の読み取り
を終了する。読み取りの開始はトリガ32を押すことによ
って行われる。デコード/制御手段は制御回路も含んで
いる。この制御回路は、トリガによって開始されたとき
ヘッド内の動作可能な素子の動作を制御し、また例え
ば、制御信号を指示ランプ96に送出しそのランプを点灯
することによって、読み取りが自動的に終了したことを
使用者に知らせる。
【0045】デコード信号は、一実施例では、ケーブル
46内の信号用導体に沿って遠隔にあるホストコンピュー
タ128 に与えられる。このホストコンピュータ128 は、
大データベースとして本質的に役割をし、デコード信号
を記憶し、ある場合には、デコード信号に関連した情報
を与える。例えば、ホストコンピュータは、デコード化
された記号によって特定されたものに対応する小売価格
情報を提供する。
【0046】他の実施例では、部分的なデータ記憶手
段、例えば素子95がハンドル部に取りつけられ、そして
読み込まれる多数のデコード信号を記憶する。この記憶
されたデコード信号は、遠隔にあるホストコンピュータ
に移す。部分的なデータ記憶手段を設けることによっ
て、記号の読み取り中ケーブル46の使用を排除すること
ができるーこれは、ヘッドをできるだけ自由に操作可能
にする場合に非常に望ましい特徴である。
【0047】レーザダイオード42の電力供給、及び電力
を必要とするヘッド内の各種の素子の電力供給について
は、電圧信号がケーブル46内の電力導体に沿って伝送さ
れる。そして、素子93のようなコンバータが用いられ
て、入力電圧信号を必要とされる電圧値に変換される。
本発明によれば、ディスクリートの光照射配列を用いる
ことより、レーザダイオード42それ自体がその目的のた
めに用いられている。図2に示すように、トリガ32はオ
フの状態であり、ヘッド内の動作可能の素子の全てでな
くても少なくともいくつかは、動作しなくなる。一対の
電気スイッチ158 、160(図5 参照) が基板84の下側に取
りつけられている。スイッチ158 、160 は、それぞれバ
ネで偏位されたアーマチャ、即ちボタン162 、164 を有
しており、このボタンは、オフの状態では、スイッチか
ら伸びていて、レバー166 の反対の端部領域に位置して
いる。そして、レバー166 は、トリガ32の後方拡張部17
0 の中心点168 で中心オフセット位置で回転する。
【0048】図5に示すように、トリガ32が最初に最初
の開始範囲まで押されると、レバー166 はボタン162 の
みを押し、押されたスイッチ158 は最初の動作状態を確
立する。この最初の動作状態において、ダイオード42を
動作させ、このダイオードの光ビームは、後方に走査ミ
ラー66に向けられ、そこから前方方向に反射される。又
は、ダイオード42は既にオンであって、トリガは動作し
て、光ビームを走査ミラーの方向に進行させる。前記の
最初の動作状態において、トリガは走査ミラー66を所定
の固定位置に置く。この固定走査ミラー66は、光ビーム
を記号に向け、走査の前に視野内にスポット領域150 に
可視的に照射して、記号の読み取り前にその記号を見つ
けるときに使用者を助ける。走査ミラー66の固定位置決
めは、走査モータ70のDC巻線を付勢することによって有
利に行われ、その結果出力軸及びそれに取りつけられた
走査ミラー66は、角度的に中央の基準位置に回転され
る。DC電圧が制御スイッチ91によってモータ巻線にスイ
ッチされる。走査モータが定常である場合、レーザダイ
オードへの電力は、エネルギーを保存するために、減少
される。
【0049】走査ミラーを定常状態に維持するよりむし
ろ、トリガは、走査モータ70用の制御回路87、89及び/
又はダイオード42を動作させることができ、弧の一部、
例えば1°〜5°のオーダに渡って走査ミラー66を発振
させて、記号上の一部の直線領域152(図8を参照) を可
視的に照射する。この直線領域は記号の長さよりも小さ
い。動作を限定するために、走査モータの巻線は、スイ
ッチによって所定の大きさのAC駆動電流に電気的に接続
される。
【0050】又は、走査ミラー66は、弧を拡張した部
分、例えば20°〜40°のオーダに渡って振動して、記号
上の直線領域の拡張された部分(8を参照)を照射す
る。この直線領域は、記号の長さに少なくても等しい。
動作を限定するために、走査モータの巻線は、制御スイ
ッチ91によって前記所定の大きさよりも大きい大きさの
AC駆動電流に電気的に接続される。
【0051】トリガ32が図6に示すように第2の範囲
まで押し下げられたときは、レバー166がボタン16
2とボタン164の両方を押し上げ、第2の作動状態が
確立される。この第2の作動状態において、トリガ32
は、ヘッド部内の全ての残りの駆動可能な要素、例えば
レーザ・ダイオード42、走査ミラー66を往復運動さ
せる走査モータ70の制御回路、フォトダイオード8
0、信号処理回路を他のヘッド部内の回路と同様に駆動
させ、記号の読み取りを開始する。走査ミラー66が往
復運動することにより、光ビームが、視野に沿って広が
るライン領域156と同一のライン領域上を認識できる
ように照明しながら、全記号に沿って動的に移動する。
そのため、走査中は、使用者が補助することにより、記
号を読み取る間記号の追跡を行う。この記号の追跡は、
近くの記号に対しては精度良く認識できるが、遠くの記
号に対しては精度は悪くなる。
【0052】第1の領域と第2の領域が、認識できる線
状の走査であり、それらの領域が全記号にそって広がっ
ている場合は、異なる密度を有するか若しくはヘッド部
に対して相対的に異なるように位置された記号を読み取
るために、同一のヘッド部を使用することが可能であ
る。上記のヘッド部内の要素の連続する駆動は、組み込
まれた連続接点を有する単一の2極スイッチを用いて行
うこともできる。
【0053】図1に示されたように、ヘッド部内の多く
の種々の要素が、前方のショック遮断部材172と後方
のショック遮断部材174によりショックを和らげるよ
うに取り付けられている。この前方のショック遮断部材
172上には、台48とこの台48上の全ての要素が支
持されており、後方のショック遮断部材174には、走
査モータ70を取り付けた支持板176が支持されてい
る。光バッフル178は、本体部の内部をさらに区分け
し、周囲の迷光が感光装置80に到達するのを防止す
る。
【0054】図2に示されたレーザ走査ヘッド部は、逆
反射型であり、センサ手段の視界と同様に範囲外の入射
レーザ光が走査される。本発明においては、種々の変形
例が含まれ、例えば、視野が走査されずに戻りレーザ光
がヘッド部上の他の窓を介して集められている間、範囲
外の入射レーザ光が、記号に向けられさらにその記号に
沿って動くこともできる。また範囲外の入射レーザ光
は、視野が走査されている間、記号に向けらるがその記
号にそって動かないとすることもできる。
【0055】美観、環境、サイズ、機械及び電気の部品
の選択及び配置、必要とされるハウジングの内外のショ
ックに対する強度などを考慮することにより、種々のハ
ウジング形状が、図示されたものの代わりに採用され得
る。本発明によりレーザ走査ヘッド部は、ハンドヘルド
タイプのものである必要はなく、デスクトップタイプの
スタンドアロンのワークステーションであってもよい。
このワークステーションの場合、記号はワークステーシ
ョンを通過し、好ましくは、範囲外の入射レーザ光が向
けられる頭上の窓の下を記号が通過する。ワークステー
ション自体は条件を満足すべきものであっても、少なく
とも記号の走査中において、記号は、ワークステーショ
ンに対して移動可能でありさらに範囲外の入射レーザ光
と共に登録される。
【0056】本発明によりレーザ走査ヘッド部は、高密
度、中密度及び低密度のバーコード記号を、例えば、
1″〜6″、1″〜12″、及び1″〜20″の作業距
離領域内でそれぞれ読み取ることができる。ここで定義
されたように、高密度、中密度及び低密度のバーコード
記号は、バー及び/又はスペースを有し、これらに最小
幅は、それぞれ7.5ミル、15〜20ミル、及び30〜
40ミルのオーダである。好ましい実施例において、既
知の密度の記号のための基準面の位置は、その記号の最
大作業距離に対して最適化される。
【0057】さらに本発明においては、上記の目標光ス
ポットである記号上の線状領域を、例えば照明領域を見
易くするために,明滅させたり、若しくはレーザダイオ
ードにより消費される平均電力を減らすことが望まし
い。このような明滅領域は、電気的及び/若しくは機械
的手段により形成することができる。上記の本発明の実
施例においては、ポータブルなレーザダイオード走査ヘ
ッドのための多位置トリガが示されているが、本発明は
これに限定されることなく、種々の変形が適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯式走査ヘッドの正面図であ
る。
【図2】図1の線2−2における拡大断面図である。
【図3】図2の線3−3における断面図である。
【図4】図2の線4−4における断面図である。
【図5】第1作動態様にあるトリガー組立体を示す拡大
詳細図である。
【図6】第2作動態様にあるトリガー組立体を示す拡大
詳細図である。
【図7】記号と狙い付けの最中に照らされている記号の
一部とを示す一実施例の拡大図である。
【図8】記号と狙い付けの最中に照らされている記号の
一部とを示す他の実施例の拡大図である。
【符号の説明】
10 レーザ走査ヘッド 12 ハンドル部分 14 本体 20 ノーズ部分 32 トリガー 36 ネック部分 38 カラー部分 40 上部フランジ部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/10

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる光反射性を有する部分を備えた記
    号を光学的に走査する光学的走査装置において、(a) 射
    出口を有するハウジングと、(b) 前記ハウジング内に設
    けられ、光ビームを発生する光源と、(c) 前記ハウジン
    グ内に設けられ、前記光ビームを前記射出口から射出し
    て、第1の作動態様において前記記号上の第1の領域を
    照明し、第2の作動態様において前記記号上の第2の領
    域を照明するように前記光ビームの方向を定める、作動
    操作可能な制御手段と、(d) 前記作動態様のいずれかで
    前記制御手段を作動させる作動手段と、からなることを
    特徴とする光学的走査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した光学的走査装置にお
    いて、前記ハウジングは手持ち操作するためのハンドル
    を有し、前記作動手段は前記ハウジング上に設けられた
    手動操作可能なアクチュエータである、光学的走査装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した光学的走査装置にお
    いて、前記アクチュエータは前記作動態様を選択するよ
    うに前記制御手段に作動的に接続された多位置トリガを
    含む、光学的走査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した光学的走査装置にお
    いて、前記第1の領域は静的な狙い付け領域であり、前
    記第2の領域は前記記号の全体にわたって存在する線状
    の動的読み取り領域である、光学的走査装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載した光学的走査装置にお
    いて、前記第1の領域は前記記号の1部にわたって存在
    する線状の動的読み取り領域であり、前記第2の領域は
    前記記号の全体にわたって存在する線状の動的読み取り
    領域である、光学的走査装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載した光学的走査装置にお
    いて、前記2つの領域は前記ハウジングの前記射出口か
    ら異なる距離に置かれた線状の動的読み取り領域であ
    る、光学的走査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載した光学的走査装置にお
    いて、前記光源はレーザビームを発生するレーザであ
    り、前記制御手段は、それぞれの作動態様のもとで前記
    記号上の前記第1および第2の領域を照明するように前
    記レーザビームの方向を定めるようになった、光学的走
    査装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載した光学的走査装置にお
    いて、前記制御手段は前記作動態様の1つのもとで前記
    記号に沿って前記光ビームを振らせるように作動する可
    動走査要素を有する走査手段を含む、光学的走査装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載した光学的走査装置にお
    いて、前記走査手段は反射鏡であり、前記反射鏡は、軸
    線に対し円弧に沿って交互に反対方向に繰り返し往復運
    動が可能なように取り付けられた、光学的走査装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載した光学的走査装置に
    おいて、前記作動手段は、前記第1の作動態様では前記
    走査要素を静止状態に維持し、前記第2の作動態様では
    所定の角度だけ前記円弧に沿って前記走査要素を繰り返
    し往復運動させるようになった、光学的走査装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載した光学的走査装置に
    おいて、前記作動手段は、前記第1の作動態様では前記
    走査要素を限定された角度範囲の円弧に沿って繰り返し
    往復運動させ、前記第2の作動態様では前記走査要素を
    前記限定された角度範囲より大きい所定の角度範囲だけ
    円弧に沿って繰り返し往復運動させるようになった、光
    学的走査装置。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載した光学的走査装置に
    おいて、前記作動手段は、前記第1、第2の作動態様の
    両方で、前記走査要素を所定の角度範囲にわたり円弧に
    沿って繰り返し往復運動させるようになった、光学的走
    査装置。
  13. 【請求項13】 目的物に向けられるレーザビームを発
    生する走査手段、第1の選択位置で、使用者が望む位置
    に前記レーザビームを狙い付けして、その方向を定める
    ことができるようにする第1の走査パターンを発生し、
    第2の選択位置で、読み取るべき記号の全体を走査する
    第2の走査パターンを発生する制御手段、および記号か
    らの反射光を受けて前記記号により表される電気信号を
    発生する検出手段、からなる、バーコード記号等のため
    の読み取り装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載した読み取り装置に
    おいて、前記ハウジングは手持ち操作のためのハンドル
    を有し、前記走査手段と前記検出手段は前記ハウジング
    内に配置され、前記制御手段は前記ハウジング上に設け
    られた手動操作可能なアクチュエータである、読み取り
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載した読み取り装置に
    おいて、前記アクチュエータは、前記選択位置を選択す
    るために前記制御手段に接続された多位置トリガを含
    む、読み取り装置。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載した読み取り装置に
    おいて、前記走査手段は、前記選択位置の1つで前記記
    号に沿って前記レーザビームを振らせる可動の走査要素
    を有し、前記制御手段は、前記第1の選択位置で限定さ
    れた角度範囲にわたり円弧に沿って前記走査要素を繰り
    返し往復運動させ、前記第2の選択位置で前記限定され
    た角度範囲より大きい所定の角度範囲にわたり円弧に沿
    って前記走査要素を繰り返し往復運動させるようになっ
    た、読み取り装置。
  17. 【請求項17】 目的物に向けられるレーザビームを作
    り、使用者が望む位置に前記ビームを狙い付けし、その
    方向を定めることができるようにする第1の走査パター
    ンを前記レーザビームによって形成し、読み取るべき記
    号の全体を走査する第2の走査パターンを発生するよう
    に第2の選択位置を選択し、前記記号により反射された
    光を受け取って該記号により表されるデータに対応する
    電気信号を形成する、ことからなる、バーコード記号等
    の読み取り方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載した読み取り方法に
    おいて、レーザビームを発生する手段を、手持ち操作の
    ためのハンドルを有するハウジングに取り付け、走査手
    段と検出手段を前記ハウジングに取り付け、手動操作可
    能なアクチュエータを前記ハウジングに取り付けて、前
    記選択位置の選択を行うようにした、読み取り方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載した読み取り方法に
    おいて、前記アクチュエータは前記走査パターンの選択
    を行うための多位置トリガを有する、読み取り方法。
  20. 【請求項20】 請求項17に記載した読み取り方法に
    おいて、前記レーザビームを作る段階は、記号に沿って
    前記ビームを振らせるための可動走査要素をハウジング
    に取り付け、第1の選択位置で限定された角度範囲にわ
    たり前記走査要素を円弧に沿って繰り返し往復運動さ
    せ、第2の選択位置で前記限定された角度範囲より大き
    い所定の角度範囲にわたり前記走査要素を繰り返し往復
    運動させることからなる、読み取り方法。
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