JP3058359U - システム手帳 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な携帯品を一緒に纏めて、かつ、整理し
て所持することができるシステム手帳を提供する。 【解決手段】 リフィール綴込用の開閉自在なリング７
を有するバインダー金具５を内面中央部に配設した表紙
体１のオモテ表紙部２又はウラ表紙部４の一方を内胴板
１９として、その内胴板１９の外側に背板２０を介して
内胴板１９に折り重ね可能な外胴板２１を設け、その内
胴板１９と外胴板２１の周縁部を開閉自在なスライドフ
ァスナ２２で繋いでバッグ１８となし、そのバッグ１８
の内部に携帯電話ホルダー２３その他の携帯品収納部を
設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はシステム手帳に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のシステム手帳は、リフィールと称される用紙を綴じ込むためのバインダ ー金具を具えていて、その他、表紙体の内面部にカード入れ等を設けているだけ であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、システム手帳は多くのビジネスマンが携帯しているが、ビジネスマ ンはその他にも携帯電話等の様々な携帯品を使用している。このように携帯品が 増えることにより、それら携帯品の所持が面倒になるという問題がある。また、 これら携帯品はバッグや背広のポケットなどに分散して入れて持ち歩くことが多 いので、収納場所を忘れて使用したい時にすぐに取り出せなかったり、紛失する 等の問題があった。

【０００４】 そこで本考案は、様々な携帯品を一緒に纏めて、かつ、整理して所持すること ができて、上記の問題を解決できるシステム手帳の提供を課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案のシステム手帳は、リフィール綴込用の開 閉自在なリング７を有するバインダー金具５を内面中央部に配設した表紙体１の オモテ表紙部２又はウラ表紙部４の一方を内胴板１９として、その内胴板１９の 外側に背板２０を介して内胴板１９に折り重ね可能な外胴板２１を設け、その内 胴板１９と外胴板２１の周縁部を開閉自在なスライドファスナ２２で繋いでバッ グ１８となし、そのバッグ１８の内部に携帯電話ホルダー２３その他の携帯品収 納部を設けたことを特徴とする、という構成を採るものである。

【０００６】

【作用】

本考案のシステム手帳は、バッグ１８を一体的に設けているので、種々の携帯 品をバッグ１８に入れて所持することができる。

【０００７】

【実施例】

以下、図示した実施例について説明する。まず、図１は表紙体１を開いた状態 を示したものである。この表紙体１は天然皮革、合成皮革、人工皮革等を含む皮 革製又は布製で、オモテ表紙部２、背表紙部３及びウラ表紙部４から成り、内面 中央部、すなわち、背表紙部３の内面にバインダー金具５を取付けている。バイ ンダー金具５の基盤６上には複数の開閉自在なリング７を設けていて、このリン グ７によってリフィールと称される用紙（図示せず）の綴じ込みが可能となって いる。

【０００８】 表紙体１におけるオモテ表紙部２の内面部には、天から地へ達する長い袋部８ を設けるとともに、その袋部８の上の両端に、それぞれ２辺を開口したポケット ９，１０を設けている。また、ポケット９，１０の間には筆記具（図示せず）を 差し込んで保持可能な筒状のペンホルダー３３を設けている。

【０００９】 表紙体１におけるウラ表紙部４の内面部には、上記のオモテ表紙部２に設けた 長い袋部８と向い合って開口するように同様に長い袋部１１を設けるとともに、 その袋部１１の上に更に鏡保持部１２と定期券収納部１３を設けている。この鏡 保持部１２には予め鏡１４を装着して置く。定期券収納部１３には定期券（図示 せず）を出し入れするためのスリット１５と、定期券を指で押し出すための長孔 １６を設けている。定期券収納部１３には長孔１６の端から少し内側位置に縫い 目１７を設けている。この縫い目１７は定期券がこの位置より深く入らないよう にして、長孔１６の端部に入れた指を定期券の縁に掛けられるようにするもので ある。

【００１０】 表紙体１のウラ表紙部４はバッグ１８の内胴板１９も兼ねている。すなわち、 内胴板１９の外側に背板２０を介して内胴板１９に対し折り重ね可能な外胴板２ １を設けて、内胴板１９と外胴板２１の周縁部を開閉自在なスライドファスナ２ ２で繋いでバッグ１８を構成している。

【００１１】 次に、図２はスライドファスナ２２を開いてバッグ１８を展開した状態を示し たものである。内胴板１９の内面部には携帯電話ホルダー２３、小銭入れ２４、 及び小物入れ２５を設けている。携帯電話ホルダー２３は携帯電話（図示せず） を巻き締めて雌雄の面ファスナ２６，２７により固定するベルト２８によって構 成され、ベルト２８の内面側には滑り止め３２を設けている。小銭入れ２４には マチ２９とフタ３０が付いている。小物入れ２５はメッシュ３１で形成され、一 辺が開口している。小物入れ２５には、例えば、印鑑、化粧用具、薬等任意の携 帯品を収納可能である。

【００１２】 表紙体１の背板２０の内面部にはハンドストラップ３４を設けている。ハンド ストラップ３４は出没自在で、不使用時は表地と裏地の間に没入させておき、使 用時に外へ引っ張り出すことができる。

【００１３】 表紙体１の外胴板２１の内面部には、複数のカード入れ３５と、長いポケット ３６を設けている。長いポケット３６には各種のチケットや紙幣などを入れて保 持することができる。

【００１４】 次に、図３は他の実施例を示したものである。上記の実施例ではバインダー金 具５を表紙体１に固着していたが、この実施例ではバインダー金具５を表紙体１ から分離し、表紙体１における背表紙部３の内面部とバインダー金具５の基盤６ の裏面部にそれぞれ雌雄の面ファスナ３７，３８を取付けることによって、バイ ンダー金具５を表紙体１に対し脱着自在としたものである。この実施例はバイン ダー金具５を取り外すことによって表紙体１をブックカバー又はノートカバーと して使用することができる。すなわち、表紙体１のオモテ表紙部２とウラ表紙部 ４にそれぞれ設けた長い袋部８，１１に表紙を差し込むことによって本又はノー ト（図示せず）を保持することができる。

【００１５】 また、図４及び図５も他の実施例を示したものである。この実施例は、表紙体 １のオモテ表紙部２とウラ表紙部４の周縁部にもスライドファスナ３９を取り付 けて、そのスライドファスナ３９を閉じることにより表紙体１の内部を隠蔽でき るようにしたものである。図５はバッグ１８のスライドファスナ２２と表紙体１ のスライドファスナ３９の両方を閉じた状態を示したもので、背面部に提手４０ を取り付けている。

【００１６】

【考案の効果】

本考案のシステム手帳は上記の通りであり、表紙体１を利用して一体的にバッ グ１８を設けたことにより、そのバッグ１８に携帯電話その他の種々の携帯品を 一緒に纏めて、かつ、整理して収納することができるので、携帯品を面倒なく持 ち運ぶことができ、又、必要な携帯品をすぐに取り出して使用でき、携帯品の紛 失も防止できる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】システム手帳の表紙体を開いた状態の斜視図で
ある。

【図２】バッグを開いた状態の斜視図である。

【図３】システム手帳の表紙体からバインダー金具を分
離した状態の斜視図である。

【図４】表紙体の周縁部にスライドファスナを取り付け
たシステム手帳の表紙体を開いた状態の斜視図である。

【図５】バッグのスライドファスナと表紙体のスライド
ファスナの両方を閉じた状態の斜視図である。

【符号の説明】

１ 表紙体 ２ オモテ表紙部 ３ 背表紙部 ４ ウラ表紙部 ５ バインダー金具 ６ 基盤 ７ リング ８ 袋部 ９ ポケット １０ ポケット １１ 袋部 １２ 鏡保持部 １３ 定期券収納部 １４ 鏡 １５ スリット １６ 長孔 １７ 縫い目 １８ バッグ １９ 内胴板 ２０ 背板 ２１ 外胴板 ２２ スライドファスナ ２３ 携帯電話ホルダー ２４ 小銭入れ ２５ 小物入れ ２６ 雌の面ファスナ ２７ 雄の面ファスナ ２８ ベルト ２９ マチ ３０ フタ ３１ メッシュ ３２ 滑り止め ３３ ペンホルダー ３４ ハンドストラップ ３５ カード入れ ３６ ポケット ３７ 雌の面ファスナ ３８ 雄の面ファスナ ３９ スライドファスナ ４０ 提手

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 リフィール綴込用の開閉自在なリング７
   を有するバインダー金具５を内面中央部に配設した表紙
   体１のオモテ表紙部２又はウラ表紙部４の一方を内胴板
   １９として、その内胴板１９の外側に背板２０を介して
   内胴板１９に折り重ね可能な外胴板２１を設け、その内
   胴板１９と外胴板２１の周縁部を開閉自在なスライドフ
   ァスナ２２で繋いでバッグ１８となし、そのバッグ１８
   の内部に携帯電話ホルダー２３その他の携帯品収納部を
   設けたことを特徴とするシステム手帳。