JP3058275U - 回転発電装置 - Google Patents

回転発電装置

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JP3058275U JP1998007800U JP780098U JP3058275U JP 3058275 U JP3058275 U JP 3058275U JP 1998007800 U JP1998007800 U JP 1998007800U JP 780098 U JP780098 U JP 780098U JP 3058275 U JP3058275 U JP 3058275U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造を有し発電効率のよい回転発電装
置の提供。 【解決手段】 導磁フレーム、誘導コイル、磁環ロータ
を包括する回転発電装置において、該導磁フレームは、
第1導磁架と第2導磁架及び導磁蓋で組成され、該第1
導磁架が内フレームを具え、該内フレームの外周縁に複
数の第1羽根が設けられ、該第2導磁架は外フレームを
具え、該外フレームの内周縁に複数の第2羽根が設けら
れ、該第1導磁架と該第2導磁架の羽根が相互に交錯す
る方式で配列され、該第1導磁架と第2導磁架の間が相
互に非接触で、導磁フレームの羽根と反対の一側に該導
磁蓋が設けられ、該誘導コイルは、該導磁フレームの内
フレームと外フレームの間に設けられて、電能引出し線
に連接し、該磁環ロータは多磁極の永久磁石が周縁に沿
って環状に分布されてなり、導磁フレームと相対回転運
動を進行し、該磁環ロータと導磁フレームの羽根の一側
表面がほぼ平行で並びにその回転軸が上向きに適当な間
隙を保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の回転発電装置に係り、特に一種の、多磁極の磁環ロータを回転 させ、並びに特殊な導磁フレーム構造により磁性を導引することで、誘導コイル に電気エネルギーを発生させる回転発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電装置の発電原理は、物理学上のフレミングの右手の定理を利用し、一組の 誘導コイルを磁極に発生した磁力線に錯交させることで誘導コイルに電気エネル ギーを発生させるものである。一般の伝統的な発電装置は、一つの誘導コイル( ステータ)と一つ或いは複数の単磁極の磁石(ロータ)を相対回転運動させるよ うにしてあり、この誘導コイルは複数の単磁極の磁石の外側周囲に巻き付けられ ると共に不動の素子とされている。この複数の磁石は一つの回転軸に連結されて 誘導コイルの中間を回転し、単磁極の磁石と誘導コイルの間にはある間隙が保留 されており、且つ該間隙が磁石回転の径向の方向にあった。
【0003】 しかしこのような伝統的な発電装置は以下の欠点を有していた。 1.発電効率が低い 磁石と誘導コイルの間の間隙が磁石の回転の径向の方向にあるため、空間レイ アウト上、一組の磁石の外周にただ一組の誘導コイルしか巻き付けることができ ず、磁石の両側それぞれに誘導コイルを設けて十分に磁石の磁力を利用すること ができないため、発電効率が相対的に劣っていた。 2.誘導コイルの巻付けコストが高くついた。 磁石と誘導コイルの間の間隙は磁石の回転の径向の方向にあるため、コイルを 磁石の磁力線と錯交させて電力を発生するために、軸方向に延伸する巻付け方向 を以て誘導コイルが磁石の回転経路の外側周囲に設けられるが、このため誘導コ イルの巻付けに手間とコストがかかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、一種の改良した回転発電装置を提供することを課題とし、それは、 磁石(ロータ)と誘導コイル(ステータ)の間の間隙を、磁石の回転の軸向の方 向に位置づけ、並びに独特の設計の導磁フレーム構造により磁力を引導して誘導 コイルに電動勢感応を発生させることで、磁石を回転軸向の両側のいずれにもそ れぞれ誘導コイルを設けて良好な発電効率を達成できるようにしたものとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、導磁フレーム、誘導コイル、磁環ロータを包括する回転発 電装置において、 該導磁フレームは、第1導磁架と第2導磁架及び導磁蓋で組成され、該第1導磁 架が内フレームを具え、該内フレームの外周縁に複数の第1羽根が設けられ、該 第2導磁架は外フレームを具え、該外フレームの内周縁に複数の第2羽根が設け られ、該第1導磁架と該第2導磁架の羽根が相互に交錯する方式で配列され、該 第1導磁架と第2導磁架の間が相互に非接触で、導磁フレームの羽根と反対の一 側に該導磁蓋が設けられ、 該誘導コイルは、該導磁フレームの内フレームと外フレームの間に設けられて、 電能引出し線に連接し、 該磁環ロータは多磁極の永久磁石が周縁に沿って環状に分布されてなり、導磁フ レームと相対回転運動を進行し、該磁環ロータと導磁フレームの羽根の一側表面 がほぼ平行で並びにその回転軸が上向きに適当な間隙を保持し、 以上の構成を有することを特徴とする、回転発電装置としている。
【0006】 請求項2の考案は、前記導磁フレームの第1羽根と第2羽根が爪状とされて順 に交錯するよう環状に分布し、前記誘導コイルは少なくとも1条の連続性の導線 が誘導コイルシートに巻き付けられて組成され、該誘導コイルシートがちょうど 導磁フレームの中空の内フレームと外フレームの間に収容され、該誘導コイルの 連続性導線の両末端にそれぞれ電能引出し線が連接されていることを特徴とする 、請求項1に記載の回転発電装置としている。
【0007】 請求項3の考案は、前記磁環ロータの両側それぞれに一組の導磁フレームが設 けられ、各導磁フレームにそれぞれ誘導コイルが巻き付けられ、各導磁フレーム の羽根を設けた側がいずれも磁環ロータに向けられたことを特徴とする、請求項 1に記載の回転発電装置としている。
【0008】 請求項4の考案は、請求項1に記載の回転発電装置において、さらに 一つの軸心とされて、前記内フレーム及び前記磁環ロータの中を貫通して導磁 フレームに固着されている該軸心と、 一つのハウジングとされて、内部空間を有して前述の導磁フレーム、誘導コイ ル、磁環ロータ及び軸心を収容し、軸心との間で相対回転運動を進行する該ハウ ジングと、 一つの加速装置とされて、ハウジングと磁環ロータに連結し、ハウジングの軸 心に対する回転速度に所定の倍数を掛けた後にさらにその回転を磁環ロータに伝 え並びに磁環ロータに軸心に対する相対回転運動を行わせる該加速装置、 以上を包括することを特徴とする回転発電装置としている。
【0009】 請求項5の考案は、前記加速装置が加速歯車系とされ、該加速歯車系が一つの 主動歯車と、該主動歯車にかみ合う一つの伝動歯車と、該伝動歯車にかみ合う一 つの従動歯車とを少なくとも含み、該従動歯車は磁環ロータに結合し並びに磁環 ロータと共に回転し、該主動歯車はハウジングに結合し並びにハウジングの回転 動力を該伝動歯車に伝えて回転させ、並びに伝動歯車が従動歯車と磁環ロータに 伝動して軸心に対する相対回転運動を進行させることを特徴とする、請求項4に 記載の回転発電装置としている。
【0010】 請求項6の考案は、前記加速歯車系がさらに一つの歯車シートを具え、該歯車 シートに歯車軸が設けられ、前記伝動歯車が、比較的小さい歯車と比較的大きい 歯車との複合歯車構造とされ、該比較的小さい歯車は主動歯車と噛み合い、比較 的大きい歯車は従動歯車と噛み合い、該歯車シートは軸心に套設、固定され、該 主動歯車はハウジング内側周縁に固定された内歯歯車とされ、該伝動歯車は該歯 車軸に枢設されて歯車軸に相対して回転し並びに該内歯歯車と相互に噛み合い伝 動し、従動歯車は軸心に套設されて軸心に相対して回転し並びに伝動歯車と相互 に噛み合い伝動し、該従動歯車は磁環ロータと固着され軸心に対して同期回転を 進行するようにしてある、請求項5に記載の回転発電装置としている。
【0011】 請求項7の考案は、請求項4に記載の回転発電装置において、さらに軸スリー ブを具え、前記軸心が該軸スリーブを貫通し、該軸スリーブの内外両側がそれぞ れ軸心と導磁フレームに固定され、軸スリーブと中空の磁環ロータの間にさらに 一つの保持リングが設けられ、該保持リングが磁環ロータに固着され、該保持リ ングと軸スリーブの接触面が回転可能に組み合わされた状態を呈することを特徴 とする、回転発電装置としている。
【0012】 請求項8の考案は、請求項7に記載の回転発電装置において、加速装置が、少 なくとも、主動歯車と、該主動歯車に噛み合う伝動歯車と、該伝動歯車に噛み合 う従動歯車を具え、該従動歯車が磁環ロータに結合し並びに磁環ロータと共に回 転し、主動歯車がハウジングに結合し並びにハウジングの回転動力を該伝動歯車 に伝えて伝動歯車を回転させ、伝動歯車の伝動により従動歯車と磁環ロータが軸 心に対する相対回転運動を進行し、該従動歯車の歯形が直接保持リングの一端の 外周縁に形成され、主動歯車がハウジング内側周縁に固着された内歯歯車とされ たことを特徴とする、回転発電装置としている。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案の回転発電装置の望ましい実施例は、一つの導磁フレーム、一つの誘導 コイル、及び多磁極の永久磁石を周縁に沿って環状に分布させてなる一つの磁環 ロータを包括する。該導磁フレームは第1導磁架、第2導磁架と導磁蓋で組成さ れ、第1導磁架は一つの内フレームを具え、該内フレームの外周縁に複数の第1 羽根が設けられ、第2導磁架は外フレームを具え、該外フレームの内周縁に複数 の第2羽根が設けられ、該第1及び第2導磁架の羽根が相互に交錯する方式で配 列され、且つ導磁フレームの羽根と反対の一側に該導磁蓋が設けられている。該 誘導コイルは連続性導線が円周方向に沿って内レーム外縁に巻き付けられて形成 され、磁環ロータと導磁フレームの羽根の一側表面はほぼ平行とされ並びにその 回転軸向に適当な間隙を保持し、導磁フレームと相対回転運動可能とされている 。導磁フレームの羽根は感応並びに磁環ロータの多磁極の磁力線と錯交し、並び に時間により変化する磁力を内フレームと外フレームに伝導し、内フレームと外 フレームの間の誘導コイルに電磁誘導により起電力を誘導させる。本考案の回転 発電装置の磁環ロータと誘導コイルの間の間隙は磁環ロータの回転する軸向の方 向にあり、このため磁環ロータの軸方向の両側にそれぞれ一組の導磁フレームを 設置可能で、且つ各導磁フレームの羽根を具えた側がいずれも磁環ロータに向け られており、発電効率が増進されている。並びに誘導コイルが円周方向に沿って 内フレーム外縁に巻き付けられているため、前述の伝統的な誘導コイルの巻付け 方式に較べ、本考案の誘導コイルの巻付けコストは相対的に低くなっている。
【0014】
【実施例】
図1及び図2は本考案の回転発電装置の望ましい一つの実施例を示す。それは 、一つの導磁フレーム20、一つの誘導コイル30及び一つの磁環ロータ40を 包括する。
【0015】 該導磁フレーム20は一つの第1導磁架21、一つの第2導磁架22及び一つ の導磁蓋23で組成されている。該第1導磁架21は円環状の中空の内フレーム 211を具え、該内フレーム211の一つの末端の外周縁に複数の外向きに突出 する爪状の第1羽根212が設けられ、各第1羽根212の間に適当な大きさの 空隙が保持され、内フレーム211の中央に貫通する軸孔213が設けられてい る。該第2導磁架22は円環状の中空の外フレーム221を具え、該外フレーム 221の一つの末端の内周縁に内向きに突出する爪状の複数の第2羽根222が 設けられている。該外フレーム221の内径は少なくとも該第1導磁架21を収 容するに十分なものとされる。第2羽根222の数量は第1羽根212の数量と 等しく、且つ第2羽根222の外形は第1羽根212と相互に組み合わせられ、 相互の対応する空隙に相互に嵌入する形態とされる。これにより第1導磁架21 と第2導磁架22が組合せられる時、図2中のAに示されるように、複数の第1 羽根212がちょうど複数の第2羽根222の間の空隙223中に嵌入して第1 導磁架21と第2導磁架22の第1羽根212と第2羽根222が相互に交錯す る方式を以て配列するよう組合せられる。且つ第1導磁架21の第1羽根212 と第2導磁架22の第2羽根222の間は相互に接触しない。
【0016】 該誘導コイル30は導磁フレーム20の内フレーム211と外フレーム221 の間に設置され、その望ましい実施例においては、一条或いは複数条の連続性導 線が第1導磁架21の内フレーム211の外縁に複数回巻き付けられて形成され る。その導線の巻付けの方式は非常に容易に進行でき、且つコストも低い。導磁 フレーム20の第1羽根212と第2羽根222と反対の一側に導磁蓋23が設 けられ(図1参照)、それは誘導コイル30を導磁フレーム20内部に被包、位 置決めするほか、導磁効果を増進する機能を有する。該誘導コイル30の連続性 導線の両末端はそれぞれ電能引出し線31(図2のB参照)に連接し、該電能引 出し線31は直接電源ロード装置(例えば電灯)に連接されるか、或いは整流器 32に連接されることで起電力を直接直流電能に変換する。この整流器32の望 ましい実施例は一般のブリッジ整流器とされ、整流器32を介してコンデンサ3 3に連接されることで直流電能の保存が行える。
【0017】 該磁環ロータ40は多磁極41の永久磁石が周縁に沿って環状に分布して構成 され、該磁環ロータ40は環状構造を有し、且つその中央部分に貫通孔42を有 する。望ましい実施例では、該磁環ロータ40の磁極41の数はちょうど第1羽 根212と第2羽根222の数の総数とされるが、該第1羽根212と第2羽根 222の総数と磁環ロータ40の磁極41の数量の比の値は2の倍数とされる。 磁環ロータ40は導磁フレーム20の第1羽根212と第2羽根222を設けた 側に設置、位置決めされ、且つ磁環ロータ40と導磁フレーム20の羽根の一側 面はほぼ平行で並びにその回転軸向において適当な間隙43を保持している(図 2のB参照)。磁環ロータ40は並びに動力により駆動されて導磁フレーム20 と相対回転を進行する。
【0018】 磁環ロータ40が動力を受けて駆動され、導磁フレーム20と相対回転運動を 進行する時、該導磁フレーム20の第1羽根212と第2羽根222は磁環ロー タ40上に形成される磁力線を切断し、このとき、第1導磁架21の第1羽根2 12と第2導磁架22の第2羽根222は順に分布し且つ磁環ロータ40の異な る磁極に対して1対1の対応をなし、即ち、同一時間内に複数の第1羽根212 の感応する磁力線の磁極はいずれも等しく、且つ第1羽根212の感応する磁極 の磁性方向はちょうど複数の第2羽根222が感応する磁極の磁力線と反対であ り、このため、第1羽根212と第2羽根222の感応する磁力は非常に有効に それぞれ内フレーム211と外フレーム221に伝導され、並びに内フレーム2 11と外フレーム221の間に第1羽根212と第2羽根222の切断、感応し たのと同じ磁力線が建立され、このため内フレーム211と外フレーム221の 間に位置する誘導コイル30が起電力を発生する。明らかに、本考案の回転発電 装置の導磁フレーム20の構造は非常に有効に磁環ロータ40の発生する磁力に 感応し伝導し、並びに伝統的な導線を巻き付けて形成された誘導コイル30に磁 気誘導により起電力を発生させる。且つ本考案の各部品の構造は簡単で組立が容 易であり、多くの異なる装置に取付け可能で(基本的に回転する装置であればい ずれも本考案を運用可能である)、且つその生産製造のコストも非常に低い。
【0019】 以下に、本考案の望ましい実施例では、本考案が自転車或いは車両の車輪に設 けられる。例えば、図3及び図4には本考案の回転発電装置が自転車の前輪71 のハブ60に取り付けられた望ましい実施例が示される。
【0020】 該前輪71のハブ60内部に設けられた回転発電装置は、導磁フレーム、誘導 コイル30及び磁環ロータ40をそなえ、該導磁フレーム20は第1導磁架21 と第2導磁架22を具えている。導磁フレーム20の羽根と反対の一側には導磁 蓋23が設けられている。図3に示される導磁フレーム、誘導コイル30及び磁 環ロータ40の構造はほぼ図1、図2に示されるものと同じであるのでここでは 詳細な説明は省略する。ただし、図3に示される回転発電装置では、その磁環ロ ータ40の回転する軸方向の両側方向にそれぞれ一組の導磁フレームが設けられ (第1導磁架21、21a、第1導磁架21、21a及び導磁蓋23、23aを 包括する)、各導磁フレームにそれぞれ誘導コイル30、30aが巻き付けられ 、且つ各導磁フレーム20の羽根を有する側がいずれも磁環ロータ40に向けら れ、誘導コイル30、30aの発生する電能が直列方式で連接されて電圧増強と 発電の機能を有するものとされている。
【0021】 ハブ60の内部を一つの軸心50が貫通し、該軸心50の両端は自転車のフレ ーム70に固定されて不動の部品とされる。該軸心50は中空の第1導磁架21 、21aの軸孔と中空の該磁環ロータ40の貫通孔を貫通し、且つ軸心50と第 1導磁架21、21a及び磁環ロータ40の間には軸スリーブ51、52が設置 されている。該軸心50は軸スリーブ51、52内を貫通し、並びに、該軸心5 0と軸スリーブ51、52の間は接着方式で固定されるのが望ましい。軸スリー ブ51、52の外側周囲はそれぞれ導磁フレームの第1導磁架21、21aに固 定され、その固定の方式は接着方式で進行されるのが望ましく、それにより導磁 フレーム、軸スリーブ51、52と軸心50がいずれも共にフレーム70に固定 されて不動の状態とされる。磁環ロータ40の外周はハブ60のハウジング61 に固定され、軸スリーブ51と中空の磁環ロータ40の間には保持リング53が 設けられ、該保持リング53は磁環ロータ40に固着され、且つ保持リング53 と軸スリーブ51の接触面は回転可能に組み合わせられ、該保持リング53と軸 スリーブ51の接触面は自潤材質で製造されて潤滑機能を有する軸受構造に類似 の構造を形成して摩擦力を軽減している。自転車が走行する時、ハブ60は車輪 71に伴い軸心50に相対して回転し、磁環ロータ40はハブに連動して回転し 、該導磁フレームの羽根はこれにより多磁極の永久磁石が建立した磁力線を切断 並びに感応し、内フレームと外フレーム間に時間により変化する磁力線を発生し て、誘導コイル30に起電力を発生させる。本考案の磁環ロータ40はその回転 する軸方向の両側にそれぞれ一組の導磁フレームと誘導コイル30を具え、この ため有効に発電効率を増進するほか、磁環ロータ40と誘導コイル30、30a の間の間隙43が軸向の方向にあるため、本考案を組み立てる時には、ただ導磁 フレームを磁環ロータ40とを軸スリーブ51、52に套設し、さらに車輪のハ ブ60内に取り付ければ完成し、その組立、取付け過程が非常に容易に進行され る。
【0022】 図5は本考案の回転発電装置のもう一つの望ましい実施例であり、自転車或い は機動車両の車輪(例えば自転車の前輪とされるが、ただしハブ内とは限らない )への取付けに適している。該実施例では、もとの回転発電装置にさらに加速装 置が加えられて、本考案の回転発電装置が自転車に取り付けられて低い運転速度 状態で十分な電能を発生できるようにしてある。図5に示されるように、該回転 発電装置は、導磁フレーム、誘導コイル30、磁環ロータ40、軸心50、ハウ ジング611、612及び加速装置80を包括する。
【0023】 該導磁フレームの構造はほぼ前述の実施例の構造と同じであり、第1導磁架2 1、第2導磁架22及び導磁蓋23で組成されている。該誘導コイル30は導磁 フレームの内フレームと外フレームの間に設置され、少なくとも1条或いは複数 条の連続性の導線が一つの誘導コイルシート24に複数回巻き付けられて構成さ れるか、或いは直接内フレームの外縁に巻き付けられて構成される。その導線巻 付け方式は非常に容易に進行され且つコストが低く、且つ該誘導コイルシート2 4がちょうど導磁フレームの中空の内フレームと外フレームの間に組付けられる 。導磁フレームの羽根と反対の一側に導磁蓋23が設けられる(図1参照)。磁 環ロータ40の構造もほぼ前述の実施例と同じである。磁環ロータ40は導磁フ レームの羽根を設けた側に設置され、且つ磁環ロータ40と導磁フレームの羽根 の一側面がほぼ平行とされ並びにその回転軸向に適当な間隙が保持され、磁環ロ ータ40が並びに動力を受けて駆動されて導磁フレームと相対回転運動を進行す るようにしてある。
【0024】 図5に示される実施例では、該ハウジングが一つの回転部材(例えば自転車の 車輪のリムスチール)に固定され、それは内部空間を有して前述の導磁フレーム 、誘導コイル30、及び磁環ロータ40を収容するものとされる。ハウジング6 11、612内部を該軸心50が貫通し、軸心50の両端は一つの不動の部品( 例えば自転車のフレーム)に固定されて不動の部材とされる。該軸心50は中空 鵜の第1導磁架21の中空の内フレームと中空の該磁環ロータ40の中を貫通し 、且つ磁環ロータ40と第1導磁架21及び磁環ロータ40の間に軸スリーブ5 2が設置されている。該軸スリーブ51、52は軸スリーブ52内を貫通し、並 びに該軸心50と軸スリーブ52の間は接着方式で固定されるのが望ましい。軸 スリーブ52の外側周囲は導磁フレームの第1導磁架21と固着され、その固着 の方式は接着方式で進行されるのが望ましく、これにより導磁フレーム、軸スリ ーブ52及び軸心50がいずれも共に固定されて不動状態とされる。
【0025】 中空の磁環ロータ40の内縁と軸スリーブ52の間には一つの保持リング53 が設けられ、該保持リング53は磁環ロータ40と固着され、且つ保持リング5 3と軸スリーブ52の接触面間は回転可能に組み合わせられ、該保持リング53 と軸スリーブ52の接触面は潤滑材質で製造され潤滑作用を有する軸受構造に類 似の構造を形成して摩擦力を軽減している。
【0026】 該加速装置80は、ハウジング611、612及び磁環ロータ40に連結し、 ハウジング611、612を軸心50の回転速度に所定の倍数の回転速度とした 後にさらに磁環ロータ40に伝達し並びに磁環ロータ40を軸心50と導磁フレ ームに対して相対回転運動を進行させる。該加速装置80の望ましい実施例は加 速歯車系とされ、それは、主動歯車81と、該主動歯車81にかみ合う伝動歯車 82と、該伝動歯車82にかみ合う従動歯車531と、歯車シート84を包括す る。
【0027】 該従動歯車531は、該磁環ロータ40に結合し並びに磁環ロータ40と共に 回転し、本実施例では、該従動歯車531の歯形は直接本考案の一端の外周縁に 設計されている。該主動歯車81はハウジング611に結合され並びにハウジン グ611の回転動力を該伝動歯車82に伝えてそれを回転させ、例えば本実施例 では、主動歯車81はハウジング611内側周縁に固定された内歯歯車とされる 。伝動歯車82の主要な機能は主動歯車81と従動歯車531に同時にかみ合い 並びに動力を伝播することにあり、本実施例では、伝動歯車82は比較的小さい 歯車821と大きい歯車822を包括する複合歯車構造とされ、そのうち小さい 歯車821は主動歯車81とかみ合い、大きい歯車822は従動歯車531とか み合っている。該歯車シート84は軸心50に套設固定され、その上に歯車軸8 3が設けられ、伝動歯車82はスナップリング86で歯車軸83に枢設されて歯 車軸83に相対して回転する。
【0028】 このような構造により、ハウジング611、612が軸心50に対して回転運 動を行う時、ハウジング611に固定された主動歯車81(内歯歯車)の歯81 1が伝動歯車82の小さい歯車821の歯を駆動して伝動歯車82を回転させ、 伝動歯車82の大きい歯車822の歯が従動歯車531の歯に伝導し、こうして 保持リング53が磁環ロータ40と共に導磁フレームに相対する回転運動を進行 する。これにより加速装置の加速比(磁環ロータ40の回転速度とハウジング6 11、612の回転速度の比)が、各歯車の歯の距離がいずれも等しいと仮定し た状況で、主動歯車81(内歯歯車)の歯数から小さい歯車の歯数を引いたもの 大きい歯車822の歯数を掛け算して従動歯車531の履かずで割って得た値に 等しくなり、こうして、各歯車間の歯数比が制御されることで加速装置の加速比 を制御する目的が達成される。
【0029】 こうして、図5に示される実施例において、加速装置の主動歯車、伝動歯車及 び従動歯車の歯数構造のレイアウトと設計により、ハウジングの導磁フレームに 相対する回転速度が所定の倍数で乗じられた後、さらに磁環ロータに伝えられ並 びに磁環ロータに導磁フレームに相対して加速回転運動を進行させる。本考案の 回転発電装置は実験結果によると、ハウジングの回転速度が比較的低い状況でも (例えば自転車の走行速度が時速10Km以下の時)、十分な電能を提供でき、 これにより本考案の運用範囲はさらに広げられている。
【0030】 以上の説明は本考案の望ましい実施例に関するものであり、本考案の特徴を説 明するためにあげられたものであり、本考案の請求範囲を限定するためのもので はない。
【0031】
【考案の効果】
本考案の回転発電装置は、磁石(ロータ)と誘導コイル(ステータ)の間の間 隙を、磁石の回転の軸向の方向に位置づけ、並びに独特の設計の導磁フレーム構 造により磁力を引導して誘導コイルに電動勢感応を発生させることで、磁石を回 転軸向の両側のいずれにもそれぞれ誘導コイルを設けて良好な発電効率を達成で きるようにしてある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回転発電装置の望ましい実施例の分解
斜視図である。
【図2】本考案の回転発電装置の組合せ表示図であり、
そのうち、Aは誘導コイルと導磁蓋を除いた状態、Bは
誘導コイルと整流器とコンデンサを含むが導磁蓋を含ま
ない状態を示す。
【図3】本考案の、車輪ハブに設けられた望ましい実施
例図である。
【図4】図3の車輪ハブを自転車の前輪に設けた実施例
図である。
【図5】本考案のもう一つの望ましい実施例図であり、
加速装置を取り付けた状態を示す。
【符号の説明】 20 導磁フレーム 21、21a 第1導磁架 211 内フレーム 212 第1羽根 213 軸孔 22、22a 第2導磁架 221 外フレーム 222 第2羽根 223 空隙 23、23a 導磁蓋 24 誘導コイルシート 30、30a 誘導コイル 31 電能引出し線 32 整流器 33 コンデンサ 40 磁環ロータ 41 磁極 42 貫通孔 43 間隙 50 軸心 51、52 軸スリーブ 53 保持リング 60 ハブ 61 ハウジング 611、612 ハウジング 70 フレーム 71 前輪 80 加速装置 81 主動歯車 811 歯 82 伝動歯車 531 従動歯車 83 歯車軸 84 歯車シート 86 スナップリング 821 小さい歯車 822 大きい歯車

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導磁フレーム、誘導コイル、磁環ロータ
    を包括する回転発電装置において、該導磁フレームは、
    第1導磁架と第2導磁架及び導磁蓋で組成され、該第1
    導磁架が内フレームを具え、該内フレームの外周縁に複
    数の第1羽根が設けられ、該第2導磁架は外フレームを
    具え、該外フレームの内周縁に複数の第2羽根が設けら
    れ、該第1導磁架と該第2導磁架の羽根が相互に交錯す
    る方式で配列され、該第1導磁架と第2導磁架の間が相
    互に非接触で、導磁フレームの羽根と反対の一側に該導
    磁蓋が設けられ、該誘導コイルは、該導磁フレームの内
    フレームと外フレームの間に設けられて、電能引出し線
    に連接し、該磁環ロータは多磁極の永久磁石が周縁に沿
    って環状に分布されてなり、導磁フレームと相対回転運
    動を進行し、該磁環ロータと導磁フレームの羽根の一側
    表面がほぼ平行で並びにその回転軸が上向きに適当な間
    隙を保持し、以上の構成を有することを特徴とする、回
    転発電装置。
  2. 【請求項2】 前記導磁フレームの第1羽根と第2羽根
    が爪状とされて順に交錯するよう環状に分布し、前記誘
    導コイルは少なくとも1条の連続性の導線が誘導コイル
    シートに巻き付けられて組成され、該誘導コイルシート
    がちょうど導磁フレームの中空の内フレームと外フレー
    ムの間に収容され、該誘導コイルの連続性導線の両末端
    にそれぞれ電能引出し線が連接されていることを特徴と
    する、請求項1に記載の回転発電装置。
  3. 【請求項3】 前記磁環ロータの両側それぞれに一組の
    導磁フレームが設けられ、各導磁フレームにそれぞれ誘
    導コイルが巻き付けられ、各導磁フレームの羽根を設け
    た側がいずれも磁環ロータに向けられたことを特徴とす
    る、請求項1に記載の回転発電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の回転発電装置におい
    て、さらに一つの軸心とされて、前記内フレーム及び前
    記磁環ロータの中を貫通して導磁フレームに固着されて
    いる該軸心と、 一つのハウジングとされて、内部空間を有して前述の導
    磁フレーム、誘導コイル、磁環ロータ及び軸心を収容
    し、軸心との間で相対回転運動を進行する該ハウジング
    と、 一つの加速装置とされて、ハウジングと磁環ロータに連
    結し、ハウジングの軸心に対する回転速度に所定の倍数
    を掛けた後にさらにその回転を磁環ロータに伝え並びに
    磁環ロータに軸心に対する相対回転運動を行わせる該加
    速装置、 以上を包括することを特徴とする回転発電装置。
  5. 【請求項5】 前記加速装置が加速歯車系とされ、該加
    速歯車系が一つの主動歯車と、該主動歯車にかみ合う一
    つの伝動歯車と、該伝動歯車にかみ合う一つの従動歯車
    とを少なくとも含み、該従動歯車は磁環ロータに結合し
    並びに磁環ロータと共に回転し、該主動歯車はハウジン
    グに結合し並びにハウジングの回転動力を該伝動歯車に
    伝えて回転させ、並びに伝動歯車が従動歯車と磁環ロー
    タに伝動して軸心に対する相対回転運動を進行させるこ
    とを特徴とする、請求項4に記載の回転発電装置。
  6. 【請求項6】 前記加速歯車系がさらに一つの歯車シー
    トを具え、該歯車シートに歯車軸が設けられ、前記伝動
    歯車が、比較的小さい歯車と比較的大きい歯車との複合
    歯車構造とされ、該比較的小さい歯車は主動歯車と噛み
    合い、比較的大きい歯車は従動歯車と噛み合い、該歯車
    シートは軸心に套設、固定され、該主動歯車はハウジン
    グ内側周縁に固定された内歯歯車とされ、該伝動歯車は
    該歯車軸に枢設されて歯車軸に相対して回転し並びに該
    内歯歯車と相互に噛み合い伝動し、従動歯車は軸心に套
    設されて軸心に相対して回転し並びに伝動歯車と相互に
    噛み合い伝動し、該従動歯車は磁環ロータと固着され軸
    心に対して同期回転を進行するようにしてある、請求項
    5に記載の回転発電装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の回転発電装置におい
    て、さらに軸スリーブを具え、前記軸心が該軸スリーブ
    を貫通し、該軸スリーブの内外両側がそれぞれ軸心と導
    磁フレームに固定され、軸スリーブと中空の磁環ロータ
    の間にさらに一つの保持リングが設けられ、該保持リン
    グが磁環ロータに固着され、該保持リングと軸スリーブ
    の接触面が回転可能に組み合わされた状態を呈すること
    を特徴とする、回転発電装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の回転発電装置におい
    て、加速装置が、少なくとも、主動歯車と、該主動歯車
    に噛み合う伝動歯車と、該伝動歯車に噛み合う従動歯車
    を具え、該従動歯車が磁環ロータに結合し並びに磁環ロ
    ータと共に回転し、主動歯車がハウジングに結合し並び
    にハウジングの回転動力を該伝動歯車に伝えて伝動歯車
    を回転させ、伝動歯車の伝動により従動歯車と磁環ロー
    タが軸心に対する相対回転運動を進行し、該従動歯車の
    歯形が直接保持リングの一端の外周縁に形成され、主動
    歯車がハウジング内側周縁に固着された内歯歯車とされ
    たことを特徴とする、回転発電装置。
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