JP3054843U - ペグの要らない重り袋

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(57)【要約】【課題】テントロープを張るためのペグの代用になる重
りを、砂や水を利用することで、安易に作ることを目的
にした袋。【解決手段】布袋（１）にフック（２）と取っ手（３）
を取り付け、その布袋（１）に水袋（４）を挿入できる
ようにした。

【考案の詳細な説明】この考案は、テントを張るためのキヤンピング道具に関するものである。

従来、キャンプ用テントを張るのにペグを地面に打ち込み、それにテントロープを掛けていたが、ペグの使えない砂浜（砂利）や固い岩場などでテントを張るとき、大きな石や枯れ木などペグの代わりになる重りとして、それらを捜して使っていた。

そのため、それが近場に無いと時間はかかるし、捜してもない場合は、目的の場所でテントを張れないことが度々あった。

又、あらかじめ重りとなる用具として、空のバケツやペットボトル．スーパーの買い物用ビニール袋を用意することもあるが、バケツやペットボトルは嵩張るし、ビニール袋は荷重に耐え難い。その上キャンプの後始末に、ゴミとして出されることが多く、その処理にも困っていた。

これまで、上記の問題を解消する適当な物が一般に無かった。

本考案は、砂浜や岩場、コンリートの上でも容易にテントが張れることを目的としているため、キャンプ用品として価値があり、ゴミとして捨てられることは無くなる。

次に、これを図面にて説明をする。

これを図面について説明すれば布袋（１）にその場の砂や砂利を入れ、フック（２）にテントロープを掛けることにより、それが重りとなりペグの代わりとなる。又、水袋（４）に水を入れ、それを布袋（１）に入れても同じ効果がある。

本考案はこの様に、何処にでも手近にある砂や水をペグの代わりの重りとして利用するためのもので、携帯性が重要である。

布袋（１）はトラックシートの様なポリエステル系の素材で、折りたためるもの。フック（２）は錆びないステンレス製、水袋（４）はポリエチレン系の素材等で折りたためること。（１），（２），（４）共、素材は同等品でもよい。

布袋（１）が完全防水であれば水袋（４）は要らないが、設置が不安定な場所では水が溢れる恐れがある。

フック（２）は対面に一つずつ下部に取りつける。対面に取りつける理由は、隣接しているテントのロープを一つの布袋（１）に張ることもできる。さらに、テントロープの張力がましても、フックで布袋を連結すれば良い。

また、下部に取りつけることは安定性を良くするためである。

フック（２）の形については市販のものが種々あるので、布袋（１）に布地のループだけを縫い付けておけば、後で市販のフックを利用しても良い。

取っ手（３）は、持ち運びをするために付けたものである。

水袋（４）は布袋（１）に丁度入るもので、キップ（５）の口径が５ｃｍ〜７ｃｍ位いが水の出し入れに便利で望ましいが、市販のものでも良い。

形状については布袋（１）、水袋（４）とも四角でも丸型でも良いが、容積は１０〜１５ｌ程度が使用時の重量として扱いやすい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【符号の説明】

（１）布袋（２）フック（３）取っ手（４）水袋
（５）キャプ

【実用新案登録請求の範囲】