JP3054699B2 - O−シリル化含水酸基環状エーテルの製造方法 - Google Patents

O−シリル化含水酸基環状エーテルの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はO−シリル化含水酸
基環状エーテルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の遺伝子工学の広範な展開により、
各種の核酸誘導体が機能性物質或いは医薬品として注目
を集め、これらの合成における出発物質あるいは中間体
として核酸の基本骨格を構成するヌクレオシドの誘導体
が盛んに研究されている。これまでの技術はデオキシリ
ボ核酸を中心としたものであり、デオキシリボヌクレオ
シドは分子内に第一級、第二級の水酸基を各1個含んで
いるのに対して、現在その用途を拡げつつあるリボ核酸
中のリボヌクレオシドは分子内に第一級1個、第二級2
個の計3個の水酸基を有している。このためRNA合成
の出発物質としてはデオキシリボヌクレオシドに似せる
ために2’−位水酸基をあらかじめ保護した化合物が好
適である。なかでも重要な2’−O−シリル化リボヌク
レオシドは、従来、あらかじめ反応性の高い第一級水酸
基を保護した化合物を調製し、残る2個の水酸基に対し
てシリル化を行い、生成物をクロマトグラフィー等で分
別することによりこれを製造していた。この方法では選
択性を高くすることは困難であり、煩雑な処理なしに目
的化合物を得ることはでなかった。また、アルドピラノ
ース化合物においても前記リボヌクレオシドの場合と同
様に、1つの第一級水酸基と複数の第二級水酸基が存在
する。その6位の第一級水酸基とその4位の第二級水酸
基のみを反応に関与させる場合には、他の反応性水酸基
はこれを保護しておくのが望ましいが、4,6−位以外
の水酸基に保護基を導入する簡便な方法はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、含水酸基環
状エーテル化合物において、それに含まれる第一級水酸
基とその水酸基に隣接する第二級水酸基以外の水酸基の
少なくとも1つが保護された化合物を簡便に製造する方
法を提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明によれば、下記一般式(1)
【化7】 (式中、Rは後記二官能性ケイ素化合物と反応性を有
しない置換基を示し、Y及びYはメチレン基、ヒド
ロキシメチレン基又は後記二官能性ケイ素化合物と反応
性を有しない置換基を有するメチレン基を示し、t及び
qは0又は1の数を示す)で表される含水酸基環状エー
テルに、下記一般式(2) RSiX (2) (式中,R及びRは芳香族基又は炭素数が3以上の
分岐状脂肪族基を示し、Xは酸の残基を示す)で表さ
れる二官能性ケイ素化合物を反応させた後、下記一般式
(3) RSiX (3) (式中、R,R及びRは芳香族基又は脂肪族基を
示し、Xは脱離基を示す)で表される一官能性ケイ素
化合物を反応させ、次いで塩基の共存下でフッ化水素酸
を反応させることを特徴とする下記一般式(4)
【化8】 [式中、R、Y、Y、t、q、R、R及びR
は前記と同じ意味を有するが、Y又はYがヒドロ
キシメチレン基の場合にはそのヒドロキシ基はOSiR
(R、R及びRは前記と同じ意味を有
する)に変換されているものとする]で表されるO−シ
リル化含水酸基環状エーテルの製造方法が提供される。
また、本発明によれば、下記一般式(5)
【化9】 (式中、Bは未保護又は保護された核酸塩基である)で
表されるリボヌクレオシドに、下記一般式(2) RSiX (2) (式中、R及びRは芳香族基又は炭素数が3以上の
分岐状脂肪族基を示し、Xは酸の残基を示す)で表さ
れる二官能性ケイ素化合物を反応させた後、下記一般式
(3) RSiX (3) (式中、R、R及びRは芳香族基又は脂肪族基を
示し、Xは脱離基を示す)で表される一官能性ケイ素
化合物を反応させ、次に塩基の共存下でフッ化水素酸を
反応させることを特徴とする下記一般式(6)
【化10】 (式中、B、R、R及びRは前記と同じ意味を有
する)で表される2’−O−シリル化リボヌクレオシド
の製造方法が提供される。さらに、本発明によれば、下
記一般式(7)
【化11】 (式中、Rは後記二官能性ケイ素化合物と反応性を有
しない置換基を示し、R及びRはヒドロキシル基又
は後記二官能性ケイ素化合物と反応性を有しない置換基
を示すが、RおよびRのうち少なくとも一方はヒド
ロキシル基である)で表されるアルドピラノース化合物
に、下記一般式(2) RSiX (2) (式中,R及びRは芳香族基又は炭素数が3以上の
分岐状脂肪族基を示し、Xは酸の残基を示す)で表さ
れる二官能性ケイ素化合物を反応させた後、下記一般式
(3) RSiX (3) (式中、R、R及びRは芳香族基又は脂肪族基を
示し、Xは脱離基を示す)で表される一官能性ケイ素
化合物を反応させ、次に塩基の共存下でフッ化水素酸を
反応させることを特徴とする下記一般式(8)
【化12】 [式中、Rは前記と同じ意味を有するが、R及びR
のうちの少なくとも一方はOSiR
(R、R及びRは前記と同じ意味を有する)で
あり、R及びRの一方がOSiRでない
場合にはそのR又はRは二官能性ケイ素化合物と反
応性を有しない置換基を意味する ]で表されるO−シ
リル化アルドピラノース化合物の製造方法が提供され
る。
【0005】
【発明の実施の形態】前記一般式(1)で表される含水
酸基環状エーテルには、リボヌクレオシド及びアルドピ
ラノース化合物が包含される。前記一般式(1)におけ
るR1は前記一般式(2)の二官能性ケイ素化合物と反
応性を有しない置換基である。このようなものには、保
護又は未保護の核酸塩基、糖化合物残基の他、アルキル
基や、アルコキシ基、置換アミノ基、置換メルカプト
基、アシル基、アシルオキシ基等の各種のものが包含さ
れ、その具体的化合物に対応して適宜のものが選ばれ
る。前記一般式(1)におけるY1及びY2はメチレン基
(CH2)、ヒドロキシルメチレン基(CHOH)又は
前記二官能性ケイ素化合物と反応性を有しない置換基を
示す。この場合の二官能性ケイ素化合物と反応性を有し
ない置換基としては、前記した如き各種のものが挙げら
れる。t及びqは0又は1の数を示すが、t及びqが0
の場合には、各(Y1)t 及び(Y2)q は単なる継手を示
し、t及びqが1の場合には、各Y1及びY2に隣接する
2つの炭素原子は各Y1及びY2を介して結合する。
【0006】前記一般式(5)で表されるリボヌクレオ
シドの場合、その置換基Bは、前記二官能性ケイ素化合
物と反応性を有しない置換基であり、未保護又は保護さ
れた核酸塩基を包含する。この場合の核酸塩基は、ピリ
ミジン塩基やプリン塩基を包含する。Bが糖と結合する
グリコシド結合はβ型でもα型であってもよい。また、
保護基は、その核酸塩基に含まれているアミノ基やアミ
ド基、水酸基等の官能基を保護するもので、それらの官
能基の保護に慣用されているものを用いることができ
る。例えば、アミノ基やアミド基の保護には、ベンゾイ
ル基やイソブチリル基、フェノキシアセチル基等のアシ
ル基を用いることができ、水酸基の保護には、ベンジル
基や、フェネチル基等のアリールアルキル基を用いるこ
とができる。核酸塩基の具体例としては、例えば、アデ
ニン、グアニン、シトシン、ウラシル、チミン、ヒポキ
サンチン、キサンチン、プソイドウラシル等が挙げられ
る。前記一般式(5)のリボヌクレオシドの具体例とし
ては、例えば、ウリジン、アデノシン、シチジン、グア
ノシン、イノシン、キサントシン、ブソイドウリジン及
びそれらのN−ベンゾイル化物やN−イソブチリル化
物、フェノキシアセチル化物等が挙げられる。
【0007】前記アルドピラノース化合物を表す一般式
(7)において、R7は前記二官能性ケイ素化合物と反
応性を有しない置換基であり、アルコキシ基、芳香族オ
キシ基、アシルオキシ基、置換アミノ基、置換メルカプ
ト基、糖残基等を包含する。アルコキシ基におけるアル
キル基としては、炭素数1〜20、好ましくは1〜6、
より好ましくは1〜4のアルキル基が挙げられる。芳香
族オキシ基における芳香族基には、アリール基やアリー
ルアルキル基が包含される。アシル基には、前記炭素数
1〜20、好ましくは1〜6、より好ましくは1〜4の
アルキル基を有するものやアリール基を有するものが包
含される。置換アミノ基及び置換メルカプト基における
その置換基には、アルキル基、アリール基及びアリール
アルキル基が包含される。この場合のアルキル基には鎖
状及び環状アルキル基が包含される。アルキル基の炭素
数は1〜8、好ましくは1〜4であり、その具体例とし
ては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロヘキ
シル等が挙げられる。アリール基としては、フェニル、
トリル等が挙げられる。アリールアルキル基としては、
ベンゼン、フェネチル等が挙げられる。糖残基には、各
種糖化合物からそれに含まれる1つの水酸基を除いた糖
残基が包含される。この場合の糖化合物には、糖アルコ
ール、単糖及び少糖等が包含される。単糖しては、グル
コースやフルクトース等が挙げられ、少糖としては、単
糖が2〜5個、好ましくは2〜3個結合した構造のもの
が挙げられる。このような少糖には、ショ糖、トレハロ
ース、乳糖、麦芽糖、セロビオース、ゲンチオビオー
ス、多糖の加水分解により得られた少糖等が挙げられ
る。前記一般式(7)におけるR8及びR9はヒドロキシ
ル基又は前記二官能性ケイ素化合物と反応性を有しない
置換基を示すが、R8及びR9のうちの少なくとも一方は
ヒドロキシル基である。二官能性ケイ素化合物と反応性
を有しない置換基としては、前記で示した各種のものが
挙げられる。本発明で用いる前記一般式(7)で表され
る好ましいアルドピラノース化合物を例示すると、グル
コース、ガラクトース、マンノース、乳糖等の単糖又は
少糖のアルキルグリコシド、アリールグリコシド及びそ
れらグリコシドの2−アセチルアミド誘導体等が挙げら
れる。
【0008】本発明で反応原料として用いる二官能性ケ
イ素化合物を示す前記一般式(2)において、そのR2
及びR3は芳香族基又は炭素数3以上の分岐状脂肪族基
を示す。芳香族基としては、フェニル、トリル、ナフチ
ル等のアリール基や、ベンジル、フェネチル等のアリー
ルアルキル基が挙げられる。炭素数3以上の分岐状脂肪
族基には、iso−体、sec−体及びtert−体が
包含され、また、鎖状及び環状のものが包含される。そ
の炭素数は3〜8、好ましくは3〜4である。その炭素
数の上限値は12程度である。このような分岐状脂肪族
基としては、iso−プロピル、iso−ブチル、se
c−ブチル、tert−ブチル、iso−ペンチル、ネ
オペンチル、tert−ペンチル、iso−へキシル、
tert−へキシル、iso−オクチル、tert−オ
クチル、1,1,2−トリメチルプロピル(別名、テキ
シル)、シクロヘキシル等が挙げられる。好ましい分岐
状脂肪族基は、tert−ブチルである。X1は酸の残
基を示すが、この場合の酸には無機酸及び有機酸が包含
され、硝酸、過塩素酸、トリフルオロメタンスルホン酸
等を好ましく用いることができる。
【0009】本発明で反応原料として用いる一官能性ケ
イ素化合物を示す前記一般式(3)において、R4、R5
及びR6は、芳香族基又は脂肪族基を示す。芳香族基と
しては、フェニル、トリル、ナフチル、ベンジル、フェ
ネチル等が挙げられる。脂肪族基には、鎖状及び環状の
ものが包含され、鎖状のものには直鎖状のもの及び分岐
状のものが包含される。その脂肪族基の炭素数は1〜
8、好ましくは1〜6である。その炭素数の上限値は1
2程度である。このような脂肪族基には、メチル、エチ
ル、ビニル、プロビル、イソプロピル、プロペニル、ブ
チル、iso−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、iso−へキ
シル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、オクチル、
iso−オクチル、シクロオクチル、1,1,2−トリ
メチルプロピル等が挙げられる。前記X2は酸の残基等
の脱離基を示し、その具体例としては、X1に関して示
したものの他、イミダゾール、N−メチルトリフルオロ
アセトアミド、3−ペンテン−2−オン等を挙げること
ができる。
【0010】前記一般式(6)で表される2’−O−シ
リル化リボヌクレオシドを製造するには、前記一般式
(5)で表されるリボヌクレオシドに、前記一般式
(2)で表される二官能性ケイ素化合物を反応させて
3’位水酸基と5’位水酸基を環状にシリル化して、下
記一般式(9)で表される環状シリル化物を得る。次
に、前記一般式(3)で表される一官能性ケイ素化合物
を反応させて、その2’位水酸基をOSiR456
変換させ、下記一般式(10)で表される鎖状シリル化
物を得る。次に塩基の共存下でフッ化水素酸を作用させ
て二官能性ケイ素基を除去する。塩基としてはピリジン
等の環状アミン及びトリブチルアミンやトリエチルアミ
ン等の鎖状アミンが挙げられる。前記反応において、そ
の反応温度は−10〜50℃、好ましくは10〜30℃
の温度で実施される。反応圧力は特に制約されず、一般
的には常圧が採用される。前記反応は有機溶媒中で好ま
しく実施される。有機溶媒としては、原料リボヌクレオ
シドを溶解ないし分散し得るものであればよく、任意の
ものが使用可能であるが、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
の極性有機溶媒の使用が好ましい。前記一般式(2)の
二官能性ケイ素化合物の使用割合は、前記一般式(5)
のリボヌクレオシド1モル当り、0.9〜2モル、好ま
しくは1.0〜1.1モルの割合である。本発明の方法
を実施する場合、二官能性ケイ素化合物としては、あら
かじめ反応系外で合成したものを用いることができる
他、反応系内で生成させたものを用いることもできる。
【0011】
【化13】
【化14】
【0012】前記一般式(8)で表されるO−シリル化
アルドピラノース化合物を製造するには、前記一般式
(7)で表されるアルドピラノース化合物に、前記一般
式(2)で表される二官能性ケイ素化合物を反応させて
4位水酸基と6位水酸基を環状にシリル化して、その環
状シリル化物を得る。次に、前記一般式(3)で表され
る一官能性ケイ素化合物を反応させて、アルドピラノー
ス化合物中に含まれる4位及び6位水酸基以外の反応性
水酸基をOSiR456に変換させる。次に塩基の共
存下でフッ化水素酸を作用させて二官能性ケイ素基を除
去する。塩基としてはピリジン等の環状アミン及びトリ
ブチルアミンやトリエチルアミン等の鎖状アミンが挙げ
られる。前記反応において、その反応温度は−10〜5
0℃、好ましくは10〜30℃の温度で実施される。反
応圧力は特に制約されず、一般的には常圧が採用され
る。前記反応は有機溶媒中で好ましく実施される。有機
溶媒としては、原料糖化合物を溶解ないし分散し得るも
のであればよく、任意のものが使用可能であるが、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等の極性有機溶媒の使用が好まし
い。前記一般式(2)の二官能性ケイ素化合物の使用割
合は、前記一般式(7)のアルドピラノース化合物1モ
ル当り、0.9〜2モル、好ましくは1.0〜1.1モ
ルの割合である。本発明の方法を実施する場合、二官能
性ケイ素化合物としては、あらかじめ反応系外で合成し
たものを用いることができる他、反応系内で生成させた
ものを用いることもできる。反応系内で生成させるに
は、酸の銀塩とジアルキルジクロルシランとを反応させ
ればよい。
【0013】前記アルドピラノース化合物を原料として
O−シリル化アルドピラノース化合物を製造する場合
に、その3位の置換基R9がヒドロキシル基であるアル
ドピラノース化合物を原料として用い、これに二官能性
ケイ素化合物を反応させて得られる環状シリル化物の構
造式を下記式(11)として示し、また、この置換シリ
ル化合物に一官能性ケイ素化合物を反応させて得られる
シリル化物の構造式を下記式(12)として示し、その
シリル化物の二官能性ケイ素化合物を除去して得られる
O−シリル化物の構造式を下記式(13)として示す。
【0014】
【化15】
【化16】
【化17】
【0015】また、前記のようにしてO−シリル化アル
ドピラノース化合物を製造する場合に、その2位の置換
基R8がヒドロキシル基であるアルドピラノース化合物
を原料として用いるときには、そのR8がOSiR45
6であるO−シリル化ピラノース化合物が得られ、そ
の2位及び3位の各置換基R8及びR9がいずれもヒドロ
キシル基であるアルドピラノース化合物をとして用いる
ときには、そのR8及びR9の両方がOSiR456
あるO−シリル化ピラノース化合物が得られる。
【0016】
【発明の効果】本発明のO−シリル化物の製造法は、中
間物質の煩雑な単離操作を含まず、1つの反応器内にお
いて反応原料を順次添加することによりその全ての反応
を実施することでき、原料であるリボヌクレオシドやア
ルドピラノース化合物等の含水酸基環状エーテルから一
挙に目的物を合成することができる。従って、本発明に
よれば、目的物を簡便かつ安価に製造することができ
る。
【0017】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの実施例によってなんら限
定されるものではない。
【0018】実施例1 無水条件下、ウリジン0.5mmolをN,N−ジメチ
ルホルムアミド3mlに溶解し、反応容器の空間は乾燥
窒素で置換した。等モルのジ−tert−ブチルシリル
ビス(トリフルオロメタンスルホナート)を加え、室温
で4分反応させた後、6.5倍モルのピリジンを加え更
に30分反応させた。次に1.05倍モルのtert−
ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート
を加えて2時間反応させた。テトラヒドロフラン12m
lを加えた後3倍モルのフッ化水素酸を加えて終夜放置
した。エバポレータを用いて濃縮し、残さからシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにより主生成物162mg
を得た。この物質の各種クロマトグラフィー上の挙動及
1HNMR等を用いた機器分析の結果は、別途合成さ
れた構造既知の標品と一致し、2’−O−tert−ブ
チルジメチルシリルウリジンであることが確認された。
【0019】実施例2 無水条件下、アデノシン0.5mmolをN,N−ジメ
チルホルムアミド3mlに溶解し、反応容器の空間は乾
燥窒素で置換した。等モルのジ−tert−ブチルシリ
ルビス(トリフルオロメタンスルホナート)を加え、室
温で4分反応させた後、6.5倍モルのピリジンを加え
更に30分反応させた。次に1.05倍モルのtert
−ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホナー
トを加えて2時間反応させた。テトラヒドロフラン12
mlを加えた後3倍モルのフッ化水素酸を加えて終夜放
置した。エバポレータを用いて濃縮し、残さからシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより主生成物171m
gを得た。この物質の1HNMRスペクトルの各ピーク
は化学シフト及びピーク面積について想定された構造に
合致するものであり、さらに二次元NMRスペクトルの
測定からtert−ブチルジメチルシリル基が2’水酸
基に結合していることが示され、この物質が2’−O−
tert−ブチルジメチルシリルアデノシンであること
が確認された。
【0020】実施例3 無水条件下、N−ベンゾイルアデノシン0.5mmol
をN,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、反応
容器の空間は乾燥窒素で置換した。等モルのジ−ter
t−ブチルシリルビス(トリフルオロメタンスルホナー
ト)を加え、室温で4分反応させた後、6.5倍モルの
ピリジンを加え更に30分反応させた。次に1.05倍
モルのtert−ブチルジメチルシリルトリフルオロメ
タンスルホナートを加えて2時間反応させた。テトラヒ
ドロフラン12mlを加えた後3倍モルのフッ化水素酸
を加えて終夜放置した。エバポレータを用いて濃縮し、
残さからシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより主
生成物217mgを得た。この物質の1HNMRスペク
トルの各ピークは化学シフト及びピーク面積について想
定された構造に合致するものであり、さらに二次元NM
Rスペクトルの測定からtert−ブチルジメチルシリ
ル基が2’水酸基に結合していることが示され、この物
質が2’−O−tert−ブチルジメチルシリル−N−
ベンゾイルアデノシンであることが確認された。
【0021】実施例4 無水条件下、N−ベンゾイルグアノシン0.5mmol
をN,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、反応
容器の空間は乾燥窒素で置換した。等モルのジ−ter
t−ブチルシリルビス(トリフルオロメタンスルホナー
ト)を加え、室温で4分反応させた後、6.5倍モルの
ピリジンを加え更に30分反応させた。次に1.3倍モ
ルのtert−ブチルジメチルシリルトリフルオロメタ
ンスルホナートを加えて2時間反応させた。テトラヒド
ロフラン12mlを加えた後3倍モルのフッ化水素酸を
加えて終夜放置した。エバポレータを用いて濃縮し、残
さからシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより主生
成物213mgを得た。この物質の1HNMRスペクト
ルの各ピークは化学シフト及びピーク面積について想定
された構造に合致するものであり、さらに二次元NMR
スペクトルの測定からtert−ブチルジメチルシリル
基が2’水酸基に結合していることが示され、この物質
が2’−O−tert−ブチルジメチルシリル−N−ベ
ンゾイルグアノシンであることが確認された。
【0022】実施例5 無水条件下、ウリジン0.5mmolをN,N−ジメチ
ルホルムアミド3mlに溶解し、反応容器の空間は乾燥
窒素で置換した。等モルのジ−tert−ブチルシリル
ビス(トリフルオロメタンスルホナート)を加え、室温
で4分反応させた後、6.5倍モルのピリジンを加え更
に30分反応させた。次に1.1倍モルのジメチルテキ
シルシリルトリフルオロメタンスルホナートを加えて5
時間反応させた。テトラヒドロフラン12mlを加えた
後3倍モルのフッ化水素酸を加えて終夜放置した。エバ
ポレータを用いて濃縮し、残さからシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより主生成物150mgを得た。こ
の物質の1HNMRスペクトルの各ピークは化学シフト
及びピーク面積について想定された構造に合致するもの
であり、さらに二次元NMRスペクトルの測定からジメ
チルテキシルシリル基が2’水酸基に結合していること
が示され、この物質が2’−O−ジメチルテキシルシリ
ルウリジンであることが確認された。
【0023】実施例6 無水条件下、アデノシン0.5mmolをN,N−ジメ
チルホルムアミド3mlに溶解し、反応容器の空間は乾
燥窒素で置換した。等モルのジ−tert−ブチルシリ
ルビス(トリフルオロメタンスルホナート)を加え、室
温で4分反応させた後、6.5倍モルのピリジンを加え
更に30分反応させた。次に1.1倍モルのトリイソプ
ロピルシリルトリフルオロメタンスルホナートを加えて
12時間反応させた。テトラヒドロフラン12mlを加
えた後3倍モルのフッ化水素酸を加えて終夜放置した。
エバポレータを用いて濃縮し、残さからシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより主生成物168mgを得
た。この物質の1HNMRスペクトルの各ピークは化学
シフト及びピーク面積について想定された構造に合致す
るものであり、さらに二次元NMRスペクトルの測定か
らトリイソプロピルシリル基が2’水酸基に結合してい
ることが示され、この物質が2’−O−トリイソプロピ
ルシリルアデノシンであることが確認された。
【0024】実施例7 無水条件下、フェニル−2−アセトアミド−2−デオキ
シ−グルコピラノシド0.5mmolをN,N−ジメチ
ルホルムアミド3mlに溶解し、反応容器の空間は乾燥
窒素で置換した。等モルのジ−tert−ブチルシリル
ビス(トリフルオロメタンスルホナート)を加え、室温
で4分反応させた後、6.5倍モルのピリジンを加え更
に30分反応させた。次に1.05倍モルのtert−
ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート
を加えて2時間反応させた。テトラヒドロフラン12m
lを加えた後3倍モルのフッ化水素酸を加えて終夜放置
した。エバポレータを用いて濃縮し、残さからシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにより主生成物140mg
を得た。この物質の各種クロマトグラフィー上の挙動及
1HNMR等を用いた機器分析の結果、フェニル−2
−アセトアミド−2−デオキシ−3−O−tert−ブ
チルジメチルシリルグルコピラノシドであることが確認
された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07H 23/00 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1は後記二官能性ケイ素化合物と反応性を有
    しない置換基を示し、Y1及びY2はメチレン基、ヒドロ
    キシメチレン基又は後記二官能性ケイ素化合物と反応性
    を有しない置換基を有するメチレン基を示し、t及びq
    は0又は1の数を示す)で表される含水酸基環状エーテ
    ルに、下記一般式(2) R23SiX1 2 (2) (式中、R2及びR3は芳香族基又は炭素数が3以上の分
    岐状脂肪族基を示し、X1は酸<塩酸を除く>の残基を
    示す)で表される二官能性ケイ素化合物を反応させた
    後、下記一般式(3) R456SiX2 (3) (式中、R4、R5及びR6は芳香族基又は脂肪族基を示
    し、X2は脱離基を示す)で表される一官能性ケイ素化
    合物を反応させ、次いで塩基の共存下でフッ化水素酸を
    反応させることを特徴とする下記一般式(4) 【化2】 〔式中、R1、Y1、Y2、t、q、R4、R5及びR6は前
    記と同じ意味を有するが、Y1又はY2がヒドロキシメチ
    レン基の場合にはそのヒドロキシ基はOSiR456
    (R4、R5及びR6は前記と同じ意味を有する)に変換
    されているものとする〕で表されるO−シリル化含水酸
    基環状エーテルの製造方法。
  2. 【請求項2】 下記一般式(5) 【化3】 (式中、Bは末保護又は保護された核酸塩基である)で
    表されるリボヌクレオシドに、下記一般式(2) R23SiX1 2 (2) (式中、R2及びR3は芳香族基又は炭素数が3以上の分
    岐状脂肪族基を示し、X1は酸<塩酸を除く>の残基を
    示す)で表される二官能性ケイ素化合物を反応させた
    後、下記一般式(3) R456SiX2 (3) (式中、R4、R5及びR6は芳香族基又は脂肪族基を示
    し、X2は脱離基を示す)で表される一官能性ケイ素化
    合物を反応させ、次に塩基の共存下でフッ化水素酸を反
    応させることを特徴とする下記一般式(6) 【化4】 (式中、B、R4、R5及びR6は前記と同じ意味を有す
    る)で表される2’−O−シリル化リボヌクレオシドの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 下記一般式(7) 【化5】 (式中、R7は後記二官能性ケイ素化合物と反応性を有
    しない置換基を示し、R8及びR9はヒドロキシル基又は
    後記二官能性ケイ素化合物と反応性を有しない置換基を
    示すが、R8及びR9のうちの少なくとも一方はヒドロキ
    シル基である)で表されるアルドピラノース化合物に、
    下記一般式(2) R23SiX1 2 (2) (式中、R2及びR3は芳香族基又は炭素数が3以上の分
    岐状脂肪族基を示し、X1は酸<塩酸を除く>の残基を
    示す)で表される二官能性ケイ素化合物を反応させた
    後、下記一般式(3) R456SiX2 (3) (式中、R4、R5及びR6は芳香族基又は脂肪族基を示
    し、X2は脱離基を示す)で表される一官能性ケイ素化
    合物を反応させ、次に塩基の共存下でフッ化水素酸を反
    応させることを特徴とする下記一般式(8) 【化6】 (式中、R7は前記と同じ意味を有するが、R8及びR9
    のうちの少なくとも一方はOSiR456(R4、R5
    及びR6は前記と同じ意味を有する)であり、R8及びR
    9の一方がOSiR456でない場合にはそのR8又は
    9は二官能性ケイ素化合物と反応性を有しない置換基
    を意味する)で表されるO−シリル化アルドピラノース
    化合物の製造方法。
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