JP3053512U - サンダルのストラップ固定装置 - Google Patents

サンダルのストラップ固定装置

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JP3053512U
JP3053512U JP1998003209U JP320998U JP3053512U JP 3053512 U JP3053512 U JP 3053512U JP 1998003209 U JP1998003209 U JP 1998003209U JP 320998 U JP320998 U JP 320998U JP 3053512 U JP3053512 U JP 3053512U
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sole
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JP1998003209U
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進益 林
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展昌塑膠股▲ふん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストラップを自在に交換できるサンダルのス
トラップ固定装置。 【解決手段】 固定ブロック10がソール20のストラ
ップ取付け位置にそれぞれ埋め込まれ、各固定ブロック
10に直立する挿入ブロック12が形成され、該挿入ブ
ロック12に縦に貫通する挿入孔13が形成され、該挿
入孔13内に歯状の舌片14が設けられ、別にストラッ
プ30の両端に連結片40が固定され、該連結片40が
その結合歯片42を以て上記挿入孔13内に挿入されて
該結合歯片42が上記歯状の舌片14に係合してストラ
ップ30がソール20に組み合わされ、該ストラップ3
0に押し片32が取り出し可能に収容され該押し片32
が上記歯状の舌片14と上記結合歯片42を分離させる
のに用いられて、分離後に連結片40を上に引き抜ける
ようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種のサンダルに係り、さらに詳しくは、ストラップを交換可能にソ ールに連結固定するためのストラップ固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のサンダルには、ソールの上面の前方と踵部分それぞれにストラップが設 けられているものがある。このようなサンダルは、早期には、ソール成形後に、 ストラップの端部をソールの所定の位置にミシンで縫い付けて製造されていた。 しかし、ミシン縫いの技術は専業の者による操作を必要とし、製造者にとっては 労働コストがかかり、またミシン縫いはソールの曲線など多くの原因のために迅 速には完成できず、ゆえに製造コストがかかり、工程が緩慢であるなどの問題を 有していた。且つミシンの縫目は磨損したり切れたりしやすく、特にミシン縫い の技術不良の者が縫製すると、ソール表面に縫目や糸の端が突出して着用上の不 快感をもたらすことがあった。
【0003】 最近では、サンダルの製造には直接圧迫して挟み付けて接着する技術が採用さ れており、即ち、インソールとアウトソール成形の後、インソールの所定の位置 にストラップスロットを設けて、ストラップの端部をストラップスロットに通し 、インソールとアウトソールを圧迫して接着することによりストラップをその両 者の間に挟み付けて固定していた。これはそれまでのミシン縫いの問題を解決し たが、製造工程は依然として簡素化されず、インソールに二次加工によりストラ ップスロットを設けて、手作業でストラップ端部を所定の長さそれに通し、さら に圧迫接着する必要があり、製造時間が明らかに短縮されるということはなかっ た。
【0004】 また、現在の服飾、靴は多くの変化があり、おしゃれな人は多くのサンダルを 有して服飾に合わせている。しかしそのためにサンダル収容のための大きな空間 が必要となり、狭い住宅環境でそのような大きな収容空間を確保するのは難しか った。
【0005】 このため、上述のサンダルの製造、組立に消耗される時間や手間の問題を解決 し、またストラップを交換可能でサンダルの変化性を増すことのできるサンダル の構造が求められていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は一種のサンダルのストラップ固定装置を提供することを課題とし、そ れはストラップをソールに迅速に結合でき、且つ従来のサンダルの製造工程を簡 素化し、加工の不便と時間を減少し、且つ使用者が自分でストラップを交換する ことができてサンダルに多様な変化を発生させられるものとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、二つの固定ブロック10を具え、各固定ブロック10はい ずれも固定片11を具え、該固定片11の上面に少なくとも一つの挿入ブロック 12が直立するよう形成され、該固定ブロック10がソール20のストラップ3 0取付け位置にそれぞれ埋め込まれ、該挿入ブロック12の中央に縦に貫通する 挿入孔13が形成され、該挿入孔13がソール20の表面に露出し、該挿入孔1 3内に、上端部が弾性活動可能な歯状の舌片14が設けられ、 少なくとも二つの連結片40の上部に通し孔41が設けられ、該通し孔41に ストラップ30の端部が通された後、該端部が折り返されて縫合されてストラッ プ30両端に連結片40が固定され、該連結片40の底面に少なくとも二つの結 合歯片42が設けられ、該連結片40がその結合歯片42を以て上記挿入孔13 内に挿入され、該歯状の舌片14と結合歯片42が噛み合わされてストラップ3 0がソール20に固定され、 該ストラップ30の任意の一側辺にストラップ本体内に向けて裂け目31が形 成され、該裂け目31内に硬く薄い押し片32が収容され、該押し片32は、ス トラップ30を交換したい時に取り出して、該押し片32の端部を挿入孔13に 挿入して歯状の舌片14の活動端部を挿入孔13内壁に向けて押さえつけて歯状 の舌片14と結合歯片42を分離させるのに用いられ、それによりストラップ3 0を上に引抜くことができるようにしてあり、 以上の構成からなるサンダルのストラップ固定装置としている。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案は、少なくとも二つの固定ブロック10を具え、該二つの固定ブロック 10はソール20のストラップ取付け位置にそれぞれ埋め込まれ、各固定ブロッ ク10に直立する挿入ブロック12が形成され、該挿入ブロック12に縦に貫通 する挿入孔13が形成され、該挿入孔13内に歯状の舌片14が設けられ、別に ストラップ30の両端に連結片40が固定され、該連結片40がその結合歯片4 2を以て上記挿入孔13内に挿入されて該結合歯片42が上記歯状の舌片14に 係合することでストラップ30がソール20に組み合わされ、該ストラップ30 に裂け目31が設けられて該裂け目31内に押し片32が出し入れ自在に収容さ れ、該押し片32が上記歯状の舌片14と上記結合歯片42を分離させるのに用 いられて、分離後に連結片40を上に引き抜くことでストラップ30とソール2 0を分離できるようにしてあり、以上の構成からなるサンダルのストラップ固定 装置とされている。
【0009】
【実施例】
図1から図7に示されるように、本考案は少なくとも二つの固定ブロック10 を具え、各一つの固定ブロック10はいずれも固定片11を具え、該固定片11 の上面に少なくとも一つの挿入ブロック12が直立するよう形成され、該挿入ブ ロック12の中央に縦に貫通する挿入孔13が形成され、該挿入孔13内に歯状 の舌片14が設けられ、該歯状の舌片14の固定端は折り曲げられて該挿入孔1 3の内壁面に固定され、その自由端は挿入孔13内壁面と所定の距離を保持しつ つ上に延伸されて該挿入孔13の開口上端に至り、該歯状の舌片14の外側面が 横歯面141とされて該横歯面141に設けられた各一つの歯がいずれも傾斜歯 とされて且つ該傾斜歯は斜面が上に向き垂直面が下に向いた形態とされている。
【0010】 該固定ブロック10は金型に材料を注入してソール20を成形する時に金型内 の、ソール20のストラップ30両端部取付け位置に対応する位置に置かれる。 その方法は、従来の技術を用いて、該固定ブロック10を挿入ブロック12を上 にしてソールの金型の上の金型の底面に固定し、上下の金型を結合させる時に、 固定ブロック10を下金型の所定の高さの所に位置づけ、金型内にソール20の 材料(例えば液状の軟質弾性材料或いは発泡材料)を注入し、材料が凝固した後 に、取り出すものであり、それにより、固定ブロック10を内部に被覆、固定し てあり且つ挿入ブロック12の挿入孔13が上面に露出したソール20の成形品 が得られる。
【0011】 別に少なくとも二つの連結片40が設けられ、該連結片40は薄片状を呈し、 上部に一つの通し孔41が設けられ、該通し孔41はストラップ30の端部を通 すのに用いられ、通し孔41に通されたストラップ30端部は折り返されてスト ラップ30の通されてない部分に縫い付けられて固定される。該連結片40の底 面に少なくとも二つの結合歯片42が設けられ、該結合歯片42の一側面が横歯 面421とされ、該横歯面421に設けられた各一つの歯はいずれも傾斜歯とさ れ、且つ該傾斜歯の斜面は下を向き、水平面が上を向くよう形成されている。該 連結片40はその結合歯片42を以て固定ブロック10のソール20の上面に露 出した挿入孔13内に挿入され、該歯状の舌片14と結合歯片42の傾斜歯の斜 面がスライド式に相対移動させられることで、結合歯片42が順調に挿入孔13 内に挿入され、反対に結合歯片42が抜き取られる時には、傾斜歯の相互係合に より、連結片40が抜取り不能とされて、こうして連結片40に固定されたスト ラップ30が連結片40を介してソール20に固定される。
【0012】 一つのストラップ30がその両端に固定された連結片40を介してソール20 に連結され、こうして簡単な形態のサンダルが完成する。もし、もう一つのスト ラップ30’をその両端に固定した別の二つの連結片40’を利用してソール2 0の後方の踵部近くに固定すれば、足から脱落しにくい形態のサンダルとできる 。このストラップ30’の設置は、上述の方式と同じ方式でなされ、ソール20 の踵近くの部分の両側にそれぞれ固定ブロック10を埋め込み、該ストラップ3 0’の両端を別の形式の連結片40’に固定する。この連結片40’は前述の実 施例の連結片40と同様、上部に通し孔41’が設けられ、下方に横歯面421 ’を有する結合歯片42’が形成されている。ストラップ30’の両端はそれぞ れ連結片40’の通し孔41’を通された後、折り返されて縫合され、さらに該 結合歯片42’が該固定ブロック10の挿入孔13内に挿入され、横歯面421 ’と歯状の舌片14相互の係合により、ストラップ30’がソール20に固定さ れる。
【0013】 該ストラップ30、30’の任意の一側辺にストラップ本体内に向けて裂け目 31、31’が形成され、該裂け目31、31’内に硬く薄い押し片32、32 ’が収容され、該押し片32、32’はストラップ30、30’を交換したい時 に取り出される。ストラップ30、30’交換時には、該押し片32、32’の 端部を挿入孔13に挿入して歯状の舌片14の自由端部を挿入孔13の内壁に向 けて押さえつけ、歯状の舌片14と結合歯片42、42’を分離させ、連結片4 0、40’を上向きに引き抜けばよい。
【0014】
【考案の効果】
以上の構造により、本考案は以下のような優れた点を有するものとされている 。 1.ソール20を成形する時に、同時に複数の固定ブロック10がソール20 内に埋め込まれ、材料が凝固することで固定ブロック10がソール20に固定さ れるため、製造過程が迅速に進行され、且つ固定ブロック10が安定して固定さ れる。 2.ストラップ30、30’の両端がそれぞれ連結片40、40’の通し孔4 1、41’に通されて折り返されて後縫合されるため、縫合技術が簡単で縫合が 迅速に行える。 3.ストラップ30、30’に連結された連結片40、40’が直接固定ブロ ック10の挿入孔13内に挿入されることで、ストラップ30、30’とソール 20の連結が達成され組合せが非常に簡単である。 4.同一のソール20に異なる形状、色のストラップを組合せられ、且つ使用 者が自分でストラップ30、30’を交換でき、その操作は、裂け目31、31 ’に内蔵された押し片32、32’を取り出して、該押し片32、32’の端部 を挿入孔13に挿入して歯状の舌片14の自由端部を挿入孔13の内壁に向けて 押さえつけ、歯状の舌片14と結合歯片42、42’を分離させ、連結片40、 40’を上向きに引き抜き、その後、同じ或いは他の形式のストラップ30、3 0’を選択し、そのストラップの両端の結合歯片42、42’を挿入孔13内に 挿入すればよく、これにより新しいストラップをソールに固定できる。このよう にストラップ交換操作が非常に簡単で便利で、迅速であり、ストラップ交換が自 在に行えるため同一のソールを用いてサンダルに多様の変化を形成することがで きる。 5.以上の四つの優れた点により、使用者が同時に異なる様式のサンダルを欲 しい時に、収容空間のことを心配する必要がなくなる。即ち、同一のソール20 に異なるストラップ30、30’を組合せられ、ストラップ30、30’及び連 結片40、40’の組合せ体は薄片体状であるため、大きな収容空間を必要とし ないためである。 6.使用者の選択により、ソール20に前方のストラップ30のみ組み合わせ れば、簡単な形式のサンダルとすることができ、後方のストラップ30’も組み 合わせれば、足からの脱落防止効果の高いサンダルとすることができる。 以上から、本考案は優れた実用性と新規性、及び産業上の利用価値を有してい る考案であるといえよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の固定ブロックの斜視図である。
【図2】本考案の固定ブロックのソールへの組合せ表示
斜視図である。
【図3】本考案のストラップとソールの分解斜視図であ
る。
【図4】本考案を運用したサンダルの斜視図である。
【図5】図4の5A−5A断面図である。
【図6】本考案のストラップ交換操作表示断面図であ
る。
【図7】本考案の簡易型サンダルの実施例表示図であ
る。
【符号の説明】
10 固定ブロック 11 固定片 12 挿入ブロック 13 挿入孔 14 歯状の舌片 141 横歯面 20 ソール 30、30’ ストラップ 31、31’ 裂け目 32、32’ 押し片 40、40’ 連結片 41、41’ 通し孔 42、42’ 結合歯片 421、421’ 横歯面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの固定ブロック10を具え、各固定
    ブロック10はいずれも固定片11を具え、該固定片1
    1の上面に少なくとも一つの挿入ブロック12が直立す
    るよう形成され、該固定ブロック10がソール20のス
    トラップ30取付け位置にそれぞれ埋め込まれ、該挿入
    ブロック12の中央に縦に貫通する挿入孔13が形成さ
    れ、該挿入孔13がソール20の表面に露出し、該挿入
    孔13内に、上端部が弾性活動可能な歯状の舌片14が
    設けられ、 少なくとも二つの連結片40の上部に通し孔41が設け
    られ、該通し孔41にストラップ30の端部が通された
    後、該端部が折り返されて縫合されてストラップ30両
    端に連結片40が固定され、該連結片40の底面に少な
    くとも二つの結合歯片42が設けられ、該連結片40が
    その結合歯片42を以て上記挿入孔13内に挿入され、
    該歯状の舌片14と結合歯片42が噛み合わされてスト
    ラップ30がソール20に固定され、 該ストラップ30の任意の一側辺にストラップ本体内に
    向けて裂け目31が形成され、該裂け目31内に硬く薄
    い押し片32が収容され、該押し片32は、ストラップ
    30を交換したい時に取り出して、該押し片32の端部
    を挿入孔13に挿入して歯状の舌片14の活動端部を挿
    入孔13内壁に向けて押さえつけて歯状の舌片14と結
    合歯片42を分離させるのに用いられ、それによりスト
    ラップ30を上に引抜くことができるようにしてあり、 以上の構成からなるサンダルのストラップ固定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002112804A (ja) * 2000-09-18 2002-04-16 Deng Feng Jiang

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