JP3053489U - 防熱用被服 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 炎天下での作業をする時、暑さや発汗による
疲労を防ぐため。 【解決手段】 作業服・チョッキ・シャツ等の上着１の
背側１ａに弾力性を有する係止帯２を水平において適間
隔で複数帯を設け、係止帯２の適位置を縫着による縫着
部３にて複数の挿入口を形成するようしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は炎天下で仕事等をする時に用いる防熱用被服に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

直射日光が当る炎天下の土木作業・林業・農業・遺跡の発掘等の作業やハイキ ング・釣り等のレジャーを行う時、日を除けるために個人で帽子をかぶったり手 拭で顔を覆ったりして暑さを凌いでいた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このように炎天下での仕事やレジャー、特に仕事においてそれなりに個人で日 除けの対処をしているが、そのような程度では十分とはいえず、首や背中に当る 直射日光が強いため衣服を着ていても防熱とはならずかえって高温となり発汗が 多く喉が渇き疲労の度合いが酷く、時には脱水症状を起こしたり日射病になった りして生命にかかわる状態になるなど、炎天下での作業上非常に不都合を感じて いた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案はこのような不都合を解消し、炎天下でも暑さを凌げ涼しく作業等を行 うことが出来る防熱用被服を提供せんとするものである。 作業服・チョッキ・シャツ等の上着の背側に弾力性を有する係止帯を水平にお いて適間隔で複数帯を設け、係止帯の適位置を縫着による縫着部にて複数の挿入 口を形成するようにした

【０００５】

【作用】

使用に当っては、上着を着て枝葉や草類や造花等を背側全体及び頭部までを覆 うよう挿入口に差し込み、係止帯によってずれ落ちないよう係止して背側及び頭 部まで日蔭にする。 すると木陰に入ったと同じ状態となり、背側に当る直射日光を避けて涼しくな って発汗を押さえ疲労を減少させることが出来る。

【０００６】

【実施の形態】

以下本考案の一実施例を図面について説明する。 （実施例１） 図中１は長袖の作業服からなる上着であって、弾力性を有する帯状の係止帯２ を、該作業服１の背側１ａに水平で四帯を適間隔に設け、両端と四等分する三箇 所とを縫着にて止め、縫着部３によって四箇所の挿入口４を形成している。

【０００７】 使用に当っては、作業服１を着て枝葉５を葉を上方にして挿入口４に差し込み 背側１ａ全体及び頭部までが覆われるよう設ける。 枝葉５を差し込むと係止帯２は弾力性のため揺すっても枝葉５が落ちないよう に係止する。 このように背側１ａ全体及び頭部までを枝葉５で覆うよう係止して炎天下に出 て作業すると、枝葉５によって背側１ａ及び頭部が陰となり、それは丁度木陰に 居るのと同じ状態となるので涼しく発汗をおさえる。

【０００８】 （実施例２） 本実施例は実施例１と作業服からなる上着１に替えてチョッキからなる上着６ 及び背側６ａとした点が異なるだけであとは同じのため説明は省略する。

【０００９】

【考案の効果】

上述の如く本考案は、作業服・チョッキ・シャツ等の上着の背側に弾力性を有 する係止帯を水平で複数設け挿入口を形成するよう適位置を縫着にしたことによ って、挿入口に差し込んで設けた枝葉や草類或は造花等によって木陰と同じ状態 となり、直射日光を遮るので涼しく発汗を押さえ疲れを減少させ作業などを楽し く行うことが出来る等の特長があり実用上非常に優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の背面図である。

【図２】本考案実施例１の部分断面拡大図である。

【図３】本考案実施例２の背面図である。

【符号の説明】

１ 作業服 １ａ 背側 ２ 係止帯 ３ 縫着部 ４ 挿入口 ５ 枝葉 ６ チョッキ ６ａ 背側

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 作業服・チョッキ・シャツ等の上着１，
   ６の背側１ａ，６ａに弾力性を有する係止帯２を水平に
   おいて適間隔で複数帯を設け、係止帯２の適位置を縫着
   による縫着部３にて複数の挿入口４を形成するようにし
   たことを特徴とする防熱用被服。