JP3053296U - ボールポケット付ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は身体に多数個のボールを容易に収納
できその収納したベルトを着用した状態で運動競技をす
る途中にもベルトに収納されたボールを容易に引出させ
競技を進行できるボールポケット付ベルトを提供するこ
とを目的にしている。 【解決手段】 その構成は多数個のボールを収納するた
めのボール収納手段と、前記ボールを収納手段とともに
身体の一部に着用可能に形成されるベルトで構成したも
のにおいて、前記ベルトの一端部が通過する引掛かり手
段を前記ベルトに設けることによって、運動選手の身体
に接触される着用外周長さを可変可能に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、多数個のボールを収納した状態で身体一部に着用できるボールポケ ット付ベルトに関するもので、より詳細には多数のピンポン球やテニスボール等 を収納したベルトを着用した状態で競技場や室内でピンポンやテニスをする途中 にベルトに保管されたボールを利用することによって競技を継続することができ 、また運動時必要とする装備である手袋やタオル或は貴重品を保管できるボール ポケット付ベルトに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般的に室内競技場や室外競技場でテニスボールやピンポン球を利用してピン ポンやテニスをしている時に、ボールがコートを外れるときはコートを外れたボ ールを拾いあげさらに競技をしなければならないので競技が中断される場合が発 生する。

【０００３】 このように競技が中断される場合を予防するために、余分のボールを運動服の ポケットに保管した状態で運動をしながらボールがコートを外れた際ポケットに 保管しているボールを利用して競技を継続進行している。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上述したように、運動服のポケットに余分のボールを保管した状態で競技をす れば、姿勢が不安で活動性が落ちる問題点があり、運動服のポケットに多数のボ ールを保管していないと、ボールを利用して競技をする途中に保管されたボール が切れた場合には、競技を中断しなければならない問題点があった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】

本考案は前記のような欠点を解消するために案出されたもので、本考案は身体 に多数個のボールを収納したベルトを着用することによってボ−ルの収納と運搬 が容易で、運動競技途中にその収納されたボールを利用して容易に競技を進行で きるボールポケット付ベルトを提供することをその主な目的とする。

【０００６】 本考案の他の目的は、保管されたボールを左右または上側で容易に引出して使 用できるようにしたボールポケット付ベルトを提供することにある。

【０００７】 本考案のさらに他の目的は、小さい運動用装備品やその他の貴重品を保管した 状態で競技をすることのできるボールポケット付ベルトを提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するために本考案によるボールポケット付ベルトは、多数個 のボールを収納するためのボール収納手段と、このボール収納手段とともに身体 一部に着用可能に形成されるベルトで構成されたものにおいて、ベルトの長さ方 向一端部が通過する引掛かり手段をベルトに設けることによって、運動選手の身 体に接触される前記ベルトの着用外周長さが可変可能に決定されるようなったこ とを特徴とするボールポケット付ベルトを提供する。

【０００９】 その際に、引掛かり手段は、ベルトを通す長方形形状の通穴が形成されたリン グ形状になると共に、収納本体の一端部乃至ベルトの他端部に回動可能に連結さ れ、引掛かり手段を通過するベルトの一端部の内側とその内側に対向される面に 、着用外周の長さを固定させるための複数個の付着手段が設けることができる。

【００１０】 また、本考案は、多数個のボールを収納する手段と、このボール収納手段を身 体一部に着用可能となるように形成されているベルトで構成されたものにおいて 、ベルトの一側両端部はボール収納手段の相互異なる位置に結合され、他側両端 部はベルトの長さを可変させることできるバックルに各々結合されていることを 特徴とするボールポケット付ベルトを提供する。

【００１１】 また、本考案は、多数個のボールを収納するボール収納手段と、このボール収 納手段を身体一部に着用可能に形成されているベルトで構成されたものにおいて 、ボール収納手段は、ベルトに結合されている収納本体と網糸（ｍｅｓｈーｓｈ ｅｅｔ）で構成され、ボール収納手段の長さ方向に結合され両方向に作動するジ ッパーによって収納されたボールを上側に引出されるようにすると共に、左右側 でボールを引出できるように開口部が形成されたことを特徴とするボールポケッ ト付ベルトを提供し、この場合、前記ジッパーは右手や左手を利用して開閉する ように両方向に作動する複数個の開閉スライダーで構成することができる。

【００１２】 本考案は、多数個のボールを収納し、いずれか一端を通じて収納されたボール を引出できるように第１乃至第２開口部が形成されたボールを収納手段と、この ボール収納手段を身体一部に着用可能に形成されるベルトで構成されたものにお いて、ボール収納手段の第１乃至第２開口部には第１乃至第２脱落防止手段が設 けられていることを特徴としたボールポケット付ベルトを提供し、この場合、第 １脱落防止手段は、一端部が第１開口部の一側に固定され、第１開口部の対向側 に固定されている不織布である付着手段によって着脱可能に付着されるように他 端部に不織布が付着されたバンドで形成でき、第２脱落防止手段は第２開口部の 開口を収縮するように第２開口部の外周縁乃至内周縁に結合された弾性体で構成 することができる。

【００１３】 上述したような特徴を有するボールポケット付ベルトは、左手や右手を利用し て多数個のボールをそのボールを収納手段に容易に収納できると共に、引き出し を容易にできるのみでなく、収納した後腰に着用した状態で移動が容易あり、そ の着用した状態で運動をしながらボールが必要とする際にベルトに収納されたボ ールを取り出して直ぐ競技をすることができるものである。

【００１４】

【考案の実施の形態】

以下、例示された図面を参照して本考案をさらに詳細に説明する。

【００１５】 図１乃至図２は本考案の第１実施例によるボールポケット付ベルトを示した 図面である。同図面で、本考案は、そのボールポケット付ベルト４０とボール収 納手段１０を含んで構成され、そのベルト４０がボール収納手段１０の長さ方向 一端部乃至両端部から延長されて構成されることもでき、ボール収納手段１０が ベルト４０の幅方向両端に固定することもでき、相好に重畳され固定することも できる。また、単純にボール収納手段１０がベルト４０に挿入される構造である ことも可能である。

【００１６】 前記ボール収納手段１０は、多数個のボールを直列状態で収納するように網糸 １２と収納本体１４で構成されるが、両側にはボールを引き出しできるように第 １乃至第２開口部１２ａ，１２ｂが形成されており、収納本体１４の上部には本 体の長さ方向にジッパー１６が結合されている。このジッパー１６は運動選手が 右手や左手を利用して開閉するように両方向に作動する複数個の開閉スライダー を含まれて構成されたものが好ましい。図２に詳細に図示されたようにジッパー １６は収納本体１４と裁縫線乃至加熱接合線１３ａ，１３ｂで結合されることも ある。網糸１２側には別度の補強部材１５を介在して裁縫線乃至加熱接合線１３ ｂで結合されることが好ましい。これと類似に、図２に示したように、前記網糸 １２と収納本体１４及びベルト４０間には、各々その材質によって裁縫や加熱接 合線１３ｃ，１３ｄで固定されることができる。

【００１７】 そして、第１及び第２開口部１２ａ，１２ｂへボールが運動途中に脱落される ことを防止するために、第１、２脱落防止手段２０，２７が第１及び第２開口部 １２ａ１２ｂに結合されているが、第１脱落防止手段２０は一端部が第１開口部 １２ａの一側に固定され、他端部が第１開口部１２ａの対向側に付着可能に延長 されるバンド形状として、その他端部に不織布が付着され、第１開口部１２ａの 対向側面に不織布である付着手段２５が固定され、その他端部が脱着可能にその 第１開口部１２ａの対向側外周縁に付着される。また、その網糸１２の端部には 図１及び図３に図示されたように補強リングを設けることも可能である。

【００１８】 第２脱落防止手段２７は、第２開口部１２ｂの開口を収縮するように、第２開 口部１２ｂの外周縁または内周縁に弾性体を結合して構成されるが、前記弾性体 はゴムリングやゴムバンド等を利用することが好ましい。開口部１２ａ，１２ｂ に同一な種類の脱落防止手段が設けられることも可能である。

【００１９】 引掛かり手段３０は、ベルトが通過される長方形形状を有する通穴が形成され たリング形状になると共に、収納本体１４の一端部１４乃至ベルト４０の一端部 に回動可能に連結されている。

【００２０】 一方、ベルト４０は前記引掛かり手段３０が結合された収納本体１４の他端部 に一端が結合され、引掛かり手段３０を通過して折畳されて対向される面には複 数個の付着手段４０，４２が各々結合されている。

【００２１】 図３には本考案の他の実施例が図示される。この他の実施例は、図３に図示さ れたように、図１での引掛かり手段３０と付着手段２５の代わりにバックル５０ が採用されている。即ち、前記ベルト４０の一側両端部は、ボール収納手段１０ の相互異なる位置に結合され、他側両端部はベルト４０の長さを可変するバック ル５０に各々結合されている。

【００２２】 前記のような構成を有するボールポケット付ベルトにおいて、図１に図示され た場合には、多数個のボール６０を保管した状態でボール収納手段１０を運動選 手の腰や背のような身体に密着させ、ベルト４０を引掛かり手段３０を貫通した 後折畳させ相互対向される面に結合されている不織布である付着手段４２，４４ を利用して固定させることによって着用長さを容易に可変させ身体に着用でき、 図３に図示されたバックル５０を利用してそのベルト４０の長さを可変させ、バ ックル５０を結合させることによって着用長さを可変させ身体に着用することが できる。

【００２３】 前記のようにベルト４０を利用して、ボールポケット付ベルトを運動選手が着 用した状態でピンポンやテニス競技をする途中に、現在使用しているボールがコ ートを外れる等の理由で次のボールを必要とする際、右手や左手を利用してジッ パー１６を左右に移動させボール収納手段１０に保管されたボール６０を腰の上 側方向に引き出することができ、或は第１開口部１２ａに形成されている第１脱 落防止手段２０を左手でオープンして第１開口部１２ａでボール６０を引き出す こともでき、また、右手を利用して第２脱落防止手段２７である弾性体を膨脹さ せ第２開口部１２ｂでボール６０を容易に引出できるので、運動選手が保管され た多数個のボール６０を利用して運動競技を継続することもできるものである。 また、運動選手の貴重品等をボール収納手段１０に保管して運動選手の腰に着用 することによって、運動する間に貴重品を紛失する憂がなくて運動することに精 神を集中できる。

【００２４】

【考案の効果】

前述した本考案によれば、競技場や室内でピンポンやテニス等をする途中にピ ンポン球及びテニスボールがコートを外れるかして次のボールが必要する際、コ ートを外れたボールを利用しなくてもボール収納手段に保管されたボールを引き 出して使用することによって競技を続行でき、また運動時貴重品を保管した状態 で運動をすることができる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例によるボールポケット付ベル
トを示した斜示図。

【図２】図１に示されたボールポケット付ベルトをＡ−
Ａ’に沿って示された拡大断面図。

【図３】本考案の他の実施例によるボールポケット付ベ
ルトを示した図面。

【符号の説明】

１０ ボール収納手段 １２ 網糸 １４ 収納本体 １６ ジッパー（ｚｉｐｐｅｒ） ２０ 第１脱落防止手段 ３０ 第２脱落防止手段 ４０ ベルト ５０ バックル

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 多数個のボールを収納するためのボール
   収納手段と、このボール収納手段と共に身体の一部に着
   用可能となるように形成したベルトで構成されたものに
   おいて、前記ベルトの長さ方向一端部が通過する引掛か
   り手段を前記ベルトに設けることによって、身体に接触
   される前記ベルトの着用外周長さを可変可能としたこと
   を特徴とする、ボールポケット付ベルト。
2. 【請求項２】 前記引掛かり手段は、ベルトを通す長方
   形形状の通穴が形成されたリング形状になると共に、収
   納本体の一端部乃至ベルトの他端部に回動可能に連結さ
   れ、前記引掛かり手段を通過するベルトの一端部の内側
   とその内側に対向される面に、前記ベルトの前記着用外
   周長さを固定させるための複数個の付着手段が設けられ
   ていることを特徴とする、請求項１に記載のボールポケ
   ット付ベルト。
3. 【請求項３】 多数個のボールを収納するボール収納手
   段と、このボール収納手段を身体の一部に着用可能とな
   るように形成したベルトで構成されたものにおいて、前
   記ベルトの一側両端部は前記ボール収納手段の相互に異
   なる位置へ連結され、前記ベルトの他側両端部はベルト
   の長さを可変させることができるバックルに各々連結さ
   れていることを特徴とする、ボールポケット付ベルト。
4. 【請求項４】 多数個のボールを収納するボール収納手
   段と、このボール収納手段を身体の一部に着用可能とな
   るように形成したベルトで構成されたものにおいて、前
   記ボール収納手段は前記ベルトに結合されている収納本
   体と網糸で構成され、ボール収納手段の長さ方向に結合
   され両方向に作動するジッパーによって収納されたボー
   ルが上側へ引出されるようにすると共に、左右側でボー
   ルを引き出すことができるように開口部が形成されてい
   ることを特徴とする、ボールポケット付ベルト。
5. 【請求項５】 前記ジッパーは、右手や左手を利用して
   開閉するように両方面へ作動する多数個の開閉スライダ
   ーを含めて構成したことを特徴とする、請求項４に記載
   のボールポケット付ベルト。
6. 【請求項６】 多数個のボールを収納し、いずれか一端
   を通じて収納されたボールを引き出すことができるよう
   に第１乃至第２開口部が形成されたボール収納手段と、
   このボール収納手段を身体の一部に着用可能に形成した
   ベルトで構成されたものにおいて、前記ボール収納手段
   の第１乃至第２開口部には第１乃至第２脱落防止手段が
   設けられていることを特徴とする、ボールポケット付ベ
   ルト。
7. 【請求項７】 前記第１乃至第２脱落防止手段は、一端
   部が第１乃至第２開口部の一側に固定され、第１乃至第
   ２開口部の対向部に固定されている不織布である付着手
   段によって着脱可能に付着されるように他端部に不織布
   が付着されたバンドで形成することもできるし、第１乃
   至第２開口部の開口を収縮するように第１乃至第２開口
   部の外周縁乃至内周縁に結合された弾性体で構成するこ
   ともできることを特徴とする、請求項６に記載のボール
   ポケット付ベルト。