JP3052322B2 - 秘匿通信方式 - Google Patents

秘匿通信方式

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JP3052322B2
JP3052322B2 JP2047663A JP4766390A JP3052322B2 JP 3052322 B2 JP3052322 B2 JP 3052322B2 JP 2047663 A JP2047663 A JP 2047663A JP 4766390 A JP4766390 A JP 4766390A JP 3052322 B2 JP3052322 B2 JP 3052322B2
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秀則 守屋
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、秘匿通信方式に関し、特に高い秘匿性を得
るための秘匿通信方式に関する。
〔従来の技術〕 従来の秘匿通信方式は、暗号鍵及び秘匿化された情報
を同一の通信路（衛星通信回線又は地上回線）により伝
送を行なう方式、または秘匿化された情報を衛星通信回
線で伝送し、暗号鍵を地上回線を利用した電話による連
絡、または書留郵便等を使用した連絡により伝送する方
式となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の秘匿通信方式において、衛星通信回線
により暗号鍵及び秘匿化された情報を伝送する方式で
は、秘匿通信を行なう２地点間の距離が短い場合には、
秘匿情報を伝送するための費用が、地上回線により暗号
鍵及び秘匿化された情報を伝送する方式に比べ割高とな
り、さらに、同じ伝送路で伝送するための伝送路上での
傍受がされ易く秘匿強度の低下を招く。地上線により暗
号鍵及び秘匿化された情報を伝送する方式で多通話者間
で暗号鍵を共有するような秘匿方式の場合には、共有鍵
の配送及び管理が複雑となり、秘匿強度の低下を招き、
さらに、暗号鍵及び秘匿化された情報を合成して伝送す
るため、端末に秘匿を施した場合に、電気的に標準的な
伝送路との整合性が悪い。
また、秘匿化された情報を衛星通信回線で伝送し、暗
号鍵を地上回線を利用した電話による連絡で伝送する方
式では、上記の問題点の他に暗号鍵の配送に関し、即時
性に欠け、秘匿強度の低下を招くという欠点がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の秘匿通信方式は、暗号鍵を第１の回線に送信
する手段と、前記暗号鍵により秘匿化した秘匿情報を第
２の回線に送信する手段と、前記第１の回線から暗号鍵
を受信する手段と、前記受信の暗号鍵により第２の回線
から受信の秘匿情報を復号し出力する手段と、前記暗号
鍵に付加された切替信号により前記秘匿情報と前記暗号
鍵とを前記第１と２の回線に切替て通信する手段と、前
記第１と第２の回線間の伝搬遅延時間差を補正する手段
とを有している。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。第１
図は本発明の第１の実施例のブロック図である。
第１図は、暗号鍵Ｋを生成する暗号鍵生成器５と暗号
鍵Ｋを第１の回線としての衛星通信回線に送信する衛星
通信送信機６と、入力の元情報Ｄを暗号鍵Ｋにより秘匿
化し秘匿情報ｄとして出力する暗号器１と、秘匿情報ｄ
を第２の回線としての地上回線TLに送信する地上回線用
送信器２と、地上回線TLから受信の秘匿情報ｄを出力す
る地上回線用受信器３と、衛星通信回線SLから受信の暗
号鍵Ｋを出力する衛星通信用受信器７と、受信の暗号鍵
Ｋにより受信の秘匿情報ｄを復号し元情報Ｄを出力する
復号器４とを有して構成される。
次に、第１の実施例の動作について説明する。
元情報Ｄは暗号器１により秘匿化され、地上回線用送
信器２で地上回線に送出され、地上回線用受信器３に到
達し、復号器４で元情報Ｄに変換される。又、暗号鍵生
成器５で生成された暗号鍵は衛星通信用送信器６で通信
衛星に向け送出され、通信衛星を経由した暗号鍵Ｋは衛
星通信用受信器７に到達し、さらに復号器４に入力され
これにより秘匿情報ｄを元情報Ｄに変換する。尚、復号
器４における暗号鍵Ｋと秘匿情報ｄに対する伝送路に起
因する相対遅延を吸収する為に地上回線用受信機３の中
には遅延回路が含まれており、復号器４において秘匿情
報ｄと暗号鍵Ｋとの伝送タイミングの整合をはかること
ができる。
第２図は本発明の２の実施例のブロック図である。
第２の実施例は、秘匿通信用の端末装置10から合成・
分離器11に入力された暗号鍵及び秘匿化された秘匿情報
は分離され各々切替器12に入力され、切替器12により選
択された第１の回線ａ及び第２の回線ｂに送出される。
選択される第１と第２の回線a,bを切替える切替器12は
秘匿切替制御器13によって制御される。第１と第２の回
線a,bから入力された暗号鍵及び秘匿情報は秘匿切替制
御器13により制御され合成分離部11の各端子に入力され
る。合成分離部11では入力の暗号鍵と秘匿情報とを合成
し端末装置10に送出する。
なお、秘匿切替制御器13の切替動作は暗号鍵に付加さ
れた切替信号により制御される。また伝送路１と伝送路
２に伝播遅延が生ずる場合、片方の伝送路に遅延回路を
挿入して、その遅延量を等価にする。
このようにすると、第１と第２の実施例において、 1.暗号鍵と秘匿化された情報の伝送に異なる伝送路を用
いることで高い秘匿性を得ることができる。
2.衛星通信回線の有する同報性を利用し、共有鍵を一括
管理することで高い秘匿性を得る事ができる。
3.暗号鍵と秘匿化された情報を分離して伝送するため秘
匿化された情報と標準的な地上回線との電気的な整合性
が良い。
4.衛星通信回線の有する広域性を利用し、暗号鍵を多通
話者に対し一括配送することが可能であり、秘匿保持手
段に関する即時性を得ることができる。
5.暗号鍵と秘匿化された情報の伝送路を随時、切り換え
選択を行なうことで、伝送路上での傍受に対し高い秘匿
強度を維持することができる。
6.暗号鍵と秘匿化された情報を伝送路上で分離すること
で、電気的に標準的な伝送端末に秘匿を施した場合にお
いて、標準的な伝送路との電気的の整合性が良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、暗号鍵と暗号鍵により
秘匿化された情報とを第１と第２の回線とで通信するこ
とにより、高い秘匿性を得ることができる。
又、暗号鍵に付加された切替信号により暗号鍵と秘匿
情報とを第１と第２の回線に切替えて通信する手段と、
第１と第２の回線間の伝搬遅延時間差を補正する手段と
を有することにより、さらに秘匿性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第１図及び第２図は本発明の第１と第２の実施例のブロ
ック図である。 １……暗号器（SC）、２……地上回線用送信器（Ｔ）、
３……地上回線用受信器（Ｒ）、４……復号器（DS
C）、５……暗号鍵生成器（KG）、６……衛星通信用送
信器（TX）、７……衛星通信用受信器（RX）、10……秘
匿端末、11……合成・分離器（COMB.DIV）、12……切替
器（SW）、13……秘匿切替制御器（SWCONT）。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】暗号鍵を第１の回線に送信する手段と、前
    記暗号鍵により秘匿化した秘匿情報を第２の回線に送信
    する手段と、前記第１の回線から暗号鍵を受信する手段
    と、前記受信の暗号鍵により第２の回線から受信の秘匿
    情報を復号し出力する手段と、前記暗号鍵に付加された
    切替信号により前記秘匿情報と前記暗号鍵とを前記第１
    と２の回線に切替えて通信する手段と、前記第１と第２
    の回線間の伝搬遅延時間差を補正する手段とを有するこ
    とを特徴とする秘匿通信方式。
JP2047663A 1990-02-27 1990-02-27 秘匿通信方式 Expired - Lifetime JP3052322B2 (ja)

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JP6062096B1 (ja) * 2016-06-20 2017-01-18 株式会社バンダイ 動作人形

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