JP3052232U - 吊下式ズボンプレッサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースを不要にし、且つ上衣の乾燥を
促す。 【解決手段】 ヒーター内蔵のバックボード前方にフロ
ントボードを配置すると共に、該フロントボードをバッ
クボードの一側部又は下端部に蝶着したズボンプレッサ
ーにおいて、バックボードの上部に掛止部を有したハン
ガー３を設けて、かかるズボンプレッサーを壁に掛けた
り、洋服ダンス内への掛止収容を可能にする。又、バッ
クボードの後面及びフロントボードの前面に放熱孔６、
6a…を設けて、上衣の前身頃がフロントパネルの前方に
くる様に上衣をハンガー３に掛けることで、放熱孔６、
6a…を通って外部放射されるヒーターからの熱気により
上衣を乾燥させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ズボンのプレスと上衣の乾燥を同時に行える様にした吊下式ズボン プレッサーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のズボンプレッサーは床置き式であり、又上衣のハンガーを設けたものも 見受けられるが、上衣を掛けるだけのものであり、而も上衣はバックボードの後 方位置で掛けられる形式であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記ズボンプレッサーにあっては、下記の通り解決せねばならない課 題があった。 （１）設置場所が必要で、現在の住宅事情にあわない。 （２）上衣は掛けられるだけで、乾燥させるためには自然乾燥か、乾燥器具が別 途必要。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記（１）、（２）の課題に鑑み、ヒーター内蔵のバックボード前 方にフロントボードを配置すると共に、該フロントボードをバックボードの一側 部又は下端部に蝶着したズボンプレッサーにおいて、バックボードの上部に掛止 部を有したハンガーを設けることによって、かかるズボンプレッサーを壁に掛け たり、洋服ダンス内に掛止収容することが出来る様にして、（１）の課題を解決 する。 又、バックボードの後面及びフロントボードの前面に放熱孔を設けたことによ って、上衣の前身頃がフロントパネルの前方にくる様に上衣をハンガーに掛けれ ば、放熱孔を通って外部放射されるヒーターからの熱気により上衣を乾燥可能に して、上記（２）の課題を解決する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図１、２に示す様に、吊下式ズボンプレッサー１は、プレッサー本体２と該プ レッサー本体２の直上に設けたハンガー３により構成されている。 プレッサー本体２にあっては、ヒーター（図示せず）を内蔵したバックボード ４の一側部に、該バックボード４の前方に配置したフロントボード５を蝶着して いる。 又、バックボード４の後面及びフロントボード５の前面の夫々に放熱孔６、6a …を形成している。 尚、図面中、７はスイッチ7a、パイロットランプ（図示せず）等を設けたスイ ッチパネルであり、スイッチ7aを入れると、ヒーターによる加熱が開始し、サー モスタットにより自動的に電源が切れる様になっている。 又、ハンガー３の両端部下部を、バックボード４上部両側に並設した棒状の１ 対の連結体８、8aの上端に固定し、かかるハンガー３の中央上部に掛止部９を設 けている。 又、図７に示す様に、連結体８、8aを中間部で屈曲自在にして、保管時の省ス ペース化を図っても良い。 又、図示しないが、連結体８、8aをチェーン、紐等としても良い。

【０００６】 尚、図３、４に示す様に、バックボード４の下端部にフロントボード５の下端 部を蝶着してプレッサー本体２と成しても良い。

【０００７】 次に本考案に係る吊下式ズボンプレッサーの作用について説明する。 図５に示す様に、プレッサー本体２によりズボンＧをプレスすると共に、上衣 Ｃを、前身頃Ａ、Aaがプレッサー本体２のフロントボード５前方に後身頃Ｂがバ ックボード４の後方になる様にハンガー３に掛け、プレッサー本体２のスイッチ を入れる。 すると、図６に示す様に、プレッサー本体２のヒーターから放射された熱気が 放熱孔６、6a…を通過して外部放射され、上衣Ｃの乾燥を促進させる。

【０００８】

【考案の効果】

要するに本考案は、ヒーター内蔵のバックボード４前方にフロントボード５を 配置すると共に、該フロントボード５をバックボード４に蝶着したズボンプレッ サー１において、上記バックボード４の上部に掛止部９を有したハンガー３を設 けたので、かかるズボンプレッサー１を壁に掛けたり、洋服ダンス内に掛止収容 することが出来るため、ズボンプレッサー１の設置スペースが不要で、部屋を有 効的に利用することが出来る。

【０００９】 又、バックボード４の後面及びフロントボード５の前面に放熱孔６、6a…を設 けたので、ズボンプレス中にハンガー３に掛けた上衣Ｃも乾燥させることが出来 、よってかかるズボンプレッサー１が１台あれば、上衣の乾燥器具が不要になる 等その実用的効果甚だ大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る吊下式ズボンプレッサーの正面図
である。

【図２】図１の平面図である。

【図３】吊下式ズボンプレッサーの他の実施例の正面図
である。

【図４】図３の側面図である。

【図５】図１の吊下式ズボンプレッサーの使用状態を示
す正面図である。

【図６】図５の内部構造を省略した要部拡大断面図であ
る。

【図７】吊下式ズボンプレッサーの連結体を屈曲させた
状態を示す側面図である。

【符号の説明】

１ ズボンプレッサー ３ ハンガー ４ バックボード ５ フロントボード ６、6a… 放熱孔 ９ 掛止部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ヒーター内蔵のバックボード前方にフロ
   ントボードを配置すると共に、該フロントボードをバッ
   クボードに蝶着したズボンプレッサーにおいて、上記バ
   ックボードの直上に掛止部を有したハンガーを設けたこ
   とを特徴とする吊下式ズボンプレッサー。
2. 【請求項２】 バックボードの後面及びフロントボード
   の前面に放熱孔を設けたことを特徴とする請求項１の吊
   下式ズボンプレッサー。