JP3052064U - スノーボード用シューズ横ずれ防止パッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スノーボード用シューズの横ずれを効率的に
防止し、もって、スノボードを効率的に操作することが
可能な装置を提供すること。 【解決手段】 ビィンディングの底部側壁に着脱可能な
パッドを取り付ける。パッドを構成する板体の表面に凸
部を、裏面に凹部を、パッドを重ねた時に凸部が凹部に
はまり込む位置に設けた。板体には長孔を設けると共
に、裏面端部を切り欠いた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、スノーボード用シューズの横ずれを防止するためのパッドに関する 。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

スノーボードをうまく滑るためには、足の動きがスノーボードに効率よく伝わ る必要がある。足の動きがスノーボードに効率よく伝わるためには、スノーボー ド用シューズがスノーボードにしっかり固定されている必要がある。そして、ス ノーボード用シューズをスノーボードに固定するための用具としては、通常ビィ ンディングを用いる。ビィンディングをスノーボード上に固定し、そのうえで、 スノーボード用シューズをビィンディングで固定するのである。

【０００３】 このビィンディングは、通常金属製あるいは合成樹脂製の底部と、合成樹脂製 のバンド部とで構成される。スノーボード用シューズの横方向のずれは金属製あ るいは合成樹脂製の底部の側壁で固定し、縦方向のずれはバンドで固定するので ある。この場合、スノーボードの縦方向のずれは、バンドで固定するが故に効率 的に防止することができる。すなわち、バンドの締める強さを調整することで、 靴のサイズにかかわりなく、効率的にスノーボード用シューズを固定することが できるのである。

【０００４】 しかし、スノボード用シューズの横方向のずれを効率的に防止することは困難 である。なぜなら、ビィンディングの底部は金属製あるいは合成樹脂製の成形品 であることから、靴底の幅にあわせて幅を伸縮することはできないからである。 殊に、靴のサイズが小さい場合、ビィンディングの底部の側壁と、スノーボード 用シューズの踵部側面との間には大きな間隙ができてしまい、スノーボード用シ ューズの横ずれが大きくなり、スノーボードを効率的に操作することが困難とな る。

【０００５】 そこで、本考案は、スノーボード用シューズの横ずれを効率的に防止し、もっ て、スノボードを効率的に操作することが可能な装置を提供することを目的とす る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案ではビィンディングの底部側壁に着脱可能 なパッドを取り付けた。パッドをビィンディングの底部側壁にネジ着し、スノー ボード用シューズとビィンディングの底部側壁との間に介在させることで、スノ ーボード用シューズとビィンディングとの間の間隙を埋め、もって、スノーボー ド用シューズの横ずれを防止するのである。

【０００７】 また、パッドを構成する板体の表面に凸部を、裏面に凹部を、パッドを重ねた 時に凸部が凹部にはまり込む位置に設けることで、パッドを複数枚重ねることを 可能とした。これにより、スノーボード用シューズとビィンディングの底部側壁 との間の間隙の幅に応じた厚みのパッドを介在させることが可能となるのである 。

【０００８】 更に、板体には長孔を設けると共に、裏面端部を切り欠くことでパッドの取り 付け位置を縦、横、斜め方向に調整可能なものとした。すなわち、パッドをビィ ンディングに締めつけるネジの位置が、長孔の範囲で可変であるため、パッドの 取り付け位置が調整可能なものとなるのである。また、板体の裏面端部を切り欠 いていることから、ビィンディング内側壁側に突出したビス等があってパッドを 取りつけにくい場合には、この突出部に板体裏面端部の切り欠き部分を当てはめ ることにより、図７に示すようにパッドをビィンディングに取り付けることが可 能となるのである。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、好ましい考案の実施の形態につき、図面を参照しながら述べる。

【００１０】 図１は、本考案を表側から見た場合の斜視図であり、図２は本考案を裏側から 見た場合の斜視図、図３は縦断面図である。本考案に係る横ずれ防止パッドは、 略長方形状の板体であって、中央に長孔（１）が設けてある。長孔（１）は、図 ３に示すように、板体の表面では幅広であり、下方に向かって漸次縮径し、その 後、直線状に穿孔されている。長孔（１）をかような形状にしたのは、パッドを ビィンディングにネジ着したときに、ネジ頭が板体の表面から陥没するようにす るためである。すなわち、ネジ頭が板体の表面から突出していると、スノーボー ド用シューズを傷つけるので、係る事態を防止するために、長孔（１）の形状を 前述のもののようにしたのである。また、板体の裏面端部には切欠部（４）が設 けてある。

【００１１】 図４は、請求項２記載に係る横ずれ防止パッドの断面図である。請求項２記載 に係る横ずれ防止パッドでは、板体の表面に凸部（２）を、板体の裏面に凹部（ ３）を、横ずれ防止パッドを重ねたときに凸部（２）が凹部（３）にはまり込む 位置に設けている。凸部（２）を凹部（３）に嵌合させることで、横ずれ防止パ ッドを重ねて使用したときに、各パッドがずれてしまうことを防止するためであ る。各横ずれ防止パッドを重ねたうえで、図示したようにネジ着するのである。

【００１２】 図５は本考案の使用状態を示す斜視図であり、図６は本考案の使用状態を示す 底面図である。ビィンディング（５）に本考案に係る横ずれ防止パッド（６）を ネジ着し、スノーボード用シューズと、ビィンディング底部側壁の間隙を埋める のである。横ずれ防止パッド（６）は、図６に示すようにビィンディングの底部 側壁の正面側、背面側両面に取り付けてある。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、以上のようにスノーボード用シューズとビィンディングとの間の間 隙に応じて、横ずれ防止パッドを介在させることができるので、スノーボード用 シューズの横ゆれを効率的に防止することができるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案を表側から見た場合の斜視図。

【図２】 本考案を裏側から見た場合の斜視図。

【図３】 本考案の縦断面図。

【図４】 請求項２記載に係る横ずれ防止パッドの断面
図。

【図５】 本考案の使用状態を示す斜視図。

【図６】 本考案の使用状態を示す底面図。

【図７】 切欠き部をビスに当てはめた状態を示す斜視
図。

【符号の説明】

１・・長孔 ２・・凸部 ３・・凹部 ４・・切欠部 ５・・ビィンディング ６・・横ずれ防止パッド

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】スノーボード用シューズの踵部側面と、ビ
   ィンディングの底部側壁の間に介在させるパッドであっ
   て、中央部に長孔（１）を設けた板体であることを特徴
   とするスノーボード用シューズの横ずれ防止パッド。
2. 【請求項２】板体と底部側壁間の間隙を調整するため
   に、板体の表面に凸部（２）を、板体の裏面に凹部
   （３）を、パッドを重ねた時に凸部（２）が凹部（３）
   にはまり込む位置に設けたことを特徴とする請求項１記
   載に係るスノーボード用シューズの横ずれ防止パッド。
3. 【請求項３】板体の裏面端部を切り欠いたことを特徴と
   する請求項１記載及び請求項２記載に係るスノボード用
   シューズの横ずれ防止パッド。