JP3050513U - 低出力型スピーカ - Google Patents
低出力型スピーカInfo
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- JP3050513U JP3050513U JP1998000054U JP5498U JP3050513U JP 3050513 U JP3050513 U JP 3050513U JP 1998000054 U JP1998000054 U JP 1998000054U JP 5498 U JP5498 U JP 5498U JP 3050513 U JP3050513 U JP 3050513U
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- Japan
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- magnetic induction
- low
- outer shell
- output speaker
- insulating tube
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エコー発生器を有する低出力型スピーカを提
供する。 【解決手段】 低出力型スピーカ10は、外殻20と、
スピーカ本体と、コイルが巻かれる絶縁管および第一、
第二磁気誘導ユニットをもつエコー発生器40、4
0’、40”とを備える。第一磁気誘導ユニットの一端
は絶縁管の内部に設置され、もう一端は外部に設置され
る。第二磁気誘導ユニットの一端も絶縁管の内部に設置
され、第一磁気誘導ユニットの内側端と予定間隔で重畳
する。第一磁気誘導ユニットの外側端は外殻20の背部
24に接続され、エコー発生器40、40’、40”は
架空に背部24に立つ。音波の電流がエコー発生器4
0、40’40”に流れると、第一、第二磁気誘導ユニ
ットは相互に寄合い、エコー発生器40、40’、4
0”は音波の2倍の周波数で振動する。その振動が外殻
20まで伝送されて音の拡散効果を遂げ、エコーのシミ
ュレーションができあがる。
供する。 【解決手段】 低出力型スピーカ10は、外殻20と、
スピーカ本体と、コイルが巻かれる絶縁管および第一、
第二磁気誘導ユニットをもつエコー発生器40、4
0’、40”とを備える。第一磁気誘導ユニットの一端
は絶縁管の内部に設置され、もう一端は外部に設置され
る。第二磁気誘導ユニットの一端も絶縁管の内部に設置
され、第一磁気誘導ユニットの内側端と予定間隔で重畳
する。第一磁気誘導ユニットの外側端は外殻20の背部
24に接続され、エコー発生器40、40’、40”は
架空に背部24に立つ。音波の電流がエコー発生器4
0、40’40”に流れると、第一、第二磁気誘導ユニ
ットは相互に寄合い、エコー発生器40、40’、4
0”は音波の2倍の周波数で振動する。その振動が外殻
20まで伝送されて音の拡散効果を遂げ、エコーのシミ
ュレーションができあがる。
Description
【0001】
本考案は、低出力型スピーカに関し、特に音響効果を向上させるためにエコー のシミュレーションによるエコー発生器を有する低出力型スピーカに関する。
【0002】
一般に、音響スピーカなど高出力型スピーカの場合、屋内空間で音楽を放送し ているとき、音波が壁、天井および底面に当たった後で出てくる反射波が人間の 耳へ戻るので、聞こえるのは直接の音の外、エコーもある。それで、現場の臨場 感およびハイファイの効果が得られる。
【0003】
それに対して、低出力型スピーカの場合、例えば頭にかけて聞く受話器である イヤホンまたは電話の受話器の出力は小さく、人間の耳に付けて使用されるので 、前述のエコー作用が全くない。つまり、低出力型スピーカで放送しているとき 、現場の臨場感およびハイファイの効果は得られない。音楽の愛好者にとって、 ステレオの再生音を聞きたい場合、低出力型スピーカの代わりに高出力型スピー カを選択しなければならない。
【0004】 したがって、本考案の主な目的は、エコー発生器を有し、放送のときにエコー の作用がある低出力型スピーカを提供することにある。
【0005】
前記の課題を解決するための本考案の低出力型スピーカは、外殻と、スピーカ 本体と、エコー発生器とを備え、スピーカ本体は外殻の収容空間の中に配置され る。エコー発生器は絶縁管をもつ以外に第一、第二磁気誘導ユニットももつ。第 一磁気誘導ユニットの一端は絶縁管の内部に設置され、もう一端は外部に設置さ れる。第二磁気誘導ユニットの一端も絶縁管の内部に設置され、第一磁気誘導ユ ニットの内側端と予定の間隔を保持しながら、重畳の状態になる。また、コイル が絶縁管の外周に巻かれる。第一磁気誘導ユニットの外側端を外殻の背部に接続 するので、エコー発生器は架空に外殻の背部にそびえ立つ。
【0006】 以上の構成により、音波の電流がエコー発生器に流れているとき、第一、第二 磁気誘導ユニットが相互に吸寄せられることにより、エコー発生器は音波の2倍 の周波数で振動している。結局、その振動が外殻まで伝送され、音の拡散効果を 遂げるとともに、エコーのシミュレーションもできあがる。
【0007】
本考案による低出力型スピーカはイヤホンまたは電話の受話器として応用でき るが、本実施例ではイヤホンとしての応用例を図面に基づいて説明する。 まず、図1および図2に示すように、低出力型スピーカ10は主に外殻20、 スピーカ本体30、および三つのエコー発生器40、40’、40”からなる。
【0008】 外殻20は内部に収容空間22がある。 スピーカ本体30は通常1W以下のスピーカであり、外殻20の収容空間22 の中に配置される。外殻20に接続されたワイヤ25により、伝送される電流の 作動で電気のエネルギーを音のエネルギーへ転換すると音が出てくる。 三つのエコー発生器40、40’、40”は、図3に示すように一本のガラス チューブ等の絶縁管42をもつ以外に、第一磁気誘導ユニット44、第二磁気誘 導ユニット46ももつ。一方、第一磁気誘導ユニット44は微小の鉄合金薄片ま たは鉄合金ロッドであり、その一端が絶縁管42の内部に設置され、もう一端が 外部に設置される。第二磁気誘導ユニット46は鉄合金薄片であり、その本体が 絶縁管42の別端に設けられ、一端は絶縁管の内部に設置され、もう一端は外部 に設置される。第一、第二磁気誘導ユニット44、46の内側端441、461 は、予定の間隔を保持しながら重畳の状態になる。また、コイル48が絶縁管4 2の外周に巻かれる。弾性をもつ樹脂等の被覆層50は、絶縁管42およびコイ ル48を保護するために両者42、48の外部を覆う。しかし、コイル48の両 端が被覆層50の外部に露出される。エコー発生器40は外殻20の背部24に 配置され、振動の作用を発生するために、第一磁気誘導ユニット44の外側端4 42をコネクタにより外殻20の背部24に接続して架空に同背部にそびえ立つ 。さらに、音の隔離ペッド54を背部24に設け、エコー発生器40の管体に接 触させることにより、エコー発生器40が背部24に接触しないように隔離させ る。後に、カバー56を外殻20にかぶせるので、エコー発生器40を完全に遮 蔽する。
【0009】 本実施例の組立て状態は、図1に示すようになる。外殻20の背部24に三つ のエコー発生器40、40’、40”を設置する。図4のように、三つのエコー 発生器40、40’、40”のコイル48、48’、48”は、スピーカ本体3 0のコイル32と並列接続の方式で三つの分岐回路を形成する。三つのエコー発 生器40、40’、40”の電流入力端にそれぞれ大きな抵抗値をもつ抵抗R1 、R2、R3を連結するので、小さな電流しか流れない。それで、スピーカ本体 30のコイル32を通過する主電流が大きくなる。抵抗R1、R2の後端にコン デンサC1、C2を接続すると、三つの分岐回路の電流周波数を制御できる。そ うすると、抵抗R1およびコンデンサC1で流れているのが高周波電流だから、 エコー発生器40が高音域を制御する発生器になる。抵抗R2およびコンデンサ C2で流れているのが中周波電流だから、エコー発生器40’が中音域を制御す る発生器になる。抵抗R3、コンデンサC3で流れているのが低周波電流だから 、エコー発生器40”が低音域を制御する発生器になる。エコー発生器40’、 40”のコイル48’、48”にコンデンサC3、C4を並列するので、形成さ れたLC回路はのび遅延作用を提供する。
【0010】 使用する場合に電流が図4の回路に流れることにより、スピーカ本体30の主 電流波形は、図5のAのサインウェーブとなる。三つの分岐回路における小さな 電流が、各エコー発生器40、40’、40”のコイル48、48’、48”に 流れているときに、該コイルの磁場が二つの磁気誘導ユニット44、46に磁性 を発生させる。磁気誘導ユニット44、46は半分のサイクル毎に交替でN、S 極を誘発させるので、相互に吸寄せられ、正、負サイクルでそれぞれ一度吸寄せ られる。その周波数は主電流の2倍の周波になる。第二磁気誘導ユニット46は 振動薄片なので、相互に吸寄せられるときに振動できる。もちろん、第一磁気誘 導ユニットに振動薄片を使えば第一磁気誘導ユニットも振動できる。結局、エコ ー発生器は図5のBに示すように、音波の2倍の周波数を発生している。その振 動が、第一磁気誘導ユニット44の内側端441から外殻20まで伝送され、外 殻20を媒質として音の拡散効果を遂げるとともに、人間の耳へ伝送される。
【0011】 そのようなエコー発生器40はスピーカ本体30の後に取付けられるので、出 てくる音波が遅延の作用を具有し、発生したサブウェーブはスピーカ本体30の メーンウェーブより明らかに遅延されている。その結果、人間の耳へシミュレー ションのエコーが聞こえ、臨席の演奏環境でのエコーと同じ効果を作る。 エコー発生器40とスピーカ30との共振現象を低減させるため、以下の解決 の方法を採る。
【0012】 (1) なるべく、非共振性材料を使って外殻20を製造する。 (2) 外殻に若干の通気孔26を開けて空腔共振の可能性を低減する。 本考案により、臨席の演奏環境でのエコーと同じ効果を作るので、イヤホンで 音楽を聞くときに、立派な現場の臨場感およびハイファイの効果が得られる。音 楽の楽しみを大いに向上させるばかりでなく、各音域でもどんな音でもはっきり 聞こえる。
【0013】 要するに、音楽の愛好者にとって、現場の臨場感およびハイファイの音楽を楽 しめるばかりでなく、イヤホンの使用率を高めたり、高出力型スピーカの使用率 を下げたりするので、省エネルギーおよび環境保護の作用も兼備する。
【図1】本考案の実施例による低出力型スピーカを示す
立体図である。
立体図である。
【図2】本考案の実施例による低出力型スピーカを示す
断面図である。
断面図である。
【図3】本考案の実施例によるエコー発生器を示す断面
図である。
図である。
【図4】本考案の実施例による低出力型スピーカの電気
回路図である。
回路図である。
【図5】本考案の実施例による低出力型スピーカの音波
とエコー発生器の音波との関係を示す図である。
とエコー発生器の音波との関係を示す図である。
10 低出力型スピーカ 20 外殻 22 収容空間 30 スピーカ本体 40 エコー発生器 42 絶縁管 44 第一磁気誘導ユニット 46 第二磁気誘導ユニット 48 コイル
Claims (11)
- 【請求項1】 内部に収容空間を有する外殻と、 前記外殻の収容空間の中に配置されるスピーカ本体と、 絶縁管および第一、第二磁気誘導ユニットを有し、第一
磁気誘導ユニットの一端は前記絶縁管の内部に設置され
て別の一端はその絶縁管の外部に設置され、第二磁気誘
導ユニットは磁性により吸寄せられて振動でき、その第
二磁気誘導ユニットの一端は前記絶縁管の内部に設置さ
れ、前記第一磁気誘導ユニットの内側端と予定の間隔を
保持して重畳の状態になり、また磁性を発生させて前記
第一、第二磁気誘導ユニットを相互に吸寄せさせるため
にコイルが前記絶縁管の外周に巻かれ、そのコイルは前
記スピーカ本体の回路と並列に接続され、前記第一磁気
誘導ユニットの外側端が前記外殻の背部に接続されて架
空に同背部にそびえ立つエコー発生器とを備えることを
特徴とする低出力型スピーカ。 - 【請求項2】 前記第一、第二磁気誘導ユニットは、そ
れぞれ前記絶縁管の両端に挿入されて設けられることを
特徴とする請求項1記載の低出力型スピーカ。 - 【請求項3】 前記絶縁管および前記コイルの外周は、
被覆層によって覆われることを特徴とする請求項1記載
の低出力型スピーカ。 - 【請求項4】 前記外殻の背部にカバーが被せられ、前
記エコー発生器が遮蔽されることを特徴とする請求項1
記載の低出力型スピーカ。 - 【請求項5】 前記外殻の背部と前記エコー発生器の絶
縁管との間には、音の隔離ペッドが設置されることを特
徴とする請求項1記載の低出力型スピーカ。 - 【請求項6】 前記外殻の背部に通気孔が形成されるこ
とを特徴とする請求項1記載の低出力型スピーカ。 - 【請求項7】 前記第一磁気誘導ユニットは、コネクタ
により前記外殻の背部に取付けられることを特徴とする
請求項1記載の低出力型スピーカ。 - 【請求項8】 前記第一、第二磁気誘導ユニットの内側
は、平行になることを特徴とする請求項2記載の低出力
型スピーカ。 - 【請求項9】 前記第二磁気誘導ユニットは、金属薄片
であることを特徴とする請求項2記載の低出力型スピー
カ。 - 【請求項10】 前記第一磁気誘導ユニットは、金属薄
片であることを特徴とする請求項1または9記載の低出
力型スピーカ。 - 【請求項11】 前記第一磁気誘導ユニットは、金属ロ
ッドであることを特徴とする請求項1または2記載の低
出力型スピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000054U JP3050513U (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 低出力型スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000054U JP3050513U (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 低出力型スピーカ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3050513U true JP3050513U (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=43184713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998000054U Expired - Lifetime JP3050513U (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 低出力型スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050513U (ja) |
-
1998
- 1998-01-13 JP JP1998000054U patent/JP3050513U/ja not_active Expired - Lifetime
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