JP3050234U

JP3050234U - 競技会表示カード

Info

Publication number: JP3050234U
Application number: JP1997011360U
Authority: JP
Inventors: 貞三柳田
Original assignee: 赤城化成株式会社
Priority date: 1997-12-26
Filing date: 1997-12-26
Publication date: 1998-06-30
Anticipated expiration: 2003-12-26

Abstract

(57)【要約】【課題】競技参加者や観戦者に気軽に贈呈でき、ある
いは、競技参加者や観戦者が気軽に購入できるように、
比較的安価でしかも記憶に残る記念品として好適な競技
会表示カードを提供する。【解決手段】紙葉類からなるカード本体２の表面に、
競技主体を表示する写真または図柄が表示される第１の
表示部７と、競技場名（ＪＫＬＭＮ）が表示される第２
の表示部８と、競技名（ＡＢＣＤＥＦＧＨＩ）が表示
される第３の表示部９と、競技会の内容を記入可能な空
欄部１０とを設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ゴルフ、サッカー、野球、競馬などの競技会において、競技参加者や観戦者などに記念品として贈呈または販売される競技会表示カードに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ゴルフの競技会においては、競技会の開催を記念に残すことなどを目的として、たとえば帽子やお菓子などの記念品を製作して競技参加者や観戦者に贈呈または販売することが一般的に行われている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述した従来の記念品としては帽子やお菓子などのように比較的単価の高いものしかなく、従って、記念品を製作して贈呈する側にとっては、大勢の競技参加者及び観戦者に気軽に贈呈するには費用負担が重いという問題があった。また、上述した記念品を売店などで販売する場合にも、販売価格が高くなるために、記念品を望む競技参加者や観戦者が気軽に購入しにくいという問題があった。

【０００４】そこで本考案は、上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、競技参加者や観戦者に気軽に贈呈でき、あるいは、競技参加者や観戦者が気軽に購入できるように、比較的安価でしかも記憶に残る記念品として好適な競技会表示カードの提供を課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するための本考案は、紙葉類からなるカード本体の表面に、競技主体を表示する写真または図柄が表示される第１の表示部と、競技場名が表示される第２の表示部と、競技名が表示される第３の表示部と、競技会の内容を記入可能な空欄部とを設けたことを特徴とする競技会表示カードである。

【０００６】そして、上記競技会表示カードに後援者名が表示される第４の表示部を設けてもよい。

【０００７】また、紙葉類からなる前記カード本体の素材が台紙上に接着剤をもって剥離可能に貼付され、前記素材は、前記カード本体を形成する第１の領域と他の領域との間が切れ目をもって分離され、前記接着剤は、前記カード本体が前記台紙から剥離された時前記カード本体の裏面に残置され、前記カード本体を他に接着可能なことを特徴としている。

【０００８】さらに、円形にした前記カード本体の全域にわたって前記第１の表示部を設けると共に、前記第３の表示部を前記カード本体の円周に沿った円弧状に配置して前記競技名を表示し、前記第２の表示部を前記第３の表示部の円弧内側に配置して直線状に前記競技場名を表示し、かつ、前記空欄部を前記第２の表示部の下方に配置するのが好ましく、第４の表示部がある場合は、前記空欄部の上部に並べて配置するとよい。

【０００９】なお、前記紙葉類からなるカード本体の表面が、透明な樹脂製の被覆層により、全面または前記空欄部を残してその外側のカード本体表面をコーティングされることが好ましい。

【００１０】以下、本考案の作用について説明する。請求項１に記載の考案では、競技主体、競技場名及び競技名が表示され、かつ、競技会の内容を記入可能な空欄部を備えた競技会表示カードが提供される。請求項２に記載の考案では、請求項１に記載されたものに後援者名を追加して表示した競技会表示カードが提供される。請求項３及び請求項４に記載の考案では、競技会表示カードをシールにすることができる。請求項５ないし請求項８に記載の考案では、各表示項目を明瞭に表示することが可能になる。請求項９及び請求項１０に記載の考案では、カード本体の表面がコーティングされたことで耐久性が向上し、また、空欄部を残してコーティングすると空欄部への記入が容易になる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図１は、本考案の実施の形態を示す平面図であり、ほぼ矩形の紙葉類からなる素材１は、中央部に位置する円形のカード本体２と、その外周に位置する余白部３とに分割され、カード本体２と余白部３との間は切れ目４を設けることによって分離可能になっている。また、カード本体２及び余白部３は、図２の断面図に示すように、共に台紙５上に接着剤６をもって剥離可能に貼付されている。この接着剤６は、台紙５から剥離されたカード本体２の裏面に残置される性質のものを使用し、剥離した状態のカード本体２は、この接着剤６により壁など他の面に接着可能である。

【００１２】素材１としては、たとえばクラフト紙が使用される。カード本体２となる領域の表面には、競技主体としてゴルフ競技会を開催するゴルフ場や競技団体などを最も象徴するような風景やマークなどの写真や図柄を印刷する。図１の場合、競技主体となるゴルフ場内で最も素晴らしい景色のホールの写真を全体にわたって印刷してあり、カード本体２の表面全体が第１の表示部７となる。この第１の表示部は、上方に空を写した空部７ａが配置され、その下の中央部には複数の立木を写した林間部７ｂが配置され、さらにその下方にはグリーンやフェアウエーなどの地上を写した平坦部３ｃが配置されている。このような第１の表示部７に対して、競技名としてたとえばＡＢＣＤＥＦＧＨＩのような具体的なゴルフ大会名を表示する第３の表示部９を空部７ａに設け、カード本体２の円周に沿った円弧状に競技名を記載する。また、競技場名を表示する第２の表示部８は、円弧状に記載された第３の表示部９の円弧内側に位置する空部７ａに配置され、直線状にたとえばＪＫＬＭＮのような具体的なゴルフ場名が記載される。このように空部７ａに記載される文字には、たとえば青空の背景によくめだつ赤など配色を考慮したり、あるいは、白などで縁どりをした文字を使用する。

【００１３】また、空欄部１０は、たとえば競技会の開催日や優勝者名などゴルフ競技会の内容で特にカード所有者が記憶にとどめたいことを記入できるようにした枠１１で囲まれた領域であるが、必要に応じて予めＸＹＺのようにその記入項目を表示しておいてもよい。この空欄部１０は、平坦部７ｃの中央付近に配置され、その上部には、後援者名を表示する第４の表示部１２が設けられている。この第４の表示部１２には、たとえばＯＰＱＲのようにゴルフ大会の後援者名が具体的に記載されている。なお、空欄部１０の下側には、たとえば１９９７のように、ゴルフ競技会の開催された年度を表示しておいてもよい。

【００１４】上述したような表示部が設けられたカード本体２は、図２に示すように、その表面に塩化ビニルなどの透明な樹脂製の被覆層１３を形成することによりコーティングされている。なお、この被覆層１３は、空欄部１０を残してその外側が全てコーティングされているので、空欄部１０では素材１の表面が露出している。

【００１５】以下、上述した競技会表示カードの作用を説明する。この競技会表示カードは、ゴルフ大会が開催されるゴルフ場を象徴する風景を背景にして、具体的なゴルフ場名、ゴルフ大会名及び後援者名が表示されており、しかも適宜競技内容を記入できる空欄部１０が設けられているので、ゴルフ大会に参加した競技者、あるいはゴルフ大会を観戦した観戦者にとっては、一目でゴルフ大会の記憶を呼び戻すことができる記念品として好適である。これらの表示項目は、空部７ａや平坦部７ｃのように、背景がすっきりした領域を利用してバランスよく配置されているので、非常に見やすくめだつものとなる。また、比較的安価なコストで製作できるので、販売価格が安くだれでも容易に購入でき、一方、ゴルフ大会観戦者に主催者や後援者などが記念品として贈呈すれば大いに喜ばれ、ゴルフ場や後援者にとってその宣伝効果は大である。さらに、カード本体２をシールのように接着することもできるのでその用途が広く、しかも、カード本体２はその空欄部１０を除いてコーティングされているので耐久性にも優れている。なお、空欄部１０にコーティングをしなかったことにより、空欄部１０に素材１の表面が露出するので、ボールペンやサインペンなどの筆記具を使用して容易に記入することができる。

【００１６】これまで説明した実施の形態では、第１の表示部にゴルフ場の風景写真が用いられていたが、他の実施の形態ではゴルフ場のマークやイラストなどの図柄を採用してもよい。また、カード本体２は円形に限定されることはなく、たとえば矩形や楕円形などの変形例が可能であり、しかも、余白部３を設けることなくカード本体２が素材１の全域にわたるものでもよい。さらに、本考案の競技会表示カードは、必ずしも上述したシールの形態にする必要はなく、また、表面のコーティングも必要に応じて適宜実施すればよい。なお、これまで説明した実施の形態では、競技をゴルフとしていたが、サッカー、野球、競馬など他の競技会にも適用可能なことは言うまでもない。

【００１７】

【考案の効果】

上述した本考案の競技会表示カードによれば、競技会の参加者や観戦者にとって必要な内容が表示された好適な記念品を安価に提供できるようになり、競技会の主催者が贈呈品として採用すれば小さな費用負担ですみ、しかもみんなに喜ばれて大きな宣伝効果を奏する。また、売店などで販売すれば、安価で好適な記念品となり、だれでも気軽に購入できるといった効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態を示す平面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う断面図である。

【符号の説明】

１素材２カード本体３余白部４切れ目５台紙６接着剤７第１の表示部７ａ空部７ｂ林間部７ｃ平坦部８第２の表示部９第３の表示部１０空欄部１１枠１２第４の表示部１３被覆層

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】紙葉類からなるカード本体の表面に、競
技主体を表示する写真または図柄が表示される第１の表
示部と、競技場名が表示される第２の表示部と、競技名
が表示される第３の表示部と、競技会の内容を記入可能
な空欄部とを設けたことを特徴とする競技会表示カー
ド。
【請求項２】後援者名が表示される第４の表示部を設
けたことを特徴とする請求項１に記載の競技会表示カー
ド。
【請求項３】紙葉類からなる前記カード本体の素材が
台紙上に接着剤をもって剥離可能に貼付され、前記素材
は、前記カード本体を形成する第１の領域と他の領域と
の間が切れ目をもって分離され、前記接着剤は、前記カ
ード本体が前記台紙から剥離された時前記カード本体の
裏面に残置され、前記カード本体を他に接着可能なこと
を特徴とする請求項１に記載の競技会表示カード。
【請求項４】紙葉類からなる前記カード本体の素材が
台紙上に接着剤をもって剥離可能に貼付され、前記素材
は、前記カード本体を形成する第１の領域と他の領域と
の間が切れ目をもって分離され、前記接着剤は、前記カ
ード本体が前記台紙から剥離された時前記カード本体の
裏面に残置され、前記カード本体を他に接着可能なこと
を特徴とする請求項２に記載の競技会表示カード。
【請求項５】円形にした前記カード本体の全域にわた
って前記第１の表示部を設けると共に、前記第３の表示
部を前記カード本体の円周に沿った円弧状に配置して前
記競技名を表示し、前記第２の表示部を前記第３の表示
部の円弧内側に配置して直線状に前記競技場名を表示
し、かつ、前記空欄部を前記第２の表示部の下方に配置
したことを特徴とする請求項１に記載の競技会表示カー
ド。
【請求項６】円形にした前記カード本体の全域にわた
って前記第１の表示部を設けると共に、前記第３の表示
部を前記カード本体の円周に沿った円弧状に配置して前
記競技名を表示し、前記第２の表示部を前記第３の表示
部の円弧内側に配置して直線状に前記競技場名を表示
し、かつ、前記空欄部を前記第２の表示部の下方に配置
し、該空欄部の上部に前記第４の表示部を並べて配置し
て前記後援者名を表示したことを特徴とする請求項２に
記載の競技会表示カード。
【請求項７】円形にした前記カード本体の全域にわた
って前記第１の表示部を設けると共に、前記第３の表示
部を前記カード本体の円周に沿った円弧状に配置して前
記競技名を表示し、前記第２の表示部を前記第３の表示
部の円弧内側に配置して直線状に前記競技場名を表示
し、かつ、前記空欄部を前記第２の表示部の下方に配置
したことを特徴とする請求項３に記載の競技会表示カー
ド。
【請求項８】円形にした前記カード本体の全域にわた
って前記第１の表示部を設けると共に、前記第３の表示
部を前記カード本体の円周に沿った円弧状に配置して前
記競技名を表示し、前記第２の表示部を前記第３の表示
部の円弧内側に配置して直線状に前記競技場名を表示
し、かつ、前記空欄部を前記第２の表示部の下方に配置
し、該空欄部の上部に前記第４の表示部を並べて配置し
て前記後援者名を表示したことを特徴とする請求項４に
記載の競技会表示カード。
【請求項９】前記紙葉類からなるカード本体の表面
が、透明な樹脂製の被覆層により、全面または前記空欄
部を残してその外側のカード本体表面をコーティングさ
れたことを特徴とする請求項５に記載の競技会表示カー
ド。
【請求項１０】前記紙葉類からなるカード本体の表面
が、透明な樹脂製の被覆層により、全面または前記空欄
部を残してその外側のカード本体表面をコーティングさ
れたことを特徴とする請求項７に記載の競技会表示カー
ド。