JP3050219B1 - ファン - Google Patents
ファンInfo
- Publication number
- JP3050219B1 JP3050219B1 JP513199A JP513199A JP3050219B1 JP 3050219 B1 JP3050219 B1 JP 3050219B1 JP 513199 A JP513199 A JP 513199A JP 513199 A JP513199 A JP 513199A JP 3050219 B1 JP3050219 B1 JP 3050219B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- fan
- reference point
- dimensional coordinates
- reference points
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
の工数を低減できるファンを提供する。 【解決手段】 ファンの各羽根2の翼面のハブ1近傍に
3次元座標測定用の基準点Aを設ける。また、各羽根2
の翼面の外縁部近傍かつファンの回転方向Rの後方側に
3次元座標測定用の基準点Bを設ける。また、各羽根2
の翼面の外縁部近傍かつファンの回転方向Rの前方側に
3次元座標測定用の基準点Cを設ける。したがって、上
記基準点A,B,Cの測定値から、基準点A,B,Cを頂点
とする三角形の平面が略特定され、ファンの回転軸およ
びその回転軸に直交する平面に対する羽根2の傾きを検
出する。
Description
る。
ブと、ハブの外周面に放射状に設けられた複数の羽根と
を備えたものがある。このファンの金型を作製する場
合、金型を試作図面から作るのではなく、試作したファ
ンに対して3次元座標の測定を行って、その測定値を用
いてファンの金型を作製している。その理由は、上記試
作したファンが試作図面通りに製作できていない場合
や、変形している場合が多く、試作図面が示すファンの
形状と試作されたファンの形状とがほとんど一致しない
からである。なお、上記3次元座標の測定基準は、試作
されたファンのハブの前面側の中心に設定している。
の3次元座標の測定では、測定基準をハブの前面側の中
心に設定するため、その中心から少しでもずれた所を3
次元座標の測定基準としてしまうと、羽根に対する測定
結果に誤差が生じるという問題がある。また、上記羽根
の翼面が曲面の場合、その羽根の形状を正確に検出する
には、翼面の多くの場所を測定しなければならないた
め、測定工数が増加するという問題がある。
正確に測定できると共に、測定工数を低減できるファン
を提供することにある。
め、請求項1のファンは、ハブと、上記ハブの外周面に
放射状に設けられた複数の羽根とを有するファンにおい
て、上記各羽根の翼面に少なくとも3つの3次元座標測
定用の基準点を夫々設けたことを特徴としている。
の外周面に放射状に設けられた複数の羽根の翼面に少な
くとも3つの3次元座標測定用の基準点を夫々設け、例
えば羽根の翼面のハブ近傍、羽根の翼面の外縁近傍かつ
回転方向の前方側および羽根の翼面の外縁近傍かつ回転
方向の後方側の3つの位置に基準点を夫々設け、3次元
座標を測定する装置を用いて、測定プローブの先端を各
羽根の基準点に合わせて、各基準点の3次元座標を夫々
測定する。そうすると、各羽根の翼面毎に、3つの基準
点の3次元座標に基づいて各基準点を頂点とする三角形
の平面が夫々定まる。そして、各羽根で定まった上記各
基準点を頂点とする三角形の平面と予め定っているファ
ンの回転軸とに基づいて、ファンの回転軸およびその回
転軸に直交する平面に対する各羽根の傾き具合(所謂、
羽根の倒れ込みと羽根の取り付け角度)を検出すること
が可能となる。したがって、上記各羽根に3〜10個程
度の3次元座標測定用の基準点を夫々設けることによっ
て、羽根の形状を正確に測定できると共に、測定工数を
低減できる。
載のファンにおいて、上記各羽根に設けられた上記基準
点のうちの3つの基準点を頂点として形成される三角形
の領域内に3次元座標測定用の基準点を設けたことを特
徴としている。
点のうちの3つの基準点を頂点とする三角形の領域内に
3次元座標測定用の基準点を設けることによって、上記
三角形を形成する3つの基準点とその三角形の領域内の
基準点から、羽根の曲面を近似的に定めることが可能と
なる。したがって、羽根の形状をより正確に測定でき
る。
実施の形態により詳細に説明する。
式のファンの羽根の正面図である。このファンは、図1
に示すように、ハブ1と、ハブ1の外周面に放射状に設
けられた複数の羽根2(図1中においては1つのみ示す)
とを備えている。上記各羽根2の正圧側の翼面のハブ1
近傍に3次元座標測定用の基準点Aを設けている。ま
た、上記羽根2の正圧側の翼面の外縁部近傍かつファン
の回転方向Rの後方側に3次元座標測定用の基準点Bを
設けている。また、上記羽根2の正圧側の翼面の外縁部
近傍かつファンの回転方向Rの前方側に3次元座標測定
用の基準点Cを設けている。さらに、上記3次元座標測
定用の基準点A,B,Cを頂点として形成される三角形の
領域内かつ羽根2の略中央に、3次元座標測定用の基準
点Dを設けている。
(理解容易のため羽根2を1枚のみ示す)を示し、図3,
図4は上記ファンの羽根2をファンの側方から見た側面
図を示している。
に示すように、3次元座標を測定する装置(図示せず)を
用いて、測定プローブの先端を各羽根2の翼面に設けら
れた基準点A,B,C,Dに夫々合わせて、基準点A,B,
C,Dの3次元座標を夫々測定する。そうすると、上記
各羽根2の翼面毎に、3つの基準点A,B,Cの3次元座
標に基づいて基準点A,B,Cを頂点とする三角形の平面
が夫々定まる。そして、各羽根2で定まった上記3つの
基準点A,B,Cを頂点とする三角形の平面と予め定まっ
ているファンの回転軸とに基づいて、図2に示すよう
に、上記ファンの回転軸に対する各羽根2の傾き具合
(図2の矢印に示す羽根の倒れ込み)を検出する。また、
図3に示すように、上記回転軸に直交する平面に対する
各羽根2の傾き具合(図3の矢印に示す羽根の取りつけ
角度)とを検出する。
元座標測定用の基準点A,B,Cを各羽根2に夫々設ける
ことによって、羽根2の形状を正確に測定でき、測定工
数を低減できる。
座標測定用の基準点B,C,Dの3次元座標から、基準点
Bと基準点Dとの高低差H1および基準点Dと基準点C
との高低差H2を求めると共に、基準点Bから基準点D
までの水平距離と、基準点Dから基準点Cまでの水平距
離とを求める。そうすると、上記基準点Bから基準点D
までの水平距離と高低差H1とに基づいて、基準点Bと
基準点Dとの間における羽根2の曲がり具合を略検出す
ると共に、上記基準点Dから基準点Cまでの水平距離と
高低差H2とに基づいて、基準点Dと基準点Cとの間に
おける羽根2の曲がり具合を略検出する。また、図4
(b)に示すように、上記基準点Bと基準点Cとを結ぶ線
分に直交しかつ基準点Dを含む平面と、その線分との交
点から、羽根2の翼面に対しておろされる垂線の長さH
3と、基準点Bと基準点Cを結ぶ線分の長さとに基づい
て、上記基準点Bと基準点Cとの間における羽根2の曲
がり具合を略検出する。なお、上記基準点B,Cと同様
に、3次元座標測定用の基準点A(図1に示す)と基準点
Bとの間および基準点Aと基準点Cとの間における羽根
2の曲がり具合を検出することも可能である。
に定めることが可能となるので、羽根2の形状をより正
確に測定できる。なお、ファンの各羽根に設ける基準点
を3〜10個程度に限定すれば、ファンの羽根を通過す
る気流が乱れることもない。
基準点A,B,C,Dを各羽根2に設けたプロペラ式のフ
ァンについて説明したが、例えば斜流ファンや求心ファ
ン等でもよい。
に3次元座標測定用の基準点を4つ設けたが、ファンの
羽根を通る気流を乱さなければ、3次元座標測定用の基
準点を5個以上にしてもよい。また、上記ファンの羽根
2の負圧側の翼面に、3次元座標測定用の基準点を設け
てもよいし、正圧,負圧の両側の翼面に基準点を設けて
もよい。
元座標を測定するためのプローブの先端を合わせやすい
形状であればよく、位置、形状、大きさ、個数を工夫し
て、ディンプルまたはボルテックスジェネレータのよう
な機能を有するものでもよい。
明のファンは、ファンの各羽根の翼面に少なくとも3つ
の3次元座標測定用の基準点を設けているので、基準点
を頂点とする平面を略特定して、ファンの回転軸および
その回転軸に直交する平面に対する各羽根の傾き具合を
検出することができる。したがって、上記ファンの羽根
の形状を正確に測定できると共に、測定工数を低減でき
る。
準点のうちの3つの基準点を頂点とする三角形の領域内
に3次元座標測定用の基準点を設けるので、上記三角形
を形成する3つの基準点とその三角形の領域内の基準点
とにより羽根の曲面を近似的に定めることが可能とな
り、羽根の形状をより正確に測定できる。
根の正面図である。
がり具合を説明する側面図である。
の基準点。
Claims (2)
- 【請求項1】 ハブ(1)と、上記ハブ(1)の外周面に放
射状に設けられた複数の羽根(2)とを有するファンにお
いて、 上記各羽根(2)の翼面に少なくとも3つの3次元座標測
定用の基準点(A,B,C,D)を夫々設けたことを特徴と
するファン。 - 【請求項2】 請求項1に記載のファンにおいて、上記
各羽根(2)に設けられた上記基準点(A,B,C,D)のう
ちの3つの基準点(A,B,C)を頂点として形成される三
角形の領域内に3次元座標測定用の基準点(D)を設けた
ことを特徴とするファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP513199A JP3050219B1 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | ファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP513199A JP3050219B1 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | ファン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3050219B1 true JP3050219B1 (ja) | 2000-06-12 |
JP2000205191A JP2000205191A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11602769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP513199A Expired - Fee Related JP3050219B1 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | ファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050219B1 (ja) |
-
1999
- 1999-01-12 JP JP513199A patent/JP3050219B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000205191A (ja) | 2000-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6550344B2 (en) | Semi-flush air data sensor | |
JP4487059B2 (ja) | 風力タービンによって体験される風速および風向を決定する装置および方法 | |
JP2913005B2 (ja) | 多角錐台型ピトー管型プローブを用いた飛行速度ベクトル検出システム及び多角錐台型ピトー管型プローブ | |
US8184909B2 (en) | Method for comparing sectioned geometric data representations for selected objects | |
JP3486672B2 (ja) | 四角錐台型5孔ピトー管を用いた広速度域飛行速度ベクトル計測システムにおける演算処理方法及び方式 | |
JP2954349B2 (ja) | 連続曲面支柱で支持されたセンサ | |
CN102278324B (zh) | 轴流式风扇装置和电子装置 | |
US10191076B1 (en) | Airflow sensing systems and methods | |
US5936722A (en) | Apparatus and method for determining the angular orientation of an object | |
WO2002029420A1 (en) | Cup anemometer | |
US7213442B2 (en) | Methods of arranging transducers and transducer arrays having reduced phase ambiguity for determining direction of arrival of received signals | |
JP3050219B1 (ja) | ファン | |
US5113590A (en) | Protractor | |
JPS634666B2 (ja) | ||
JP3612075B2 (ja) | 音響信号を聴取するための航空センサ | |
JP5605704B2 (ja) | 2次元超音波風速計 | |
US20240278432A1 (en) | Systems and methods for surface fitting, path planing, and surface processing of an object | |
CN113639953A (zh) | 一种用于风洞气动热试验的点式热流传感器安装方法 | |
CN108928476A (zh) | 一种直升机桨距角的差分计算方法 | |
JPS601419Y2 (ja) | 真対気速センサの形状 | |
Ebling et al. | Analysis and Visualization of 3-C PIV Images from HART II using Image Processing Methods. | |
WO2024042661A1 (ja) | 障害物近接検知装置、障害物近接検知方法、及び障害物近接検知プログラム | |
RU2314505C2 (ru) | Приемник воздушных давлений | |
CN114252035B (zh) | 一种涡轮叶盘的尺寸检测方法 | |
RU2314506C2 (ru) | Приемник воздушных давлений |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080331 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110331 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |