JP3049571U - 頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具 - Google Patents

頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具

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JP3049571U JP1997006326U JP632697U JP3049571U JP 3049571 U JP3049571 U JP 3049571U JP 1997006326 U JP1997006326 U JP 1997006326U JP 632697 U JP632697 U JP 632697U JP 3049571 U JP3049571 U JP 3049571U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具に関
し、例えば馬場馬術、障害飛越、競馬等において頭が上
がり傾向に運動を行う等の馬の頭を下げるように姿勢を
矯正するのに使用し、水勒等の既設の頭絡の馬装具を変
更することなく腹帯に手間と時間を要せず、容易に着脱
可能に取付け、製作コストを安価にする。 【解決手段】 矯正レーン5を水勒2等の頭絡の馬装具
1側に取付けられるレーン主体5Aと腹帯7側に配置さ
れる短い連結装具5Bとに区分し、連結装具を連繋手段
8を介して腹帯に係脱可能に取付けることにより着脱を
容易にして頭部Hあがりの癖を矯正する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具に関し、例えば馬術用(馬場馬術、障 害飛越、総合馬術)さらには競争馬においてまで頭が上がる癖を有して運動を行 う馬の頭を下げ、姿勢を矯正するために練習、訓練、調教を行うのに使用される 。
【0002】
【従来の技術】
従来、馬の運動の制御に用いる馬装には、例えば図9および図10の符号aに 示すように水勒といわれるものや図11および図12の符号bに示すように大勒 といわれるものがあった。 この水勒aや大勒bは、馬の口部内に銜えさせた銜の左右の側面に銜環c,c を設け、この銜環c,cに一端を取付けた手綱を乗り手が操作することにより馬 の進行方向の選定や、常歩、速歩、駈歩等の歩調の選定、さらには歩調の停止等 の運動を制御するものである。 このうち水勒aは、例えば馬術、競馬等供用目的馬の基本的初期調教を行うの に主として用いるものであり、また大勒bは、馬場馬術において調教が進み、運 動の収縮を求める馬の姿勢や歩調を整え、強い力を発揮させるのに用いられる。
【0003】 また乗馬では乗り手も馬もそれぞれの特質を尊重し、能力、体格、性格、技能 等の相違に応じて適性な練習や調教を行う必要がある。この際、馬の如何なる動 きに対しても安全であり、しかも馬の如何なる運動に対しても鞍上から馬を制御 できるように乗馬をしなければならない。 ところで、例えば馬の歩調が図13に示すように常歩である場合には、馬の4 本の肢F1 ,F2 ,F3 ,F4 が全部異なるタイミングにて動く四節運動で運歩 されるので、乗り手が座る馬の背中Bより略水平方向に延びる基準線Wに対する 馬の頭部Hの上下方向の揺れ角θ1 は大きく、上下動が比較的大きい。また馬の 歩調が図14に示すように速歩である場合には、斜対の肢F1 ,F4 ;F2 ,F 3 がペアになって動く二節の運歩である。そしてこの速歩では基準線Wに対する 馬の頭部Hの揺れは小さく、頭部Hの上下動が最も少ない。さらに馬の歩調が図 15に示すような駈歩である場合、例えば右手前の駈歩では右前の肢F1 が、右 後の肢F3 と左前の肢F2 のペアになった斜対の動きに加わらず、左後の肢F4 とともに独立して動く三節運動で運歩され、馬の頭部Hの揺れ角θ2 は少なく、 頭部Hの上下動は比較的少ない。 ところが馬は、その能力、体格、性格、技能等の相違により頭部Hが上がる癖 を有して歩調等の運動を行う馬がある。
【0004】 この頭上がりの癖を有して運動をする馬の姿勢を矯正するように練習をしたり 、訓練をしたり、調教をするための頭部姿勢矯正用馬具として従来、例えば図1 6、図17に示すものがあった。 このうち、図16に示す頭部姿勢矯正用馬具はサイドレーン(Side Re in)といわれる。このサイドレーンは、図9および図10に示す水勒aまたは 図11および図12に示す大勒bの銜の左右の側面に設けられる銜環cに所望長 さL′の矯正レーンdの一端d1 をなす環e等の係止部品を介して係脱可能に取 付け、矯正レーンdの他端d2 はその他端に形成されるループR′内に鞍Kの腹 帯fを挿通することにより矯正を行う馬の前側面から腹帯fに取付けられるもの である。またgは銜環c,cに一端が取付けられた手綱である。また図には示さ ないが、同様構造のものにドローレーン(Draw Rein)といわれるもの がある。 そしてこれらのサイドレーン、ドローレーン等の頭部姿勢矯正用馬具は、馬が 頭部Hを上げようとすると、一端d1 が水勒a等の銜環cに取付けられるかまた は挿通され、他端d2 が腹帯fにループR′を介して取付けられた所望長さL′ の矯正レーンdの引張力により口部内に銜を挿入している馬の下顎が引っ張られ てそれ以上、馬の頭部Hが上がるのが阻止され、姿勢が矯正される。また馬体の 側面の屈曲を矯正する場合にもこのサイドレーンは使用される。
【0005】 さらに図17に示すほかの頭部姿勢矯正用馬具は、スタンディングマルタンガ ール(Standing Murtingale)といわれ、図9および図10 に示す水勒a、または必要時には図11および図12に示す大勒bの銜を備えた 頭絡の鼻革iに設けられる取付リングjに係脱可能ななす環kを馬の左右の前肢 の間から胸、頸前に配置される矯正レーンdの一端に取付け、矯正レーンdの他 端はループR′内に腹帯fを挿通することにより腹帯fに取付けられる。 そして馬が頭部Hを上げようとすると、一端を腹帯fに取付けられた矯正レー ンdの引張力により口部内に銜を銜えている馬の下顎が引っ張られてそれ以上、 馬の頭部Hが上がるのが阻止されので、馬の頭部Hの高さ位置が固定され、姿勢 が矯正される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら図16に示すサイドレーン、またドローレーン、さらには図17 に示すスタンディングマルタンガールのような上記従来の頭部姿勢矯正用馬具は 、馬の頭部Hが上がるのを矯正するのに矯正レーンdの一端d2 に設けたループ R′内に腹帯fを挿通させて腹帯fに固定的に矯正レーンdが取付けらる構造な ので、馬の練習、訓練、調教を行う毎に腹帯fを馬体に対して弛めたり、締め付 けたりすることにより矯正レーンdを腹帯fに対して着脱し、鞍Kを取付けたり 、外したりしなければならない。従って手間と時間が多くかかり、取扱に不便を 感じていた。このための腹帯の着脱は、競技会において馬の調教をしてから直ち に競技に臨むのにも不便を感じ、且つ馬の競技態熟の緊張感を著しく損なう等の 不都合を生じていた。 また使用される腹帯fの幅wが広狭種々であり、幅wが狭い腹帯fではループ R′に対する保持力が小さいので、運動中にループR′が馬の腹の下面側にズレ 動き、馬の前肢の肘部分に当たり、運動に支障を生じたり、頭部Hの矯正に不都 合を生じていた。 しかもこれらのサイドレーン、ドローレーン等の矯正レーンdは、馬の頭部と 腹帯を介して馬の胴体とを固定することにより馬の頭が上がるのを矯正し、動き を拘束するものであるので、馬術競技(障害飛越、馬場馬術、総合馬術)や競馬 において競技時や競争時には装着したままで使用が許されてはいない。このため 、これらの矯正レーンは必ず馬体から取り外さなけらならなかった。
【0007】 本考案は上記従来の頭部姿勢矯正用馬具の不都合を解決し、水勒または大勒等 の既設の頭絡の馬装具を馬の能力、体格、性格、技能の相違や練習、訓練、調教 の進度の相違に応じて変更することなくそのまま使用し、矯正レーンの腹帯に対 する着脱が手間と時間が多くかからず簡単な取扱いにて容易に行え、また腹帯に 対してずれ動きが少なく、馬の運動に支障を生ずることなく確実に矯正が行え、 さらには構造簡単で製作および組付が容易で量産可能であり、製作コストは安価 な頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具を提供しようとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題に鑑み、請求項1は水勒等の銜環、または該銜環に連なる手 綱、さらには鼻革等の頭絡の馬装具に一端が取付けられ、他端は馬に鞍を装着さ せる腹帯に取付けられる矯正レーンを備え、頭部が上がる癖を有して運動を行う か或いは応急調整を要する馬の頭部を下げるように練習、訓練、調教を行う頭部 姿勢矯正用馬具の着脱装具にして、前記矯正レーンを頭絡の馬装具側に取付けら れるレーン主体と腹帯側に配置され一端が前記レーン主体に取付けられる連結装 具とに区分し、該連結装具を前記腹帯に対して連繋手段を介して着脱可能に取付 けるという手段を採用した。
【0009】 また本考案の請求項2は、請求項1において前記連繋手段は、前記レーン主体 の一端に装着した係脱用なす環を係脱可能に連結装具の一端に取付けられる小径 リングと、連結装具の他端に取付けられ、前記小径リングが挿通されることによ り腹帯に捲回わされるループを形成する大径リングとからなるという手段を採用 した。
【0010】 また本考案の請求項3は、請求項1において水勒等の銜の左右の側面に設けら れる銜環のうち左右何れもの銜環の側面に矯正レーンの一端が取付けられるサイ ドレーンまたはドローレーンの何れかであるという手段を採用した。
【0011】 また本考案の請求項4は、請求項1において水勒等の銜を備える頭絡または鼻 革に設けられた取付リングに係脱可能ななす環を馬の左右の前肢の間から胸、頸 前に配置される矯正レーンの一端に設けたスタンディングマルタンガールである という手段を採用した。
【0012】 また本考案の請求項5は、請求項3において前記矯正レーンは、水勒または水 勒を基本として変形された特殊類似物の銜の少なくとも大小何れもの銜環に矯正 レーンの一端が取付けられかまたは挿通されるという手段を採用した。
【0013】 また本考案の請求項6は、請求項2において連繋手段の小径リングと、該小径 リングが挿通され腹帯に捲回わされるループを形成する大径リングが正円、楕円 、三角形、四角形、そのほかの多角形の相似形状に形成されるという手段を採用 した。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下図面に従って本考案の実施の形態の具体例を説明する。 図1ないし図7はサイドレーンに適用した本考案の第1実施例を示す。 1は頭絡の馬装具であり、この馬装具1として図1、および図4、図5に示す 水勒2や水勒を基本として変形された特殊類似物、または必要な場合には図6お よび図7に示す大勒3の銜の左右の側面に設けられる大小何れかの銜環4,4に 矯正レーン5の一端5aが取付けられる。なお図1では1本の矯正レーン5を左 側の銜環4に取付ける場合を示し他側の矯正レーン5およびその取付けについて は省略されている。この矯正レーン5の銜環4に対する取付けは、例えばなす環 6により着脱可能に取付けられる。そして、この矯正レーン5の他端5bは、馬 の背に鞍Kを装着するために馬の腹に捲回される腹帯7に取付けられる点は図1 6に示す従来のサイドレーンと同様の構成である。
【0015】 前記矯正レーン5は、図1、図2に示すように頭絡の馬装具1側に取付けられ るレーン主体5Aと腹帯7側に区分して配置され一端が前記レーン主体5Aに取 付けられる短いバンドを含む連結装具5Bとにより形成される。 またこのレーン主体5Aは、柔軟性と堅牢性とを有する例えば革、布等により 形成され、そしてこのレーン主体5Aは例えば後記なす環6′に対して接続され る折り返部に設けたバックルSの操作により伸縮自在になって所望長さLに調整 される。このバックルとしては例えば公知のものが使用される。またこのレーン 主体5Aは前記腹帯7に対して連繋手段8を介して着脱可能に取付けられる。ま た図には示されてはいないが、レーン主体5Aを2区分し、そしてリング状のゴ ム輪を介して2区分したレーン主体5Aの衝合端相互を接続することによりゴム 輪により衝撃を吸収するものを用いることができる。
【0016】 前記連繋手段8は、図1および図3に示すように連結装具5Bと、前記レーン 主体5Aの一端5bに装着したなす環6′が係止可能に連結装具5Bの一端に取 付けられる小径リング9と、連結装具5Bの他端に取付けられ、前記小径リング 9が挿通されることにより腹帯7に捲回わされるループRを形成する大径リング 10とからなる。この連繋手段8の小径リング9および大径リング10は図示で は代表的に正円形状のものが示されているが、これに限ることなく、例えば楕円 、三角形、四角形、そのほかの多角形等よりなる相似形状に形成されたもので良 く、要は大径リング10内に小径リング9が挿通されることにより腹帯7に捲回 わされるためのループRが形成されるものであればよい。Wは腹帯7の幅である 。
【0017】 本考案の第1実施例は以上の構成からなり、頭部Hが上がる癖を有して歩調等 の運動を行うか、または競技に先立って練習用の馬場等で応急調整を行うために 馬の頭部Hを下げるように矯正するのには、先ず図1、および図4、図5に示す ような水勒2や図には示さないが水勒を基本として変形された特殊類似物、さら には必要がある場合には図6および図7に示す大勒3の銜の左右の側面に設けら れる大小何れかの銜環4,4にレーン主体5Aの一端5aを取付ける。この取付 けにはレーン主体5Aの一端5aに装着したなす環6を銜環4に係脱可能に係合 する等して行う。それから、短いバンドを含む連結装具5Bの一端に設けた大径 リング10内に連結装具5Bの他端に設けた小径リング9を挿入させることによ り形成されるループRを鞍Kの腹帯7に捲回わすことにより連結装具5Bを腹帯 7に取付ける。この時、鞍Kを着用したまま腹帯7を解くことなしに連結装具5 Bを簡単な取扱にて多くの時間と手間とを要せずに腹帯7に捲回わして取付ける ことができる。 ループRは革または布で形成されて腹帯7に対して捲回し、締付けられるので 、腹帯7の幅Wが狭く保持力が少ない場合に運動中の衝撃によりループRが腹帯 7に対して腹の下面部側にずれ動く不都合がなくなり、矯正レーン5の取付位置 の変化が少ないので、矯正を確実に期待できる。
【0018】 このようにして一端のループRが腹帯7に捲回わされた連結装具5Bの他端に 設けた小径リング9にレーン主体5Aの他端に装着したなす環6′を係脱可能に 係合することにより、レーン主体5Aと連結装具5Bとを連繋手段8を介して結 合した矯正レーン5を図1、および図4、図5に示す水勒2や図には示さないが 水勒を基本として変形された特殊類似物、または必要がある場合には図6および 図7に示す大勒3の銜の左右に設けた大小何れの銜環4,4も、または少なくと も馬体の側面の屈曲を矯正する側の左右何れかの銜環4と腹帯7との間に取付け る。 この際、馬の能力、体格、性格、技能の相違、または練習、訓練、調教等の進 度に応じて矯正レーン5を取付ける頭絡の馬装具が水勒2であるのか、水勒を基 本として変形された特殊類似物であるのかまたは必要な場合には大勒3であるの かを選択する。例えば馬の初期調教時には銜を受けるのを馬に覚えさせたり、顎 の柔軟性を求めるのに水勒2が最適に使用される。また初級の馬場馬術ではこの 水勒2の使用が指定され、また大障害飛越競技においても馬に無理な負担を与え ないように水勒2の使用が好まれる。大勒3は調教の度合いが進み、馬の運動に 収縮性を求め、馬に強い力を発揮させなければならない時に水勒2よりも馬に対 して軽い接触圧で操作するために稀に使用される。
【0019】 そして本実施例のサイドレーンでは馬が頭部Hを上げようとすると、一端5a が水勒2等の銜環4に取付けられ、他端5bが腹帯7にループRを介して取付け られた所望長さLの矯正レーン5の引張力により口部内に銜を銜えている馬の下 顎が引張られるので、それ以上、馬の頭部Hが上がるのが阻止され、姿勢は矯正 される。しかも馬体の側面に屈曲を有する場合にも矯正レーン5の引張により頭 部Hが左右に屈曲することなく真っ直ぐに前面に向くように矯正される。
【0020】 練習や訓練、調教が済み、矯正レーン5を馬から外すのには、先ず腹帯7に捲 回わされている短いバンドを含む連結装具5Bの一端に設けた小径リング9に係 合されているレーン主体5Aの一端に設けたなす環6′の係合を解き、矯正レー ン5のレーン主体5Aと連結装具5Bとを分離する。 その後、レーン主体5Aの一端5aに設けたなす環6を銜環4から係合を解く ことによりレーン主体5Aを銜環4から外す。それから鞍Kを馬に締付けて固定 している腹帯7にループRが捲回わされている連結装具5Bの一端に設けた大径 リング10から小径リング9を引き出すことにより、ループRを解いて連結装具 5Bを直線状にし、腹帯7から取り外す。従って腹帯7を弛めることなく、鞍K を馬体に着用したまま連繋手段8を介して矯正レーン5を簡単な取扱で至便に取 り外すことができる。このように、矯正レーン5の取付けや取外しには、多くの 時間と手間とがかからないので、障害飛越を行う馬術競技等の競技会や競馬にお いて馬の頭部Hが上がる癖を練習用の馬場等で矯正し、調教を終えたら直ちに競 技等に望め、便利である。
【0021】 図8は矯正レーン5がスタンディングマルタンガールに適用された本考案の第 2実施例を示す。 この実施例では水勒2や水勒を基本として変形した特殊類似物、または必要時 には大勒3の銜を備える頭絡の鼻革40に取付リング41を設け、そしてこの取 付リング41に係脱可能ななす環6を馬の左右の前肢の間から胸、頸前に配置さ れる矯正レーン5の一端5aに設けたことにより、腹帯7にループRが捲回わさ れる連結装具5Bに他端5bを取付けた矯正レーン5の引張によりそれ以上頭部 Hが上がる癖を矯正したり、頭部Hが上がるのが拘束されるので、例えばポロ競 技に最適に使用できるほかは前記第1実施例と同様の構成、作用がある。
【0022】
【考案の効果】
本考案は以上のように、矯正レーンを頭絡の馬装具側に取付けられるレーン主 体と、腹帯側に配置され一端が前記レーン主体に取付けられる短いバンドを含む 連結装具とに区分し、該連結装具を前記腹帯に対して連繋手段を介して至便に係 脱可能に着脱されるので、水勒等の既設の頭絡の馬装具を馬の能力、体格、性格 、技能の相違や練習、訓練、調教の進度に応じて変更することなくそのまま使用 できるとともに鞍を取付けたり、取外すことなく矯正レーンを鞍の腹帯に対して 手間と時間とがかからず簡単な取扱で容易に着脱可能に取付けることができる。 また腹帯に対してループはずれ動きが少なく確実に取付けることができるので 、馬の前肢の肘にループが当たって運動に支障を生ずることなく、確実に矯正が 行なえる。 しかも本考案の頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具は、構造簡単で製作および組付 が容易であり、量産可能にして製作コストは安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具をサイ
ドレーンに適用した第1実施例を示す拡大分解斜視図で
ある。
【図2】同じく本実施例の頭部姿勢矯正用馬具を馬に着
装した側面図である。
【図3】同じく本実施例で使用される連繋手段を示す拡
大斜視図である。
【図4】同じく本実施例で使用される水勒を馬に着装し
た状態を示す側面図である。
【図5】同じく水勒を示す正面図である。
【図6】同じく本実施例で使用される大勒を馬に装着し
た状態を示す側面図である。
【図7】同じく大勒の正面図である。
【図8】同じく本考案の頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具
をスタンディングマルタンガールに適用した第2実施例
を示す側面図である。
【図9】従来の馬具の一例としての水勒を示す側面図で
ある。
【図10】同じく水勒を示す正面図である。
【図11】従来の馬具の他例としての大勒を示す側面図
である。
【図12】同じく正面図である。
【図13】馬の歩調の一種である常歩の姿態を説明的に
示す側面図である。
【図14】同じく速歩の姿態を説明的に示す側面図であ
る。
【図15】同じく駈歩の姿態を説明的に示す側面図であ
る。
【図16】頭部姿勢矯正用馬具の一例として従来のサイ
ドレーンを示す側面図である。
【図17】同じく頭部姿勢矯正用馬具の他例として従来
のスタンディングマルタンガールを示す側面図である。
【符号の説明】
1 馬装具 2 水勒 3 大勒 4 銜環 5 矯正レーン 5A レーン主体 5B 連結装具 6 なす環 6′ なす環 7 腹帯 8 連繋手段 9 小径リング 10 大径リング H 頭部 R ループ

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水勒等の銜環、または該銜環に連なる手
    綱、さらには鼻革等の頭絡の馬装具に一端が取付けら
    れ、他端は馬に鞍を装着させる腹帯に取付けられる矯正
    レーンを備え、頭部が上がる癖を有して運動を行うか或
    いは応急調整を要する馬の頭部を下げるように練習、訓
    練、調教を行う頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具にして、
    前記矯正レーンを頭絡の馬装具側に取付けられるレーン
    主体と腹帯側に配置され一端が前記レーン主体に取付け
    られる連結装具とに区分し、該連結装具を前記腹帯に対
    して連繋手段を介して至便に係脱可能に着脱することを
    特徴とした頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具。
  2. 【請求項2】 前記連繋手段は、前記レーン主体の一端
    に装着した係脱用なす環を係脱可能に連結装具の一端に
    取付けられる小径リングと、連結装具の他端に取付けら
    れ、前記小径リングが挿通されることにより腹帯に捲回
    わされるループを形成する大径リングとからなることを
    特徴とする請求項1に記載の頭部姿勢矯正用馬具の着脱
    装具。
  3. 【請求項3】 水勒等の銜の左右の側面に設けられる銜
    環のうち左右何れもの銜環の側面に矯正レーンの一端が
    取付けられるサイドレーンまたはドローレーンの何れか
    であることを特徴とする請求項1に記載の頭部姿勢矯正
    用馬具の着脱装具。
  4. 【請求項4】 水勒等の銜を備える頭絡または鼻革に設
    けられた取付リングに係脱可能ななす環を馬の左右の前
    肢の間から胸、頸前に配置される矯正レーンの一端に設
    けたスタンディングマルタンガールであることを特徴と
    する請求項1に記載の頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具。
  5. 【請求項5】 前記矯正レーンは、水勒または水勒を基
    本として変形された特殊類似物、必要に応じて大勒の銜
    の少なくとも大小何れかの銜環に矯正レーンの一端が取
    付けられるかまたは挿通されることを特徴とする請求項
    3に記載の頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具。
  6. 【請求項6】 連繋手段の小径リングと、該小径リング
    が挿通され腹帯に捲回されるループを形成する大径リン
    グが、正円、楕円、三角形、四角形、そのほかの多角形
    等の相似形状に形成されることを特徴とする請求項2に
    記載の頭部姿勢矯正用馬具の着脱装具。
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