JP3049544U - 自転車用盗難予防バッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車の荷カゴからのカバンの盗難を防ぐた
めに自転車の荷カゴに固定することができるカバン。 【解決手段】 図面１の本体バッグの側面に遊びを
設け、そこにカン又はリングを通し、自転車の荷カゴ
の骨組みにあわせてカン又はリングを上下させ荷カゴの
骨組みに南京錠などで施錠し固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【００１】 考案の属する技術分野 この考案は、自転車の荷カゴに入れたバッグ・カバンなど、盗難・置き引き・ 引ったくりなどを予防するために金具を取り付けたものである。

【００２】 従来の技術 従来バッグに自転車の荷カゴからの盗難予防用の金具を取り付けたものはなく 、今現在も作られていない。

【００３】 考案の解決しようとする課題 本案は金具を取り付けることにより、置き引き・盗難・引ったくりからバッグ を守ることができる。

【００４】 課題を解決する手段 いまその解決手段を図面を追いながら説明すれば （イ） 本来縫い付けられているバッグの手元の所を３〜４ｃｍ図面１のの ように縫わずに遊びを作り、その遊び部分にカン又はリングを通しスライドでき るようにすることによって図面２の使用例のように自転車の荷カゴの骨組みに南 京錠などで施錠し手提げカバンなどの盗難・引ったくりを防止することができる 。 （ロ） スライドできるようにしたのは、自転車の荷カゴの大きさ・骨組みの 幅が異なるからである。 （ハ） 図面１の手元の遊びの代わりに図面４の固定用金具を取り付けて 自転車の荷カゴの骨組みにバッグを施錠し、盗難・引ったくりを防止するができ る。

【提出日】平成９年１１月２７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は自転車用盗難予防バッグに関し、その目的は自転車の荷カゴに入れた 場合にひったくり・置き引きなどによる盗難を予防することのできる自転車用盗 難予防バッグを提供することにある。

【０００２】

【従来の技術】

昨今、自転車の荷カゴに入れられたバッグの盗難事件が多発している。その犯 行方法として最も多いのは、すれ違う時にバッグを奪う所謂ひったくりで、その 他、持ち主が自転車から離れた一瞬の隙に荷カゴからバッグを持ち去る置き引き も多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

自転車の荷カゴに入れられたバッグが狙われやすい最大の理由としては、バッ グが運転者の手の届かない位置にあり、しかも簡単に荷カゴから取り出すことが できるなど、全く無防備な状態にあることが考えられており、警察も、荷カゴの バッグに注意を払うように呼びかけているが、被害数の減少には至っていない。 そこで、自転車の荷カゴに入れた場合にひったくり・置き引きなどによる盗難 の被害にあうのを予防することのできる自転車用盗難予防バッグの創出が望まれ ていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、請求項１に係る 考案は、バッグ本体、取っ手及び取付部からなる自転車用盗難予防バッグであっ て、該取っ手はバッグ本体の側面に取り付けられてなるとともに、この取付部分 の中途部がバッグ本体から遊離され、この遊離部分が取付部とされてなり、また 、該取付部にはカン又はリングが取り付けられており、該カン又はリングは取付 部において遊動自在であることを特徴とする自転車用盗難予防バッグに関し、請 求項２に係る考案は、バッグ本体、取っ手及び取付部からなる自転車用盗難予防 バッグであって、該取付部は金属又はプラスチックの固定具からなり、該固定具 はその両端部でバッグ本体に固定され、その中央部はバッグ本体から遊離してな り、また、該取付部にはカン又はリングが取り付けられており、該カン又はリン グは取付部において遊動自在であることを特徴とする自転車用盗難予防バッグに 関する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案に係る自転車用盗難予防バッグを図面に基づいて説明する。 図１は本考案の第一実施例に係る自転車用盗難予防バッグの正面図、図２は図 １に示す自転車用盗難予防バッグの使用状態を示す図、図３は本考案の第二実施 例に係る自転車用盗難予防バッグの正面図、図４は第二実施例において用いられ る固定具を示す図である。

【０００６】 本考案に係る自転車用盗難予防バッグ（１）は、図１に示すように、バッグ本 体（２）、取っ手（３）及び取付部（４）からなり、取付部（４）にはカン又は リング（５）が取り付けられている。 図１に示す第一実施例においては、取っ手（３）はバッグ本体（２）の側面に 取り付けられている。また、この取付部分の中途部はバッグ本体から遊離してお り、この遊離部分が取付部（４）とされている。例えば、図１示の例においては 、取っ手（３）をバッグ本体（２）に取り付ける部分全体を縫着するのではなく 、その一部を縫着せずにバッグ本体（２）から遊離させることにより、取付部（ ４）が設けられる。 取付部（４）の、取っ手（３）の長手方向の長さは特に限定されないが、後述 するカン又はリング（５）が取付部（４）において遊動自在となるように、３〜 ４ｃｍ程度とするのが望ましい。

【０００７】 上記取付部（４）に取り付けられるカン又はリング（５）はバッグを自転車の 荷カゴに取り付けるためのものである。例えば図２に示すように、カン又はリン グ（５）を自転車の荷カゴ（Ｋ）の骨組みに、南京錠（Ｎ）等で取り付け、施錠 することにより自転車用盗難予防バッグ（１）を荷カゴ（Ｋ）に取り付けること ができる。 従って、犯人がバッグの取っ手（３）を持ってバッグを盗もうとしても、バッ グ（１）が荷カゴ（Ｋ）に取り付けられているために、荷カゴ（Ｋ）から取り出 すことはできず、結果として、ひったくり・置き引きなどによる盗難を予防する ことができるのである。

【０００８】 上記したカン又はリング（５）は、取付部（４）において遊動自在とされてい る。これは、一般に、自転車の荷カゴの大きさや骨組みの形状は自転車によって 異なるため、どのような形状の荷カゴにも対応できるようにするためである。 尚、カン又はリング（３）は金属またはプラスチックからなり、その形状、大 きさ等は特に限定されない。

【０００９】 次に、本考案の第二実施例について説明する。 第二実施例においては、金属又はプラスチックの固定具（６）の両端部（６１ ）をバッグ本体（２）に固定することにより取付部（４）が設けられ、この取付 部（４）に上記第一実施例と同様のカン又はリング（５）が取り付けられる。

【００１０】 固定具（６）の形状としては、図４に示すようなものを例示することができる 。つまり、本実施例においては、カン又はリング（５）が取付部（４）において 遊動自在となるように、固定具（６）の中央部（６２）がバッグ本体（２）から 遊離するようにされている。 このような固定具（６）の両端部（６１）をバッグ本体（２）に固定すること により、どのような形状のバッグにも容易に取付部（４）を設けて、カン又はリ ング（５）を取り付けることができ、ひったくり・置き引きなどによる盗難を予 防することができる。 尚、固定具（６）の両端部（６１）をバッグ本体（２）に固定する方法は特に 限定されないが、例えば図４に示すように、両端部（６１）に穴（７）を設け、 鋲などでバッグ本体（２）に固定する方法を例示することができる。

【００１１】

【考案の効果】

以上詳述した如く、請求項１に係る考案は、バッグ本体、取っ手及び取付部か らなる自転車用盗難予防バッグであって、該取っ手はバッグ本体の側面に取り付 けられてなるとともに、この取付部分の中途部がバッグ本体から遊離され、この 遊離部分が取付部とされてなり、また、該取付部にはカン又はリングが取り付け られており、該カン又はリングは取付部において遊動自在であることを特徴とす る自転車用盗難予防バッグに関するものであるから、様々な形状の自転車の荷カ ゴに対応して、バッグを荷カゴに取り付けることができ、バッグを荷カゴに入れ た場合にひったくり・置き引きなどによる盗難の被害にあうのを予防することが できる。

【００１２】 また、請求項２に係る考案は、バッグ本体、取っ手及び取付部からなる自転車 用盗難予防バッグであって、該取付部は金属又はプラスチックの固定具からなり 、該固定具はその両端部でバッグ本体に固定され、その中央部はバッグ本体から 遊離してなり、また、該取付部にはカン又はリングが取り付けられており、該カ ン又はリングは取付部において遊動自在であることを特徴とする自転車用盗難予 防バッグに関するものであるから、どのような形状のバッグにも容易に取付部を 設けてカン又はリングを取り付けることができ、盗難を予防することができると いう優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】本考案の使用例

【図３】金属又はプラスチックの固定器具を取り付けた
本考案の正面図

【図４】カン又はリングをスライドさせる金属又はプラ
スチックの固定器具の図

【符号の説明】 布地のバッグ 金属又はプラスチックのカン又はリング 固定器具の止め穴 遊び部分 金属又はプラスチックの遊びのための部分 縫い糸 金属又はプラスチックの固定用金具

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【手続補正書】

【提出日】平成８年１２月２５日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１及び請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案請求の範囲】

【請求項２】カン又はリングを備え付けるための遊び部
分の代わりに金属又はプラスチックの固定器具を設けた
自転車用盗難予防バッグ ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年５月２８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年１１月２７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 自転車用盗難予防バッグ

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第一実施例に係る自転車用盗難予防バ
ッグの正面図である。

【図２】図１に示す自転車用盗難予防バッグの使用状態
を示す図である。

【図３】本考案の第二実施例に係る自転車用盗難予防バ
ッグの正面図である。

【図４】第二実施例において用いられる固定用金具を示
す図である。

【符号の説明】 １ 自転車用盗難予防バッグ ２ バッグ本体 ３ 取っ手 ４ 取付部 ５ カン又はリング ６ 固定具 ６１ 両端部 ６２ 中央部

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ） 図面１の本体のバッグの側面に
   カン又はリングをつける。 （ロ） 図面１のバッグの手元に３〜４ｃｍの遊び部分
   を作り、カン又はリングを上下に動くようする。以
   上の如く構成された、自転車用盗難予防バッグ
2. 【請求項２】図面１の遊び部分を図面４の金属又はプ
   ラスチックの固定用金具に変えた自転車用盗難予防バ
   ッグ