JP3049079U - 視覚的な記念効果のあるパーティー用ろうそく装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚的な独特な記念効果のあるパーティー用
ろうそく装置を提供する。 【解決手段】 ろうそくの芯に火を付けると、スイッチ
ング板５０のビニールシート５３が芯の熱により溶ける
につれ、両側のアルミニウム板５１，５２が接触して、
バッテリの電流を導通させることによって、メロディま
たは音声メモリチップが作動してメロディや音声が響く
ようにすると共に、点燈されたＬＥＤの光は、各種パー
ティーや行事を記念する内容の単語または文章が表示さ
れた凹溝１１の形態によって広がりながら表出される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は視覚的な記念効果のあるパーティー用ろうそく装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

各種行事やパーティーを催すときには、ケーキにろうそくを差し、火をともし てから、歌をうたったり手を打ったりするなどの祝い行為をする。

【０００３】 この際、通常は、美しい色彩に装飾された一般的なろうそくを使用するか、あ るいはろうそくの中にメロディチップを内装し芯に付けられた火による熱がメロ ディチップに感知されるとメロディが響くようにしたメロディろうそくを使用し ている。

【０００４】 しかし、前者の場合は単純にろうそくをともす行為に過ぎなく、雰囲気が多少 ぎこちない問題があり、後者の場合はろうそくから響くメロディにより雰囲気が やや盛り上るが、単に聴覚的な楽しみが少し得られるに過ぎない。

【０００５】 もちろん、ろうそくがともされるので、ろうそくを通した視覚的な効果はある が、それ以上の新規で新鮮な効果はない。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、このような従来の問題点を解決するために案出されたもので、その 目的は、視覚的な記念効果が独特に得られるろうそく装置を提供するところにあ る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために、請求項１の視覚的な記念効果のあるパーティー用 ろうそく装置は、 前面には各種パーティーや行事を記念する内容の単語または文章を表示する凹 溝１１が形成され、裏面の中央には作動装置挿入溝１２とスイッチング板通過溝 １３が形成され、前記凹溝１１の左側端には電線６０，６１が接続されたＬＥＤ １４が差しこまれた透明板１０と、裏面中央には作動装置挿入溝２１とスイッチ ング板通過溝２２が形成され左側には電線通過溝２３が形成された裏板２０とを 接着させてなる装飾板１と、 前記装飾板１の中央部底面に垂直に接着された脚２と、 芯３１の傍には、中央のビニールシート５３の前後にアルミニウム板５１，５ ２が取り付けられてなるスイッチング板５０が貫通されているろうそく３０と、 側面に電線通過孔４１が形成されたケーシング４０内には、複数のバッテリ４ ２，４３が内蔵され、前記バッテリの（＋）極と（−）極を連結させる（＋）端 子４４と（−）端子４５が構成されるようになし、前記スイッチング板５０の下 端部をケーシング４０内に挿入して、アルミニウム板５２と前記（＋）端子４４ を半田付けし、ケーシング４０内に内蔵されたメロディまたは音声メモリチップ ４６にはアルミニウム板５１と（−）端子４５を電線で接続し、ＬＥＤ１４に接 続された電線６０，６１は電線通過溝２３とケーシングの電線通過孔４１を介し てアルミニウム板５１と（−）端子４５に接続され、カバー４７により密封され てなる作動装置３とから構成され、 前記作動装置を透明板と裏板との間に差しこんで、透明板と裏板とを接着させ 、ろうそくの底面は装飾板の上面と接着剤で接着させて完成され、 ろうそくの芯に火を付けると、スイッチング板５０のビニールシート５３が芯 の熱により溶けるにつれて両側のアルミニウム板５１，５２が接触してバッテリ の電流を導通させることによって、メロディまたは音声メモリチップが作動して 、メロディや音声が響くようにすると共に、点燈したＬＥＤの光は前記透明板１ ０の中へ屈折しながら伝播されて、各種パーティーや行事を記念する内容の単語 または文章を表示する凹溝１１の形態に沿って発光するようにすると共に、視覚 的な記念効果が特別に表現されることを特徴とする。

【０００８】 請求項２の視覚的な記念効果のあるパーティー用ろうそく装置は、 各種パーティーや行事に関連する言葉を構成する文字または記号を刻設してな る少くとも前面側が透明の装飾板と、 装飾板の適所に配した、前記文字または記号を照射するための発光体と、 ２つの導電体の中間に熱により可溶の絶縁体を介在させてなるスイッチング板 を芯の近傍に配してなるろうそくと、 前記スイッチング板に接続される電源および発音体とからなることを特徴とす る。

【０００９】

【考案の実施の形態】

次に、添附の図面に基づいて本考案をさらに詳しく説明する。

【００１０】 本考案の透明板１０は、アクリルやプラスチックまたは合成樹脂により形成す ることが望ましい。場合によっては、半透明に形成してもよいが、その場合には 、淡い色彩のものを選択するのがよい。

【００１１】 透明板１０の凹溝１１は彫刻器で彫刻することもでき、また、透明板を射出成 形するときに同時に形成することが可能である。

【００１２】 裏板２０の材料としては、不透明のアクリルやプラスチックまたは合成樹脂を 用いることが好ましい。その裏面には、各種の絵を印刷したり、写真を取付けて もよい。ＬＥＤ１４としては、様々な色彩のものを選択することができる。虹色 の中から選択することが望ましいが、パステルトーンの色彩を選択してもよい。

【００１３】 また、ろうそく３０は、球状、四角状、三角状もしくは星状、半月状など様々 な形態のものを用いることができる。場合によっては、花弁状、パン・菓子状、 アニメーション化された動物の頭状、子供向きのロボット状、果物状などの広範 囲な形態を採用することができる。

【００１４】 スイッチング板５０のアルミニウム５１，５２の代りに、熱伝導率が良好で延 伸率が優れているその他の材質のものを使用することができる。ビニールシート を介して２本の銅線を撚ったものを使用することができる。また、ビニールシー トの代りに、熱により溶け易い合成樹脂やパラフィンなどを使用してもよい。

【００１５】 ＬＥＤは、透明板の最も左側、中央部、最も右側のいずれの位置に設けてもよ い。また、それぞれ色彩が違ったり同じ色彩のＬＥＤを２つ以上使用することも できる。この場合、１つのＬＥＤが中央にあるときは、そのＬＥＤの光が中央か ら左右に向かって広がる。また、左右の端部にそれぞれ１つずつあるときには、 ＬＥＤの光が左右端から出発して中央において集って混ざり合う。このとき、色 彩が相異なるＬＥＤを使用すると、中央においてこれらの色彩が混ざり合って、 幻想的な雰囲気をかもし出す。

【００１６】 凹溝１１は、各種のパーティーや行事などを記念する内容の単語又は文章を表 示する。この場合、各国の言語で表示してもよいことは当然である。これらの単 語または文章は様々な文体のものであってよく、また、様々にデザイン化された ものであってよい。

【００１７】 装飾板１の形態は、丸形、正方形、星形、半月形、その他幾何学的形状であっ てもよい。場合によっては、人、動物、花などの形態であってよい。

【００１８】 メロディチップまたは音声メモリチップ４６に記憶されたメロディまたは音声 は、行事やパーティーの性格に適合したものを用いる。

【００１９】 通常の回路をケーシング内に配することにより、ＬＥＤが例えば１秒、２秒ま たは３秒の間隔で間欠的に発光するようにできる。

【００２０】 このようにすれば、ＬＥＤの光が凹溝１１に沿って波状に反復的に広がる新規 な効果がある。

【００２１】

【考案の効果】

以上述べたように、請求項１のろうそく装置は、ろうそくを灯すとき、アルミ ニウム板５１，５２間のビニールシート５３が溶けることによってアルミニウム 板５１，５２同士が接触されてスイッチングされることにより、メロディチップ または音声メモリチップ４６とＬＥＤ１４にバッテリの電源が導通される。した がって、各種行事の性格に最適なメロディやお祝いの音声が響くようにすると共 に、特に透明板１０において各種パーティーや行事などを記念する内容の単語ま たは文章が表示された凹溝１１に沿ってＬＥＤの光が美しく広がるようにする独 特でかつ新鮮な視覚的な効果が得られて、行事の雰囲気を最高に盛り上げること ができる有用な特長がある。

【００２２】 請求項２のろうそく装置の場合は、ろうそくを灯すことにより、可溶の絶縁体 が溶けることによって、２つの導電体同士が接触し、スイッチングされることに より、これに接続した電源を介して発音体が音声または音響を発する。また、透 明板に設けた発光体により文字または記号が照射され、独特な美しい装飾効果が 得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるパーティー用ろうそく装置の斜視
図。

【図２】本考案の内部構造を示す分解斜視図。

【図３】本考案の中央部縦断面図。

【図４】本考案の作動装置を示す斜視図。

【図５】本考案の作動装置の内部構造を示す参考図。

【図６】図１の５００−５００線の断面図。

【符号の説明】

１ 装飾板 １０ 透明板 １１ 凹溝 １２，２１ 作動装置挿入溝 １３，２２ スイッチング板通過溝 １４ ＬＥＤ ２０ 裏板 ２３ 電線通過溝 ３０ ろうそく ３１ 芯 ２ 脚 ３ 作動装置 ４０ ケーシング ４１ 電線通過孔 ４２，４３ バッテリ ４４ （＋）端子 ４５ （−）端子 ４６ メロディまたは音声メモリチップ ５０ スイッチング板 ５１，５２ アルミニウム板 ５３ ビニールシート ６０，６１ 電線

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 597164057 李 陽洙 大韓民国釜山市蓮堤區巨堤洞1036．２／１ (72)考案者 李 陽洙 大韓民国釜山市蓮堤區巨堤洞1036．２／１

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前面には各種パーティーや行事を記念す
   る内容の単語または文章を表示する凹溝が形成され、裏
   面の中央には作動装置挿入溝とスイッチング板通過溝が
   形成され、前記凹溝の左側端には電線が接続されたＬＥ
   Ｄが差しこまれた透明板と、裏面中央には作動装置挿入
   溝とスイッチング板通過溝が形成され左側には電線通過
   溝が形成された裏板とを接着させてなる装飾板と、 前記装飾板の中央部底面に垂直に接着された脚と、 芯の傍には、中央のビニールシートの前後にアルミニウ
   ム板が取り付けられてなるスイッチング板が貫通されて
   いるろうそくと、 側面に電線通過孔が形成されたケーシング内には、複数
   のバッテリが内蔵され、前記バッテリの（＋）極と
   （−）極を連結させる（＋）端子と（−）端子が構成さ
   れるようになし、前記スイッチング板の下端部をケーシ
   ング内に挿入して、アルミニウム板と前記（＋）端子を
   半田付けし、ケーシング内に内蔵されたメロディまたは
   音声メモリチップにはアルミニウム板と（−）端子を電
   線で接続し、ＬＥＤに接続された電線は電線通過溝とケ
   ーシングの電線通過孔を介してアルミニウム板と（−）
   端子に接続され、カバーにより密封されてなる作動装置
   とから構成され、 前記作動装置を透明板と裏板との間に差しこんで、透明
   板と裏板とを接着させ、ろうそくの底面は装飾板の上面
   と接着剤で接着させて完成され、 ろうそくの芯に火を付けると、スイッチング板のビニー
   ルシートが芯の熱により溶けるにつれて両側のアルミニ
   ウム板が接触してバッテリの電流を導通させることによ
   って、メロディまたは音声メモリチップが作動して、メ
   ロディや音声が響くようにすると共に、点燈したＬＥＤ
   の光は前記透明板の中へ屈折しながら伝播されて、各種
   パーティーや行事を記念する内容の単語または文章を表
   示する凹溝の形態に沿って発光するようにすると共に、
   視覚的な記念効果が特別に表現されることを特徴とする
   視覚的な記念効果のあるパーティー用ろうそく装置。
2. 【請求項２】 各種パーティーや行事に関連する言葉を
   構成する文字または記号を刻設してなる少くとも前面側
   が透明の装飾板と、 装飾板の適所に配した、前記文字または記号を照射する
   ための発光体と、 ２つの導電体の中間に熱により可溶の絶縁体を介在させ
   てなるスイッチング板を芯の近傍に配してなるろうそく
   と、 前記スイッチング板に接続される電源および発音体とか
   らなる視覚的な記念効果のあるパーティー用ろうそく装
   置。