JP3048915U - 草花の支柱構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】ド―ム状に花を咲かせることができ、通気性を
良くし病虫害予防と長い間緑葉が育つ補助的役割を果た
し、セッティングが簡単で何度も使用でき、つるを持た
ない支えが必要な草花の支柱構造を安価に提供する。 【解決手段】 全体形状がド―ム型に作られ、線状支柱
部分は太く強度を持たせ円輪状部分は細目にして外観重
視を考えた。脚部の線状部分の折り曲げ状態を変化させ
れば鉢の大きさに合わせることが可能である。色は補助
用具として葉色と同系色グリ―ンを使用している。草花
支柱の直径の大きさに合わせた強度を持たせるため脚部
分の線状支柱を６脚とし円輪状部の段数を５段の構造と
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は全体形状をド―ム型にしたことにより、花芽を頭部から中央部、下部 まで均一に維持することができ、表面全体に花を咲かせることができる。花の茎 及び枝の支えとなり、風雨による形崩れが少ない。支柱が必要な草花に大きな効 果を発揮します。セッティングが簡単で安価である。ド―ム形状の支柱部分は強 度を持たせる為太くし、円輪状部は見栄えの良い細い線材を使用している。図９ のｄ１のように、脚部の線状部分を変形させることにより鉢の大きさにアジャス トできる。

【０００２】

【従来の技術】

つる性植物としての支柱構造として３本の棒状支柱と円筒状の材料を３段取り 付けたものと全体形状を略球状にした２種類のつる性植物用支柱が発表されてい る。双方ともつる性植物用であり、つるを持たない草花には適当でない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前項と違いつるを持たない茎や枝の支えが必要な草花に特に大きな効果を発揮 します。ド―ム形状の支柱構造により成長する枝葉を頭部まで支えてやり全面に 花芽を維持することと開花の条件を満たす補助的役割を目的とする。ド―ム型支 柱の中に風が通り雨に濡れた枝葉の乾きが早く、病虫害予防を目的としている。

【０００４】

【考案を解決するための手段】

本考案は上記目的を達成するためになされたものであって、請求項１の草花の 支柱構造は複数本の線状支柱と複数本の円輪状線材が接着剤及び溶接でド―ム状 に形成された茎及び枝葉の支えができる構造となっている。

【０００５】 請求項２の草花の支柱構造は複数本の線状支柱からなる脚部分の折り曲げ状態 を変化させることにより、鉢の大きさに合わせることができる構造となっている 。

【０００６】 請求項３の草花の支柱構造は形状及び規格についての設定であり、大型の草花 から小型の草花まで対応できる形状の支柱を揃えることにより，花の生育条件を 満たすことができる構造となっている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

草花の苗の植え付けと同時に，鉢の大きさに合わせてド―ム形状支柱をセッテ ィングする。枝の成長による伸びに合わせて，円輪状部１段目から２段目へと枝 を導いてやり３段、４段、５段まで伸ばした枝は頭部よりバランス良く垂れ下が るようにすると表面全体に花芽を維持でき花を咲かせることができる。内側空間 は通気性が良く鉢の土の表面が乾いた状態となり根腐り防止に役立つ。草花支柱 直径の大きさにより本体の強度を持たせるため脚部分となる線状支柱を４脚以上 の複数脚としている。

【０００８】

【実施例】

本考案に係わる支柱構造について、図６の支柱材ａ１、ａ２と円輪状材ｂ１、 ｂ２、ｂ３、ｂ４がド―ム状に接結形成されたものであり、図９のｄ１のように 脚部の線状部分を折り曲げて変化させることにより，鉢の大きさに合わせること ができる。草花の植え込みと同時にセットし、枝の伸びに従い円輪状上部へと枝 を導いてやる。

【０００９】

【考案の効果】

四季の草花に使用することができる。ド―ム形状全面に花の咲く状態はすばら しい。頭部より中央部、下部に至るまですべてのところに花芽が維持でき，通気 性が良いため長い間、良好なコンディションで花を観賞できる。草花の茎及び枝 の支えとなり風雨による形崩れが少ない。セッティングが簡単で何度も使用する ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる代表的なド―ム形状の全影であ
る。

【図２】４脚で円輪状部が４段構造になっている。

【図３】４脚で円輪状部が３段構造になっている。

【図４】図２の脚部を折り曲げて変形させたものであ
る。

【図５】本考案に係わる支柱構造である。ａ１、ａ２の
脚部の線状部とｂ１，ｂ２，ｂ３，ｂ４の円輪状部がド
―ム状に組み立てられたものである。

【図６】本考案に係わる草花の支柱構造部品である。

【図７】図１を上部から見た６脚の草花支柱構造。

【図８】脚部のノ―マルな形で鉢にセッティングする状
態。

【図９】図８の脚部の変形部（ｄ１）。

【図１０】草花用支柱を使用したサフィニアの開花状態
をスケッチしたものである。

【図１１】草花用支柱を使用したカスミ草の開花状態を
スケッチしたものである。

【符号の説明】

ａ１，ａ２ 脚部となる線状部 ｂ１ 円輪状部１段 ｂ２ 円輪状部２段 ｂ３ 円輪状部３段 ｂ４ 円輪状部４段 ｃ１、ｃ２ 接結部 ｄ１ 変形部

【手続補正書】

【提出日】平成９年１０月１３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

【請求項２】 既成サイズで作られたド―ム状支柱を大
きさの違う各種プランタ―及び鉢にセッティングすると
き，ド―ム状支柱の直径を小さくしたい場合は脚部分の
線材を内側に折り曲げ大きくしたい場合は外側に折り曲
げてアジャストすることが可能な材質を使用した草花の
支柱構造である。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１０年１月１６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数本の線状支柱と複数本の円輪状線材
   が、接着剤及び溶接でド―ム状に形成された、草花の枝
   葉を支えることができる支柱構造である。
2. 【請求項２】 線状支柱である脚部分の折り曲げ状態を
   変化させることにより鉢の大きさに合わせることが可能
   な草花の支柱構造である。
3. 【請求項３】 形状及び規格の範囲について、ド―ム形
   状の最大直径５０ｃｍ最大高さ６０ｃｍから最小直径１
   ０ｃｍ最小高さ１５ｃｍの範囲とする草花の支柱構造で
   ある。