JP3048071U - 内置型コンドーム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内置型コンドームの提供。 【解決手段】 固定管２の前端は細長い形状とされ、陰
茎４前端の尿道口より尿道内に挿入されて固定外管２１
の末端が膨張し、それは軟質ゴムで製造され、尿道口の
外側に密着し、その外周に設けられたＯ形リング２３が
精液の流出を阻止し、固定外管２１全体の外周が軟質ゴ
ムとされ並びに伸縮ヘッド２５の基部まで延伸され、固
定内管２２の前端は尿道内にあって、固定外管２１の内
部で活動可能とされ、その後端はＯ形リング２３の外に
突出し並びに捩れ可能であり、並びに精液収集袋３の柱
状ジョイント３１が固定内管２２の後端より挿入あるい
は取り出し可能とされ、並びにゴム袋３２により精液採
集の目的を完成できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の内置型コンドームに関し、特に、先に置き入れ、連続使用でき 、刺激を与えるなど多種の機能を有するものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知の避妊手段には各種あり、避妊用ピルや避妊キャップ、避妊リング、コン ドームなどが使用されている。その中、男性に一般に使用されているのはコンド ームであり、コンドームの使用は、女性に対する尊重の表現となり、また身体に 副作用がないために、普遍的に応用されている。

【０００３】 ただし、現在のコンドームは一部の使用者からいうと、完全ではない。即ち、 性行為の過程を円満に行うことができず、ときには心理負担をもたらす場合があ るためである。

【０００４】 コンドームは男性の陰茎が勃起した後でなければ装着できず、勃起状態を持続 できない男性にとっては、コンドーム装着の過程は本来有限な貴重な時間を費や すだけでなく、集中力を分散させるため勃起持続時間に影響する。これがコンド ーム装着に係る問題であった。

【０００５】 このほか、同一時間内に何度も性行為を行う場合には、現在のコンドームは一 次性の製品であり、継続使用できないため、その都度装着しなおさねばならなか った。

【０００６】 さらに、一般の調査レポートによると、一部の男性がコンドームの使用を拒否 する理由の主なものとして、コンドームにより人体器官の直接接触が妨げられる ために、接触と摩擦による生じる刺激感がなくなるということが挙げられる。

【０００７】 以上のように、周知のコンドームは幾つかの欠点を有しており、完全なもので あるとは言えなかった。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、性行為の前に装着でき、装着後に連続使用でき、また、皮膚感覚を 損なわない、一種のコンドームを提供することを課題としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、固定外管２１とされて、軟質ゴムで製造された細長い中空 管体とされ、尿道内部に置き入れられて膨張後に尿道口の外側に密着可能である もの、 固定内管２２とされて、固定外管２１内部に設置される中空管体とされ、尿道 内の一端にあって、固定外管２１の内部で活動可能とされ、その別端がＯ形リン グ２３の外に突出し並びに捩じれた状態を呈しうるもの、 Ｏ形リング２３とされて、固定外管２１の後端に設置されて締めつけと漏れ止 めを行うもの、 環紋ゴム２４とされて、固定外管２１と伸縮ヘッドの間の連結体とされて、伸 縮ヘッドのスライドに伴い伸縮する部分とされ、周囲に膨張突出し、係合を行う 装置とされ、 伸縮ヘッド２５とされて、軟質ゴムで製造された中空管体とされ、内部に設け られたネジ山により内管の回転に伴い固定外管２１の中空管体内をスライドする ものとされ、 柱状ジョイント３１とされて、中空の挿入管とされ、精液収集袋３の唯一の開 口とされ、精液収集袋３と固定管２を連接する部分とされるもの、 ゴム袋とされて、柱状ジョイントを介して精液を採集するもの、 以上を包括して構成された、内置型コンドームとしている。

【００１０】

【考案の実施の形態】

図１は、一般に用いられている周知のコンドーム１であり、それはコンドーム 本体１０とＯ形リング１２を含む。その使用状況については前述したとおりであ る。

【００１１】 図２、３は、本考案の内置型コンドームの実施例の組合せ斜視図、分解斜視図 、図４は本考案の内置型コンドームの固定管の実施例の断面図である。これらの 図に示されるように、本考案は、以下を包括している、即ち、 固定外管２１とされて、一つの細長い軟質ゴムで製造された中空管体とされ、 尿道内部に置き入れられて膨張後に尿道口の外側に密着可能であるもの、 固定内管２２とされて、固定外管２１内部に設置される中空管体とされ、尿道 内の一端にあって、固定外管２１の内部で活動可能とされ、その別端がＯ形リン グ２３の外に突出し並びに捩じれた状態を呈しうるもの、 柱状ジョイント３１とされて、中空の挿入管とされ、精液収集袋３の唯一の開 口とされ、精液収集袋３と固定管２を連接する部分とされるもの、 ゴム袋３２とされて、柱状ジョイント３１を介して精液を最終するもの。 図５には本考案の内置型コンドームの使用状況が示される。その中、固定管２ の前端は細長い形状とされ、陰茎４前端の尿道口より尿道内に挿入されて固定外 管２１の末端が膨張し、それは軟質ゴムで製造され、尿道口の外側に密着し、そ の外周に設けられたＯ形リング２３が精液の流出を阻止し、固定外管２１全体の 外周が軟質ゴムとされ並びに伸縮ヘッド２５の基部まで延伸され、固定内管２２ の前端は尿道内にあって、固定外管２１の内部で活動可能とされ、その後端はＯ 形リング２３の外に突出し並びに捩れ可能であり、並びに精液収集袋３の柱状ジ ョイント３１が固定内管２２の後端より挿入あるいは取り出し可能とされ、並び にゴム袋３２により精液採集の目的を完成できる。

【００１２】 図５には本考案の内置型コンドームの使用状態が示される。その使用時には、 まず、固定管２の前端の細長い部分を、陰茎４前端の尿道口より尿道内に挿入す る。その後、固定内管２２の露出端を捩じる。この時、固定管２の尿道内の一端 は膨張を開始し、係合作用を発生する。なお、この動作は個人の必要に応じて捩 じってその緊張度を調整する。こうして固定管２の置き入れ動作を完成する。性 行為進行の前に、精液収集袋３を装着するが、その方法は、精液収集袋３の柱状 ジョイント３１を固定内管２２の外部開口に挿入すればよい。射精後には、暫時 取り外さなくともよく、より多くの情趣を楽しめるほか、新しい精液収集袋３に 交換すれば連続して次の性行為の準備となすことができる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、周知のコンドームに対する選択可能な避妊器材となるほか、周知の コンドームにはない以下の優れた機能を有している。 １．本考案は男性の陰茎の勃起時間を奪うことなく、また、陰茎勃起中に装着 する必要がないため、性行為の進行に影響を与えない。 ２．本考案は若い男女や強烈な性欲所有者が同一時間内に何度も性行為を行う 場合にも、そのたびに全体を装着しなおす必要がないため、満足感を提供できる ほか、装着に伴う煩わしさをなくす。 ３．本考案の装着位置は陰茎と亀頭部分が直接接触と摩擦により得る刺激感に 影響しないため、周知のコンドーム装着を拒否していた男性にも受け入れられや すい。 このように、本考案のコンドームは周知の技術の有していた３つの問題を完全に 解決しており、非常に実用的で新規性を有する考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】周知の技術の斜視図である。

【図２】本考案の組合せ斜視図である。

【図３】本考案の分解斜視図である。

【図４】本考案の部分断面図である。

【図５】本考案の使用状態表示図である。

【符号の説明】

１ 周知のコンドーム １１ コンドーム本体 １２ Ｏ形リング ２ 固定管 ２１ 固定外管 ２２ 固定内管 ２３ Ｏ形リング ２４ 環紋ゴム ２５ 伸縮ヘッド ３ 精液収集袋 ３１ 柱状ジョイント ３２ ゴム袋 ４ 陰茎

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 固定外管２１とされて、軟質ゴムで製造
   された細長い中空管体とされ、尿道内部に置き入れられ
   て膨張後に尿道口の外側に密着可能であるもの、 固定内管２２とされて、固定外管２１内部に設置される
   中空管体とされ、尿道内の一端にあって、固定外管２１
   の内部で活動可能とされ、その別端がＯ形リング２３の
   外に突出し並びに捩じれた状態を呈しうるもの、 Ｏ形リング２３とされて、固定外管２１の後端に設置さ
   れて締めつけと漏れ止めを行うもの、 環紋ゴム２４とされて、固定外管２１と伸縮ヘッドの間
   の連結体とされて、伸縮ヘッドのスライドに伴い伸縮す
   る部分とされ、周囲に膨張突出し、係合を行う装置とさ
   れ、 伸縮ヘッド２５とされて、軟質ゴムで製造された中空管
   体とされ、内部に設けられたネジ山により内管の回転に
   伴い固定外管２１の中空管体内をスライドするものとさ
   れ、 柱状ジョイント３１とされて、中空の挿入管とされ、精
   液収集袋３の唯一の開口とされ、精液収集袋３と固定管
   ２を連接する部分とされるもの、 ゴム袋とされて、柱状ジョイントを介して精液を採集す
   るもの、 以上を包括して構成された、内置型コンドーム。