JP3046964U - チューブ清掃装置 - Google Patents
チューブ清掃装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱交換器のチューブ清掃作業の労力を軽減す
る 【解決手段】 手元スイッチ15を前進位置にすると駆
動機構14によって清掃棒34が前進駆動され、永久磁
石36が磁気センサ26で検出されると清掃棒34の前
進は停止される。また、手元スイッチ15を後退位置に
すると駆動機構14によって清掃棒34が後退駆動さ
れ、永久磁石36が磁気センサ28で検出されると清掃
棒34の後退は停止される。L2をチューブTの長さに
合わせておけば、手元スイッチ15の操作だけでチュー
ブT内の清掃ができるから、労力は軽減され、操作も簡
単である。
る 【解決手段】 手元スイッチ15を前進位置にすると駆
動機構14によって清掃棒34が前進駆動され、永久磁
石36が磁気センサ26で検出されると清掃棒34の前
進は停止される。また、手元スイッチ15を後退位置に
すると駆動機構14によって清掃棒34が後退駆動さ
れ、永久磁石36が磁気センサ28で検出されると清掃
棒34の後退は停止される。L2をチューブTの長さに
合わせておけば、手元スイッチ15の操作だけでチュー
ブT内の清掃ができるから、労力は軽減され、操作も簡
単である。
Description
【0001】
本考案は、熱交換器のチューブの内面に付着した付着物を除去するためのチュ ーブ清掃装置に関する。
【0002】
熱交換器のチューブには長期の使用に伴って伝熱流体中の一部の成分や混入し ている物質等が付着することがある。特に、チューブ側流体に工業用水や天然水 を使用する熱交換器では、チューブの内面に有機物等のスライムの付着が多く、 このようなスライムの付着があると熱交換率が低下するために、例えば1年〜2 年毎にチューブの内面を清掃している。
【0003】
従来は、ブラシ等を人手によってチューブ内に挿入してこれをチューブ内で往 復動させることによりチューブ内面を清掃することが多かったが、ブラシ等を人 手によってチューブ内に挿入して往復させる作業は容易ではなく、また1基の熱 交換器に設けられているチューブの本数も決して少ないものではないことから、 こうした清掃作業は多大な労力を要するものであった。
【0004】 なお、モータなどによってブラシを駆動して、そのブラシでチューブ内面を清 掃する装置も提案されてはいるが、例えばブラシをチューブの出口付近まで前進 させたときに自動的に停止させる手段がなかったために操作が面倒で、扱いにく かった。これは、上述の人手による清掃を採用する理由の一つでもあった。
【0005】
このような課題を解決するための請求項1記載のチューブ清掃装置は、熱交換 器のチューブの内面の付着物を除去するためのチューブ清掃装置であって、棒状 部材の前端部にブラシを備える清掃棒を往復駆動する駆動機構と、前進および後 退を指示する入力をするための操作手段と、該操作手段により入力された指示に 応じて前記清掃棒を前進または後退させるべく前記駆動機構を制御し、前記清掃 棒が前進位置に達するか後退位置に達すると該駆動機構による上記清掃棒の駆動 を停止させる駆動制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0006】 このチューブ清掃装置を使用するには、清掃棒のブラシ側の端部を熱交換器の チューブの一方の開口に合わせておき、入力手段により前進を指示する入力を行 うと、駆動制御手段が、清掃棒を前進駆動させるべく駆動機構を制御するので、 駆動機構によって清掃棒が前進駆動される。清掃棒はチューブ内を前進してチュ ーブ内面に付着しているスライム等の付着物をブラシで除去する。そして、清掃 棒が前進位置に達すると(例えばブラシがチューブの出口に達すると)、駆動制 御手段が駆動機構による清掃棒の駆動を停止させるから、前進位置の設定さえ適 切にしておけば、例えば作業者がブラシの位置を適当に判断して清掃棒を停止さ せるといった操作をする必要はない。
【0007】 さらに、例えばブラシがチューブの出口に達したところで停止したなら、入力 手段により後退を指示する入力を行うと、駆動制御手段が、清掃棒を後退駆動さ せるべく駆動機構を制御するので、清掃棒は駆動機構によって後退駆動される。 清掃棒はチューブ内を後退してチューブ内面に付着しているスライム等の付着物 をブラシで除去する。そして、清掃棒が後退位置に達すると(例えばブラシがチ ューブの入口に達すると)、駆動制御手段が駆動機構による清掃棒の駆動を停止 させるから、後退位置の設定さえ適切にしておけば、例えば作業者がブラシの位 置を適当に判断して清掃棒を停止させるといった操作をする必要はない。
【0008】 このように、清掃棒をチューブ内で往復させるために人力を要さないので、少 ない労力でチューブの清掃作業を実施できる。しかも、前進位置及び後退位置で 清掃棒が自動的に停止するから、例えば作業者がブラシの位置を適当に判断して 清掃棒を停止させるといった操作をする必要はなく、操作も簡単で扱いやすい。
【0009】 駆動機構の構成としては、請求項2に記載されるものが推奨される。この請求 項2記載のチューブ清掃装置は、請求項1記載のチューブ清掃装置において、上 記駆動機構として、上記清掃棒を挟持可能に互いに側面を接触ないし接近させて 配された一対のローラと、正逆回転し上記ローラの少なくとも一方を回転駆動す るモータとを設けたことにより、上記モータを正逆回転させた際に上記一対のロ ーラの側面間に挟持された上記清掃棒を往復駆動可能としている。このチューブ 清掃装置は、モータを正逆回転させるだけで清掃棒を往復動させることができる ので、装置の構成は複雑とならない。
【0010】 前進位置と後退位置すなわち清掃棒の往復範囲を駆動制御装置に記憶させてお いて、清掃棒の移動量を検出しながら、その移動量が前進位置または後退位置に 相当するものになったところで清掃棒の駆動を停止させるような構成も可能であ るが、このような構成はやや複雑である。
【0011】 そこで、請求項3記載のチューブ清掃装置は、請求項1または2記載のチュー ブ清掃装置において、上記清掃棒の後端部に装着された磁石と、上記駆動機構側 に配され上記磁石の磁気を検出して前進位置信号を出力する前進位置センサと、 上記前進位置センサよりも上記駆動機構から離れて配され上記磁石の磁気を検出 して後退位置信号を出力する後退位置センサとを設け、前記駆動制御手段を、該 前進位置信号または後退位置信号が入力されると上記駆動機構に上記清掃棒の駆 動を停止させる構成としている。
【0012】 この構成とすれば、清掃棒の移動範囲を前進位置センサと後退位置センサとの 距離として設定できるから前進位置および後退位置の設定は簡単であり、駆動制 御手段に清掃棒の往復範囲を記憶させたり、清掃棒の移動量を検出する必要もな いから、駆動制御手段の回路構成を単純化できる。
【0013】 さらに請求項4記載のように、上記前進位置センサおよび後退位置センサの位 置を前記清掃棒の往復軌道に沿って可変とすれば、清掃棒の移動範囲を任意に設 定することができる。このため、例えば長めの清掃棒を用意しておけば、チュー ブの長さに応じて前進位置センサおよび後退位置センサの位置を変更するだけで 、さまざまな長さのチューブを清掃することができる。つまり、チューブの長さ に合わせて何種類もの清掃棒を用意する必要はなくなる。
【0014】 駆動機構として、例えば請求項2のような構成を採用すると、駆動機構の前後 における清掃棒の軌道を直線状にする必要があるが、請求項5記載のように、上 記清掃棒の軌道を直線状に保持するためのガイド部材を上記駆動機構の前後に設 ければ、簡単な構造でありながら駆動機構の前後における清掃棒の軌道を直線状 に保持することができる。
【0015】 ところで、熱交換器には多数のチューブがあるのが普通で、清掃棒を多数のチ ューブに合わせて上下左右に移動させるのも大変な作業である。 そこで、請求項6記載のチューブ清掃装置は、請求項1ないし5のいずれか記 載のチューブ清掃装置において、上記駆動機構の前側のガイド部材に接続された フレキシブルホース内に上記清掃棒を挿通させたことにより、該フレキシブルホ ースを介して上記清掃棒の進路を操作可能としている。
【0016】 このように構成すれば、作業者は、フレキシブルホースを持って、これを上下 左右に移動させることにより、清掃棒を各チューブに挿通させることができるか ら、例えばチューブ清掃装置の全体あるいは駆動機構の一部(例えば請求項2記 載のローラ部分)を持って、これを上下左右に移動するような作業は必要としな い。よって、作業者の負担が軽減される。
【0017】 さらに、請求項7記載のチューブ清掃装置は、請求項6記載のチューブ清掃装 置において、上記フレキシブルホースの先端側の端部に、上記ブラシを収容可能 な収容部と、該収容部内に液体を吐出する吐出口とを設けたことを特徴とする。 この吐出口から液体、例えば水を吐出すれば、この水は、収容部からチューブ 内に流出してブラシによって除去された付着物を洗い流すので、ブラシによる付 着物の除去効果が一層向上される。
【0018】
次に、本考案の一実施例を図面を参照して説明し、考案の実施の形態の説明と する。
【0019】
本実施例のチューブ清掃装置10の全体的な構造の説明図としての図1に示す ように、チューブ清掃装置10は、ほぼ直方体状のケース12に収容されている 駆動機構14、ケース12の駆動基板12aの前部に取り付けられた操作用のフ レキシブルホース16、フレキシブルホース16の先端部に取り付けられている 手元スイッチ15、手元スイッチ15よりもさらにフレキシブルホース16の先 端側にニップル18を介して接続されている水ホース20、水ホース20の中間 部に取り付けられている電磁弁22、水ホース20に水を送出するポンプP、ケ ース12の駆動基板12aの後部に取り付けられた軌道保持用のフレキシブルホ ース24、フレキシブルホース24に取り付けられ磁気を感知すると信号レベル をローからハイに変化させる一対の磁気センサ26、28等から構成されている 。なお、手元スイッチ15は、前進、停止、後退の3位置に操作される構造であ る。また、磁気センサ26、28の取付位置は任意に変更可能であり、磁気セン サ26、28間の距離L2も変更可能である。
【0020】 図7に示すように、フレキシブルホース16の内部にはエルボ状のノズル25 が配されており、ニップル18は、このノズル25に接続されている。このため 、水ホース20を介してポンプPから供給される水をノズル25からフレキシブ ルホース16内に吐出できる。
【0021】 図1に示すように、このチューブ清掃装置10には、先端にブラシ30を備え 、清掃対象となる熱交換器のチューブ長さよりも十分に長い軸部32を有する清 掃棒34が、フレキシブルホース16、ケース12(駆動機構14)およびフレ キシブルホース24に挿通して装着される。
【0022】 図2に示すように、清掃棒34の軸部32は、2本のステンレスワイヤを撚り 合わせて形成されており、その構造から例えば円弧状やS字状に曲げたり直線状 にしたりといった弾性変形が可能である。また、図1および図2に示すように、 軸部32の後端部には永久磁石36が取り付けられている。本実施例の場合、清 掃棒34のブラシ30の先端から永久磁石36の中心までの長さL1は約12m である。
【0023】 図3および図4に示すように、ケース12の内部には、駆動源となるモータ4 0が固定されている。 図3に示すように、モータ40の出力軸42には駆動ギヤ44およびウレタン ゴム製のローラ46が同心に取り付けられている。なお、駆動ギヤ44とローラ 46とはボルト48により、相対回転不能とされている。また、駆動ギヤ44に は従動ギヤ50が歯合されている。この従動ギヤ50には、ローラ46と同様の ローラ52が同心かつ相対回転不能に取り付けられており、ローラ46とローラ 52とは、互いに側面を接触させている。したがって、モータ40を稼働させれ ば、ローラ46、52を互いに逆方向に回転させることができる。
【0024】 ただし、従動ギヤ50を支持するベアリングボックス54は昇降板56に取り 付けられており、昇降板56は調整ボルト58の回動により破線で図示するよう に昇降する。したがって、駆動ギヤ44と従動ギヤ50の芯−芯距離を変化させ あるいは歯合を解除し、またローラ46とローラ52との接触量を変化させたり 、これらを互いに離れさせることも可能である。
【0025】 図4に示すように、ケース12の駆動基板12aの前後には、ホースコネクタ 60、62が取り付けられており、ホースコネクタ60には前述のフレキシブル ホース16が接続され、ホースコネクタ62にはフレキシブルホース24が接続 されている。また、ホースコネクタ60の他端にはガイドパイプ64が接続され 、ガイドパイプ64はホルダ66により駆動基板12aに固定されている。同様 に、ホースコネクタ62の他端にはガイドパイプ68が接続され、ガイドパイプ 68はホルダ70により駆動基板12aに固定されている。これら、ガイドパイ プ64、68はほぼ同心で、その軸は図3および図4に示されるようにローラ4 6、52の接触部を貫通する位置とされている。
【0026】 図1に示す状態では、清掃棒34はガイドパイプ64、68を貫通し、しかも ローラ46、52間を貫通している。したがって、モータ40を正転させると、 ローラ46、52の回転に伴って清掃棒34を前進させる(ブラシ30側に進ま せる)ことができ、モータ40を逆転させると清掃棒34を後退(永久磁石36 側に進ませる)ことができる。
【0027】 さらに、図3および図4に示すように、ケース12内には、電磁弁22やモー タ40を制御するための制御盤80が設置されている。 図5に示すように、制御盤80には手元スイッチ15、電磁弁22、磁気セン サ26、28およびモータ40が接続されており、制御盤80は、手元スイッチ 15のポジション(前進位置、停止位置、後退位置)と磁気センサ26、28か らの信号に応じて、電磁弁22のポジションを切り換え、モータ40を正転、逆 転および停止させることができる。
【0028】 この制御盤80は、チューブ清掃装置10の稼働中は、図6に示されるフロー に従った処理を行っている。すなわち、制御盤80は、手元スイッチ15からの 信号に基づいて手元スイッチ15のポジションを判断し(ステップ101、以下 ステップをSと略記する)、それが前進位置であればS102に進み、清掃棒3 4が前進端になければ(S102:NO)、モータ40を正転させ、電磁弁22 のポジションを開にさせる(S103)。モータ40が正転すると、前述したよ うに清掃棒34が前進させられる。また、電磁弁22が開かれるとポンプPから 供給される水が水ホース20からフレキシブルホース16内に噴出される。もし 清掃棒34が前進端にあれば(S102:YES)、制御盤80はモータ40を 停止させる(またはモータ40を稼働させず、電磁弁22を閉のままにさせる) (S106)。
【0029】 このS102における清掃棒34の位置の判定は、磁気センサ26からの出力 信号に基づいて行われる。すなわち、磁気センサ26が清掃棒34の後端に配さ れている永久磁石36の磁気を感知して、出力信号のレベルがローからハイに切 り替わっていれば、磁気センサ26に対応する位置に永久磁石36があるから、 清掃棒34は前進端にあることになる。
【0030】 一方、S101で手元スイッチ15のポジションが後退位置であれば、制御盤 80はS104に進み、清掃棒34が後退端になければ(S104:NO)、モ ータ40を逆転させる(S105)。モータ40が逆転すると、前述したように 清掃棒34が後退させられる。しかし、清掃棒34が後退端にあれば(S104 :YES)、制御盤80はモータ40を停止させる(またはモータ40を稼働さ せない)(S106)。
【0031】 このS104における清掃棒34の位置の判定は、S102におけると同様に 磁気センサ28からの出力信号に基づいて行われる。すなわち、磁気センサ28 が清掃棒34の後端に配されている永久磁石36の磁気を感知して、出力信号の レベルがローからハイに切り替わっていれば、磁気センサ28に対応する位置に 永久磁石36があるから、清掃棒34は後退端にあることになる。
【0032】 そして、S101で手元スイッチ15のポジションが停止位置にあれば、制御 盤80は、モータ40を停止させ、電磁弁22のポジションを閉にさせる(また はモータ40を稼働させず、電磁弁22を閉のままにする)(S106)。この S106の処理の後、制御盤80は再びS101に回帰して上述の処理を繰り返 す。なお、このように動作する制御盤80は、周知のマイクロコンピュータを用 いるか、またはリレー等を組み合わせたシーケンサによって実現できる。
【0033】 上述のように制御盤80によってモータ40が制御されるので、手元スイッチ 15を前進位置にすれば清掃棒34を後退端側から前進端に向けて前進させて前 進端で自動的に停止させることができ、手元スイッチ15を後退位置にすれば清 掃棒34を前進端側から後退端に向けて後退させて後退端で停止させることがで きる。また、前進端と後退端の間では、手元スイッチ15の操作により、清掃棒 34を任意に前進、後退または停止させることができる。しかも、清掃棒34の 前進時には、フレキシブルホース16内に水を噴出することができる。
【0034】 次に、このチューブ清掃装置10により熱交換器HEのチューブTを清掃する 作業について、図7および図8を参照して説明する。なお、図8は熱交換器HE のジャケットを撤去した状態を示しており、説明を簡略にするために、チューブ Tは1本のみ図示している。
【0035】 予め図1に示されるようにチューブ清掃装置10に清掃棒34をセットして、 磁気センサ26、28の距離L2を清掃対象の熱交換器HEのチューブTの長さ をわずかに上回る距離にしておく。そして、手元スイッチ15を停止位置にして 、清掃棒34を後退端(永久磁石36が磁気センサ28のセンシング中心付近に なる位置)に位置させる。
【0036】 次に、フレキシブルホース16を持って、図7に示されるように、フレキシブ ルホース16の前端部を管板S1から突出しているチューブTの端部に外嵌させ て、ブラシ30をチューブT内に挿通させる。 ここで手元スイッチ15を前進位置に切換えれば、制御盤80がモータ40を 正転させるので(図5、S103参照)、清掃棒34が前進させられる。また、 制御盤80により電磁弁22が開弁され、水ホース20から供給される水が、ノ ズル25から吐出されチューブT内に流入する。
【0037】 清掃棒34は、図8に示されるように、管板S1側から管板S2側へと前進す る。この際、ブラシ30によってチューブTの内面に付着しているスライム等が 除去される。スライム等は、ブラシ30によって押圧されてブラシ30と共に前 進し、またはチューブT内に吐出された水によって押し流されて、管板S2側に てチューブTから排出される。
【0038】 ブラシ30が管板S2側で突出する位置に至ると、清掃棒34の永久磁石36 が磁気センサ26の検出位置となるので、制御盤80はモータ40を停止させ、 電磁弁22を閉じさせる(図5、S102、S106参照)。 ここで手元スイッチ15を後退位置に切換えれば、制御盤80がモータ40を 逆転させるので(図5、S105参照)、清掃棒34が後退方向に駆動される。 清掃棒34が後退を継続して永久磁石36が磁気センサ28の検出位置となると 、制御盤80はモータ40を停止させる(図5、S104、S106参照)。
【0039】 続いて手元スイッチ15を前進位置とすれば、清掃棒34を前進させることが できる。さらに、上述の手順を繰り返せば、清掃棒34をチューブT内で往復さ せるてチューブTの内面を清掃することができる。このようにして1本のチュー ブTの清掃が終了したら、フレキシブルホース16を介して清掃棒34を次のチ ューブTに移動させて、上述と同様の作業を行う。これを繰り返して熱交換器H Eの全てのチューブTの内面を清掃する。
【0040】 なお、清掃棒34の前進中および後退中において、手元スイッチ15を停止位 置にすれば、任意の場所で清掃棒34を停止させることができる。したがって、 なんらかの事情で清掃棒34を停止させる必要が生じた場合には即座に停止でき るので、安全性も高い。また、一旦停止させた清掃棒34を再び前進または後退 させることもできる。
【0041】 なお、L2を変化させるだけでさまざまな長さのチューブの清掃ができるから 、チューブ長さに合わせて様々な長さの清掃棒を用意する必要はない。 以上、実施例に従って本考案のチューブ清掃装置の実施の形態を説明したが、 本考案はこのような実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しな い範囲においてさまざまに実施できる。
【図1】 実施例のチューブ清掃装置の全体的な構造の
説明図である。
説明図である。
【図2】 実施例のチューブ清掃装置の清掃棒の先端部
分および後端部分の説明図である。
分および後端部分の説明図である。
【図3】 実施例のチューブ清掃装置の駆動機構14の
正面図である。
正面図である。
【図4】 実施例のチューブ清掃装置の駆動機構14の
側面図である。
側面図である。
【図5】 実施例のチューブ清掃装置の電気的な構成を
説明するブロック図である。
説明するブロック図である。
【図6】 実施例のチューブ清掃装置の制御盤の制御処
理を説明するフローチャートである。
理を説明するフローチャートである。
【図7】 清掃棒をチューブに挿入した状態の説明図で
ある。
ある。
【図8】 実施例のチューブ清掃装置でチューブを清掃
する際の清掃棒の動きの説明図である。
する際の清掃棒の動きの説明図である。
10…チューブ清掃装置、12…ケース、12a…駆動
基板、14…駆動機構、15…手元スイッチ(操作手
段)、16…フレキシブルホース、18…ニップル、2
0…水ホース、22…電磁弁、24…フレキシブルホー
ス、25…ノズル(吐出口)、26…磁気センサ(前進
位置センサ)、28…磁気センサ(後退位置センサ)、
30…ブラシ、32…軸部(棒状部材)、34…清掃
棒、36…永久磁石、40…モータ、42…出力軸、4
4…駆動ギヤ、46…ローラ、48…ボルト、50…従
動ギヤ、52…ローラ、54…ベアリングボックス、5
6…昇降板、58…調整ボルト、60…ホースコネク
タ、62…ホースコネクタ、64…ガイドパイプ、66
…ホルダ、68…ガイドパイプ、70…ホルダ、80…
制御盤(駆動制御手段)。
基板、14…駆動機構、15…手元スイッチ(操作手
段)、16…フレキシブルホース、18…ニップル、2
0…水ホース、22…電磁弁、24…フレキシブルホー
ス、25…ノズル(吐出口)、26…磁気センサ(前進
位置センサ)、28…磁気センサ(後退位置センサ)、
30…ブラシ、32…軸部(棒状部材)、34…清掃
棒、36…永久磁石、40…モータ、42…出力軸、4
4…駆動ギヤ、46…ローラ、48…ボルト、50…従
動ギヤ、52…ローラ、54…ベアリングボックス、5
6…昇降板、58…調整ボルト、60…ホースコネク
タ、62…ホースコネクタ、64…ガイドパイプ、66
…ホルダ、68…ガイドパイプ、70…ホルダ、80…
制御盤(駆動制御手段)。
Claims (7)
- 【請求項1】 熱交換器のチューブの内面の付着物を除
去するためのチューブ清掃装置であって、 棒状部材の前端部にブラシを備える清掃棒を往復駆動す
る駆動機構と、 前進および後退を指示する入力をするための操作手段
と、 該操作手段により入力された指示に応じて前記清掃棒を
前進または後退させるべく前記駆動機構を制御し、前記
清掃棒が前進位置に達するか後退位置に達すると該駆動
機構による上記清掃棒の駆動を停止させる駆動制御手段
とを設けたことを特徴とするチューブ清掃装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のチューブ清掃装置におい
て、 上記駆動機構として、 上記清掃棒を挟持可能に互いに側面を接触ないし接近さ
せて配された一対のローラと、 正逆回転し上記ローラの少なくとも一方を回転駆動する
モータとを設けたことにより、 上記モータを正逆回転させた際に上記一対のローラの側
面間に挟持された上記清掃棒を往復駆動可能としたこと
を特徴とするチューブ清掃装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のチューブ清掃装
置において、 上記清掃棒の後端部に装着された磁石と、 上記駆動機構側に配され上記磁石の磁気を検出して前進
位置信号を出力する前進位置センサと、 上記前進位置センサよりも上記駆動機構から離れて配さ
れ上記磁石の磁気を検出して後退位置信号を出力する後
退位置センサとを設け、 前記駆動制御手段を、該前進位置信号または後退位置信
号が入力されると上記駆動機構に上記清掃棒の駆動を停
止させる構成としたことを特徴とするチューブ清掃装
置。 - 【請求項4】 請求項3記載のチューブ清掃装置におい
て、 上記前進位置センサおよび後退位置センサの位置を前記
清掃棒の往復軌道に沿って可変としたことを特徴とする
チューブ清掃装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載のチュ
ーブ清掃装置において、 上記清掃棒の軌道を直線状に保持するためのガイド部材
を上記駆動機構の前後に設けたことを特徴とするチュー
ブ清掃装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載のチュ
ーブ清掃装置において、 上記駆動機構の前側のガイド部材に接続されたフレキシ
ブルホース内に上記清掃棒を挿通させたことにより、 該フレキシブルホースを介して上記清掃棒の進路を操作
可能としたことを特徴とするチューブ清掃装置。 - 【請求項7】 請求項6記載のチューブ清掃装置におい
て、 上記フレキシブルホースの先端側の端部に、 上記ブラシを収容可能な収容部と、 該収容部内に液体を吐出する吐出口とを設けたことを特
徴とするチューブ清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007998U JP3046964U (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | チューブ清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007998U JP3046964U (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | チューブ清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3046964U true JP3046964U (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=43181283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997007998U Expired - Lifetime JP3046964U (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | チューブ清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046964U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6624258B1 (en) | 2002-04-26 | 2003-09-23 | Tohoku Munekata Co., Ltd. | Agent for imparting flame retardancy to thermoplastic resin |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP1997007998U patent/JP3046964U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6624258B1 (en) | 2002-04-26 | 2003-09-23 | Tohoku Munekata Co., Ltd. | Agent for imparting flame retardancy to thermoplastic resin |
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