JP3043566U - 両面同時切替え表示板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表裏両面の表示が同時に、一動作で切替わる
保護枠つき表示板を、簡単な構造で提供する。 【解決手段】 枠の上部下部それぞれの中央に軸受穴を
設け、その軸受穴でバランスよく回転出来るように、軸
つきの一枚の回転表示板を枠に組込む。一方、一枚が回
転表示板の半分弱の大きさの、一対の固定表示板を、軸
線を境に枠の左側と右側に、弾力ある平板の止具で、枠
にそれぞれ固定する。回転表示板の左半分は、固定表示
板の左側と枠の裏面で重なり、右半分は枠の表面で重な
るように枠に組込む。表示を切替える場合は、直接手で
回転表示板を半回転させる、反転させれば元の表示に戻
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本案は、表裏両面の表示を同時に、一動作で切替える表示板に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一対の回転表示板を回動棒で両面同時に切替える表示板としては、実公平５− ４８２２３号公報が知られている。

【０００３】

【本案が解決しようとする課題】

従来の両面同時切替え表示板は、回動棒で切替えるため余分な構造を要し、且 つ表示板の保護に役立つ枠組構造にはなっていない。

【０００４】 本案の目的は、回動棒を用いず構造を簡単にすると共に、枠組により表示板を 保護する、両面同時切替え表示板を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本案の両面同時切替え表示板は、次の構成を備えている。 表示板を囲う、一組の枠。 前記の枠に設けた軸受穴で、バランスよく回転可能に取付けられた、一枚の 回転表示板。 前記の枠に、弾力ある平板を介して取付けられた、一対の固定表示板。

【０００６】 本案において、枠は枠内の表示板を保護する役を持つと同時に、表示板を支持 する母体となる。 表示の切替えは、一対の回転表示板を回動棒で行なわず、一枚の回転表示板を 直に手動回転させて行なう。

【０００７】

【本案実施の形態】 本案の実施の形態については図面を参照して説明する。 枠１の上部下部それぞれの中央に軸受穴４を設け、その軸受穴４でバランスよ く回転出来るように、軸５つきの一枚の回転表示板２を枠１に組み込む。

【０００８】 一方、一枚が回転表示板２の半分弱の大きさの、一対の固定表示板３を、軸５ の線を境に枠１の左側と右側に、弾力ある平板の止具６で、枠１にそれぞれ固定 する。

【０００９】 回転表示板２の左半分は、固定表示板３の左側と枠１の裏面で重なり、右半分 は枠１の表面で重なるように枠１に組込む。 表示を切替える場合は、直接手で回転表示板２を半回転させる、反転させれば 元の表示に戻る。

【００１０】

【実施例】

本案の実施例の主部は前記実施形態の内容通りであるが、補足して回転表示板 と固定表示板の重ね方について説明する。 回転表示板と固定表示板は密着させるほど、表示板として一体感が出る。

【００１１】 従って、互いを密着させる手段として両板の何れかに磁石を取付けて吸着させ る方法がある。

【００１２】 また回転表示板の回転を密着直近で、大きく抑えるための摩擦抵抗面を、回転 表示板と枠の間に設けて、回転表示板の回転能力を抑え、互いを密着に近づける 方法などがある。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は上述のように構成されているので、次のような効果がある。 一動作で表示が切替わるので、営業中〜準備中とか空車〜満車など一日に何度 も表示の切替えを要する場合も疲れず、老人でも容易に操作ができる。

【００１４】 表裏両面表示なので、同一内容を道路の上下両線から見ることができる。

【００１５】 保護枠つきなので表示板の破損を防ぐ、特に路上設置の場合は破損されやすい ので枠は表示板の保護に役立つ。

【００１６】 構造が簡単なので故障の頻度は極めて低く、且つ安価に作れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の正面俯瞰図である。

【図２】回転表示板のみを、枠に組み込んだ正面図であ
る。

【図３】固定表示板のみを、枠に組み込んだ正面図であ
る。

【符号の説明】

１ 枠 ２ 回転表示板 ３ 固定表示板 ４ 軸受穴 ５ 軸 ６ 止具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 次の構成を備える両面同時切替え表示
   板。 表示板を囲う、一組の枠。 前記の枠に設けた軸受穴で、バランスよく回転可能に
   取付けられた、一枚の回転表示板。 前記の枠に、弾力ある平板を介して取付けられた、一
   対の固定表示板。